鈍い音を立てて頭蓋boneを陥没させたGoblinが、崩れ落ちる。
「ふんっ! 出て来るのはGoblinばかりか!」
Goblinを愛用のMaceで撲殺したGod of Law and Life AldaのHigh Priest、Gordanは悪態をついた。
「Gordan High Priest、やはりもうDhampirは父親のVampireと逃げたか、あの洞窟の崩落で生き埋めになって死んだのでは?」
彼に付き従うtemple Knightの一人がそう言うが、Gordanは納得できなかった。
Bormack Gordanは平民の出身でありながら、そのreligionと腕っぷし、そして生命と光のattribute magicで三十代という若さでHigh Priestまで伸し上がった傑物である。
そんな彼が最も執念を燃やすのがVampireやLamia、Scylla等のVidaが産んだmonsters共の討伐だ。
『現在このLambda worldで唯一力を保っているGod of Law and Life Aldaが、存在そのものが悪であると断じる存在を滅する事こそ、我等信徒の使命!』
Gordanは他の熱心な信徒達と同じく、そう考えて疑わない。今回のDhampirとその母親の討伐も、誰に恥じる事無く正義の行いであると誇っている。
そのため、今も森を虱潰しにしてDhampirを探し出そうとしているのだが、この小さな森での捜索は難航していた。
道案内させるつもりだったDark Elfを密告したHunter達は連絡が取れず、他のHunter達を雇って領主のKnight達と協力して捜索するが、見つかるのは狼や熊、猪などの野生動物や、時々襲い掛かってくるGoblin等のweak monstersばかり。
捜索五日目で何者かが暮らしていた洞窟が崩落し、埋まっているのを発見したが、結局Dhampirの死体そのものを発見する事は出来なかった。
Gordanは洞窟を全て掘り起こしてでもと思ったのだが、地盤が脆く掘り返している最中に崩れる危険性が高かったので、諦めなければならなかった。Engineering工事の専門家や、Dwarfの坑夫等が居ればまだ望みがあったが、この領地で大規模なEngineering工事は現在需要が無く、鉱山も無かったので専門家も坑夫も居らず雇う事は出来なかった。
それでも森の探索を二か月も続けたのは、密告したHunterとその友人達合計三人が猟に出たまま行方不明になっているからだ。
土地勘のあるveteranのHunterが、三人一緒に行方不明。しかも、今に至るまで死体が全く出てこない。
Gordanの勘は、偶然や不幸な事故では無く、彼らが何者かに復讐されたのだと告げていた。
『例のDhampirはまだ赤子らしいが、あり得ない話では無い。過去には、生まれて三年でDClass adventurerのpartyを皆殺しにしたDhampirの報告例もある』
ここで諦めれば将来に大きな禍根を残す。なんとしてもDhampirを見つけ出し、灰にしなくては。
「Gordan High Priest、我々だけではこの森を、これ以上詳細に捜索するのは不可能です」
「Bestero BaronetのKnight団は、Knightを引き上げてしまいましたし」
しかし、Gordanの情熱と危機感を全てのHumanが理解してくれるわけではない。領主であるBaronet Bestero、捜索初期は五人のKnightとSoldierの半分を捜索のために出してくれたが、今は一兵卒も人手は出せないと渋い顔だ。
普段治安維持のために働いているKnightとSoldier達を森での捜索に長時間割く事は出来ないと。
それどころか、「High Priest -samaには、もっと人々のために働ける場所があるのでは?」と捜索の打ち切りを打診された。
「……Evbejiaの民から不満が出てきている事は知っておる」
この森は町の民の狩猟と採集に必要な資源であるため、High Priestが「Dhampir捜索中は危険なので森に入ってはならん」と言って、そのまま二か月も経てば不満に思うのも当然だ。
「いえ、民達ばかりではありません。adventurer達も快く思っておりません。まあ、FClassやEClass等の取るに足らない者達ですが」
「奴等、我々に仕事を奪われているとguildに訴えているのです」
adventurer達が依頼を受けて駆除するGoblin等のmonstersも、Gordan達の捜索によって生息数を大幅に減らしていた。当然、彼らの収入は激減する。
他にもEvbejiaは他の村や町との交易の中心地に在る街だから、商人や裕福な旅人の護衛の依頼はあるが、それをadventurerが受けるとEvbejiaで活動するadventurerの数が減るので、当然Adventurer’s Guildのbranchは面白くない。
更にadventurerが減る事は、Bestero Baronetも歓迎しがたい。今はGordan High PriestたちがGoblinの数を減らしているが、彼らはこの町に永住する訳ではないのだ。彼らが去った後、Breeding力旺盛なGoblinを定期的に駆除するために十分な数のadventurerが戻って来るか分からないのだから。
「どうしろと言うのだ! まさか襲い掛かってくるGoblin共を見逃せとでも言うのか!?」
「ですから、そろそろ諦めては如何ですか?
領主の言葉ではありませんが、我々を必要としている場所は他に幾らでもあります」
「むぅ……」
実際、Vampireはこうしている今も暗躍している。他のVidaのmonstersも、人々を害し続けている。
これ以上手がかりも見つからないDhampirの捜索に時間を費やして良いものか?
「仕方あるまい。明後日Evbejiaを発つ」
Gordanの苦りきった顔は、赤い夕陽に染まっていた。
これから訪れるDark nightで、Dhampirが自分達を嘲笑っている。そんな予感がした。
そのDhampir、VandalieuはGordan High Priest達がEvbejiaを去ったその日の昼、思いっきりSunlight浴を楽しんでいた。
「にっこう……らぶ……」
最近tongue足らずではあるが喋れるようになった口で、Sunlightに求愛しながら。
それだけ地下生活は過酷だったのだ。
長くても一か月だろうと思っていたら、二か月もGordan達が粘ったせいでずっと暗い土と岩の中での生活。
Death-Attribute Magicまで駆使して死を遠ざけてやったが、Orbie達は半月程しか持たなかった。それからはDarciaが残していた麦の粒や干し肉をBone Monkey達にすり潰してもらって、水でふやかして作った冷たい離乳食で飢えをしのぎ、それでもenduranceできなくなった時は、土の中の虫を必死に探した。
その過程で地下水脈と繋がった時は、溺れ死ぬかと思ったが結果的には幸いだった。水の備蓄も少なくなっていたし、地下水のお蔭でオムツを洗う事が出来るようになったから。
それまでは使い終わったらEARTH Golemを作って変形させて、掘った穴に落として埋めていたから使い捨てだったのだ。Darciaが作って残していた分では足らず、Orbie達の死体から服を剥ぎ取り自作していたが、限界が近かったので助かった。
Death-Attribute MagicでSterilizationする事は出来るが、流石に垂れ流しは耐えがたい。人として。
ここ数日はミミズや木の根の汁で生き延びていた。新しく覚えなおした、死の危険性がある物や現象を感知する事が出来る【Danger Sense: Death】のmagicで、致死毒の有無が分かるから死にはしなかったが、何故かAbnormal Condition Resistance skillのlevelが上がった。きっと、口にした中に死ぬほどではないけど有毒な物があったのだろう。
『もう二度と、moleを捕まえられた事を奇跡だと喜ぶような生活はしないぞ』
そう心に決めた。
Vandalieuは確かにDhampirで、暗闇も真昼のように見る事が出来る。だが、Sunlightが必要無いわけじゃない。半分はDark Elfなのだから。
お蔭でビタミン欠乏症にかかって死ぬのではないかと不安に苛まれたじゃないか。
『Gordan High Priest御一行-sama、adventurer party Five-colored blades -sama、どうかお元気で』
Vandalieuは今日EvbejiaとBestero Baronet領を離れるGordan High Priest達と、二か月前に旅立った『Five-colored blades』の無事を心から祈った。
『俺が殺すまで、死なない-samaに』
誰かに殺されたり、diseaseや事故で死んだりしない-samaに。心から、祈った。
『Humanは暗闇に九十時間だったかな? それぐらい閉じ込められるとMentalに異常をきたすらしいけど、意外と何とかなるもんだなぁ』
Sunlight浴も落ち着いたので、Bone Monkey達に野兎等を捕えるためのTrapを仕掛けさせながら、Vandalieuは二か月前から自分のMental conditionに変化が無い事にほっと安堵していた。
Statusを確認したところ、Mental Corruptionという物騒なnameのskillが10levelもあったが、これは復讐を誓ったからだろうか? まあ、Mental resistance skillも兼ねるようだから別に良いかと、その程度に考えていた。
Death-Attribute Charmについては、Originでも無意識に使っていたskillだろうと思った。Originでは自分をモルモットとしか思っていなかった老研究者が、脳卒中で突然死して霊に成った瞬間掌を返して自分に涙ながらに謝罪した事が何回かあったからだ。
不愉快に思わないでも無かったが、霊達との会話が無ければOriginでBodyが死ぬ前に、MentalがDecayしていただろう。
ただ、死んで霊に成ったOrbie達も擦り寄って来た時は、嫌悪感のあまり吐きそうになったが。
彼らは成仏させるのも嫌だったので、今も洞窟を支える石の柱にPossessionさせている。
『とりあえず、もう少し大きくなるまで大人しく潜伏していないといけないな』
この二か月で、Vandalieuにはfangs以外の歯が生え揃いつつある。頭が大きくbalanceが悪いので危なっかしいが、歩けるようにもなった。
だが相変わらず睡眠時間は長く必要だし、走れない。よたよたとしか歩けないので、一日かけても短い距離しか移動できない。
from here出て旅に出るにはまだ成長するための時間か、移動するための準備が必要だ。
だから、Bestero BaronetとKnight達、Evbejiaの民に復讐するのは延期しなくては。
もう手段は思いついているし、達成させる自信もあるから歯痒いが、今はpatienceだ。
『季節は、もう冬か。そう言えば、まだこのworldの暦についてkaa-sanに教えてもらってないな。
でもそれより……bloodが吸える獲物、捕れるかな?』
折角外に出たのに冬の寒さに餓死の予感を覚えたVandalieuは、このworldは厳しいなとため息をついた。
このLambdaには、Vampireは大きく分けて四種類存在する。
VidaとUndead TransformationしたChampion Zakkartの間に生まれた最初のVampire、名も失われ既に滅んだとされる【True Ancestor】。
次にTrue Ancestorから直接祝福を受けた、若しくはそれに連なる【Pure-born】。
Pure-bornから世代を重ねてbloodが薄まった【Noble-born】。
そしてPure-bornやNoble-bornが下僕としてbloodを与えて作り出す、Vampireの力の内魅了の視線などのmagic的な物を持たず、Mysterious Strengthや再生Ability等のBody的なAbilityしか持たない【Subordinate-born】。
力は原則的にはTrue Ancestorに近づくほど強くなり、遠ざかるほど弱くなる。ただVampireは個体差が激しく、Noble-bornよりも強いSubordinate-bornも存在する。そのためAdventurer’s Guildが行うmonstersのRank付けも、参考程度にするようにと言われている。
共通する特徴はSunlightと、Aldaのbeliever達に伝わる対Undead用のLife-Attribute Magicにweak。そして生命維持にbloodを必要とする事だ。
Vandalieuの父親は『Pure-born』……に仕える『Subordinate-born』だった。それも、Noble-bornよりも強いとかそんな優秀なSubordinate-bornじゃない、ごく平凡なHuman出身のSubordinate-bornだった。名はValen。元はただのSlumのチンピラだった。
そのValenのただ一つ凡庸でない点は、太陽に対するResistanceだった。通常のHumanと比べても変わらない程太陽へのResistanceが強かったValenは、そこをmasterであるPure-bornに評価され表社会で数々の工作や情報収集を命じられた。
Darciaと出会ったのも、その時だ。
一昔前の恋愛物語のように、二人は一目見て恋に落ちた。
ただ、現代のVampireは大きく分けて二つの派閥があった。Aldaに倒され没したVidaを信仰し続ける保守派と、見切りをつけてEvil God (M)やEvil God (P)に鞍替えした過激派だ。そして、前者に比べて後者の方の数は圧倒的に多かった。
Valenのmasterが保守派だったらDarciaとの恋は何の問題も無かったが、masterは過激派で同じVidaによって生み出されたraceと言えど、他raceとの混bloodはbloodを汚すと激しく激怒した。
Valenは昼間でもimpact無く力を振るえる己の特性を活かして、身重のDarciaとの逃避行を続けるが、彼女とお腹の中の息子を守るため、遂に追っ手に討たれてしまった。
そしてこの森まで逃げ延びたDarciaは、生まれた我が子に夫の名と自分の名を半分ずつ与えた。
『っで、Vandalieuだと』
『そうよ。気に入ってくれた?』
『うん、気に入った。とても良いnameだよ』
久々に虫と木の根の汁以外の食事をとれたVandalieuは、Darciaから何十回か目の父とVampireに関する話を聞いていた。
『良かった。きっとお父-sanも喜ぶわ。生まれてくる子が男の子だったらVandalieu、女の子だったらヴァルシアってnameにしようって話していたから。
ええっと、何処まで話したかしら? そうだわ、Vampireについてだったわね』
にこにことSmiling Faceでついさっき話し終った事を最初から話し始めるDarcia。彼女のMemory力は、早くも破綻しつつあった。
Bodyが死んだ後、霊は地上に居る間劣化し続ける。強い怨念や執念、Mental力に支えられていれば百年経っても人格を維持している場合もあるが、Darciaは消滅して成仏寸前のconditionだった上にVandalieuと再会した事で未練が叶ってしまっている。
そのせいで彼女自身のremainsに憑りつかせても、Spirit Formが回復しない。
『……俺がManaを供給し続ければ、それでも百年は持つ』
Darciaの話を聞きながら、Vandalieuはその百年までの間に母の新しいbody partを用意しようと思っていた。
若干Memory力に難があるものの、Darciaは生前の事は良く覚えていてVandalieuに知っている事は何でも教えてくれた。
Lambdaでの時間や暦はEarthと同じで一日は二十四時間で、一年は十二か月の三百六十日。
Japan語が通じるのは、Demon Kingが倒された後生き残った人々の間でChampionの故郷の言葉として広まったから。現在ではほぼ共通語としてJapan語が通じるが、庶民は平仮名や片仮名が読めるぐらいで、漢字が読めるのは高度な教育を受けたNobleや商人、一部のHumanに限られる。
Experience Pointは、人の人生経験を数値化した物。Lambdaの人は、普通に生活するだけでもExperience Pointを少しずつ増やしている。certainly monstersを倒しても、Experience Pointは稼げる。ただ、どんな経験でどれくらいの量のExperience Pointを稼げるのかは、就いているJobによる。
そしてJobとは、Demon Kingが現れる前から存在する『Godsからの祝福』であるらしい。神と比べてかweak Humanが、何時かGodsと並び立てるようにと、成長を願って贈られたのだとか。
人はJobに就くとAbility Valuesやskillの取得に補正を受けられ、levelを100まで上げると別のJobにchangeする事が出来る。
例えばApprentice Warriorの100levelに成れば、WarriorにJob changeできるという風に。
JobにはWarriorやMage以外にも、Farmerや職人などがあり、WarriorやMage等の戦闘職になると実戦でmonstersや敵を倒した時に最もExperience Pointを得る事が出来て、Farmerは日々の農作業やFarmingに関する研究で、職人は物作りで、最もExperience Pointを稼ぐ事が出来る。
『まあ、Warrior Jobのadventurerが農作業でExperience Pointを大量に稼ぐのも変な話だしな。職人がmonstersを討伐して、物作りの腕が上がるのも変だし』
つまりFarmerはFarmer、WarriorはWarriorでそれぞれの得意分野で頑張れという事だろう。
因みにmonstersにはJobは無いがlevelがあり、levelが百に到達するとRank upして上位のmonstersに変化、若しくは進化するらしい。
なので、Vandalieuの父、ValenはRank upするまで生き残ればSubordinate-bornから上位のmonstersに変化出来る可能性があったという事だ。もしそれが出来ていたら、生き残れたかもしれない。
『しかし RodcorteのCurseの内残り二つ、Cannot learn existing jobsとUnable to gain experience independentlyがどれだけ嫌な物かが分かったな』
Cannot learn existing jobs……つまり、過去に確認されたJobには就けないというCurseだとすると、厄介だ。これまでない新Jobが出なければ、何時まで経ってもJoblessしのままだ。
そしてUnable to gain experience independentlyのCurseの方は、もっと深刻だろう。周りの他人が着々とlevelを上げる中、Vandalieuはどんなに努力して訓練や修業を重ねても、実戦を経験しても、Experience Pointを一点も稼ぐ事が出来ないのだから。
『実際、生まれてから八か月。普通の赤ん坊よりずっとhardな経験をして、magicの修行と使用を重ね、ついでにOrbie達を捕まえたのに、level upしてないし』
このままでは、大人になってもlevel0のまま成長できない。Dhampirであるお蔭でAbility Valuesは高いが、とてもadventurerやSoldierとして食べて行くのは無理だ。
かと言って、Farmerや職人等のProduction related Jobで生きていくのも難しいだろう。
Jobに就けないから、skillの取得に補正が無い。つまり、Jobに就いている他の職人の何倍も努力しなければ、技術で張り合えないのだ。
それに、自分は対人communication Abilityに乏しいという自覚が、Vandalieuにはあった。
実力の無い、厄介な生まれのコミュ障。
『考えれば考えるほど、人生が詰んでいる気がする。……考えるの、止めよう』
そろそろ寝よう。寝る子は育つって言うからな。
Wood Golem Transformationさせた薪同士を擦り合わせて火を起こした焚火をBone Monkeyに消してもらうと、見張りをUndead達に任せて、Vandalieuはfurに包まって眠った。
Darciaの霊が歌ってくれる子守唄が耳に心地よいが、やはりできれば温もりを感じたいなと思いながら。
因みに、Dhampirに関してはDarciaがVandalieu以外のDhampirを知らなかった事と、Dhampirの存在自体が珍しいため、彼女も詳しい知識を持っていなかったので聞く事は出来なかった。
・Name: Vandalieu
・Race: Dhampir(Dark Elf)
・Age: 八か月
・Title: none
・Job: none
・Level: 0
・Job History: none
・Ability Values
Vitality: 21
Mana: 100,001,200
Strength: 28
Agility :4
Endurance :30
Intelligence :27
・Passive skills
Mysterious Strength:1Lv
Rapid Healing:2Lv
Death-Attribute Magic:3Lv
Abnormal Condition Resistance:3Lv(UP!)
Magic Resistance:1Lv
Dark Vision
Mental Corruption:10Lv
Death-Attribute Charm:1Lv
・Active skills
Bloodsucking:2Lv(UP!)
-Surpass Limits-:2Lv
Golem Transmutation:2Lv(UP!)
・Curse
Experience gained in previous life not carried over
Cannot learn existing jobs
Unable to gain experience independently