muscleを限界まで収縮させ、内臓の位置を調節し、boneとboneの隙間を縮める。そして余ったskinで、皴と弛みを作って老人に変装する。
Schneiderはそうした手順で行っていた変装を解いて、いつもの若々しいappearanceを取り戻してからもストレッチを繰り返した。
「あんまり長くやるもんじゃねぇな、【Muscle Technique】の変装は。肩も腰も凝るし、変装している間は息苦しくてたまらねぇ。それに、結局期待したより体格が変わらなかった。
まあ、覚えたてじゃあこんなもんか」
「いやいや、Vampireでもないのに体格を変化させられるだけでかなりのものだと思いますぞ。私の場合は、Pure-breed Vampireとしての再生Abilityも使っていますから」
muscleを自在に操り攻撃や防御、発電などを可能にする【Muscle Technique】。SchneiderはそれをPure-breed VampireであるZodことZorcodrio特有のskillだと思っていた。
Zod本人も、他者に【Muscle Technique】を伝授するのは不可能なのではないかと思った事もあった。Humanはもちろん、彼以外のPure-breed Vampire達で興味を示した数人が試してみたが、誰も習得できなかったのだから。
しかし、彼にpupils入りしたVandalieuやLegion、そしてYuumaまでが【Muscle Technique】skillを獲得した事で、Schneiderは「自分でも習得できるかもしれない」と思うに至った。
とはいってもSchneiderが【Muscle Technique】に期待したのは、whole bodyのmuscleをHigh-Speed振動させて電撃を放つことやmuscleの伸縮を利用して衝撃波を出す事や、tentacleを伸ばす事ではない。Zodが普段からしているように、変装術としての活用だ。
Zodの本来の姿は、身長は二meter強、両肩の発達したmuscleで左右から守られている首はさらに太い。四肢はfemaleの胴どころではない太さで、分厚い胸板と割れた腹筋はまさにIron Wall。
しかも、そのmuscleの密度はHumanやElf、Dwarfと比べても高い。他のPure-breed Vampire達が巧みな武術やmagicを操るのに対して、彼はMuscular Strengthだけで対抗しているのだ。muscleの性能では、Schneiderでも敵わないと思っている。
しかし、Zodは普段そのmuscleを収縮させて痩身の壮年のmaleに変装している。首は筋張って細く、四肢は本来の彼と比べればwireのようだ。胴体も細く、容易く折れそうに見える。Pure-breed VampireからAbyssal Pure-breed Vampireに変化したため、肌がより白くなったので何も知らない者が暗がりで彼と遭遇したら幽霊と勘違いするかもしれない。
それほどの変化を【Muscle Technique】が可能とするのなら、自分も使えるようになれば化粧などの小道具を使わなくても素早く変装ができるようになるのではないか。そう考えたのである。
そして、その考えを実現させたSchneiderの才覚と努力をZodは手放しで称賛するが、本人は苦い顔のままだ。
「いやいや、服で誤魔化している部分も多い。boneの隙間を上手く縮められなくて、動きにくい。それで普段の動きの癖も隠しやすくなって、見破られにくくなった気がするが」
「maybe、それが世のご老人の皆-samaが本来感じる『老い』だと思うぜ」
「それを普段から感じていないSchneiderは、そろそろ自分が老人じゃない事を認めるべきだと思うのよ」
「Schneider、そろそろageを重ねただけの若者だって気が付いて」
龍を討伐するなど偉業を為し遂げ続けるうちに、気が付けば髪は白くなっても体が二十代のまま老いなくなった実age六十代の『Self-proclaimed Old Man』、Schneiderをここぞとばかりに弄る仲間達。
しかし、Schneiderも伊達に『Self-proclaimed Old Man』を続けてきたわけではない。
「それはな、俺が日頃から健康に注意して節制してきたから若々しい健康なBodyを維持できているだけだ!」
自分が若々しいのは、日頃から心がけている健康的な食生活の成果であると信じて疑わないSchneider。
若い頃は酒を浴びるように飲み、主食は肉で、敵と三日三晩以上寝ずに戦い続けた事も珍しくない彼だったが、ageを重ねるうちに健康を意識するようになった。
酒を止めてお茶を嗜み、肉も食べるがそれ以上に野菜を食べるbalanceが整った食事を心がけ、早く寝て早く起きる毎日を過ごしている。口さみしくなったらベジタブルスティックを齧り、stressは早めに解消している。
「酒場で情報収集するって言ってたけど、お酒は飲まずに済んだの?」
「飲んだが、口の中に仕込んだmagic itemでalcohol分を分解したからノーカンだ!」
こうして態々magic itemを使ってまで維持するほどなので、たしかに一定以上の効果を上げている可能性はある。
しかし、美容には無頓着なくせに二十代のappearanceと肌を維持しているのは健康的な食生活だけの力ではないだろう。muscleの力だけで内臓の位置やboneの隙間を調節できるのも、異常である。
そんな彼を周りがどう評価しているかは、『Self-proclaimed Old Man』のsecondary nameが表している。
「Schneider、いつまでもそれを続けていると『Self-proclaimed Old Man』からそのうち『Self-Proclaimed Human』になっちまうぞ。別に俺はどっちでもいいけどよ。
それで街中はどんな感じだった? 俺が偵察してきたAdventurer’s Guildじゃあ閑古鳥が鳴いていたぜ」
耳を隠してChaos Elfから黒い肌でmohawkの大男に変装したDaltonが、自分が見てきたAdventurer’s Guildの-sama子を語る。
Duke Farzon領の街のAdventurer’s Guildでは、ボードを埋め尽く-sanばかりに張り出されているはずの依頼書がほとんどなくなっていた。
各地からDuke Farzon領に集まってきたHero Candidateや、各templeのAlda's Factionに属するGodsのbeliever達。彼らが依頼を次々に達成、もしくは無償で働いているからだ。
originally adventurerのHero Candidate達は、Duke Farzon領での生活に必要な資金を稼ぐために依頼を受ける。そして、Godsからblessingsを受けている素質のある者達なので、originally Duke Farzon領で活動しているDClassやCClass adventurerよりも腕が良い。
そして自分が勤めているtempleから出奔したPriestやHigh Priest達は、身を寄せる事になったDuke Farzon領のtempleのために布教活動を張り切って行う。それが自分たちの立場を固め、この地に向かうよう指示した神の意志に沿う事だと信じているからだ。
そのため辻説法を行うだけではなく、monsters退治や人々に対する医療行為、そして街道の整備など誰もやりたがらない仕事まで無償で行っているのだ。
そのため、EClass以下のadventurerは日雇いのEngineering作業や街の清掃作業等の仕事がなくなり、DClass以上のadventurerは強力なライバルが団体で現れた事で、不利な立場で依頼の奪い合いを強いられている。
そのため、今のDuke Farzon領のAdventurer’s Guildにoriginally所属していたadventurer達は大きく三つに分かれている。一握りのBClass以上のadventurerはHero Candidate達と依頼を争い、多くのCClass以下のadventurerは依頼を受けずにmonstersを討伐して討伐証明部位の換金や素材の売買で食い繋ぎ、それができる実力のない者はHero Candidateを含めたadventurerの少ない小さな町や村へ移動している。
「お陰でguildに現れた新顔の俺もHero Candidateの仲間だと誤解されて、地元のadventurerに絡まれちまった。軽く拳で話し合って、酒と飯を奢ったらペラペラ話してくれたから助かったけどよ」
「それでは、Adventurer’s Guildにも不満は溜まっていそうですな」
「Zod、そいつは見当外れだ。adventurerは飯の食い扶持には困っちゃいるが、guildそのものには不満はないはずだぜ」
Adventurer’s Guildは組合員であるadventurerをSuportするのも仕事だが、Hero Candidate達もadventurerだ。地元のadventurerばかり贔屓する訳にはいかない。それに、依頼を次々に解決してくれるHero Candidate達はguildにとって有用だ。
それに、依頼を受ける事を諦めたDClassやCClass adventurerがmonstersの素材を持ち帰る事に力を割くため素材の売買も盛んになる。
そして割を食うEClass以下の新人adventurerは、adventurerの少ない小さな町や村に移動する事で現地のguildは人手不足が解決して助かる。
adventurerになってまだ数年、しかもすぐ『Storm of Tyranny』に入ったため下積みを経験していないZodは、そんなguild側からの視点を持っていなかったので、感心したように頷いた。
「なるほど、よくできていますな。この件でもしadventurerを辞める者が出たとしても、originally死亡やinjureによる引退の絶えない仕事なので構わない、という事ですか」
「ああ、厳しい稼業だろ。まあ、templeの方には苦情をいくつか入れているかもしれないが、本気で不満に思っているって程でもないだろ。guildだし」
「guildは、基本的にtemple関係にはノータッチだからな。普段はそれが良いところなんだが」
adventurer歴の長いDaltonとSchneiderがそう言った通り、Adventurer’s Guildは基本的に……少なくとも建前上はtemple、つまり宗教に干渉しない。それはFounderであるFarmounが、組合員がどの神に祈りを捧げるのも、それが国の法で認められているなら自由であると定めたからだ。
剣を振るい、盾を構え、magicを唱える。それが仲間によるものなら、彼らがどの神に祈りを捧げていても関係ない。
もっとも、このruleが考案されたのはVidaとAldaの戦いがAldaの勝利で終わった後の数年から数十年の間で、Human社会はAlda's FactionとみなされているGods以外は信仰されていなかったため、Vida's FactionのGodsとそのbelieverの存在は考慮されていない。
そして、結局は建前なのでguildのbranch長によっては守られていない事が少なくない。そもそも、『国の法で認められている』事が条件なので、Amid EmpireならVida believerのadventurerは認められない。逆に、Orbaum Elective KingdomではVidaもAldaも、どの神のbelieverでも構わず認めている。
そうしたorganizationであるため、特定のtempleと必要以上の付き合いをする事はない。そして、揉め事も避けようとするのが常だ。
「じゃあ、Adventurer’s Guildの方は無視してもいいって事か」
「ああ、それでいいと思うぜ。templeの方はどうだ? Alda's Factionに不満を覚えていて、Vida's Factionに転向しそうなSubordinate Godとかはいなかったか?」
「うーん、Duke Farzon領で信仰されているSubordinate God連中の中には、ほとんどいないみたい」
Daltonの質問に答えたのは、temple関連の情報を担当していたLissanaだ。彼女は一見するとElfだが、前世はVida's Factionに転向した元Demon King Armyの『Evil God of Degeneration and Intoxication』Jurizanapipeでもある。
もしVida側に宗旨替えする事を望んでいる神がいて、そのきっかけを熱心に探していれば彼女が己のtempleにいる事に気が付き、接触を図ってくるだろうと考えたのである。
逆に、Alda's FactionのSubordinate GodがLissanaの存在を察知する可能性もあるが、形ばかりの祈りを捧げるbelieverモドキはいくらでもいる。その中に混じっている彼女の正体に気が付く神はそうはいないはずだと、Vandalieuの『Evil God in the back』であるGufadgarnも述べていた。
「まあ、この町にtempleのある神に限るけど。地方でしか信仰されていない神のtempleまで行くのは、目立ちすぎるから」
「他所から人があまり来ない場所じゃあ、どんなに変装しても目立つし仕方ないよ。それで、この町のtempleの-sama子はどうだった?」
「なんだか、妙な意味で活気があったわね。ぱっと見た感じは普通だけど、開戦前nightでWarriorの士気が高い砦に似た雰囲気だったかな。temple WarriorとかPriestとか、ある程度上の立場の人達だけだったけど。
それ以外の普通のbelieverの人達は、最近他のDuchyから偉い人が集まってきている事に違和感を覚えている-sama子だったけど、あまり深くは考えていないみたい」
Lissanaは、十万年以上前のMemoryからDemon King Armyとの戦いを前にしたWarrior達の-sama子と、Alda's FactionのGodsからOracleを受けてDuke Farzon領に集まったbeliever達の-sama子が似ている事に気が付いていた。
信じる神の意志に応えて戦えることに、使命感や優越感を刺激されているのだろう。そうした事情を知らない者はいつも通りだが、状況に違和感は覚えている。
しかし、普段から政治にかかわる習慣のない一般人はその違和感について深く考える事は少ないようだ。
「もし逆にtempleからTemple HeadやHigh Priestが次々に出奔していたら、何か良くない事が起こるんじゃないかって危機感を覚えたかもしれないけど」
「そういえば、GuduranisのrevivalとVandalieuがそれを倒したことは、templeやguildではどう伝わっていた? 街では他のDuchyと同程度には知られていたぜ」
「まあ、このDuchyにもChurch of VidaやPeria templeはあるしな」
VandalieuのachievementはDuke Farzon達にとって都合が悪いはずだが、情報統制は不可能だったようだ。海に面しているDuke Farzon領にはPeriaとそのSubordinate Godのtempleもそれなりにあり、Church of Vidaもごく少数だが存在している。そのtempleに仕えるOracleを受け取ったClergymanが、believer達に向けて情報を発信したのだろう。
また、他のDuchyからも情報は入ってくる。Demon King Guduranisのrevivalと討伐が、自国の首都で起きたという大newsだ。これを話題にしない者はいないだろう。
「そのPeriaやVidaのtempleも、今は監視されているようだけど。それっぽいのが表に何人か張り付いてた」
「そうか。じゃあ、Noble関連の情報は?」
「はいはい、Alcrem Duke 家やJahan Duke 家の工作員と接触して、情報をもらってきたよ」
Orbaum Elective Kingdomを構成する各Duke 家は、対Amid Empireのために協力し合うallyであると同時に政敵でもある。そのため、諜報機関のHumanを他のDuchyに派遣するのが常であった。
しかし、今のDuke Farzon領はその諜報organizationのHuman達も動きにくい状況になっている。そのため、Meldinが情報を受け取ってきたのだ。
「それによるとDuke Farzonは……なんかもう話が通じない感じらしいよ」
「話が通じないって、政務はやってるはずだよな? だったら――」
「情報をざっと見たところによると、Vandalieuを称えるUndeadと同じ顔でAldaやBellwood、そしてHeinzを称えているっぽいけど?」
「うわ、そりゃ会話不能だな」
もしかしてAlda believerのNobleの手によって傀儡にされているのではないか。そんな希望的観測をしていたDaltonは、Meldinの答えを聞いて手の平を返して話題を変えた。
「SelenってDhampirの嬢-chanはどうだ?」
「Saintess扱いされているみたい。Darcia -sanに対抗するつもりだと思う。本人がそれについてどう思っているのかまでは、情報にはないけど」
DhampirであるSelenだが、熱狂的なHeinz支持者となったDuke Farzonにとって彼女はHeinzがAlda Reconciliation Factionである事の生きた象徴。Saintessとして奉り、Vida’s IncarnationであるDarciaに対抗しようと試みているのだろう。
……あまり成功はしていないようだが。
「そうか……普通なら拉致も考えるが、誰も得しねぇからなぁ」
Schneiderは大人の都合でSaintessとして担ぎ出されたSelenに対して同情するが、彼女を誘拐する事は躊躇われた。
Selen本人は親同然であるHeinz達の敵側についているSchneiderに攫われる事を望まないだろうし、Heinz達は人質にするつもりだと思うだろうし、Vandalieuは「元の場所に帰してきなさい」と言うだろう。
「いやいや、Vandalieu -donoは喜ぶと思いますぞ」
しかし、ZodはSchneiderとは違う予想を口にした。
「そして、『拾ってきたのなら最期まで面倒を見なさい』と嬉々としてSchneider -donoにSelen嬢を押し付けるでしょう」
「ダメじゃねぇか!?」
ただ、その内容はSchneiderの予想より悪かった。
「うん、確かにそう言いそう。Selenって子の片親はHumanでしょ? Schneiderなら彼女より長生きするだろうし」
「そうね、最期まで見られるよね、面倒」
「勘弁してくれ。まだDuke Farzon領は他のDuchyやVidal Magic Empireに宣戦布告した訳じゃないんだ。それなのに納得できる事情もなく重要人物を攫ったら、Elective Kingdomでもお尋ね者になっちまうじゃねぇか。
俺はやりたい事をやるためなら賞金首になっても構わねぇが、賞金首になるために無茶をやってるわけじゃねぇ」
気に入らないNobleを昼間の大通りで正面から撲殺する事に躊躇しないSchneiderだが、彼は別に破滅願望があるわけではない。彼なりに考えて動いているのだ。
「とりあえず、後はVandalieuのところに戻って情報を渡してAmid Empireに戻るか。Alda Grand Templeに動きがないか、探る必要がある。
ところで、そのVandalieuはまだfamily service中か?」
「ええ、Demon continentでAradiaと名付けた娘と会っているはずです」
「じゃあ、本人じゃなくてDemon King Familiarの方に渡すか」
「そのDemon King Familiarを情報収集にも連れていければ楽なんだけどね」
「仕方ないだろ。姿を見られたり、声を聴かれたりして通りがかりの奴を偶然導いてみろ。それで居場所がばれかねない」
「Guiderもこういう時は不便ですな」
「いや、あの子ぐらいだと思うな。そんな無差別に人を導いちゃうのは」
そう話しながら、Schneider達は撤収準備を始めた。そして、Duke Farzon領の諜報機関が彼らの痕跡に気が付いたのは、彼らが撤収した三日後の事だった。
《【Self-Proclaimed Human】のsecondary nameを獲得しました!》
ライバルに後れを取ってしまった。
そのこと自体は、残念ながら珍しい事ではないし彼女たち自身も慣れていた。なんせ彼女達が全てを捧げる主は、素晴らしいお方。ライバルは両手両足の指では足りないほど多い。既にchildを作っている者も、二柱いる程だ。
しかし、今回後れを取った相手は彼女達にとって身近な人物だった。一人にとっては元親しくない同僚で、もう一人にとっては一度殺した元敵だ。
最近ではTrioのように行動する事も多く、気が緩んでいたが……それだけに今回遅れをとった事が気にくわなかった。
そんな二人がライバルに追い付くために選んだのが、激しい戦闘訓練と他のライバルである先達に助言を求める事だった。
そして、その先達の助言を参考にDemon continentに行くVandalieuに付いていき、こうして特訓をしているのだが……。
「うーん、私から見れば二人とももう十分強いと思う。特に何か教える事はないと思うのだが。danceの技術はKanakoの方がずっと上手く教えられるし」
二人に助言を与えた先達のBasdiaは、射る機会のなかった弓を持ったままそう感想を述べた。
「それは分かっているわよ! Rankではもうあなたと同Rankになったし!」
「ですが、結局Queenにはなれていません。私たちの目的は、まだ達成されていないのです」
しかし助言を求めた二人、EleonoraとBellmondは納得しなかった。
「いや、Islaとももう互角以上に戦えると私は思うが。danceも歌も習得しただろう?」
「だから、私達はIslaに力量的に追いつきたいのではなくて、No-Life QueenというVan -samaに近い感じになったrace名に追い付きたいのよ!
それと、なんでそんなにdanceと歌を推すの!?」
「踊は武に、歌は術に通じるからだ。Kanakoが実践しているだろう? それに今までできなかった事を成し遂げたいなら、今までしたことがない事をするのが近道かもしれないと思ったからだ。しかし、これで無理だとすまないが私もどうすればいいのか分からないな」
以前から『Queen』とつくraceになっているBasdiaがそう言うと、EleonoraとBellmondは残念そうに肩を落とした。
そんな三人をVandalieuは見守って……いなかった。
『兄上、姉上、父上が動かなくなりました』
『Giant of the Moon』Dianaが想定よりも早く産んだVandalieuとの娘、Aradiaの手に握られたまま彼はぐったりとしたまま動かなくなっていた。
『Papa、寝ちゃった? お姉-chan、どう?』
「ちょっと、どうしたのよ? Aradia -chanが心配するでしょ。ちょっとぐらい乱暴にされても平気だって言ったのはあんたじゃない」
Aradiaの腕に登ってVandalieuの頭を揺さぶるが、『Self-Proclaimed Human』というsecondary nameを獲得したshockで倒れた彼はしばらく目覚めなかったという。
なお、Demon King Familiarはその間も無言のまま働き続けたので特に支障はなかったらしい。
―――――――――――――――――――――――――
・Name: Eleonora
・Age: 16age(Vampire化当時のage 20age 合計36age)
・Title: 【Loyal Dog of the Eclipse Emperor】 【Boss' Mistress】
・Rank: 14
・Race: Vampire Princess Hell Knight(Abyss Noble-born Bloodsucking Princess Hell Knight)
・Level: 5
・Job: Dancing Knight
・Job Level: 30
・Job History: Slave Servant Apprentice Mage Apprentice Warrior Mage Demon Eye User Subordinate Warrior Vassal War Princess Time-Attribute Mage Magic Swordsman Blood-sucking Swordsman Life-Attribute Mage Great Magic Swordsman Magic Fighting Swordsman Transforming Sword Princess Magical Sword Princess
・Passive skills
Dark Vision
Super Self-enhancement: Subordination:5Lv(UP!)
Monstrous Strength:2Lv(UP!)
Super Rapid Regeneration:1Lv(Rapid Regeneration awakened into!)
Abnormal Condition Resistance:10Lv(UP!)
Intuition:7Lv
Mental Corruption:3Lv
Constant Mana Recovery:2Lv(Automatic Mana Recovery awakened into&UP!)
Detect Presence:8Lv(UP!)
Sunlight Resistance:5Lv
Allure:6Lv(UP!)
Mana Enlargement:6Lv(UP!)
Self-Enhancement: Guidance:5Lv(UP!)
Self-Reinforcement: Henshin / Transformation:3Lv(UP!)
Transformation Equipment-type equipped, then Attack and Defense Power Enhanced (1) : Large(UP!)
・Active skills
Mining:1Lv
Bloodwork:7Lv(UP!)
Time Knight Magic:1Lv(Time-Attribute Magic awakened into!)
Life-Attribute Magic:10Lv(UP!)
No-Attribute Magic:5Lv
Mana Control:8Lv(UP!)
Time Warring Sword Technique:2Lv
Unarmed Fighting Technique:9Lv(UP!)
Silent Steps:5Lv
Steal:1Lv
Housework:4Lv
Shield Technique:9Lv(UP!)
Armor Technique:8Lv
-Transcend Limits-:1Lv(-Surpass Limits- awakened into!)
Chant Revocation:6Lv(UP!)
Magic Fighting Technique:7Lv(UP!)
Surpass Limits: Magic Sword:7Lv(UP!)
High-Speed Flight:3Lv(UP!)
Familiar Spirit Demonic Advent:6Lv(UP!)
Dancing:2Lv(NEW!)
Singing:1Lv(NEW!)
・Unique skill
Charming Magic Eyes:10Lv(UP!)
Vandalieu’s Divine Protection
Vida’s Divine Protection
Ricklent’s Divine Protection(NEW!)
・Name: Bellmond
・Age: 約一万age(Vampire化当時18age)
・Title: 【Loyal Dog of the Eclipse Emperor】 【Boss' Mistress】
・Rank: 14
・Race: Vampire Emperor Hell Butler(Abyss Noble-born Vampire Emperor Hell Butler Jungle Monkey-species Beast race)
・Level: 0
・Job: Dancing Assassin
・Job Level: 97
・Job History: Apprentice Hunter Apprentice Thief Thief Assassin Servant Thread-user String Master Tailed Beast Warrior Mage Executioner Kunoichi Kunoichi Master Kunoichi Butler Transforming Kunoichi Transforming Butler
・Passive skills
Dark Vision
Monstrous Strength:1Lv(Mysterious Strength awakened into!)
Rapid Regeneration:10Lv
Abnormal Condition Resistance:9Lv
Super Self-enhancement: Subordination:5Lv(UP!)
Super Mana Recovery: Damage:5Lv(UP!)
Detect Presence:10Lv
Intuition:6Lv
Mental Corruption:7Lv
Enhanced Body Part (Tail):9Lv(UP!)
String weapon equipped, then Attack Power Augmented (2) : Medium(UP!)
Mana Enlargement:3Lv(UP!)
Self-Enhancement: Guidance:7Lv
Self-Reinforcement: Henshin / Transformation:3Lv(UP!)
Transformation Equipment-type equipped, then Attack and Defense Power Enhanced (1) : Large(UP!)
Allure:2Lv(UP!)
・Active skills
Archery:2Lv
Throwing Technique:6Lv
Dagger Technique:9Lv
Bloodwork:7Lv(UP!)
Wind-Attribute Magic:5Lv
No-Attribute Magic:3Lv
Mana Control:6Lv(UP!)
High-Speed Flight:6Lv(UP!)
Trace Severance:1Lv(Silent Steps awakened into!)
Trap:7Lv
Dismantling:4Lv
-Transcend Limits-:5Lv(UP!)
Housework:10Lv
Illusion Thread Technique:3Lv(UP!)
Unarmed Fighting Technique:9Lv(UP!)
Assassination Technique:6Lv
Magic Fighting Technique:6Lv
Familiar Spirit Demonic Advent:5Lv
Dancing:3Lv(NEW!)
Singing:1Lv(NEW!)
・Unique skill
Offering
Petrifying Magic Eye:7Lv(UP!)
Vandalieu’s Divine Protection
Vida’s Divine Protection
Name: Basdia
Age: appearance age27age(37)
Title: 【Giant Splitter】 【Transforming Axewoman】
Rank: 14
Race: Ghoul Amazoness True Night Empress
Level: 86
Job: Great Axe Master
Job Level: 58
Job History: Apprentice Warrior Warrior Apprentice Mage Mage Magic Warrior Wind-Attribute Mage Magic Axe Warrior Demon Axe Blade Demon Queen Transformation Demon Queen Magical Empress Magical Axewoman Axe Idol Axe Master
Passive skills
Dark Vision
Monstrous Strength:9Lv(UP!)
Pain Resistance:8Lv(UP!)
Paralyzing Venom Secretion (Claws):7Lv(UP!)
Magic Resistance:8Lv
Intuition:6Lv
Axe weapon equipped, then Attack Power Augmented (2) : Small(Axe weapon equipped, then Attack Power Enhanced (1) awakened into!)
Mental Resistance:6Lv(UP!)
Mana Enlargement:5Lv(UP!)
Strengthened Attribute Values: Guidance:8Lv(UP!)
Strengthen Follower:8Lv(UP!)
Allure:6Lv(UP!)
Enhance Abilities: Moonlight:7Lv(UP!)
Self-Reinforcement: Henshin / Transformation:3Lv(NEW!)
Active skills
Demon Queen Axe Cutting Technique:3Lv(UP!)
Queen Shield Technique:1Lv(Shield Technique awakened into!)
Archery:10Lv(UP!)
Throwing Technique:9Lv(UP!)
Silent Steps:5Lv(UP!)
Coordination:10Lv
No-Attribute Magic:6Lv(UP!)
Wind-Attribute Magic:10Lv(UP!)
Water-Attribute Magic:10Lv(UP!)
Mana Control:9Lv(UP!)
Cooking:4Lv(UP!)
Magic Axe -Transcend Limits-:4Lv(UP!)
Armor Technique:8Lv(UP!)
Magic Fighting Technique:7Lv(UP!)
Dismantling:2Lv
Commanding:6Lv(UP!)
-Transcend Limits-:1Lv(-Surpass Limits- awakened into!)
Unarmed Fighting Technique:7Lv(UP!)
Singing:4Lv(UP!)
Dancing:4Lv(UP!)
Familiar Spirit Demonic Advent:4Lv(UP!)
Unique skill
Zozogante’s Divine Protection
Garess’s Divine Protection
Vandalieu’s Divine Protection
Diana’s Divine Protection
Vida’s Divine Protection