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Chapter 352: Chaosの都にGoddess Advent

 GuduranisInstinctを目覚めさせてしまったRokudouが叫んだmonstersに対する命令は、その言葉の意味が聞き取れない距離にいるOrbaum人々にもhorrorを覚えさせた。

 それはDemon King Guduranisが現れてから十万年以上の長きにわたり、monstersの脅威に晒され続けた『Lambda』の人々Instinct的なhorrorに触れたからかもしれない。


『ひぃっ!?』

 だが、monstersHuman以外の存在もInstinct的なhorrorを覚えていた。

「ど、どうしました、Luvez -dono!?」

「まさか強敵がどこかに!? 先ほどの恐ろしい叫びの主ですか!?」


『な、何でもない! 気にするな、Reinhardt……-kun

 思わず短いscreechをあげたのは、『Raging Evil Dragon God』にして『Pauvina's Pet』、Luvezfolだった。彼は今、複数のtempleadventurerTamer guildがある大通りに、ReinhardtPauvinaparty memberと共に避難誘導とShelterに着くまでの護衛をしていた。


(今の脳髄から凍り付くような怖気は、間違いない。Guduranisだ! しかも revivedのはただのfragmentではない……まさかsoul fragmentか!?

 AldaRodcorteか知らんが、なんて事を!)


 十万年以上前、龍でありながらLambda worldを裏切り、Guduranisに下ったLuvezfolだったが、Guduranisに対してLoyalty心を持ち合わせてはいなかった。それは、ごく少数の例外を除けばDemon King ArmyEvil God (M) Evil God (P)すら同じだった。


 実際、戦争を生き延びたDemon King Army Remnantsにも、Guduranisrevivalを本気で望んでいる者はいなかった。

 【Demon King Fragment】を集めたり、sealedを解除してbelieverInfestさせたり、利用する者は多かった。believer達はGuduranis revivalを唱えて真剣に取り組んでいる場合も少なくなかった。


 しかし、実際にDemon King Army RemnantsEvil God (M) Evil God (P)達の中にGuduranisrevivalを心から願う者は殆どいなかった。中には、RavovifardZeezoreginのように、Guduranisに代わって新たなDemon KingとなりこのworldReignする野望を抱いていた神もいた。


 それはGuduranissoul fragmentsealedしているのが『God of Law and LifeAlda、そしてRodcorteであるため、Bodyfragmentしか手に入れられないからrevivalさせることが不可能だと考えていたからだ。

 Aldaが管理しているsoul fragmentsealedは、困難だが手に入れられる可能性はZeroではない。万年単位の巧みな陰謀を巡らせ、それが成功すれば、というものだが。


 だが、Rodcorteが管理しているfragmentはどうしようもない。なにせ、RodcorteDivine RealmLambda worldの外にあるのだ。自力でanother worldTeleportationする事ができないDemon King Army Remnantsの邪悪なGodsは、手出しできない。

 奇跡的に陰謀を成功させ、Aldaが管理しているsoul fragmentを全て奪い、worldに散らばっているBodyfragmentを集めたとしても、Demon King Guduranisは完全revivalできないのだ。魂が半端なconditionでもanother worldを渡る事ができればRodcorteDivine Realmに攻め込む事も可能だが、それはやってみないと分からない。


 しかし、それだけならDemon King Army Remnantsの邪悪なGodsの中にDemon King Guduranis revivalを掲げる者はいたはずだ。そうならなかったのは、Guduranisの人徳の無さ。そしてhorrorからだ。

 Guduranisは圧倒的な力と、それを配下にも躊躇なく振るうhorrorによってDemon King Armyを支配していた。そのため、苦労してrevivalさせたとしてもその働きに報いてくれる存在だとは、考えられなかったのだ。


 それどころか、魂を砕くことができる……Godsを完全に滅ぼす事ができる存在がrevivalしてしまう事を、邪悪なGodsも恐れていた。

 だから、Demon King Army Remnantsの多くのGodsにとってGuduranisBodyfragmentは、believerに与えるPower up itemか、かつてこき使われた憂さを晴らすために利用する道具でしかなかったのだ。


(だというのに、どういう事だ!? 何故、soul fragmentrevivalしている!? Reincarnatorが関わっているという事は、Rodcorteか!? 奴はVandalieuごとこのworldを滅ぼすつもりなのか!?

 だが、Vandalieuに加えてGufadgarn達がいる。それに『Five-colored blades』も駆けつけたはず。なら、Guduranisが完全revivalする前に倒せるはずだ。今はそれよりも……)


 そしてLuvezfolも、Guduranisrevivalを歓迎していなかった。

『それより、あの叫びはmonstersInstinctに訴える。Tamer guildTamed Monster共の-sama子はどうだ!?』

 今はそれよりもPauvina、そしてVandalieuからのOrderを果たす事が優先される。Human達の避難誘導と、その護衛を、Guduranisの咆哮にビビって失敗しましたなんて許されるはずがない。……そう彼は思い込んでいる。


 彼らがいるのは、Tamer guildが所有する施設に作ったという事になっている、ShelterDungeonから多くの人々が集まっているCenter Open Plazaに繋がる大通りだ。

 彼ら以外にも、Vandalieuが根回しをしたわけでもないのにTamer guildTamermonstersと戦い、避難誘導を行っている。当然、Tamed Monsterの数も多い。


 monstersの魂がCircle of Reincarnationするためのsystemを作ったGuduranisの叫びは、Tamed Monsterになっていてもmonsters達のInstinctを揺さぶるのだ。


「えぇ!? じゃあ、Luvezfol -sanも拙いじゃないですか! Pauvina -samaを呼びますか!?」

『わ、我は知能が高いから平気だ! Pauvina -samaの邪魔をするな!』

 だが、本来は龍であるLuvezfolには効かない。それを知能が高いから、という理由でReinhardt達に納得させようとする。


『我以外のTamed Monsterがおかしな動きをしていないか注意しろ!』

「いや、お前の-sama子も十分おかしいと我は思うが?」

 そこに現れたのは、獅子の頭に四本の腕を持つ灰褐色の肌をしたWarriorBodyを持つ大男。一見するとmonstersだが、そうではない。


Vigaro! お前は黙ってmonstersとの戦いに集中してはいかがでしょうか!?』

「……その珍妙な口調に、急に怯えたと思ったら、数秒物思いに耽り、大声を出す。お前の-sama子がおかしいのは、事実だ」

 現れたVigaroの言葉に、Reinhardt達が動揺して「た、たしかに!?」や「俺、Pauvina -samaを呼んできます!」と言い出す。


『止めろぉっ! 口調は元からだ! 我は正常だ!』

 Wyvernの姿でchildの手伝いをしている今の自分が龍として、Demi-Godの末席に座す者として正常と言えるのか? そんな考えが過ったが全力で意識の隅に追いやって、LuvezfolVigaroや、周りにいるTamerTamed Monster達に視線を飛ばした。


 TamerTamed Monster達は動揺している個体が多いが、Guduranisの命令に応えている-sama子はない。そして、空に浮かんでいるCuatroKnochenには、動揺した-sama子も見られない。

『門から出現するmonsters以外には、問答無用で従わせる程の強制力はないのか。それとも導かれた存在は関係ないのか? こちらは助かるが』

 allyが急に敵になるなんて、この混乱した状況では悪夢でしかない。


『何より、Vida's New Racesにはimpactはないようだ』

 動揺も何もしていない-sama子のVigaroにそう答える。

「何の心配をしているか分からんが、お前達は大丈夫なのか?」

『何っ!? 我が裏切るとでも思っているのか!?』

 Vigaroに言い返されたLuvezfolは、思わずscreechのような声をあげてReinhardt達にぶつからないように距離を取り、tailを地面に降ろした。そしてどうやって誤解を解くか、必死に考える。


「いや、ついさっきからだが急にmonstersが凶暴になっただろう? それでお前達だけで大丈夫かと聞いただけだが?」

 そう言いながら、背中に生やしたSpirit Formの腕で背後に迫っていた蟹に似たmonstersを叩き潰すVigaro。いくら凶暴になったとしても、彼ならRank6程度なら振り向かなくても倒す事ができる。Luvezfolも、力をsealedされていてもRank upを重ねているためmonsters相手にそうそう後れを取る事はないだろう。


 しかしReinhardt達は違う。彼等もVandalieuのスパルタ修行を受けた猛者で、同年代の少年Shoujoよりも圧倒的に強い。しかし、彼らがほぼ確実に倒せるのはRank4のmonstersまでだ。全員でかかっても、Rank5のmonstersがせいぜいである。


「だ、大丈夫です! 僕達では倒せないmonstersPauvina -samaが倒してくれていますから。それに、Luvezfol -sanLegion -san達が助けてくれていますし」

 そう主張するReinhardtは今日まで何度もprideと自分の中の常識をPauvinaVandalieuに砕かれ続けた少年だ。


 おかげでもうPauvinaに向ける視線にはreligionすら宿っている。そのためか、言葉を話すWyvernに、急に増えるVandalieuTamed Monster、そして今街を襲う緊急事態にも、驚きはするが混乱せずに行動できるようになっている。


 以前の彼ならGhoulにタメ口で話しかけられただけで不機嫌になっただろうが、今ではそんな事はない。

(この人は初めて会うが、見た目からして尋常なGhoulではない。さっき振りかえりもせず強力なmonstersを一撃で仕留めていたのがその証拠だ。

 それに、Pauvina -samanameを呼ぶ時に声に親しみがある。きっと昔からの知り合いに違いない)

 という事も素早く読んでいる。Pauvinaとの出会いは、彼に処世術を学ぶ機会も与えたようだ。


Legionもこっちに来ているのか?」

『そう、我々も来ているのだ! ふははははっ!』

『大都市だって聞いていたけれど、想像していたより動きづらいわね。私達も亜spaceを移動できるようになれたら楽なんだけど』

『それは難しそうだねぇ。ValkyrieYomotsuikusa達のCommandingを頼むよ』


 Vigaroが尋ねた時に建物の壁を粉砕しながら現れたのは、直径二meter半ば程の肉の球体。Legionだった。

 その背後には瓦礫や自分達の肉を利用して作った担架にinjure人を乗せて運ぶYomotsuikusaが続いている。

『はっはっは! 任せておけ! Yomotsuikusa達よ、我らの肉から生まれた勇猛なる子等よ! 今はそのfangsを抑え、生者を生け捕りにして運ぶのだ! 情けは無用っ! 抵抗する者も逃げる者も従う者も区別せず、無傷のまま生け捕りにして我らに続け!』


 Legionの人格の一人、ValkyrieはそうCommandingしながらVigaroがいたのとは別の区画の一般人を保護してきたのだ。突然現れた喋るchunk of meatと、whole bodyskinがなく鋭いfangsclawsを生やした二足歩行の人型生命体に驚いたり怯えたりする人々を強制的に。


『今更だけど、従う人まで縛る事はなかったんじゃないかねぇ?』

IzanamiYomotsuikusaは私がSurgeryしても知能が低いから、人を無差別に生け捕りにしろって命じるしかないのよ』

『はっはっはっ! そういう事だ! それに、Yomotsuikusaに抵抗できる武勇の持ち主なら、自力で逃げられるはずだからな!』


 ちなみに、LegionGuduranisimpactは受けていないようだ。彼女達の生まれは特殊だが、monstersではないので当然であるが。


「なるほど。しかし、妙に小さくなっていないか?」

 本来ならLegionは、skillを使ってGrowしなくても直径数十meterはある肉の球体だ。それに、先ほどから話しているのはValkyrieIzanami、そしてIsisの三人だけ。その事を尋ねると、Valkyrieがはっきりと答えた。


『おお、Vigaroか! うむ、現在我々はFissionしてmissionを遂行中である!』

Fission?」

『うむ! 我々はrescue team! そして――』


Jack達が緊急rescue teamだよ』

 Valkyrieの言葉の途中で、新たなchunk of meatが現れた。


Jackが重傷者をDarcia -sanの所に【Teleportation】で運び続けたのよ』

『【Teleportation】の連続で酔いそうな気がする……』

Ghost、私達には三半規管も脳も無いから気のせいよ』

『瞳-chanの言う通り、僕達には肉しかないものね』


 死に瀕している者やdeath attributeManaを持つ者の傍に【Teleportation】できるJackの力を利用して、彼らは瓦礫の下敷きになっている人や、今まさにmonstersに殺されそうになっている人をrescueし、Darciaの所に送り届けていた。

 Jackと一緒にいるMinuma HitomiGhostは、対monsters用戦力である。


『ほかにも、Baba Yaga達やBerserkの戦闘担当Fissionがいるよ!』

Plutoはどうした?」

Jack達がDarcia -sanの所に【Teleportation】するための目印がわりになってる』

「なるほど」


「……Pauvina -samaのお母さまは凄いなぁ。chunk of meatがいっぱいだ」

 冒涜的なLegion達の姿に、Reinhardt達の目から若干生気が失せている。そしてJack達の背後からmonstersの断末魔の叫びや、おそらく戦闘担当のLegion達があげたのだろう怒声や咆哮が響いているので、彼らが受けるMental Damageは、まだまだ降り積もる事だろう。


 まあ、そのPauvinaの周囲はある意味もっとすごい事になっているのだが。

『話の最中だが、Humanど……Human達の避難を完了させた方がいいんじゃないのか?』

『避難はほぼ終わっている! 我々以外にもKnochenCuatroGehenna BeeDemon達等の人海戦術のお陰でな!』


 人口約五百万人の大都市であるOrbaumRokudouはその全域を巻き込んだ。しかしVandalieu達は事後処理が面倒になる事も厭わず全力で対処する事を選択した。結果、人々の避難は通常では考えられない速度で行われ、人的被害は最小限に抑えられていた。


『命の危険があるinjure人は、今のところいないよ。でも、これから出るかもしれないから油断はしないけど』

『今、表にいるのはmonstersと戦っている者とShelterの近くまで自力で移動できた者。そして街から自力で脱出した者などだ』

『あとは、templeの周りに集まっている人々だな! Jahan DukeShelterから、気持ちは分かるがSlightlyずれているから困ったものだ!』


 Orbaum人々の避難は、一段落つきつつあった。monstersの出現paceも、門の内部に突入したDemon King Familiar達が暴れているため落ちつつあった。

 ただ、panicに陥った人々AldaVida等のtempleが集まっている通りに押し寄せたため、まだ完了していない。


 そして人々を追ってmonsters達も集まってくるので、temple周辺は激戦地となっていた。monstersにとって。

『ギシャアアアアアアアアア!』

『キヒヒヒ! 逃げろ、逃げろHuman共!』

 から稲光を発するGiantCentipedeが空を舞いながらFlightするmonstersを食らい、screwくれたを生やしたcountlessDemonが、人々を守りながらmonstersと戦っている。


『さっさと逃げろHuman共ぉっ! 我らは見た目よりもweakぞっ!』

『ぐああああっ、き、傷を治せ、Lucilianoッ!』

「くっ、まだ倒れないでくれたまえよ、私の肉壁! Alda templeの方々も、少しは協力してもらえんかね!?」

 サイに似たmonstersの突進を我が身を盾にして止めたDemonに、Lucilianoが治癒magicをかけて回復させる。しかしAlda templeClergyman達にDemon達を援護するつもりはなさそうだ。


Shut Upっ! 我々の力は人々を助けるためにあるっ! 汚らわしいDemonUndeadを助けるためではない!」

「あなた達の言う『Shelter』が安全である確証が、何処にあるというの!? とても信じられない、人々を集めて何か良からぬことを企んでいるのではないでしょうね!?」


 Alda templeTemple HeadHigh Priest達は、当然反Vida's Factionである。しかもtempleに務めるClergymanの中には、Alda's FactionGodsに選ばれたHero Candidate達がいる。そのため、かなり高い戦力が集まっておりこの状況でもmonstersに自力で抵抗できるため、Vandalieu達の呼びかけに抵抗していた。


「邪悪なUndeadだけではなく、不気味なchunk of meatGiantCentipedeと毒蛾、それにGhoulMajin Race、そしてDemonまで……Zakkart Honorary Earl 家OrbaumDevil Nestsにするつもりか!? どういう事なのだ、Church of Vida長!? Orlock Guild Master!?」


 Alda Temple Headに怒鳴りつけられたChurch of Vida長は、狼狽するばかりで意味のある言葉を出す事もできない。対してTamer guildMasterOrlockは忙しそうに動いていた。

「合格っ! 合格っ! 合格っ! ええいっ、儂の視界の中にいる、Zakkart Honorary Earl 家に関係のあるmonstersVida's New Racesは全員合格! 正式なTamed Monsterとして認める!」

 合格の雨あられ。求める者にはDemonだろうが何だろうが首輪を渡していく。


「お、Orlock!? 気でも狂ったのか!?」

「気が狂わんとやってられるか! Orbaum存亡の危機だぞっ!? 今死に物狂いにならないでいつなるというのだ!?」

「て、Tamer guildの矜持は!? 規則はどこに行った!?」


「超法規的措置というやつだ! ほい、合格!」

Thank youでござる!」

「待てっ、そのカマキリっぽいmonstersはなんだ!? いつ街に入ってきた!? Space-Attribute Magicなどの非正規な手段でmonstersを入れるのは、重大な犯罪行為だぞ!」


「ついさっき、門から入ってきたでござるよ」

「ボク達が来た時には、門番の人達が誰もいなかったから、素通りだけどね」

Guard達もこの非常時では、日常業務を続ける事はできなかったのだろう。彼等を許してやってくれ」

 EmpusaMyuzeScyllaPrivelArachneGizaniaが話すたびに、Alda Temple Headの顔が怒りで赤くなっていく。


「貴-samaら! さっきから偽りばかり……!!」

 街中に強力なものが現れ続ける非常時であるため、当然だがOrbaumの門では普段行われている街へ入るための審査が行われていなかった。

 だから、今は街の出入りは自由。Vida's New RacesだろうがUndeadだろうが何だろうが、出入りを咎められる事はない。


 しかし、門から入ってきたと述べるadventurerGhoulUndeadDemonが次々に現れては、怪しむなというのが無理だ。

「落ち着いてくれっ! 今はそんな事を言っている場合じゃないだろう! ここにいる全員が一致団結して戦わないと、街は守れないぞ!」

 だが、そんな場合ではない声をあげる者がいた。


「一介のadventurerは黙っていてもらおうか!」

「うん、気持ちだけもらっておくから、-kunはあっちでmonstersと戦っていてもらえるかね? ああ、残りの二人はこっちで力を貸してくれると助かる」

「えっ!?」

 adventurerAsagiは、Birgit Duchyの関係者をShelterへ避難させた後も人々を守るために戦っていた。


 しかし OrbaumAlda templeTemple Headにとっては一介のadventurerに過ぎない。そしてLucilianoとしても、要注意人物なのは分かっているので、あまり関わり合いたくない。

Asagi、気持ちは分かるけど、ただのadventurerの俺達が意見しても、ややこしくするだけだ」

「自分のできる事をしましょう。あたし達は、まだ避難してない人がいないか探すから、AsagiDemonの救援に行って」

 そう言って、拒絶されて驚いて硬直しているAsagiを、TendouShoukoDemon達が戦っている方向に送り出す。


「ウゴオオオオオオ!」

 地響きを立てて石畳を踏み砕きながら、頭部にを生やしたGiantな猪型のmonsters人々に向かって突進を行う。

「たぁぁぁぁぁ!」

 それを迎え撃つのは、甲高い声を張りあげ石畳を踏み砕きながら棍棒と盾を構える身長三meter程のShoujoPauvinaである。


「ウゴォ!?」

 両者が激突した瞬間、轟音と衝撃波は周囲の建物を打つ。だが、猪のChargeは止まっていた。

「えぇえいっ! 【Shield tackle】!」

 そしてPauvinaが密着conditionから猪型のmonstersに対して逆にChargeを行う。盾に押し出され、猪のmonstersが堪らず体勢を崩す。


「【爆砕轟棍】! 死んじゃえっ!」

 その猪の頭部に向かって、Pauvinaは情け容赦なく棍棒を振り下ろした。猪型のmonstersの頭部に生えたごと頭蓋boneを砕き、トドメを刺した。地面には攻撃の余波でcraterができ、周囲の建物が倒壊を始めている。


「さすがPauvina -chan! だけど、このままだと街の建物が全て倒壊しちゃうかも」

『それは元からだと思うわ。というか、もうあきらめた方がいいと思うの』

 Church of Vidaの門に立ち、運ばれてくるinjure人や見える範囲のallyの治療を【Magic Eye of Regeneration】で行っているDarciaに、横で待機しているLegionPlutoはそう言った。


 monstersとの戦いでOrbaumの街の建物は大きな被害を受けていた。Pauvinaが踏み砕いた石畳や、衝撃波で傷つけた建物の被害など、誤差の範囲だ。

『それより、monstersの出現paceが落ちてきた。それに、人々の避難もここに集まっている人たちが最後のようだ。

 そろそろだと思うよ』

 Enmaに促され、Darciaは「そうね」と答えた。


「じゃあ、どうしても避難してくれない人たちを避難させましょうか。Transform! 【Goddess Advent】!」

 DarciaTransformation Equipmentを掲げ、GoddessAdventを願う。すると、Darciaの体からGodsしい輝きが放たれ、生き残っていたmonsters達は思わず恐れ慄き硬直し、人々は声もなく立ち尽くした。


Darcia Honorary Countess……いや、あれは違う。あれは……Vida?」

Vida -samaなのか?」

「『Goddess of Life and Love』がAdventした……!」


 そして、人々の前にJane Doeが創り出した、Shelterへ続く【Teleportation Gate】が現れる。


『愛する我が子等よ。我を奉じる者も、奉じない者も、今は等しく我に命を預けよ。この扉をくぐり、己が身を守ってほしい。

 我の前で、これ以上傷つくな』


 心に直接語り掛けてくる、慈母の如き声に人々は……Alda Temple Headでさえも逆らう事は出来ず、Shelterへと導かれていった。

 こうして、OrbaumRokudouが人質にとれる者はいなくなったのだった。





―――――――――――――――――――――――




Name: DarciaZakkart

Race: Chaos Elf Source

Age:

Title: Witch】 【Holy Mother】 【Monster’s Parent】 【Vida’s Incarnation】 【Empress Dowager】 【Saintess】 【Holy Mother of Victory

Job: Magic Empress Dowager

Level: 27

Job History: Magical Girl Life-Emperor Mage Magical Idol Magic Staff Transformation Transforming Warrior Saintess Magic Fighter Magic Saint Priest High Priest Magical High-Priestress


Passive skills

Dark Vision

Magic Resistance:10Lv

Physical Resistance:10Lv

Abnormal Condition Resistance:10Lv

Monstrous Strength:10Lv(UP!)

Super Rapid Regeneration:7Lv(UP!)

Vitality Enlargement:10Lv

Mana Enlargement:9Lv(UP!)

Automatic Mana Recovery:9Lv(UP!)

Mana Recovery Rate Increase:10Lv(UP!)

Extreme Self-EnhancementVandalieu:1Lv(Self Super Enhanced (1)Vandalieu awakened into!)

Self Super Enhanced (1)Guidance:4Lv(Self-Enhancement: Guidance awakened into!)

Strengthened Attribute Values: Creator:10Lv(UP!)

Strengthened Attribute Values: Ruling:7Lv(UP!)

Allure:9Lv(UP!)

Bow weapon equipped, then Attack Power Augmented (2) : Very Large(UP!)

Non-metallic armor equipped, then Defense Power Augmented (2) : Large

Strengthen Follower:4Lv(UP!)

Enhanced Attribute Values: Transformation:10Lv(UP!)

Staff weapon equipped, then magic Attack Power Augmented (2) : Very LargeEnhanced Magic and Attack Power when Equipped with awakened into!)


Active skills

Cooking:7Lv(UP!)

Housework:5Lv

Hunting God Archery:5Lv(UP!)

Hearth-Style Dagger Technique:4Lv(UP!)

Unlimited Arm Transformation Works:6Lv(UP!)

No-Attribute Magic:5Lv

Precise Mana Control:4Lv(UP!)

Life Emperor Magic:7Lv(UP!)

Water-Life Magic:2Lv(Water-Attribute Magic awakened into!)

Wind-Life Magic:1Lv(Wind-Attribute Magic awakened into!)

Spirit Magic:10Lv(UP!)

Dismantling:3Lv

Spirit Form:5Lv(UP!)

-Surpass Limits-:8Lv(UP!)

Chant Revocation:7Lv(UP!)

Coordination:10Lv(UP!)

Goddess Advent:4Lv(UP!)

Clergyman:7Lv(UP!)

Dancing:6Lv(UP!)

Singing:5Lv(UP!)

Surpass Limits Magic Staff:5Lv(UP!)

Staff Technique:8Lv(UP!)

Magic Fighting Technique:4Lv(UP!)


Unique skill

Vida’s Incarnation

Life Attribute Gods’ Divine Protection (Those allied with Vida)

Chaos Elf's Ancestor

Vandalieu’s Divine Protection

Divine Metal Skeleton

Magic Eye of Regeneration:8Lv(UP!)

Chaos




Name: Knochen

Title: Ten Thousand Bones-dono】 【Concert Venue】 【Giant of Bone and Flesh

Rank: 16

Race: Bone Dystopia DraGigas

Level: 26


Passive skills

Dark Vision

Super Strength:1Lv(Monstrous Strength awakened into!)

Bone Precise Operation:6Lv(UP!)

Physical Resistance:10Lv

Super Absorption Recovery(bone):3Lv(UP!)

Grand Fortress Form:1Lv(Fortress Form awakened into!)

Ability Values Augmented (2)Fortress Form:2Lv(UP!)

Ability Values Augmented (2)Creator:2Lv(UP!)

Self-Enhancement: Guidance:9Lv(UP!)

Magic Resistance:5Lv(UP!)

Self-Enhancement: Dragon God Form:1Lv(NEW!)


Active skills

Silent Steps:2Lv

BreathDragon God Venom】:1Lv(Breath【Poison】 awakened into!)

High-Speed Flight:9Lv(UP!)

Projectile Fire:10Lv

Architecture:7Lv(UP!)

Musical Instrument Performance:4Lv

Dancing:5Lv

Familiar Spirit Demonic Advent:3Lv(UP!)

Dismantling:5Lv(UP!)

Size Alteration:3Lv(UP!)

Coordination:6Lv(UP!)

Unarmed Fighting Technique:3Lv(UP!)

Dragon God Form:1Lv(NEW!)


Unique skill

Vandalieu’s Divine Protection

Bone Group Manipulation:3Lv

Group Body:3Lv(UP!)

Vida’s Divine Protection

Rojefifi’s Divine Protection

Soul Form:1Lv(Spirit Form awakened into!)

Group Thought Processing:1Lv(Parallel Thought Processing awakened into!)




Name: Cuatro

Title: Ship of Despair】 【Magic Empire National Battleship】(NEW!)

Rank: 12

Race: Death Emperor Flagship

Level: 88


Passive skills

Special Five Senses

Physical Resistance:10Lv

Mental Corruption:7Lv

Strengthened Attribute Values: Maneuvering:10Lv

Strengthened Attribute Values: Creator:10Lv(UP!)

Self-Reinforcement: On Water:9Lv(UP!)

Self-Enhancement: Guidance:8Lv(UP!)

Impact Resistance:8Lv(UP!)

Mysterious Strength:9Lv(UP!)

Aerial Navigation:7Lv(UP!)

Underwater Navigation:5Lv(UP!)

Rapid Regeneration:5Lv(UP!)

Water-Attribute Resistance:6Lv(UP!)

Self-Enhancement: midair:4Lv(UP!)

Space Expansion:2Lv(UP!)

Comfort Maintenance:1Lv(NEW!)



Active skills

-Transcend Limits-:5Lv(UP!)

High-Speed Navigation:10Lv(UP!)

Projectile Fire:10Lv

Scream:9Lv(UP!)

Aura of Fear:10Lv

Artillery Technique:10Lv

Silent Steps:1Lv

Familiar Spirit Demonic Advent:5Lv(UP!)

Precise Maneuvering:2Lv(UP!)

Coordination:4Lv(NEW!)


Unique skill

Vandalieu’s Divine Protection

Peria’s Divine Protection(NEW!)





Monster explanation:Death Emperor Flagship Luciliano


 死のEmperorの旗艦。つまり、師Artisanの座乗船である事を示している。まあ、旗艦といってもVidal Magic Empireには現在軍艦はCuatroぐらいしかないのだが。

 Rank upしたからか、それともSamに対するライバル心からかは不明だが、【Comfort Maintenanceskillを獲得し、船としての利便性が格段に上がっている。


 軍艦兼豪華客船兼High-Speed輸送船として活躍する日も近いだろう。なお、当然だがHuman社会では確認されていないmonstersである。




Monster explanation:Bone Dystopia DraGigas Luciliano


 『Evil God of Bone FangsRojefifi’s Divine Protectionを得て、Rank13を超え、MardukeboneAbsorptionし、Fidirgを超えたKnochen。【Spirit Form】や【Parallel Thought Processingskillを師Artisanと同じ【Soul Form】や【Group Thought ProcessingskillAwakeningさせるなど、規格外の成長を遂げている。

 全力で展開した時には城の規模を超え、城塞都市と評せる施設になる。彼さえいれば、どこでも移動城塞boneを建国できるだろう。


 またDragon God Formになる事で、戦闘Abilityを著しくincreaseさせることが可能になった。もはや、monstersというよりDemi-Godの一種と考えるべきだろう。Rankも16で、もはやAClass adventurerを数十人あつめてもKnochenに勝つことは無理だろう。



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