Demon King Armyで冷遇されていた邪悪な神に、Champion Zakkartは声をかけた。Demon King Guduranisを裏切り、我々の側に付くなら受け入れると。

　その言葉に幾柱もの邪悪な神が従った。そしてtentacle神の中でも力を持っていた、MerrebeveilといったGodsがDemon Kingを裏切った事で、Zakkartが声をかけていなかった神も数柱続いた。

　この時Demon King Armyから離反したGodsが、後にVida's Factionと呼ばれるGodsの一員となる。しかし、後に地底world GartlandのGodsとなる者達は、この時はまだDemon King Armyの一員だった。

　Zakkartも、全ての邪悪な神に声をかける事は出来なかったのだ。それに、それなりの地位にいたが、Demon King Guduranisのやり方に内心疑問や反発を覚えている神と、そうでない神を見分ける事は、流石のChampionでも出来なかったのだ。

　当時のDemon King Armyはお互いの関係が良好ではなかったので、Merrebeveil達も彼等をintroductionする事は出来なかった。そしてGartlandのGodsが、自主的にDemon King Armyから離反しMerrebeveil達に続く事も出来なかった。

　同類の裏切りに驚き、困惑している間に機を逸し、気がついた時にはDemon King Guduranisによるorganizationの引き締めが行われたからだ。更に、後にAlda's Factionと呼ばれるGodsが、Merrebeveil達を敵視している事を知ったからだ。

　裏切り者をこれ以上出さないようにと、苛烈な引き締めが行われている最中にそんな事が判明したのだ。Guduranisに気がつかれ、魂を砕かれても構わないから離反しよう。そんな覚悟は固まりきる前に萎えてしまった。

　そしてChampion軍とDemon King Armyの戦いは、Zakkart達Production related ChampionがDemon Kingに滅ぼされた事で激しさを増していく。その戦いには海を主戦場とする戦いも含まれた。

　『Goddess of Water and Knowledge』PeriaのSubordinate Godや海を得意とするDemi-God達は、Bellwood達も苦手とする深海に潜んでいた水棲のEvil God (M) Evil God (P)と戦った。

　そして逞しい体つきの男の姿を持つ『南God of the Seas』Mariusは、双頭の鮫の姿を持つ『紅海のEvil God (P)』Jafferと戦った。そしてMariusの銛がJafferの首の根元にあったheartを貫いた時、同時にJafferのfangsがMariusの胴を大きく抉った。相打ちだ。このままでは二柱とも力を失い、数万年にもわたる長き眠りにつくしかない。

　その時、JafferはMariusにこんな提案をした。『我の全てを渡す故、我と一つにならないか』と。

　実はJafferはDemon King Armyを離反する事を考えていた神の一柱であり、死闘を繰り広げる内にMariusに対して、彼と一つになれるなら、それ以外の全てがどうでもいいと言うabnormalなまでの執着を抱いてしまったのだ。

　Jafferの提案に頷いたMariusは、Jafferの全てを受け取り、『True Evil God of Red South Sea』Marisjaferとなった。

　しかし、瀕死の二柱の神が合体しただけではDamageを全快させる事は叶わなかった。また『War-God of Fire and Destruction』Zantarkと違い、お互いに望んでのFusionだったとはいえ、完全に一つの存在になるためには時間が必要だった。そのためMarisjaferは千年程の眠りについた。

　Marisjaferが眠っている間も戦いは進み、最終的にGuduranisはChampion Bellwoodによって倒された。

　Fortuneにも生き延びたDemon King Armyの邪悪なGodsは、Bellwood達のRemnants狩りを恐れてworld中に散った。後のGartlandの神となる者達も、今更降伏してもsealedされるだけだと考え、Devil NestsやDungeonの奥深くで隠れ潜んだ。

　だが、彼らもまさかDemon Kingを倒した約百年後にVidaとAldaが争い、Vidaがsealedされるとは思わなかった。

　Demon Kingを倒して平和になった……少なくとも差し迫った大きな脅威が無くなったのに、何故このworldの神同士で争うのか。彼等には意味が分からなかった。だが、勝ったのがAlda's Factionだったのは彼等にとって致命的である事は理解できた。

　まだVidaなら、伏して降伏すれば受け入れられる可能性を見出す事が出来た。だが、共にDemon Kingと戦ったはずのVidaを、そして元Demon King ArmyのEvil God (M) Evil God (P)を敵とし幾柱もsealedしたAldaに、彼らの降伏が受け入れられる可能性は無い。

　何かのTrapと見なされて攻撃されるのがせいぜいだろう。

　『Evil God of Joyful Life』Hihiryushukakaや『Evil god of release』Ravovifardのように、享楽に耽る事を選ばなかったGartlandのGodsは、何とか神として生き残る道を探した。

　眠りから目覚めたMarisjaferも、大いに困惑した。だがAldaが今の自分を受け入れるはずがなく、Demon King Army Remnantsとして扱うだろう事は、すぐ理解した。そのため彼はBoundary Mountain Range内部に逃げそこない、海を彷徨っていたMerfolk達に接触し、彼女達のPatron Godとなる事を選んだ。

　それがDoraneza 's ancestor先達である。

　一方、後にGartlandのGodsとなる者達は希望を発見した。故郷を追われ滅びに瀕したVida's New Races、CentaurとArachneの一族を見つけたのだ。

『あのVida's New Races達を助け、Vidaがrevivalするまで守護すれば、そのachievementで我々も受け入れられるのではないか？』

『それしかない。だがどうする？　ただ守護しただけでは、その内Aldaの手先達が嗅ぎつけて来るぞ』

『Aldaも気がつかない場所に、彼女達の新天地を創るのだ。まずはbone fangsの、それに淫皮のが守護しろ。我と肉堕ので、新天地を創る』

『臓腑の、我等四柱だけでそんな事が出来るのか？』

『出来る出来ないの問題ではない。やるしかないのだ』

　『Evil God of Viscera』Povazは、『Evil God of Bone Fangs』Rojefifiと『Evil God of Lewd Skin』Vonenakluaが見つけたVida's New Racesを守っている間、『Evil God of Decayed Flesh』Jieryubfanと共に彼女達の為の新天地を探した。

　彼らが目を付けたのは、Demon KingのContinentだった。未だに無人で、Alda's Factionの注意はBotinのsealedにしか向けられていない、やっと草木が生えるようになった荒野だけの土地だ。

　だが、そんな土地では幾らVida's New RacesがHumanより強靭でも生きていけない。それに隠れる場所も無いので、Alda's FactionのGodsが気紛れか何かで注意深くContinentを観察したら、気がつかれてしまう。

　それでは意味がない。だからPovazは地下に目を付けた。地底深くにVida's New Racesの為の居住spaceを作り、そこで彼女達を匿うのだ。

『でも地下の生活にVida's New Racesは耐えられるでしょうか？　特にCentaurはきついのでは？』

『むうぅ……やはりmonstersの飼育より難しいな。とりあえず、できるだけ広いspaceを創ろう』

　そしてPovaz達は広い地下spaceを創り上げた。途中、RojefifiとVonenakluaと交代しながら、Continentの地下約一万meterに、Demon KingのContinentの三分の一以下の広さだが十分すぎる居住spaceを創り上げた。

　そして生命attributeを司るEvil God (M) Evil God (P)であるPovaz達四柱の力で、太陽の代わりになる光熱球を創り、地上と変わらない環境を用意した。

　ここでは地下だと言うのに太陽の恵みがあり、雨が降り、森や草原、砂漠、雪山など-sama々な環境がある。食料は設置したDungeonで取る事が出来、生活用水は地下水脈から湧き出る真水を利用し、海と洞窟を繋いで海水を容れ海産物や塩を取る事が出来る、地底塩水湖を用意した。

　そしてboneと肉、臓腑と皮で出来た船でArachneとCentaurを運び、ここに住まわせた。

　ArachneとCentaurたちはPovaz達に感謝し、この地底worldをGartlandと名付けてtempleを建立し、彼等をVida's Factionの神として信仰した。

　これで将来Vidaが復権した時、我々を受け入れてくれるに違いない。そう安堵した四柱の神だったが、その内に想定外の事が幾つも起きた。

　そのうち一つが、『Giant of the Devil Snow Mountain』ZorzaceibaがContactを取って来た事だ。彼は偶然Gartlandの存在に気がつき、自身が守るGiant race達の保護を求めて来たのだ。

　ZorzaceibaはVida's FactionのDemi-Godではなく、他のTrue giantを裏切ってDemon King Armyに降ったgiantだった。だが、Demon Kingが敗れたことで行き場を失い、同じく行き場を失っていたGiant raceの一族を見つけて彼らのPatron Godとなっていた。

　しかし、いよいよAlda believerのHuman達に追い詰められ、このままでは遠からず保護したGiant race達も自分も狩られてしまう。だから助けてくれとPovaz達に助けを求めたのだ。

　だがPovaz達はZorzaceibaとGiant race達に手を差し伸べるか、それとも見捨てるのか、悩んだ。

　一度は同じ陣営に属したとはいえ、Evil God (M) Evil God (P)同士は仲が良い訳ではない。手柄の取り合いから殺し合いにdevelopmentする事等日常茶飯事だった。

　お互いに協力し合っているPovaz達四神の方が、Demon King Armyでは異端だったのだ。

『どうする？　Zorzaceibaは『あの時はどうかしていた。改心した、今は反省している』と言っているが、信じるか？』

『信じる根拠はないが、疑う根拠もないな。そもそも、我々は未だにこのworldの神のMental構造を理解していない』

『確かに。AldaやBellwood達が何を考えているのか、未だに理解できないわ……今のbeliever達の祈りの内容にも時々困惑するし』

『悩ましいな。どうだろう、この際だからZorzaceibaが改心したかどうかは考えず、彼とGiant race達を助けるべきか見捨てるべきかだけ考えるのは？』

『『『異議なし』』』

　同族とworldを裏切ってDemon Kingに降った存在が、本当に改心したかどうかは考えない。Human社会ではかなり重要な事のはずだが、Povaz達にはあまり重要な事ではなかった。

　何せ、彼等は「改心した」訳でも、「正義の心に目覚めた」訳でもない。単に、生き残りたいから、取れる選択肢を取ったに過ぎない。

　certainly、信仰されて悪い気はしないのでVida's New Races達に彼らなりの愛着は抱いているが、それと善悪とは別の問題である。

『Zorzaceibaから、このGartlandの存在がAlda達に知られる可能性がある。よって助けて囲い込むべきだろう』

『奴が守護するGiant raceを助ければ、我々もGiant race達の信仰対象に含まれるようになるのではないか？』

『最近Arachne達が連れていたHumanやDwarf、Beast raceの数が減っている。混bloodがすすみ、ArachneとCentaurが産まれる割合が多くなったせいよ。男の数を維持するためにも、Giant raceを迎え入れるのは有用だわ』

『何より、Giant raceはVida's New Racesの一種。Zorzaceibaはともかく、Giant raceを見捨ててVidaの印象が悪くなったら都合が悪い』

　結果、満場一致で助けるべきだとなった。

　そして『Giant of the Devil Snow Mountain』Zorzaceibaは、Giant raceと一緒に暮らしていた数名のElfを乗せる氷の箱舟を作り、四神が彼等をGartlandへ導いた。

　そして、次の想定外の事態が起きたのは数万年後だった。保護していたVida's New Racesが変化したのだ。

　蜘蛛のlower bodyを持つraceであるArachneは砂漠で暮らし、『Evil God of Bone Fangs』Rojefifiが最初に保護したためか、褐色の肌にscorpionのlower bodyを持つAndroscorpionに。

　Centaurは主に平原で暮らしていたが、徐々にGartlandの壁にも進出するようになり、最初に保護したのが『Evil God of Lewd Skin』Vonenakluaだったからか、灰褐色の肌と山羊のlower bodyを持つGlaistigに。

　そしてGiant race達は肌が白くなってfurが濃くなり、更に大柄になってrace名はSnow Ice Giant raceとなった。これもやはり、ZorzaceibaがPatron Godとなり、雪山で暮らしていたからだろう。

　raceが変化した事態は、GartlandのPatron Godたちにとっては些細な事だった。しかし、その生態が問題だった。

『いかん、このままでは将来的にGartlandのVida's New Racesは少子化で……男不足で滅んでしまう！』

　AndroscorpionはArachneから変化したので、やはり女しか存在しない。そしてGlaistigもCentaurだった頃と変わって、femaleだけのraceになった。

　Snow Ice Giant raceからだけは男も産まれたが……流石に他の二raceの分も種を撒けるほど多く生まれる訳じゃない。

　このままのpaceで混bloodが進めば、Gartlandは女だけのworldになって子孫が残せず滅んでしまう。

　Vidaがrevivalするまで、まだ数万年以上かかるだろうと考えていたGartlandのGodsは、その前にVida's New Racesが滅びないよう、どうにかしなければならなかった。

　また新たに地上から連れて来るか、それともSnow Ice Giant raceの男達にVonenaklua 's Divine Protectionを与えて、Peerless Vigorにするか、それとも……。

　そう悩んでいた時、Jieryubfanが思いついた。

『新たに地上から探して連れて来るのは危険だし、どうせ将来混bloodが進めばまた同じ問題に直面する事になる。どうせなら、我々で必要な数の男を創れば良い』

『なるほど。しかし、我々にHumanが創れるだろうか？　我々はmonstersしか創った事がないのだが』

『臓腑にbone、肉とskinがそろっているのだから、何とかなるだろう。儂も手伝おう』

　Jieryubfanの提案を受け入れ、Zorzaceibaも手伝い人造Human……HomunculusのCreationが始まった。

　最初は亜人型のmonstersやHumanの胎児のような存在しかできなかったが、試行錯誤の果てにappearanceはHumanそっくりのHomunculusを創れるようになった。

　HomunculusはJieryubfan達の目的通り、Vida's New Racesと交配する事が可能で、それにJobに就く事もできた。更にHomunculusはmonstersに分類されるためか、世代を重ねてもVida's New Racesの親から生まれ続け、数を少ししか減らさなかった。

　余談だが、このHomunculusの作成術は、Povaz達と波長の合うHumanに夢や閃きの形で伝えられ、 Bahn Gaia continentのalchemistが文献に記し、Alda believerに邪悪として禁術に指定される事になる。

　これでVidaがrevivalするまで、Gartlandを維持できる。そう思ったGodsを、最後に襲った変化が、Demon KingのContinentの変化だった。

　miasmaをDemon KingのContinentに集中させると言うNineroadの施策によって、Accelerationした汚染が地底にも達し、Gartlandにもimpactを与えたのだ。

　Gartlandの天井や壁から見慣れないmonstersが出現し、狩猟や鉱物資源の採集を目的に作ったDungeonの難易度が勝手に上がり、Devil Nestsが出現してしまった。

　だがこれはPovaz達が何かする前に、Vida's New Races達が過酷になった環境に適応した。

　GlaistigやAndroscorpionが壁を駆け上がってmonstersを倒し、Snow Ice Giant race達が難易度の上がったDungeonを制覇し、Homunculus達が-sama々なmagicを開発して助けた。

　そのため、GodsはAlda's Factionの動きを警戒する事に集中できた。

『異常なほどのmiasmaをこのContinentに集めたのは、どう言う事だ？　地上には奴らの仲間であるはずのBotinやそのSubordinate God達もsealedされていると言うのに』

『まさか我々を、このGartlandをどうにかする為か？　HumanのCircle of Reincarnationを司る神……確かRodcorteと言ったな。奴がAlda達に我々の存在を伝えたのかもしれん！』

『それはないわ。もしそうだったら、今頃ここにBellwoodが飛びこんで来るはず』

『恐らく、miasmaを集めてもsealedや、sealedされたBotin達にimpactは出ないと判断したのだろう。実際、Guduranisが施したsealedが、Guduranisの意思以外の要因でどうにかなるとは考えづらい』

『sealedを堅牢な城壁に例えるなら、miasmaを集めるのは周りに肥やしを撒くようなものだ。幾ら雑草が茂っても、城壁とその内部は揺るぎもしないだろう』

　originally Demon Kingの配下だったGodsは、Guduranisが施すsealedがどれほど強固なのか知っていた。

　そして、彼等はどんな神か知らない『God of Reincarnation』Rodcorteが、Alda達に情報を提供していないと最終的には判断した。もし情報を提供していたら、Arachne達と共にいたHumanやDwarf達を保護した直後に、このGartlandにAlda達が攻め込んでいるだろうからだ。

　実際、当時のRodcorteはVida's New Racesを滅ぼす事はAlda達、『Lambda』worldのGodsの仕事で、自分が干渉する事ではないと考えていた。自身とそのsystemにとって脅威となるDemon Kingがsealedされた後、彼は『Lambda』worldに対する興味を数万年以上もの間失っていたのである。

　Rodcorteが『Lambda』に関心を向けるのは、Demon Kingがsealedされて約十万年後。『Earth』からVandalieuを含めたReincarnatorを送り込む、ほんの少し前だ。

『なるほど……だが、安心は出来ん。丁度良く奴らがmiasmaを送り込んでくれたのだから、それを利用してContinentの周りに番人となるmonstersを設置しよう。あまり強すぎなければ、奴らも自分達がmiasmaをContinentに集めたからだと思いこむはず』

『いい考えだ、Povaz。後、出入り口の洞窟にBarrierを張ろう。monstersはcertainly、神やDemi-Godには洞窟が見えず、Human……Vida's New Racesだけには見えるように』

『Rojefifi、Vida's New Racesだけに見えるBarrierと言っても、Vampireはどうするの？　Hihiryushukakaや他のEvil God (M) Evil God (P)を奉じる連中にここがばれたら、きっと碌な事にならない』

『とりあえずVampireにも見えるようにしよう、Vonenaklua。Pure-breed VampireはDemi-Godに含まれるのでどうせ見えない。並のNoble-born程度なら対応できる。そもそも、Vampireが深さ一千meter以上の深海に潜るとは考えにくいけれど』

『番人となるmonstersはLittle Krakenでいいか？　それなら儂にも創れる。ついでに、空も飛べるようにしておこう』

『『『『Krakenが飛ぶの(か)？』』』』

『知らんのか？　Squidはflying fishのように飛ぶのだぞ』

　そして番人となるmonstersが創られ、洞窟にはBarrierが張られた。この時Zorzaceibaによって創られたLittle Flying Krakenの子孫の一部が、Vandalieu達が遭遇したFlying Krakenである。

　そうしてGartlandはdevelopmentしてきた。近年になり、Zorzaceibaの時のようにMarisjafer、そしてMajin Raceに信仰されていた『Evil God of Poisonous Mushrooms』Periazeilが、believerであるMerfolkとMajin Raceと共に加わった。

　Merfolk達のお蔭で地底湖の内部に発生したDevil Nestsのmonstersを間引くのが楽になり、更に Bahn Gaia continentで起きている事の情報も手に入れた。

　その情報にはVandalieuやBoundary Mountain Range内部のVida's Factionの事はなかったが、これから十年以内に大きな事が起きるのではないか？　そうGodsに思わせるには十分だった。

　そしてDemon KingのContinentに突然Alda派のDemi-God達が集まるようになり、何事かと-sama子を窺っていたGodsはFlying Krakenの目を通して、Continentに近づく空飛ぶ幽霊船Cuatroと、それに乗る強大なUndead。そしてVandalieuに気がついた。

　Marisjafer達はそれが自分達の助けになる存在だとIntuitionし、Gartlandに招くようDoranezaにOracleを下したのだった。

　GartlandのGodsから話を聞いたVandalieuは、『なるほど』と重々しく頷いた。そして、改めて訊ねた。

『つまり、Barrierで洞窟が見えなかったのは皆-sanが施したsecurity、Barrierが何をHumanと見なすのかの設定から俺が外れていただけで、俺がHumanではない訳ではないのですね？』

『まず気になるのはそこなのか！？』

　Vandalieuの質問に、Marisjafer達が思わず聞き返した。

　Vida's Factionではなく、Demon King Army Remnants……Alda's Factionがそう分類するだろうから、そう名乗っているだけのMarisjaferはともかく、PovazやVonenakluaは、十万年以上前はDemon King Armyの一員として、乗り気ではなかったがこのworldのGodsやChampionと戦っている。更に『Giant of the Devil Snow Mountain』Zorzaceibaは、Demon King Armyに降った裏切り者で、確実に当時の『Lambda』worldに損害を与えている。

　自分達の来歴に関して、Vandalieuから何かあるだろうと思い、覚悟を決めていたらこれである。驚いても無理はないだろう。

　しかし、それはVandalieuをVida's FactionのGodsの代表と彼等が誤解しているからだ。

『そう言われましても……今が良ければ過去はどうでもいいとまでは言いませんが、流石に十万年も前の事は知りませんし』

　VandalieuはZakkart達Championのsoul fragmentから作られた魂を持つ、Demi-Godの域に踏み込んだ存在だ。しかし、彼自身は自分をHumanと定義している。

　Vandalieuは三度の人生を合計しても百年も生きていないし、Zakkart達だった時のMemoryはない。十万年前の事は遥か太古の出来事である。

　これが数百年、数千年前の人々なら当時の事を思い浮かべ、悪emotionsを覚える者もいるかもしれない。だが、流石に十万年は無理だろう。

　何より、Vandalieuは彼等から被害を受けていない。彼自身も、彼の仲間達も。だから、恨む理由がないのだ。

　Divine Realmに魂を飛ばす事ができ、Godsと言葉を交わす事も可能だが、VandalieuはあくまでもHumanなのである。

　だから十万年以上前、PovazやVonenaklua達がDemon King Armyだった頃の行いよりも、Vida's New Racesを十万年以上保護し続けていた事を、評価するべきではないだろうかとVandalieuは考える。

　Zorzaceibaや、Dediria達が信仰している『Evil God of Poisonous Mushrooms』Periazeilに対しても、同-samaだ。

　だから『Thunder Giant』Radatelと違い、魂を喰らう必要性を感じなかったのだ。

『まあ、Vida達には言いたい事があるかもしれませんが……maybe、大丈夫ではないでしょうか？　ZorzaceibaはTalosやDianaから何かあるかもしれませんけど』

　だが、十万年以上前の戦いに参加していたGodsには、他の意見があるかもしれない。だが、それも大丈夫だろうとVandalieuは楽観していた。

　originally Vida's Factionは元Demon King ArmyのGodsを受け入れている。MerrebeveilにしろFidirgにしろ、Demon King Armyだった頃はそれなりに『Lambda』のGodsやHumanに損害を与えているはずだ。それを受け入れる寛容さがあるのだから、それをPovaz達はcertainly、Zorzaceibaにも発揮するはずだ。

　……Zorzaceibaはケジメを付ける意味で、TalosやDianaから鉄拳をくらうかもしれないが。

　ちなみに、Marisjaferは最初からDemon King Army Remnantsと見なされないだろう。何せ、master格は『南God of the Seas』Mariusで、Jafferの部分は殆ど残っていないのだから。変わったのは姿と、神としての性質ぐらいだ。

『それに、ここのtempleでVidaも信仰しているのでしょう？　Vidaも、Gartlandについては詳しくは知らず、Demon KingのContinentにVida's New Racesがいる事に気がついただけでしたが』

　Vandalieuの言葉に、繰り返しnod……形状的に見分けづらい神もいるが、頷いているらしい。

『ええ、Vida's New Races達がoriginally信仰していたので、Idol Statueを建立したようです』

『我々も呼びかけてみましたが、Boundary Mountain RangeのBarrierのimpactか、それとも地上のmiasmaの重篤な汚染の悪impactか、通じませんでした』

『安心した……』

『もしかしたら、Radatelのように喰われるのではないかと』

　Vandalieuの言葉に、ほっと胸を撫で下ろすGartlandのGods。彼等は何故そこまで緊張するのかとVandalieuは思ったが、答えは背後からやって来た。

『偉大なるVandalieuよ、それはこれまで御身がDemon King Army Remnantsの神を、『Raging Evil Dragon God』Luvezfol以外ことごとく喰らってきたからではないでしょうか？　魂の形状にそれが現れています』

『Gufadgarn！？』

『何時の間に！？　まさか最初からVandalieu -donoの背後にいたのか！？』

　突然発言したEvil God in the backに驚愕するMarisjafer達はともかく、Vandalieuは『なるほど』と頷いた。

　指摘されて初めて意識したが、確かにLuvezfol……現在Wyvernにされて、彼のImouto的な存在のPauvinaのparty memberにされている彼以外のDemon King Army Remnantsの魂を、Vandalieuはことごとく喰らってきた。

　それは遭遇するDemon King Army Remnantsが敵ばかりだった事や、Vida's Factionに降るぐらいなら魂を賭けて逃走する事を選ぶ連中だったからだ。

　逆に、何故Luvezfolを……十万年前にGodsを裏切り、Vida's FactionのEvil God (P)である『Evil Dragon God of Five Sins』Fidirgをsealedした彼の魂を喰わないのか、自分でも不思議だ。

『まあ、巡り合わせってものでしょう』

　幾つかある理由を……初めて遭遇した時、LuvezfolがDivine Realmに籠ったまま出て来ず、Vandalieuも招かれていないDivine Realmに入る術がなかった事等を一言で済ませると、GartlandのGodsがVida's Factionに加わる橋渡しと、もしもの時は仲裁する事を約束した。

『最近、こうして仲裁する事が多いですね』

『それもやはり、偉大なるVandalieuの力によるものかと』

　つまり、Vandalieuのfoot workが軽く、Gartlandのような前人未到の地に到達できる機動力と戦力を持っているから、接触しやすいのだろう。

　templeでのGartlandのGodsと会談を終えたVandalieuは、Gartlandの町にあるJob change roomに入った。

　GartlandにはAdventurer’s Guildのような半ば独立したorganizationはなく、DungeonやDevil Nestsでの狩りを行う者達は単純にHunterと呼ばれているらしい。町の町長と各raceの代表者の会議で、Hunterの腕前毎に五Classから一Classまで等Classを審査し、それで入るDungeonやDevil Nestsを決めるらしい。

　しかし、Job change roomは必要なので町や、各raceの集落にも幾つか設置されている。

　既に、Vidal Magic EmpireやAlcremに居るDarcia達にはDemon KingのContinentとGartlandで起きた事は報告している。

　その時、どちらかに帰ってJob change roomを利用しても良かったのだが、記念に利用する事にした。

「まあ、Job change roomは何処でも同じなのですが」

　そう言いながら、水晶球に触れる。

《選択可能Job　【Hell King Mage】 【Fallen Musha】　【Insect Nin】　【Destruction Guider】　【Dungeon Master】　【Chaos Guider】　【Hollow King Mage】　【Eclipse Cursecaster】　【Demon Ruler】　【Creator】　【Pale Rider】　【Tartarus】　【Aramitama】　【Hell Battery Cannoneer】　【Magic Wand Creator】　【Soul Fighter】　【God Destroyer】　【Qliphoth】　【Hell Beast User】　【Spirit Tuner】　【Artisan: Transformation Equipment】　【Hollow Shadow Warrior】　【Balor】　【Abaddon】　【Demogorgon】【Soul Eater】　【God Eater】　【Nergal】　【Rakshasa King】　【Shaitan】　【Chiyou】　【Divine Spirit Mage】　【Ouroboros】　【Rudra】（ＮＥＷ！）　【Blood Ruler】（ＮＥＷ！）　【Demonic Lightning Warrior】（ＮＥＷ！）》

「また増えましたね」

　【Rudra】は……なんだろうか？　聞き覚えはあるのだが。【Blood Ruler】は、【Bloodwork】awakened intoした【Bloodrule】skillに関係するJobだろう。【Demonic Lightning Warrior】は……よく分からない。まさか、Radatelの魂を喰ったから出たとも思えないが。

　とりあえず、【Rudra】に関しては次の機会までにまた『Earth』に行く機会があったら、その時『Earthの神』に聞いてみよう。

「では、【Destruction Guider】を選択」

《【Destruction Guider】にJob changeしました！》

《【Self-Regeneration: Cannibalism】、【Augmented Attribute Values: Cannibalism】、【Strengthened Attack Power Materialized Soul】、【Fragment Trascend Limits】、【Surpass Limits Soul】skillのlevelが上がりました！》

《【Guidance：滅道】、【滅道Enticement】skillを獲得しました！》

《【Guidance：滅道】が【Guidance：冥魔創夢道】にintegrationされ、【Guidance: Dark Demon Creation Destruction Dream Path】に変化しました！》

《【滅道Enticement】が【冥魔創夢道Enticement】とintegrationされ、【Enticement Dark Demon Creation Destruction Dream Path】に変化しました！》

・Name: Vandalieu Zakkart

・Race: Dhampir(Mother: Goddess)

・Age: １１age

・Title: 【Ghoul Emperor】　【Eclipse Emperor】　【Guardian of the Cultivation Villages】　【Vida's Miko】　【Scaled Emperor】　【Tentacle Emperor】　【Champion】　【Demon King】　【Oni Emperor】　【Trial Conqueror】　【Transgressor】　【Black Blood Emperor】　【Dragon God Emperor】　【King of the Stalls】　【Genius Tamer】　【True Ruler of the Red-Light District】　【Patron Saint of Transforming Equipment】

・Job: Destruction Guider

・Level: ０

・Job History: Death-Attribute Mage、Golem Transmuter、Undead Tamer、Soul Breaker、Venom Fist User、Insect User、Tree Caster、Demon Guider、Archenemy、Zombie Maker、Golem Creator、Corpse Demon Commander、Demon King User、Nether Guider、Labyrinth Creator、Creation Guider、Hell Healer、Disease Demon、Magic Cannoneer、Spirit Warrior、Fragment Bestower、Dream Guider、Demon King、Demiurge、Whip Tongue Calamity、Divine Enemy、Dead Spirit Mage、String User、Great Demon King、Vengeful Berserker

・Ability Values

Vitality: ５７７,７５２　(２,０６１ＵＰ！)

Mana: ８,９４０,４７８,２３０＋(８,０４６,４３０,４０７)　 (合計８０８,９００,４１１ＵＰ！)

Strength: ５９,６３１　(７４９ＵＰ！)

Agility　：５２,９６８　(２１７ＵＰ！)

Endurance　：６３,４３０　(９５０ＵＰ！)

Intelligence　：６８,１７１　(６７８ＵＰ！)

・Passive skills

Monstrous Strength：６Ｌｖ

Super Rapid Regeneration：４Ｌｖ(ＵＰ！)

Hell King Magic：９Ｌｖ(ＵＰ！)

Status Effect Immunity

Magic Resistance：９Ｌｖ

Dark Vision

Enticement Dark Demon Creation Destruction Dream Path：９Ｌｖ(【滅道Enticement】とintegration！)

Chant Revocation：９Ｌｖ

Guidance: Dark Demon Creation Destruction Dream Path：９Ｌｖ(【Guidance：滅道】とintegration！)

Constant Mana Recovery：２Ｌｖ

Mass Strengthen Adherents：３Ｌｖ

Deadly Venom Secretion:(Fangs, Claws, Tongue)：４Ｌｖ

Enhanced Agility：９Ｌｖ

Body Expansion (Tongue)：１０Ｌｖ

Strengthened Attack Power Unarmed: small

Enhanced Body Part (Hair, Claws, Tongue, Fangs)：１０Ｌｖ

Magic Thread Refining：１Ｌｖ

Mana Enlargement：９Ｌｖ

Mana Recovery Rate Increase：９Ｌｖ

Strengthened Attack Power while activating a Magic Cannon: Max

Augmented Vitality：２Ｌｖ

Strengthened Attribute Values: Ruling：６Ｌｖ

Strengthened Attribute Values: Target of Faith：３Ｌｖ

Strengthened Attribute Values: Vidal Empire：１Ｌｖ

Self-Regeneration: Cannibalism：３Ｌｖ(ＵＰ！)

Augmented Attribute Values: Cannibalism：３Ｌｖ(ＵＰ！)

Strengthened Attack Power Materialized Soul : Medium(ＵＰ！)

・Active skills

Bloodrule：１Ｌｖ

-Transcend Limits-：８Ｌｖ

Golem Creation：７Ｌｖ

Hollow King Magic：６Ｌｖ

Precise Mana Control：３Ｌｖ(ＵＰ！)

Cooking：８Ｌｖ

God Alchemy：１Ｌｖ(Alchemy awakened into！)

Soul Breaking Arts：５Ｌｖ

Simultaneous Multi-cast：４Ｌｖ

Surgery：８Ｌｖ

Realization：４Ｌｖ

Coordination：１０Ｌｖ

Super High-speed Thought Processing：６Ｌｖ

Commanding：１０Ｌｖ

Thread-reeling：８Ｌｖ

Throwing Technique：１０Ｌｖ

Scream：８Ｌｖ(ＵＰ！)

Divine Spirit Magic：２Ｌｖ

Demon King Artillery Technique：５Ｌv(ＵＰ！)

Armor Technique：１０Ｌｖ

Shield Technique：１０Ｌｖ

Group Shadow Binding Technique：７Ｌｖ

Fragment Trascend Limits：２Ｌｖ(ＵＰ！)

Spirit Tuning：１Ｌｖ

Whip Technique：３Ｌｖ

Spirit Form Transformation： Thunder

Staff Technique：２Ｌｖ

High-Speed Flight：１Ｌｖ

・Unique skill

God Devourer：８Ｌｖ

Soul of Multiple Different Appearances

Mind Encroachment：９Ｌｖ

Labyrinth Creation：５Ｌｖ

Great Demon King

Abyss：１０Ｌｖ

Divine Enemy

Soul Devour：９Ｌｖ

Vida’s Divine Protection

Gods of Earth's Divine Protection

Group Thought Processing：７Ｌｖ

Zantark’s Divine Protection

Group Manipulation：７Ｌｖ

Soul Form：４Ｌｖ

Demon King's Demon Eye

God of Origin’s Divine Protection

Ricklent’s Divine Protection

Zuruwarn’s Divine Protection

Perfect Recording

Surpass Limits Soul：２Ｌｖ(ＵＰ！)

Mutagenesis

Demon King's Body

Demi-God

・Curse

　Experience gained in previous life not carried over

　Cannot learn existing jobs

　Unable to gain experience independently

　この後控えている戦いは、激戦と言えそうなので、Ability Valuesが上がり易そうなGuider Jobの内、先に出ていた【Destruction Guider】をVandalieuは選んだ。

「もうadventurer登録も済ませましたから、Statusを気にする必要もないですからね。しかし……levelが上がったのは、【Cannibalism】や【Fragment Trascend Limits】とか、身を削るskillばかりですね」

　Destruction Guiderのimpactなのだろうが、文字通りの不吉さだ。

「まあ、いいか」

　そう言って気を取り直したVandalieuは、Job change roomを後にした。

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○Title explanation:：Black Blood Emperor

　黒きbloodを持つEmperorである事を表すsecondary name。Blood potionのProductionや、生物をbloodによって変異させる時、自身のbloodを変化させる時に補正を得る事が出来る。

　このsecondary nameを獲得したのは歴史上Vandalieuのみであり、ほぼ彼専用のsecondary nameである。

○Title explanation:：Dragon God Emperor

　龍のEmperorである事を表すsecondary name。普通はself-proclaimedしようが、神にそう称えられようが獲得する事は出来ない。

　出来るとすれば、龍の中でも有力な存在に認められ、名を贈られた時ぐらいである。

　そのため、Tiamatにsecondary nameを贈られたVandalieu専用のsecondary nameと言える。

　このsecondary nameを持つ者に敵対するという事は、Tiamatやその配下の龍達と敵対する事と同じだと覚悟しなければならない。

○Job解説：Vengeful Berserker

　【Scream】skillを獲得し、ある程度levelを上げた者が就く事が出来るJob。【Scream】skillに補正が在り、また【Singing】等のskillを獲得しやすくなる。Vandalieuの場合は補正があっても、それでは補えない程彼には歌のaptitudeがなかった。ただ、効果音を出すのは上手くなった。

　声を出す力やEnduranceが上がり易く、Agilityは上がり難い。Job単体として考えると、中々微妙である。

　上位Jobに【Rudra】が存在するが、Demi-Godの域(Humanなら上位のＡClass、若しくはＳClass adventurer以上)にならないと、就く事は出来ない。