Showとして少しFlightしたCuatroは、再び着水すると港に接舷した。
港に集まった人々は「Oracleの通りだ!」と歓声をあげ、代表者らしいHumanのmaleが呼びかけてくる。
「ようこそ、地上から来たbrothers達よ! 我々はあなた達を歓迎――どうしたんだ、その顔は!?」
だが、Cuatroに乗っている者達の姿を見た瞬間、歓迎の言葉は驚愕に変わる。
「右側の皮が削がれて、boneが剥き出しじゃないか! は、早く治療しないと!」
「待つんだ、町長! こっちの人は顔が全部boneだけだぞ!? それにみんな顔色が悪いし、目が虚ろだ!」
「potionをありったけ持ってこい! 治癒magicが使える奴をかき集めるんだ!」
『いやいや、落ち着けよ。俺の顔については気にしないでくれ』
『ヂュゥ、お気持ちだけ頂いておきます』
顔の右半分が、頭蓋boneが剥き出しになっているBorkusと、実は顔だけではなく鎧の下もboneだけのBone Manが、地底worldの人々を落ち着かせようと、injure人ではない事を伝える。
Oracleを受けたDoranezaが招いた天を翔ける船、Cuatroを出迎えるために地底worldの人々は集まった。だが、Cuatroに乗っているのがほぼUndeadである事に気がついていなかった。
遠目にはCuatroは雰囲気がやや不気味だがGiantな事以外は普通の船に見えるし、Giant race ZombieやUndead船員も、遠目には生きている人と変わらないように見える。Defense Equipmentや服を着ているし、動きに不自然さが無いからだ。
「と、言う訳で船に乗っている者の多くはUndeadじゃが、心配はいらん。地上ではGiantなTrue giantや龍とやり合った、神にも匹敵するUndead達じゃが、とてもreason的だ。
Jullak 町長、妾が保証する」
Doranezaの説明に、Jullakというこの町の長らしい青年は驚愕から立ち直り、元通りの穏やかな表情で頷いた。
「そうでしたか。Doraneza -sanがそう言うのでしたら、大丈夫ですね」
その町長の判断に、集まっている人々からも異論は出なかった。どうやら、彼女は随分信頼されているようだ。
「しかし、Undeadとは……こんなに幼いのに、あなたも生前はご苦労なさったでしょう」
「……すみません、俺は生きています」
「えっ? そうなんですか? これは失礼しました。まるで死蠟のような肌の色をしていたので、てっきり……では、あのScyllaの方のImouto -sanですか? tentacleが随分多いんですね」
「いえ、それはこのTamaとGyokuのtentacleです。俺はDhampirのVandalieu Zakkartと申します。あと、男です」
「「キュー」」
「なんと! Champion Zakkartの名を継いでいるとは、特別な立場の方のようですね。これは重ね重ね失礼しました」
UndeadやScyllaに間違えられたVandalieuが、そうcorrectionすると、Jullak 町長は「いやー、参った」と頭を掻いた。
「では、早速ですがtempleまでご足労願っても構いませんか? 私達はここをGartlandと呼んでいますが、ここに来た方はまずtempleに案内するようにと、古の時代からの慣習がありまして。
私達はその間、皆-sanの宿や歓迎の準備をしますので、他に世話役を頼む事になりますが。あ、そう言えばUndeadの方達も食事はとられますか?」
「分かりました。後、Undeadの皆も食事をとる事が出来るので、よろしくお願いします」
BorkusやBone Manも食事を楽しむ事が出来る。生者のように必要不可欠と言う訳ではないので、娯楽でしかない。しかし、娯楽だからこそ宴を開いてもらえば喜ぶし、この地底worldの人々と交流しお互いに打ち解ける機会になるだろう。
しかし、若干話が早く進み過ぎている気がすると、Vandalieuは思った。
これまでも、Boundary Mountain Range内部の国々やDemon continentの街では、Undeadについて説明し、納得してもらった。しかし、納得が得られるまでもっと時間を必要とした。……それでも説明する前にVandalieuが人々から信用を獲得していたり、相手が導かれていたり、そうした理由で理解を得るまで必要とした時間は通常では考えられない短さだったのだが。
しかし、Jullak 町長を始めこの場の人々が納得するまでに要した時間はおおよそ十数分。Vida's New Racesだけなら、VandalieuのGuidanceの効果が高まったのだと考える事も出来るが、Jullak 町長は見た限りHumanである。
彼が余程人生にdespairしているのでなければ、会話も殆ど交わしていないのに導かれたとは考えられない、
「でも、良いのですか? Undeadに対して殆どの人は忌避感を持つはずですが」
気になる事はすぐに確認しておくに限ると思って尋ねると、Jullak 町長は「はい、良いのです」と頷いた。
「Oracleには、Undeadの存在は明確にはありませんでしたが、『Abyssが死を率いてやってくる』とありましたからね。
それに、私もUndead同-sama、Aldaが邪悪と定義する存在ですから」
「貴方も?」
そう聞き返すと、Jullak 町長はHumanにしか見えないSmiling Faceで答えた。
「はい。私はJullak Simon。Humanにそっくりですが、Homunculusです。私だけではなく、この地底worldのHumanやElf、Dwarfは全て……いや、ほんの数人以外はHomunculusか、それと他のraceの混bloodです」
Homunculus。それは邪悪なLife-Attribute Magicによって創られる、Pseudo-生命体。しかし、多くの個体は出来損ないで、培養に使った容器から出る事が出来ず、大きさも赤ん坊か幼児程度にしか成長しない。
だが、Evil God (M) Evil God (P)の力を得た者や、長く邪なmagicを学んだMageが作るHomunculusは、Humanそっくりな見た目と、高い知能を持つと伝わっている。
Alda templeでは、HomunculusはHumanではなくmonstersの一種として定義しているが、当然Devil NestsやDungeonなどで発見される事はない。と、言うかHumanそっくりのHomunculusは、半ばlegendの存在であり、 Bahn Gaia continentではMage guildの書庫に納められた文献に存在が記されているだけであった。
本当にmonstersなのか……StatusにRankの項目があるのか、Rank upするのか、Jobに就く事は出来ないのかは、文献に記された情報が少なく、不明とされていた。
Vandalieuも昔、Darciaの新しいBodyを作る方法の一つとしてHomunculusについて調べた事があった。
ただあまりの資料の少なさと、必要な邪悪なGodsと契約する具体的な方法が分からなかったので、保留にしたまま時が流れ、最近では忘れていたのだが。
「まさか、町長も含め住人の殆どがHomunculusだったとは思いませんでした」
そうした謎は、このGartlandで一気に解明されそうである。
『うん、見ていてもHumanにしか見えなかったもん。それがあんなに……集まっていた人達だけで、数十人はいたよね?』
そう驚くVandalieuとZandiaに、世話役を任命されたMajin Raceのfemaleは「そうでしょう」と頷いた。
「我もDoraneza達と共に、このGartlandに身を寄せた当初は驚いた。我もHomunculusを作った事はないが、知識としては知っていた故、余計にな」
そして、遠い目で空を見上げて続ける。
彼女の名はDediria。Beast-Majin、Vanderと呼ばれる、-sama々な獣の特徴を持つMajin Raceだ。大柄な体に、獅子のtail、clawsの生えた足に、finのような耳等、Majin Raceの共通した特徴である頭部に生えた角と青黒い肌を見なければ、異なるrace同士で結婚したBeast raceの間に生まれたfemaleのように見える。
そしてDoranezaの一族と同盟を結んでいた、Majin Raceの一族の長で、 Bahn Gaia continentでは『Saintess of Darkness』と名乗っていたそうだ。
「通常のHomunculusを一体創るのに約百万Baumかかるのに、あの人数……しかも Human型やElf型、Dwarf型など幅広く揃えて、町の長が出来る程高い知能と事務Abilityを併せ持つ。
創ろうとすれば、どれだけの資金と施設が必要になるのか、想像も出来ない」
そしてそのまま真っ直ぐ歩いて、建物の間の狭い道に入ろうとする彼女。それをPrivelが声をかけて止めた。
「……あのー、templeってあの大きな建物だよね? そっちに行くと、通り過ぎちゃいそうだけど」
「む、すまん。まだこの町に来てから日が浅くてな」
そう言い訳をして、金勘定に夢中になっていたのを誤魔化しながら戻ってくるDediria。このGartlandにもGartという独自の通貨があるそうだが、これは Bahn Gaia continentにいた頃からの彼女の癖だろう。
Vandalieu達一行はCuatroと『Four Captains of the Dead Sea』達を港に残し、彼女の案内でtempleに向かっていた。Cuatroをshadowの中に収納する事もできるのだが、港に集まった人々がまだ興味津々といった-sama子でCuatroを見つめているので、置いて行く事にしたのだ。
今頃港では、Bone ManやUndead船乗り、OrbiaやPrincess Leviaによる、「私達は悪い Undeadじゃないよshow」が開催されている頃だ。
boneのpuzzleやBone Manの剣踊、炎と水とspaceのshowで、Undeadの中にも親しみが持てる存在が居る事を地底worldの人々に知ってもらうために、即興で開かれている。
『俺達は、何故に不参加ぁ? spaceの連中まで参加していたのにぃぃ』
『そうです、主よ。我々の光のshowで奴らを惑わし、同類になる事を望むよう仕向けて見せます!』
『Lunatic Dog』のBellquertと、『Fighting dog』のDarockがそう力説するが、Vandalieuはきっぱりと首を横に振った。
「ダメです。特にDarock、『奴らを惑わし』とか、『仕向ける』とか、そう言った言葉が出る内は絶対にダメです」
二人は生者を自分達の同類にしようとする、ある意味Ghostらしい癖があった。その対象が敵に向かうのなら別に構わないが、敵以外も同類にしようとするので目を離せないのである。
……この二人は、Vandalieuに導かれても人格が全て変わる訳ではない事の、悪い例である。
『そんな!? いったい何がいけないのですか!?』
しかも、自覚がない。
『貴-samaがそんな事だから、Vandalieu -samaの目が届く場所にしか配置されんのだ! 良いぞ、その調子を維持するのだ!』
Darock達が万が一runawayした時に、すぐ取り押さえるため『Loyal Dog』のChipurasもついて来ていた。ただ、彼はVandalieuについていられる事を喜んでいる-sama子だが。
「不穏な言葉は聞かなかった事にするとして……ここのHumanやDwarf、Elfが全員Homunculusではないし、Jullak 町長たちも純粋なHomunculus、Alchemyで創りだされた存在ではない。
町長も言っていたが、彼等はVida's New Racesとの両親の間に混bloodが進むうちに産まれた存在だ。培養器ではなく、母親の腹で生まれ育っている。普通のHomunculusとは、だいぶ違うだろう」
「なるほど。普通の人と見分けがつかないのは、だからかもしれませんね」
emotionsとemotions表現、他者への共感。それがよくある作り物めいたものではなく、普通のHumanと同じならappearanceが多少変わっていても、Humanだと思い込むのかもしれない。
『しかし、Saintessにも色々いるもんだな』
『ん? Borkus、何か言った?』
Dediriaの-sama子を見て、Borkusがそう呟く。自分に視線が向けられている事に気がついた、『Saintess of Healing』のsecondary nameを持つJeenaが首を傾げる。
方や、金勘定に夢中になって道を間違えかけるMajin RaceのSaintess。方や、飛んで来た自分より大きな岩を盾で叩き落とすGiant race ZombieのSaintess。
どちらも、見た目からして一般的なSaintessらしい清らかさや、たおやかさは感じられない。
「まあ、Saintessと言っても我はself-proclaimed『Saintess of Darkness』。半ば以上、Aldaへの皮肉を込めて名乗っていただけだ。特段、Saintessらしい偉業を成した訳でも、神からそう認められた訳でもないからな。回復magicは使えるが、気休め程度だ。Jeena -donoとは違う」
mercenaryやadventurer、そして犯罪者の中には自分に箔を付ける為に、所有していないsecondary nameを名乗る事がある。Dediriaのsecondary nameもそうしてself-proclaimedしている内に認知され、Statusに表示されるようになったものらしい。
『そんな事はないよ。回復magicが使えるのがSaintessの条件じゃないし、だったら私のsecondary nameに態々『癒しの』なんてつける必要ないし』
「そうですよ。それに貴女は、Continentから一族の生き残りを纏めて、こんな遠くまで辿りついた。それは神's Divine ProtectionやOracleがあったとしても、十分過ぎる偉業だと思いますよ」
世間一般のSaintessのimageから外れているJeenaと、彼女を支持するVandalieuがそう反論する。
二人の言っている事は正しい。templeに仕えるClergyman達の多くは確かに回復magicを使う事が出来る。何故なら、その方が民衆に受けるからだ。しかし、それだけでは法衣を着て聖印をぶら下げただけのMageだ。神の教えを説く事は出来ない。
「そう言ってもらえるのは嬉しいが、ここまで辿り着けたのはDoranezaと彼女達が奉じる神のお蔭だ。我はそれ程貢献していないし……そもそも、 Bahn Gaia continentから逃げるfeather目になったのは、我らMajin Raceの責任だ」
Dediriaによると、彼女達はoriginally Orbaum Elective KingdomのDuke Farzon領で暮らしていた。
しかし、ただ平和に暮らしていた訳ではない。定住していたのは割り当てられたAutonomous Territoryではなく、邪悪な神を信仰し、【Demon King Fragment】を隠し持っていた。
そしてHuman社会に対して、後ろ暗い干渉も行っている。
「もう隠す事ではないので言うが、地元領主の一族やAdventurer’s Guild branchのMaster等、有力者に対するハニーtrapと賄賂だ。
我の一族のObscene-Majin、SuccubusがHumanに化けて近づいて弱みを握り、body partと賄賂で籠絡して一族の安全を確保してきた。隠れ潜んでいるだけでは、いつか見つかる」
Human社会に隠れ潜むMajin Raceの中には大きければ国家転覆、小さくても辺境の村や町を乗っ取る等、過激な陰謀を企む者もいるが、Dediriaの一族はそれ程ではなかったようだ。
「……それは、平和に隠れ潜んでいたと言う範疇に入りませんか?」
Vandalieuなどはそう思うのだが、Duke Farzonはそう思わなかったようだ。
「入らないだろう。我達がその気になれば、籠絡した者達を使って不正はし放題だし、不都合なHumanを消す事も容易い。実際、過去にはそう言った事もしてきたからな。
それに、blood統を気にするNoble達には我々の存在は都合が悪い。こう見えても、我やDoranezaにはDuke Farzon領のNobleのbloodが混じっている」
ハニーtrapを仕掛けるという事は、要人と一nightの関係になるという事で、その結果childが出来る事もあった。出来たchildは一族の一員として育てられ、暮らしてきた。そして親しいMajinや、同盟相手のMerfolkと結婚し……bloodは混じり広まった。
DediriaやDoranezaはElective KingdomのNobleのbloodを引いているのである。
「そして籠絡した誰かが裏切ったのか、それともヘマをしたのか、今となっては分からないが我々の存在がばれた。DukeのKnightとAdventurer’s Guildのadventurerで編成された討伐隊を差し向けられた。我々は撃退するどころかDoraneza達の助けを得て逃げるfeather目になった訳だ。
最初はContinentから離れるつもりまではなかったのだが……DoranezaがMarisjaferからOracleを受けた。『新天地を目指すべし』と言う言葉と、方向を指し示してな」
後は泳げない者の為に、運良く見つけた海賊船を襲撃して船を乗っ取ってここまで航海してきたらしい。
「壮絶な大Adventureじゃないですか」
「Continentを出てからは、ほぼDoraneza達のお蔭さ。我が生きているのもな」
Dediriaは討伐隊のあるadventurerとの戦いで、深手を負っていた。Doranezaが【Demon Kingのmucus glands】から分泌したmucusで傷を包み、出bloodを抑えていなければ死んでいただろう。
『だけど、Flying Krakenはどうしたの?』
『戦って勝てたとも思えねぇから、偶々遭遇しなかったか、Oracleで遭遇しないcourseを教わったとかか?』
JeenaとBorkusがそう尋ねると、Dediriaは「守護者の事か」と頷いた。
『守護者?』
「ああ、GartlandのGodsが配置したmonstersか、その子孫の事だ。我々がその存在を知ったのは、ここに着いてJullak -dono達から教えられたからだが」
どうやらFlying Krakenは、洞窟の出入り口と同じでDemi-God等Alda's Factionの手の者が、Demon KingのContinentに近づくのを防ぐ目的でGartlandのGodsによって配置されたmonstersだったようだ。
Flying Krakenはある程度以上Giantな対象……True giantや龍が水面近くを泳いでいるか、空を飛んでいる時のみ、浅い海に出てきて襲い掛かる習性を意図的に与えられていた。そのため、Merfolk達や中型の海賊船を使っていたDediria達は攻撃対象にならなかったらしい。
逆に、Cuatroは大型船を四つ繋ぎ合わせて作った超大型船だったため、Flying Kraken達の闘争Instinctを大いに刺激したようだ。
『陛下-kun、霊に聞いた時分からなかったの?』
「俺達が倒したのは、ここのGodsが創ったFlying Krakenの子孫達でしょうからね。彼らは亜人型のmonstersと違って言語を持たないので、歴史や文化を継承する事は出来ませんから、自分達の来歴を知らなかったはずです。
そして、知らない事は俺に魅了されていても話しようがありません」
Zandiaの問いにそう答えるVandalieu。GartlandのGodsが番人用のmonstersを創る時にFlying Krakenを選んだのも、そうした理由で万が一にもAlda's Factionに自分達の存在が洩れる事がないからだろう。
そう話している内に、目指しているtempleが近づいてきた。
この町は、地底world Gartlandの首都のような場所であるらしい。各raceが暮らす町や村は別にあるが、お互いに集まって話し合いや交易をするための中継地を、また地底湖でのFishingをするための港と船の整備、そして海産物の加工を行うための拠点を作ったら、何時の間にか町にまでdevelopmentしていたそうだ。
そのためtempleも各raceのGodsが全てと、『Goddess of Life and Love』Vidaと『War-God of Fire and Destruction』Zantarkが祭られていた。全体的な印象は、Moksiの町の共同templeと似ている。
やや意Artisanが禍々しいが。
「ここがtempleだ。恐らく、ここでGodsからOracleが下されると思う。我達が移住した時もそうだった」
『いや、maybe坊主の場合は直接話を付ける事になるんじゃねぇかな?』
「直接? それはいったいどう言う――」
Dediriaの声が途中で途切れたと思った時には、VandalieuはGodsのDivine Realmに招かれていた。
『なるほど、やはり』
そしてGodsの姿を見たVandalieuは、彼等が元Demon King ArmyのEvil God (M) Evil God (P)である事を理解して納得した。HumanそっくりのHomunculusを創ったり、番人としてFlying KrakenをContinentから離れた海に配置したり、このworldで誕生した神らしくない事を行っているので、そうだろうなとは予想していたのだが。
姿を見せた神は、双頭の鮫の首の根元から逞しいmaleの上半身を生やしている神や、白いfurでwhole bodyを覆った猿……いや、giant。逆にfurが一本も生えておらず、目も鼻も口も無くskinだけが艶めかしい神、それにあらゆる臓物を人型に組み合わせたような神に、countlessのboneを獣の形に組み合わせたKnochenに似ている神に、肉だけで出来たDragonのような神。そして笠に目や口がついた茸の集合体のような神。
そして彼らは、何故か全員が腕に相当する部分を上げてBanzaiのような姿勢を取っていた。
(Gartlandの挨拶かな?)
そう思ったVandalieuは、彼等に倣って腕を上げてBanzaiをする。
『初めまして。Vandalieu Zakkartと申します。危ないところを招き入れて貰い、助かりました』
そしてそう挨拶すると、何故かGodsはビクっとbody partを振るわせて、怯えたような-sama子を見せた。そして双頭の鮫のlower bodyを持つ神が意を決し、口を開いた。
『こちらこそ貴-donoを迎え入れる事が出来て光栄だ。我は、『True Evil God of Red South Sea』Marisjafer、Doranezaの一族を守護してきた神だ。他の神も、約十万年もの長きに渡りVida's New Racesを守護してきた者ばかり。
故に、どうか話を落ち着いて、冷静に、最後まで聞いてほしい』
『はい、俺は見ての通り落ち着いていて、冷静です。そして最後まで話を聞きますが……どこかおかしいですか?』
『ではその……大きく振り上げた何本もの腕は、いったい?』
『これは、あなた達の真似をしているだけです。てっきり、挨拶や歓迎の印かと思って』
『いえ、我々が手を上げているのは、降参と敵意が無い事を表しています』
『……そうでしたか』
どうやら、Banzaiの意味が両者で違っていたらしい。Vandalieuは、すっと両腕を降ろし、Marisjafer達も安堵しながらそれに倣った。
『ですが、何故出会い頭にそんな事を? 俺は別に貴方達を害そうとは思っていませんが。……それに、誰彼構わず魂を喰うような獣になった覚えもありません』
Radatelの魂を喰らった事で怯えられているのだろうかと思ったVandalieuは、そう言ったが、Marisjafer達がVandalieuに対して怯えていたのは、他の理由があったからだった。
『いいえ、Vida's Miko、Championを継ぐ者よ。我々があなたを恐れているのは、我々がVida's FactionのGodsではないからです。
我々は、Demon King ArmyのRemnantsに分類されるGodsなのです』