Camouflage Humanがskillを奪う条件は、対象の同化Absorption……つまりはeating preyである。

　それも、ただ喰えばいいという訳ではない。skillを奪うためには、対象が虫の息でもいいから生きているcondition……Bodyに魂が宿っているconditionでeating preyする必要がある。certainly、対象が生きていても、対象から切り離されてから時間が経っている、既に魂が宿っていない部位をeating preyしても無駄だ。

　姿形や声等を写し取るだけなら、ただ観察するだけでも十分だがskillを奪うには上記の条件を満たす必要がある。

　そして、skillを一つ奪うのに必要なeating prey量は対象の大きさ、所有しているskillの数や、そのskillの種別やlevelによって異なる。

　大雑把に説明すると、body partの大きさを所有しているskillの数で割り、そこにそのskillの種別やlevelを考慮した量をeating preyしなければならない。

　例えば、平均よりも小柄で、幾つものskillを持つ少年から、Passive skills一つとUnique skill一つを奪いたければ、腕の半分程の量をeating preyする必要があった。

「……ぬああっ！！」

　ValdiriaにCamouflageするのを止め、『Knight of the Crumbled Mountain』としての姿に戻ったGordiは、怒りの声をあげながら減り込んでいた地面を弾き飛ばして脱出した。

「うおおおおっ！」

　ほぼ同時に、partnerが【Mana Bullet】をGordiが貸した宝剣で切り裂いて、危機を脱する。

「「あ、あり得ない！」」

　そして同じ言葉を口にして、Vandalieuを睨みつける。しかし、睨まれた彼は二人の叫びを無視して、【Mana Bullet】を出したり消したりを繰り返し、黒いManaを漂わせては首を捻っている。

　今まで、彼等にskillを奪われた者達の内、eating preyの際に死なずに生き残った者は、酷く動揺し冷静さを失うのが常だった。

　body partの一部を食いちぎられた事も忘れて、奪われたskillを取り戻そうとがむしゃらに向かって来たり、逆に情けなく逃げ出そうとしたり。中にはskillを戻すよう泣きながら懇願してきた者もいた。

　ちょっと驚いた以上の動揺は見せず、殺そうとしたのはVandalieuだけだ。

「ふむ……skillが奪われても、MentalとBodyに特段の変化はないようですね。skillは『魂に刻みつけられているもの』らしいので、Memoryが一部無くなるぐらいは覚悟したのですが」

『magicの方はどうですか？』

「No-Attribute Magicは使えますが、Death-Attribute Magicは難しそうです。death attributeのManaは在りますが、全く纏まらない」

　今も周囲のGhostと会話をしながら、自身の-sama子を確かめていた。

　初歩的な【Sterilization】のmagicをActivateしようとしても、上手くいかない。ただ、通常の数百倍もManaを消費すれば、Manaが拡散しないよう制御するのが大変だが使う事は出来る。

「使えない事もないですが、難易度の高いmagicはmaybe失敗するでしょう」

『じゃあ、【Death Bullet】は止めておいた方が良いですね。途中ではじけ飛んだら、大惨事です』

　Princess Leviaの言う通り、当たった対象のVitalityを吸う【Death Bullet】が散弾のように飛び散ったら大惨事だ。fragmentでも一般人なら当たれば即死するだろうし、戦闘職に就いてJob changeを何回か重ねた者でも危ない。

「ただ、Death-Attribute Magicがすべて使えない訳ではなさそうなので、何とかなるでしょう」

　霊に呼びかければ【Golem Creation】で小さなGolemをすぐ作る事が出来るし、Ghostとの会話も行えるという事は【Divine Spirit Magic】も使えそうだ。

『それで、【Demon King Fragment】は大丈夫なの？』

　Orbiaに訊ねられ、Vandalieuは意識の内幾らかを自身の内面に向けるが、【Demon King Fragment】が【Demon King】skillを失ったVandalieuを見限り、Gordiの元に向かおうとしている-sama子はなかった。

【main body？　我はmain body？　俺はmain body？】

【我は俺？　俺は我？】

　ただ、すごく困惑しているのは感じ取れた。何かの拍子にVandalieuのbody partから出ようとしたり、runawayしてBodyの主導権を奪おうとし始めたりする可能性がある。

「我は俺、俺は我。俺の一部は俺、俺と我は同一、俺に帰属せよ」

【我は俺、俺は我。我は俺の一部、我と俺は同一、俺に帰属する】

　鎮まった。これで大丈夫だろう。

(skillを奪われたのは驚いたけれど、skillを失った事以外は全くimpactがない。Demon King Fragmentもすぐ鎮まった。Memoryに関しては【Perfect Recording】の効果かもしれないけれど)

　それだけ分かればもういいと、Vandalieuは事態について行けず硬直しているTakkard・Alcrem Dukeと、彼を守ろうとしているKnight達の方を振り向いて尋ねた。

「Ralmeia、奴が俺のLeft Armを喰った時、どんなskillを使っていたか分かりますか？」

「ハっ！　【Camouflage：生物】、【Absorption同化】、【Monstrous Strength】、【-Transcend Limits-】等のskillがActivateしていました！」

「なるほど。【Absorption同化】がskillを奪うskillらしいですね。なら、俺の腕を喰ったのがskill Activateの条件か。

　皆、奴らに自分のbody partの一部を食べられないよう気をつけてください」

「分かったけど、まあ、うん、普段以上に注意するわね」

　Katiaが微妙な顔でnodが、Vandalieuに言われなくても戦闘で五体の一部を食いちぎられないように注意するのは当然である。

　そうした点では、Gordi達Camouflage Humanがskillを奪う方法がeating preyである事はVandalieu達にとってFortuneだった。

　視線を合わせたり、ただ傷を付けるだけだったり、質問に答える、三度nod等の決まったやり取りを行ったりと、簡単な条件を満たすだけでskillが奪われるのだったら、戦闘の難易度が数段上がっていただろう。

　対象を生きたまま喰うだけで、skillを奪えるのはCamouflage Humanの強みだ。しかし、その強みを活かした不意打ちや奇襲が失敗に終わり、しかも自分達の正体とAbilityが明らかになった後戦闘で発揮するのは難しい。

「Ralmeiaっ！　貴-sama、何故Dhampirに情報を……ええいっ、今は閣下を守り、奴らを始末するのが先決！

　Knight及びSpyは閣下を守りながら撤退！　民の避難誘導を行え！　Sergioっ、とっとと出てきて参戦せんか！」

　そしてGordi達にとって都合が悪い事に、Brabatieuがあれだけ敵意と不信感を向けていたVandalieu達ではなく、彼等に向かって剣を躊躇いもなく向けた。

「Brabatieu！？　お前も何を言っているのだ！？　あ、あれはGordiではないのか！？」

　Dukeはまだ混乱しているが、Brabatieuはきっぱりと首を横に振った。

「閣下！　あれはGordiではありません！」

「何だと！？」

「あれはGordiの姿を奪ったmonstersか、邪悪な神かVampireの手先か……何であれ偽者に違いありませぬ！　恐らくGordiに化けていたのをValdiriaに見抜かれ、彼女の姿を奪うとともに亡き者にしようとしたのでしょう！」

「「そ、そんなBAKANA！？」」

　彼のconjectureに、思わず声をあげるDukeとGordiのpartner。Dukeはそのままの意味だが、Gordiのpartnerの叫びは、「そんな都合が良い事を。本気で考えているのか！？」と言う意味の叫びである。

「だが、確かにそう考えれば辻褄が合う……のか！？」

　しかし、目の前でGordi達がBodyを変化させCamouflageする光景や、普段のGordiからは考えられない言動を見ているDukeは、Brabatieuの間違った推理に説得力を感じてしまう。

　それにDukeにとっては、信頼していた『Alcrem Five Knights』の一人が最初からHumanの姿にCamouflageするmonsterだったと考えるよりは、Brabatieuの推理の方が心理的な抵抗感は少ない。

「きっとそうですよ！　そうに違いありません！」

　そして下手に混乱してGordiを庇うような事をされるよりは、Brabatieuの推理を信じて貰った方がVandalieu達にとっても都合が良いので、Julianaも全力で後押しした。

「クソ、訳がわからねぇ！」

　そして庭木のshadowから『遠雷のKnight』Sergioが飛び出して、Gordiに対して槍を構える。

「訳がわからねェが、Duke -sama！　そのGordiがHumanじゃなくて、Valdiriaをやった犯人なのは明らかです！」

「む、むぅっ！　そ、そうか。ならば……」

「言動からaccurateな目的は不明ながら、狙いはDuke閣下ではなくあのDhampirと推察します！　なので、Dhampirと協力し、都の被害を最小限に食い止めつつ、偽者共を討伐するのが肝要かと」

　Sergioの訴えとBrabatieuの提案に、Dukeは「分かった、頼むぞ」と短く告げる。

「partner！」

　それを見ていたGordiの『partner』は、危機感も露わに指示を仰ごうとGordiに声をかける。

　BrabatieuとSergioが、敵に回った。これは別に構わない。最初からallyではないし、利用するのもVandalieuからskillを奪うまでで、それからあとは切り捨てるつもりだったのだから。戦力としては、Vandalieuに対する肉の壁程度にしか期待していなかった。

　しかし今のconditionでは拙い。Vandalieu達の行動を邪魔するものがいない。このままでは囲まれ、『Cannibalismと強奪の邪Evil God (P)』Zeezoreginの元に逃げ延びskillを渡す間もなく、殲滅されてしまう。

　Camouflage Humanはskillを同族に譲渡する事が出来るが、Telepathyのように距離を無視して譲渡できる訳ではないのだ。

　彼らの目的は、Vandalieuから目的のskill……Vandalieuが使う特異なattribute magicと、彼をDemon Kingたらしめているskillを奪う事にあった。

　目的を果たしたら、skillを奪われた事で最も得意とするmagicが使えず、Emotionalに動揺しているVandalieuから逃げ、彼等Camouflage HumanのCreatorであるZeezoreginにskillを……特に後者のskillを届ける算段だった。

　しかし、skillは奪ったがVandalieuは彼等が予想したよりも弱体化も、psychological動揺もせず、こちらを殺そうとしている。

　これではZeezoreginの元までGordiを逃がす事が出来ない。

「奪ったskillは使えないのか！？」

「使えん。originally magicは使えないと踏んでいたが、この【Demon King】skillは何なのだ？　いったいどんな効果が……」

　そして奪った【Hell King Magic】は、Gordiにはdeath attributeの適性がないので使う事が出来ない。【Demon King】skillは、Camouflage Humanである彼には、使い方が分からなかった。

「何という事だ。Space-Attribute Magicは、想定通りActivateしない。どうする、partner？　このままでは俺だけではなくお前も死ぬぞ」

「……意外な事に逃げるつもりでしたか。てっきり、俺からskillを繰り返し奪って最後には殺すtacticsなのかと思いました」

　space attributeのEvil God (M)であるGufadgarnの妨害によって【Teleportation】が使えない『partner』に、Vandalieuはそう言った。

　Gordiと『partner』は、十万年の間にCamouflage Humanが自ら高め、もしくは奪い取ったskillの数々が与えられている。その戦闘力は、ＳClass adventurerに匹敵すると彼らは自負していた。

　しかし、Vandalieuを倒せるとは思えなかった。既に彼はＳClass adventurer相当の実力者や、それ以上のEvil God (M) Evil God (P)を屠っているのだから。

「やはり、当初の予定通りにするしかないか！」

「最早ここまで、か」

　自棄になったように叫ぶGordiの両腕や背中が灰色の泥状に変化し、激しく泡立ちながら変化していく。それに合わせて、『partner』は劣化版itemボックスを開いた。

「【Hollow Bullet】Sustained Fire」

「何かするつもりだ！　攻撃を！」

「Knight達は儂らFive KnightsがCommandingする！　余計な口は挟まないでもらおうか！」

「あいつ等と協力するんだろうが！？　お嬢-san達、このクソ爺は気にせずバンバン指示をくれ！」

　動き出したGordi達に、Vandalieuの圧縮された【Mana Bullet】である【Hollow Bullet】が連続で撃ちこまれ、Gizania達も続いて【斬空】や【飛斬】、【氷の槍】等のMartial Artsやmagic、そして齧られる事はないだろうとNataniaが【rocket punch】を繰り出す。

　BrabatieuやSergioも、口はともかく手はしっかり動かして遠距離攻撃を放った。

　Gordi達への攻撃が全て遠距離攻撃なのは、彼がVandalieuのskillを奪うところを見たのと、あの灰色の泥で近づいた者を飲み込むつもりなのではないかと言う、警戒心が働いた結果だった。

　哀れ、Gordiとその『partner』は蜂の巣になるかと思われたその刹那、泡立つGordiの腕だったところから、Giantな人shadowが出現する。

「グギギギギギギィ！？」

「ゲギャアアアアアアア！！」

「がはぁ！？」

　そして出現するとほぼ同時に、【Hollow Bullet】を受けて絶命した。更に続けて出現した人shadowも、Gizania達が放った攻撃を受けて倒れていく。

「あれは、OgreとGoblinの上位種？」

「奴らが守っている、Holy Wastelandsの周辺のDevil Nestsに生息しているmonstersだ！　あいつ等、討伐しても『自分達で使うから』ってguildに素材を持ちこまなかったが……このためか」

　Camouflage Humanとは言っても、姿形やskillを奪えるのはHumanだけに限らないらしい。

　更に転がって来た中背の人shadowの首を見て、Julianaが声をあげる。

「この顔は、行方不明の賞金首です！　前世で一時期追っていたので覚えています！」

　『God of Law and Life』Alda's Factionに正体を気がつかれる訳にいかないCamouflage Human達にとっては、神を信仰しないmonstersや、religionが極めて薄い無法者達は、skillを奪う相手として丁度良かったのだろう。

「どうやら、今までeating preyした者達の姿の同族を産みだして、戦力を補強しようとしているようだな」

「悪足掻きにしか、なっていないけどね。Van -kunのmagicだけじゃなくて、Knightの人達の攻撃でもバタバタ倒れるし」

　Privelが言うように、Gordiが作り出す新たなCamouflage Human達は、誕生した次の瞬間には屍となって倒れ伏している。

　Valdiriaにspineを踏み折られた旧『partner』のようにAbsorptionしないのは、完全に死んでしまうと出来ないのだろう。

　このままなら、攻撃がGordiに届くまでそう時間はかからないと思われた。

「っ！　奴は【Demon King】と言うskillを使っています！」

　だが、Ralmeiaがそう叫ぶのと同時に、追い詰められているはずのGordiが哄笑をあげた。

「ははははははは！　素晴らしいっ、これが【Demon King】skillの使いかたか！　数多のmonstersを作り出したlegendのDemon Kingの如く、新たなmonstersを産みだす行為を補助し、より強力にしてくれるのか！」

　奪ったものの使い方が分からなかった【Demon King】skillが、Camouflage HumanであるGordiの分裂をmonstersのCreationと解釈し、Vandalieuが無意識のうちに発揮していた効果を表し始めたようだ。

「【鋼化】！」

　Gordiに顔立ちが似ている男がmagicでBodyに鋼の硬度を与え、Nataniaが再度繰り出した【rocket punch】を弾く。

「【Flowing Willow】！」

　今度はSergioと同じ色の髪と瞳をした美女が、『partner』がitemボックスから取り出した槍で、GizaniaのMartial Artsを受け流す。

「あれは先代『Knight of the Crumbled Mountain』！　Gordiの父親ではないか！」

「女の方は……家の肖像画で見た事があるぜ。槍の使い手で当時名のあるFemale Knightだった、俺の大伯母上だ。Gordiの家に嫁入りした後、俺が産まれる前にDisease死したはずだが……」

　Brabatieuと、Sergioがそれぞれ見覚えのある顔に驚愕を露わにする。

「Sergioの大伯母、ジスティナ-donoは儂も知っておる。何せ、儂の父の第四夫人にと言う話もあったのだからな。だが、そんなBAKANA。彼女はHumanのはずだ。いや、姿を真似ただけか？　いや、だがあの槍捌きは幼少の頃、御前試合で見た時と同じ……」

　動揺するDukeに、Vandalieuは静かに声をかけた。

「Duke -sama、あなたの知る彼女は、Humanで間違いないでしょう」

「では、いったい何故！？」

「嫁入りした後、Camouflage Humanにeating preyされたのでしょう。

　Gordi達がどんな生態をしているのか、Holy Wastelandsがどんな環境なのかは、俺は知りませんが、Camouflage Human達の中で、Humanが長く生かされるとは思えません」

　Vandalieuのconjectureを聞いたのか、自身の父親役やジスティナの姿をしたCamouflage Humanの背後で、Gordiが笑みを浮かべる。

「我々は別に適当な女を嫁にもらった事にする方が、面倒がなくて良いのだが、政略結婚の話が尽きなくてな。

　お蔭で、嫁入りや婿入りの時は毎回冷や汗をかかされたものだ。厄介だな、Nobleのblood統主義は」

　HumanにCamouflageしている以上、数十年ごとに代替わりしなくてはならない。子孫はCamouflageで作れるが、Knightとしての立場があるので、配偶者を身内で済ませ続ける事は難しい。

　そのため、外から嫁や婿を取る度に正体に気がつかれる前に、eating preyし姿とskillを奪ってきた。そして入れ替わって、実家のfamilyとのやり取りは少なめにして誤魔化して来たのだ。

「貴-sama……！　よくもしゃあしゃあと！」

　Brabatieuのconjectureに縋りつきたいが、そうはいかなくなり、Dukeは顔を歪めてGordiを睨みつける。

　Brabatieuも長年同僚だと信じていた相手に裏切られ続けていた事を直視せざるを得なくなり、Sergioは親族が無残に殺された事を知って、明確な怒りを瞳に浮かべた。

　部外者のVandalieu達ですら、Gordi達Camouflage Humanが十万年の間こんな事を繰り返していたのだと考えると、不愉快な気分になるのだから、その怒りは相当なものだろう。

「質問です、Takkard・Alcrem Duke。今から俺はGordi達を殺します。彼らが守っているHoly Wastelandsまで行って、Camouflage Humanを根絶やしにするために、全力を振るいます。

　その後、俺達と同じ側で一緒に事態の収拾を図るか、向かい側であなた達の口を封じようとする俺達と戦うか、どちらが宜しいですか？」

　だから、-samaを付けずに問いかけたVandalieuの、脅迫混じりの言葉にも怒りや屈辱、horrorではなく頼もしさを覚え、Brabatieuすら言葉を挟まなかった。

《【Demon King】skillを獲得しました！》

(もっと紳士的に選択を迫るべきだったかもしれない)

　響いた脳内アナウンスに、Vandalieuは関係あるかどうかも不明な後悔の念を抱いた。

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○Monster explanation:：Camouflage Human

　Age of Gods Eraに起きた、Champion Bellwood率いるChampion軍と、Demon King Armyとの戦いを記したlegendにのみ記されるmonsters。

　Humanの姿形、声を真似、ほぼ完ぺきなCamouflageを行う事が出来る。また、monstersは就けないはずのJobに就く事が出来たとも記されている。

　ただ、Camouflage Humanは主にspy等の諜報活動や暗殺に用いられ、Camouflageさえ見破れば強敵ではなかったと記されている。

　また、実際にはgiantのように極端にGiantなrace以外の亜人型のmonstersにも、化ける事が出来る。

　legendには、Champion達がanother worldから持ち込んだ絵を盗み見たCamouflage Human達が、彼等が故郷に残してきたfamilyにCamouflageしてZakkart達を苦しめたが、Bellwoodは惑わされずHoly Swordの一振りで退治したとされる。

　その後、Bellwoodが他のChampion達に戦いに対する覚悟を説き、Zakkartが彼に反感を抱いたのが後の決別に繋がってしまったのだと記されている。

　尚、Camouflage HumanはCreatorの『Evil God of Cannibalism』Zeezoreginがsealedされると同時期に、絶滅したとされる。

　以下真実。

　Demon continentのFarmoun氏曰く。

『いや、そんな事はなかった。そもそも、皆このworldに故郷の写真とかは持ちこんでいなかったから、Camouflage Humanが化ける材料は無いはずだ』

　また、Camouflage HumanはZeezoreginのsealedを守る一族を名乗って細々と存在し続けていた。

　Rankは１、高くても２でそのAbilityと知能の高さから考えると異常に低い。これは、Camouflage HumanがJobに就く事が出来る副作用的なものの結果か、HumanにCamouflageする事を最優先する生態の為にmonstersとしての強さを最初から捨てた存在として、Evil God (M)に作られた結果かもしれない。

　何時の間にか姿形だけではなくskillも奪う事が出来るようになったが、その手段は対象を生きたままeating preyすると言う行為であるため、「monstersに対して警戒し、注意する事」と言う普通の対処法を取るしかない。(指一本や、肉片やbloodを少しeating preyされた程度では、skillは奪われない)

　なお、奪えるのはskillだけで、Ability ValuesはあくまでもそのCamouflage Humanの物になる。

　Mysterious Strength自慢の大男をeating preyし、大男が持っていた【Augmented Muscular Strength】skillを奪い、大男の姿にCamouflageしても、Ability Values自体はCamouflage Humanのものなので、skillでEnhanced (1)しても見かけ倒しのMuscular Strengthにしかならない、と言う事もある。

　またskillの取り戻し方は不明。……skillを奪われた者達は、全員eating preyされると同時に死ぬか、その直後は生きていても両手足の内一本や、内臓の幾つかを奪われた対象をCamouflage Humanが生かしておかないためだ。

　奪われたskillの再取得も同-samaの理由で不明だったが……Vandalieuによって可能だと判明した。