『GIIIIIII!』
高度なLife-Attribute Magicによって異常成長した植物が絡み合って出来たbody partと、燃え盛る炎の頭髪を持つgiantが、軋む樹木のような咆哮をあげる。そのbody partにcountlessの矢や短槍、攻撃magicが降り注ぎ、蔦や幹を傷つけ破片を撒き散らす。
「Wild Wing!」
そしてTamer guildのMaster、『Flying Dragon User』のBachemが駆るHuge Wyvernの名を叫び、植物giantの背に向かってCharge……するように見せかけて、barelyで反転する。その勢いを活かしたtailの一撃が幹に亀裂を走らせ、先端の槍の穂先のような"poisonous needle"が喰い込む。
『GIIIIIIIII!』
だが次の瞬間には新たな芽が芽吹き、成長し、植物giantのbody partに出来た傷が修復される。刺さった矢や短槍は振り払われ、Bachemを乗せたWild Wingは慌ててfeatherばたき離脱する。
「無駄無駄ぁ! その程度の攻撃等、我がmagicの最大奥義【大命火炎樹giant推参】で創りだしたこのgiantには無駄だ!」
その植物giantの内側から人の声がする。FitunのHeroic spiritの一人であるMageの青年が、自らが創りだしたmagic生物を内部から操っているのだ。
Mountain Giantを上回る巨体に、生半可な傷は瞬時に回復する驚異的な再生Abilityを持つ植物giant。しかも、それを操る術者はその内部。
正に完全無欠の戦法。自身は接近戦が出来ない、純粋なMageである青年がHeroic spiritにまで至った理由がこれだ。
「今までよくも好き勝手してくれましたね!? これから私の本当のmagicを見せてやる!」
だが、勝ち誇る青年の声には余裕は無かった。何故なら、彼等二人は今劣勢に立たされているからだ。
「あまり前に出過ぎるな! Firstから第七の奥義を破られて、頭にbloodが上っているのか!?」
Tamerの女が鞭を翻し、残った数少ないmonstersが逃げないように地面に打ち付けながら青年を叱責する。
残っているmonstersは少なく、敵軍の損失は軽微。自軍からは援軍どころか、指示も何も無い。
(どうなっているんだ? 先程から感じているこのLost感は何だ? まさかFitun -samaに何かあったのか……いや、そんなはずがない。幾らDemon Kingが相手でも、あの方は生前adventurerだったらSClass間違いなしと謳われた程の方! 温室でぬくぬくと育てられたAldaのHeroとは、格が違うのだ!)
「お前達! それでも人類の天敵か!? 意地を見せろ!」
そう鞭と共に罵声を浴びせ、残った数匹のmonstersに前進を命じる。しかし、その士気は低く、動きはかなり悪い。
(チッ、Tamerするだけの時間があれば……!)
Tamerの女は、monsters達をTamerした訳では無かった。Heroic spiritに至った彼女でも、一瞬で数十匹のmonstersを全てTamerする事は出来ない。
彼女はただDarcia達にhorrorし逃げ出したmonsters達を鞭捌きで脅し、無理矢理特攻させているだけだ。それだけでも並大抵の事ではないが、Tamerしている訳ではないので【Strengthen Subordinates】等のTamed MonsterをEnhanced (1)するskillはcertainly、【Commanding】skillすら効果を発揮していない。
(このままではどうやっても勝てない。既に【Heroic Spirit form】を使っている以上、残り時間は数分。もう退くべきか? だが、我々が退いてtactics全体に問題が生じたらどうする?)
Tamerの女とMageの青年は、Fitun達にとって温存していた予備戦力だ。Fitun達に二人以外の援軍の当てはない。
その二人が撤退してしまったら、tacticsはどうなるのか? その責任感が、彼女達から寄り代を捨ててDivine Realmに戻る決断を躊躇わせていた。
その間にも、戦況は動いている。
「つまり、燃えながら戦う再生Abilityの高いGiantな木偶人形か。Firstから第七の奥義全てを同時にActivateさせているだけだろうに、偉そうに言う程では無いと思うぞ。それを可能にした研鑽とaptitudeは否定しないが」
「そもそも、奥義と言うのはそんなに多くあるものなのかの?」
今まで青年が繰り出した奥義と評すmagic……自由自在に操作できる炎の弾丸や、植物で出来たSoldierの一団等を屠って来たBasdiaとZadirisがそうProvocation的に植物giantを見上げる。
「こ、このGhoul共! お前等のような年増のクセにチャラチャラしたババアは、叩き殺してやる!」
Manaを消費し続けたFatigue感に、予想外の劣勢、【Heroic Spirit form】の副作用で迫るBodyのDecay、そして奥義を破られ続けて傷つけられたpride。それらの要因が重なり、青年はすっかり冷静さを失っていた。
植物giantは咆哮をあげ、火炎を一層激しく燃やしながらBasdia達に向かってthrust進んでくる。
「そう叫ぶな。男としての器の小ささが知れるぞ」
「うむ、坊やを見習ってほしいものじゃ」
ヒラヒラしたFrillsやミニのskirt、body partにピッタリついたLeotard姿の二十代半ば前後のageのBasdia。そして見た目は十代半ば前程で、実際は三百age程のZadirisがそう言って溜め息をつく。
しかし、二人は油断している訳ではない。Basdiaは植物giantに向かって斧を構えて駆け出し、Zadirisは彼女にLight Princess Magicをかける。
「【Light Princess Clone Supporter】!」
彼女が杖を掲げた瞬間、Basdiaが七人に分裂した。
「幻覚!? つまらない手ですね!」
青年はそう嘲笑いながら、七人に増えたBasdiaに向かって植物giantの頭部を向ける。炎の頭髪に包まれた底から、何かが弾ける乾いた音がcountlessに響く。
「熱く焼かれた種子を喰らいなさい!」
種は散弾のように飛び散りながら、地上を走るBasdia達に降りかかる。しかし、それは見かけよりもAttack Powerが低いのか、彼女達は足を止めずに植物giantとの距離を縮め続ける。
「フッ……本物はあなたです、クソババア!」
だが青年は七人のBasdiaの内一人に、giantの腕を向ける。そこから先端が槍状に尖った蔦が何本も伸び、彼女にthrust刺さった。
「命無き幻覚の内一人だけ種を防ぐ挙動をしたのを、私が見逃すとでも……何だと!?」
硬質化した蔦の槍に貫かれたはずのBasdiaの姿が、幻のように消えたのを目にした青年の顔が、驚愕に引き攣る。
慌てて残り六人になったBasdiaを目で追うが、既に間に合わない。
「【Grand Demon Axe Blade Breaker】!」
植物giantの足元まで到達したBasdiaが、Demon King Fragmentの素材と鍛え上げられたDeath Ironで出来たMagic Axeを振るう。それは樹齢数千年の大木を優に超える植物giantの脚を、一撃で切断した。
「こ、この、私の最大奥義は、すぐに再生――」
青年の言葉通り、切断された脚側と胴体側、両方の切断面から芽が芽吹き、瞬く間に成長する。
「【-Surpass Limits-】、【Surpass Limits – Magic Axe】……【Grand Demon Axe Blade Breaker】!」
だが、Basdiaが再びMartial ArtsをActivateし、今度は逆の脚を切断する。
「うおおおおっ!?」
自慢のRegenerative Powerも、脚が繋がりきる前にもう片方の脚も切断されては発揮できない。繋がりかけていたまだ柔らかい芽を自重で千切りながら、植物giantが姿勢を崩す。
咄嗟にBasdiaに向かって蔓や枝を伸ばして攻撃しようとするが、何と他の五人のBasdiaがそれを迎撃する。
「そんな、実体があるなんて!? 幻覚じゃないのか!? ま、待てっ、止めてくれ――」
「三度……【Grand Demon Axe Blade Breaker】!」
そして降りてきた植物giantの上半身に、Basdiaが【Grand Demon Axe Blade Breaker】を叩きこむ。縦にBisectionされた植物giantの頭に向かって、汗の浮かんだ顔で勝ち誇って見せる。
「坊や、大人の女は少し熱いだけの豆鉄砲に怯んだりしないものだ」
「それと幻覚と使い魔を創る術を組み合わせ、咄嗟に身を守ろうとする挙動を使い魔の一体にさせる事くらいできなければ。覚えておくのじゃな、小童」
娘の台詞に、そう続けるZadiris。青年の耳にそれが届いたかは不明だが、彼はbloodを吐きながら、植物giantの胸部の裂け目から姿を現す。
「そ、そんな大人の女が居て堪るか! だが、私のgiantはこのconditionからでもすぐに再生して――」
「ヂューッ!」
そんな暇は与えないと、勇ましいmouseの鳴き声があがる。四つのshadowが青年に向かって襲い掛かる。
「く!?」
「ヂュゥーッ!」
先頭のSteel Rat、Surugaの体当たりを、giantの腕を操って弾き返す。見た目よりも大きい衝撃に、不stabilityな姿勢で振るった腕が大きく逸れてしまう。
「ヂュヂュー!」
「ヂュッヂュ!」
続くSnow RatのUrumiのcoldで頭髪の炎の勢いが衰え、Blazing Fire RatのMarollの体当たりを防ぐために、青年は残り少ないManaを振り搾らなければならなかった。
「最後は、オレだぁ!」
「がっ!?」
切断された四肢の代わりに与えられた液体金属製の義肢を、人の形では無く四足獣の形に変形させたNataniaが、獣のように青年の横を走り抜ける。それと同時に、彼女の腰から伸びるtailの先端に装着されたDeath Ironの刃が、青年の脇腹を大きく薙いだ。
青年は更にbloodを吐きながら、天を仰ぐ。
「そ、そんな……Demon King本人ならともかく、手先なんかに、filthy Ghoulや、Beast raceなんかに……この『Giant User』の――!?」
最期の言葉の途中で、『Giant User』のsecondary nameを持つMageの青年は、Basdiaが投げた手斧によって頭を割られ、倒れた。
「名乗るな。そのbody partの本来の持ち主が、あまりに哀れだ」
「くっ、おのれ!」
Basdiaが憐れみの籠った目でただの死体になった青年を見つめるのと同時に、Tamerの女が怨嗟の声をあげる。
「最早私一人か。だが、このままおめおめと逃げはせん!」
この時点で女はtacticsの失敗を悟っていた。悟っていたが、それで退いても、自分達に後が無い事は明らか。Divine Realmに戻っても、Aldaに『Pile of Law』を打たれるだけだ。
なら、このまま足掻けるだけ足掻くのみ。
「まずは貴-samaだ、犬! 私に服従しろ!」
残り少ないmonstersの一匹、Trollの喉笛を噛み千切って止めを刺したFangに向かってTamerの女は鞭を振るった。Fangのhorror心を刺激し、他のmonstersと同じようにhorrorで支配しようとしているのだ。
「グルル……ウオォォォン!」
だがFangはTamerとしては超一流のはずの女の鞭に対して恐れず、それどころか炎を吐いて反撃を試みた。
その炎自体はTamerの女にとって大した脅威では無かったが、Fangの反応に大きくprideを傷つけられた。
「BAKANAっ、Rank5のHuge Hellhound如きに、私の鞭が効かない? Demon Kingは、それほどまで深くmonstersを支配しているのか!?」
「人聞きの悪い事を言わないで。うちのFangはVandalieuが大好きなだけよ」
「っ!? 前に出ろ!」
Fangの巨体の向こうから、矢が放たれる。Tamerの女は自分の近くに抑え込んでおいた、scaleに覆われたbody partを持つ猛牛のmonsters、スケイルブルを押し出す。
やっと解放されたと走り出そうとしたスケイルブルだったが、そのbody partを矢が貫き、そのまま貫通してTamerの女の横を通り過ぎて行った。
「まだまだ狙いが甘いわね……sensei達に叱られてしまうわ」
「クっ、monstersは全滅か!」
杖を弓に変形させたDarciaが肩を落としてFangの前に出る。FrillsやRibbon等の装飾が施されているのに、body partの線がはっきり分かる液体金属の服にTransformした彼女の姿を認め、Tamerの女は顔を歪めた。
視線をDarciaの後ろに向ければ、そこには息も絶え絶えな-sama子のKnightやadventurer達と、その足元に転がるmonstersの姿が映る。
Tamerである彼女にとって最大のWeapon Equipmentであるmonstersは、全滅していた。
「だが、私をmonstersが居なければ何もできない女だとは思うなよ! せめて貴-samaの首だけでも持ち帰ってやる!」
しかし Tamerの女は諦めない。鞭を振るい、【-Transcend Limits-】、【Magic Whip -Surpass Limits-】をActivate。ただでさえ残り短いBodyのDecayまでの時間が更に近づくが、構いはしない。
「簡単に持ち帰られる程、安い首ではないつもりよ」
それに対してDarciaは【Spirit Magic】と【Chant Revocation】skillで素早く自身へ付与magicを何重にもかけて行く。そしてTransform杖の形状を元に戻して、Tamerの女に向かって駆け出す。
「はたしてそうかな? 喰らえっ、【神縛瞬鞭】!」
だがTamerの女が振るった鞭が、肉眼には映らない程の超High-SpeedでDarciaに迫る。咄嗟に杖で打ち払おうとするが、鞭は意志を持っているかのように杖を避け、彼女のbody partに巻きつく。
「うぐっ!」
「はははっ! 神をも縛ると謳われた私の鞭からは逃れられない! そのままboneも内臓も締め潰してやる!」
その光景をDarciaの背後で目にしたFangと、それより更に後ろのKnightやadventurer、そしてSimonが彼女を助けようと前に出る。だが、同時に間に合わないと言う予感を覚えていた。
(駆け寄ったんじゃ間に合わねぇ! クソっ、どうすりゃいいんだ!?)
Simonの脚は二本とも生身で、義肢はRight Arm一本だけだ。Nataniaのように素早く地を駆ける事は出来ない。
当然師であるVandalieuのようにSpirit Formやtongueを伸ばし、magicを使う事は出来ない。
それでも何かできないかと探し続けた彼は、思いだした。Vandalieuが、Slash飛ばしたSpirit Formをそのまま操っていた事を。そして、同じ事はSimon達もできるようになると言っていた事を。
(俺なんかに、師Artisanと同じ事が出来るのか? ……いや、やるんだ! 俺を見込んでくれた師Artisanを信じろ!)
Simonは意識を研ぎ澄ませ、大きくRight Armを振りかぶった。
imageするのは、彼が磨いてきた【Sword Technique】のthrustと、Vandalieuの投擲、そして【Unarmed Fighting Technique】。その意思に応えて、Simonの義肢を構成する液体金属が形を変える。
「【-Surpass Limits-】! 【Pierce thrust】ぃぃぃ!」
手首から先が伸びて剣状になった義手が、肘から外れて飛んで行く。
それは咄嗟にGuard達が放った矢と一緒に、Tamerの女に迫った。
「っ!?」
得物である鞭でDarciaを縛っているTamerの女は、Guard達がcrossbowで放つ矢ぐらいなら軽くかわす自信があった。その自信通り、殆どの矢を回避したが、Simonの腕は回避した彼女を追尾したのだ。
それでも本来なら避ける事が出来たはずだが……彼女は借り物のBodyを酷使しすぎた。突然body partが鉛のように重くなり、whole bodyの力が一気に抜ける。
「がはっ! げ、限界かっ」
右肩をSimonの腕が貫き、Tamerの女の手が鞭から離れる。
そしてそれを待っていたかのように――
「うぐ……ぅうううううう! あ゛ぁ!」
Darciaが自身を縛る鞭を、引き千切って自由になった。はじけ飛ぶ鞭の残骸に、Tamerの女やMoksiの将兵、そしてSimonとFangが目を丸くする。
「やあああああ! えぇいっ!」
そして地面が陥没するgiantの如き踏込で、女との距離を一瞬でZeroにする。thrust出した杖の柄頭で、Tamerの女の胸部を貫いた。
「ば……か……な……」
目を見開いたまま、Tamerの女ががっくりと膝を突く。その光景をDarciaの後ろから、Right ArmをProjectile Fire(accurateには、Spirit Formを伸ばしただけで飛ばしてはいないのだが)したままの姿勢で見つめながら、Simonは思った。
(もしかしなくても、俺の手助けは無くても問題無かったんじゃ?)
しかし、杖を女の亡骸から抜いて振り返ったDarciaは、Smiling Faceで彼らに手を振った。
「皆、助けてくれてありがとう! Simon -sanも流石よ、後で聞いたらあの子もきっと喜ぶわ」
「そ、そうっスかね?」
「ええ、certainlyよ! でもその前に……皆、今度こそ私達の勝利よ!」
「お……おおぉぉぉぉ!」
一拍遅れたが、Moksiの町を守るために集まり、命がけで戦った勇士達は勝鬨をあげたのだった。
monstersのrunawayを撃退したと言う知らせに、避難の準備をしていた町の住人は歓声をあげ、即座に町を挙げてのお祝いとなった。
彼等は生きて帰れぬ戦いに挑む夫や父、友人知人を、そして滅びる故郷を背に、生き残れるか分からない真冬の逃避行を覚悟していた。それだけに町の安全が守られ、しかも injure人はいても死人は一人もいないと言う大戦果に誰もが湧いていた。
もしあのまま町が滅びていれば、領主であるMoksi Earlのfamilyは命が助かってもpropertyの大半を失い、身分を保証するpeerageの返上もありえた。KnightやGuardのfamilyも、路頭に迷っていたかもしれない。
町の人々もそうだ。『Earth』の現代Japan程豊かではないOrbaum Elective Kingdomでは、避難民に対する援助は十分とは言い難い。冬の寒さには心許ないテントと薄い毛布、そして僅かな食料が配られるだけでも感謝しなければならない。
十分な蓄えがあるか、他の土地に親戚や縁者が居る者は良いが、そうでない者は寒く苦しい生活が待っている。
手に職があっても、新しい町や村で職に就けるとは限らない。その町に、避難民と同じ職に就いている者が多かったら、あぶれるのは新参者だ。
結果、避難した先の町で貧民となり、Slum街に落ちるしかなくなる者達は少なくなかっただろう。
その暗い未来が無くなったのだから、町を挙げての祭りになるのも当然であった。
だが町の住人達の殆どはまだ知らない、町には暗いどころか、明るい未来が待っているかもしれないという事を。
その一部が、倒したmonstersの素材である。
runawayによって押し寄せた、monsters達。下はRank5のOgre、上はRank8のThunder DragonやMountain Giantまで。それらは敵としては、人口三万人の町の滅亡を覚悟する程の脅威だ。
しかし、死んで素材となった今では宝の山である。
Ogre一匹でも、Magic Stoneや肉、筋や内臓等、素材全てを使えばかなりの金額になるのだ。Rank8のThunder DragonやMountain Giantとなると、それこそ風呂桶を金貨でいっぱいにしてもまだ余るほどの額になる。
それらの素材の売却益は、慣習やguildのruleに従って討伐に加わった全員で山分けとなる。
正門に集まっていたGuardやKnight、adventurerは大勢だが、それでも全員が一propertyを築いた事になる。特にGuardは、年収数年分の臨時収入だ。
彼らがこれから使う金がこれから町の商店や歓楽街に落ちるのだ。Moksiの町は、これから暫く好景気が続くだろう。
今はまだ迎撃戦に参加していなかったGuardや、mercenary、adventurerがmonstersの死体のDismantlingと素材の剥ぎ取りを行っているし、Adventurer’s Guildもそれらを即座に買い取るだけの現金が無い為、数日から十日程後になるが。
しかし、若干の問題も起きていた。
「ここの店も品切れかい?」
「すみません、そうなんですよ。いつも仕入れている商人が逃げてしまったもので……」
突発的な物資不足である。
monstersの群れが町に迫っていると知って、誰もが冷静にGuardの指示に従えたわけではない。旅から旅を繰り返すpeddlerや隊商、mercenaryやadventurerの中には、全ての門が閉められる前に町から逃げ出した者も少なくはない。
そんな事をすれば町の人々からの信用は失墜するが、滅びる町からの信用を守るより、自分達の命とpropertyを守る事が大事という事だろう。
今日町に着いたばかりの商人の中には、荷を纏めてそのまま出て行った者だって居るぐらいだ。そのお蔭で、町の一部の商店では物資が不足していた。
しかし食糧難に喘ぐような事にはならない。今は冬だが、昨日まで通常通り食料は町に入って来ていた。逃げ出した商人の中には、かさばる麦などの穀物や重い酒等は置いていった者もいる。
「参ったな。うちの店で出す肉Cookingの隠し味には、あの茸が必要なのに。なあ、一fragmentでもいいから無いかい?」
「うちの店のcourse Cookingに、Birgit Duchy産のcheeseは欠かせない。店にある分じゃ心許ない。高くても良いから、どうにかならないか?」
困っているのは、このようにCookingに使う隠し味や他のDuchyの名産品を求めている者達だ。町と皆の生還を祝って、町全体がお祭りムードの今、間違いなく客の財布の紐は緩んでいる。だというのに、店自慢のCookingが出せないのでは、客を白けさせてしまう。
「すみません、渋っている訳じゃなくて、本当に無いんですよ」
だがそう言われてしまい、食材を買い求めに来た者達は肩を落とす。彼らも普段ならしっかりした仕入れルートを確保しているのだが、今は街が滅亡の危機から脱した直後で、それが役に立たなかったのだ。
だが、そんな彼らの耳に朗報が届く。
「おいっ、市場でEdmondってpeddlerが店を開いてるぞ! お前が探している茸や、Birgit Duchy産のcheese、他にも色々売っているらしい!」
「本当か!? 恩に着るぜ!」
顔馴染みの同業者から教えられ、彼等はEdmondの店に急いだ。
その店では、大勢の客が来ては商品を次々に購入していく。
「いらっしゃいませ~! 果物にwine、cheese、各種商品を豊富に取り揃えてございます! どうぞお立ち寄りください!」
がらんとした市場で、Edmond Chamber of Commerceの店だけが盛況だった。
彼がEdmond。元BClass adventurerのRodriguezの現雇い主にして、以前Darciaに対してGhoulの女をSacred Prostituteとして使う、Vidaのtempleに偽装した娼館の話を持ちこんだ商人だ。
(勝った。私は賭けに勝ったのだ!)
Rodriguezに正門での戦いに参加するよう指示を出す一方で、町に残った彼は商売に励んでいた。
相手は、町から逃げ出そうとする同業者達。彼らにEdmondは人の良い純朴な青年を装って、「多少値引きしていただけるなら、荷を買い取りますよ」と声をかける。
すると、重い荷を軽い現金にしたい商人達はEdmondに商品を簡単に売り渡した。それも、普段の売値の半値以下で。
「このBirgit Duchyからはるばる運ばれてきた高Class cheese! この大きさなら相場で千Baumはします。ですが、本日は町と皆-samaの無事を祝う宴の日! 特別に五百Baumで売らせていただきます! Birgit Duchy産のcheeseは、当店では全品半額です!」
客がどよめき、我先にとcheeseを買い求めていく。しかし、Edmondがcheeseを運んできた商人へ払った仕入れ値も半額以下だ。これでも十分な利益になる。
「こっちの油も値引きしてくれよ!」
「分かりました、本日に限り三分の二、瓶一つ九十Baumのところ、六十Baumでお売りします!」
客に問われるたびに、「本日に限り」、「今日だけ特別」と繰り返すEdmond。こうして今日は特別に安いのだと客に刷り込んでいく。
今日の内に買いこんでおこうと言う意識と、また店を開いた時に同じように値引きする事を求められないようにという工夫である。
(Rodriguezの言葉を信じ、命を賭けた甲斐があった。これで我がEdmond Chamber of Commerceの名は売れ、信用も手に入れた。他のpeddlerが後で難癖をつけて来ても、非常時に小銭を受け取って逃げた連中と、残って安値で商品を提供した私。町の者達がどちらを選ぶか、考えるまでも無い。
しかし……本当に危ないところだった)
Rodriguezや正門で戦っていたadventurerやmercenaryの話を聞いたところ、Darciaだけでは無く、彼の息子がTamerしていた女Ghoul達も尋常な強さでは無かったらしい。Rodriguez本人が、少なくとも俺では絶対に敵わないと認めたぐらいだ。
そんな女Ghoulを使って娼館を経営……我ながら気が狂っているとしか思えないと、Edmondは内心冷や汗をかいた。
(もし強引に話を進めようと付きまとっていたら、私は裏路地で死体になっていたかもしれない。やはり、己の本分を弁えて商売をしなければ。軽々しく別の商売に手を出すものではないな。
とりあえず、一段落ついたらsouvenirを持ってRodriguezと挨拶に行き、あの時のお詫びを、そして今後の取引をお願いしよう)
Darciaに話を持ちかけ、Rodriguezを使って脅しをかけようとした事を後悔しつつも、彼女とその息子が得難い商売の種である事は変わらない。距離を置くどころか、近づく事を諦めないEdmondだった。
そして町を守ったHeroであるVandalieuやDarciaは、町のOpen Plazaで人々に囲まれていた。
「Thunder Dragonの内臓の串焼き、今日は一本十Baumの特別価格ですよー」
串焼きFood Stallの店主と売り子として。
「とれたて新鮮のDragonのheartやレバー、sauceもDragonのbloodを使っていて美味しいですよ~」
「勝利のSaintess -sama! 五本お願いします!」
「は~いっ! Vandalieu、五本注文よ」
「はい、kaa-san。……ところで、何故Transformしたまま?」
「それが着替えを家に置いてきちゃったのよ。Transform前に着ていた服は、いつの間にかボロボロになってしまったし」
Darcia、そしてBasdiaとZadirisは正門で戦っていた時のTransform姿そのままの姿にapronをつけて売り子をしていた。
「このcostumeは埃だけじゃ無く、返りbloodや脂も布で軽く拭くだけで落ちるからな。とても便利だぞ」
「それに客の受けも良いしの。まあ、受け過ぎているような気がするのじゃが」
「Zadirisちゃ~ん! こっちにも串焼き三つ!」
「-chan付けで呼ぶでない、小童共! 儂は貴-samaの十倍は生きておるのじゃぞ!?」
正門の戦いで活躍した三人は、町の人達に大人気であった。
「……着替えに戻っても大丈夫ですよ?」
「構わん。こうして動いていた方が、気が紛れる」
Vandalieuの言葉に、ふと瞳に憂いを宿して首を横に振るZadiris。彼女はHeroic spiritとの戦いの結果、念願のRank upを果たしたのだが……Ghoul Wizard High Princessから、Ghoul Moon Wizard Princessと言うraceに変化しただけで、結局Princessの文字は取れなかった。
その上、娘のはずのBasdiaがGhoul Amazoness Midnight Queenと言うraceにRank upした。
それが彼女の憂いの原因である。
「こうやって騒いでおれば、落ち込む暇も無いと言うものじゃ。では注文をとってくるかのぅ」
ちなみに、この後Job changeをする彼女だが、やはり可愛らしい名称のJobしか表示されず、泣く泣くその中から選ぶことになるのだった。
「あそこだ! Transform Saintess -samaとTransforming Axewoman、そしてTransform ShoujoがいるFood Stall!」
「あれがDragonやGIANTをバッタバッタと薙ぎ倒したって言う……」
そして、Zadirisが少し離れた間に、新しい客がやってくる。彼らの声は、幸い彼女の耳には届かなかったらしい。
(……色々新しい呼び名がついていますが、何日かしたら落ち着くでしょう)
恐らくDarciaとBasdia、そしてZadirisを表す聞き慣れない呼び名を聞いて、Vandalieuはそう思った。何日か経てば町の熱狂と興奮も落ち着き、それに合わせてDarcia達の新しい呼び名も……語呂の悪いものが淘汰され、響きが似ているものが統一され、一つか二つになるだろう。
(何となくですが、Zadirisの呼び名が可愛い物に固定されて、それがsecondary nameとしてStatusに反映されそうな気がする)
根拠は無いが、そう思うVandalieuだった。……どうやって慰めたものだろうかと、首を捻る。
「くぅっ、何と言う事でしょう! Melissaの頼みにlose着替えを済ませてきてしまったのが、仇となるなんて!」
「何よ、その私がTrapに嵌めたみたいな言い方は?」
ちなみに、Open Plazaに置かれた幾つかのtableの内、VandalieuのFood Stallに近い所にKanako達が座っている。彼女は、Transformを解き普段着に戻っていた。
盛大に悔しがるKanakoは、ハッと何かに気がついたように席から立ち上がり、その場で杖を掲げる。
「そうだ、何も着替えたからと言って遠慮する事はありません。ここで改めてTransformすればいいじゃありませんか!」
「な、何ですって!?」
「何だ、Dark Elfのねー-chanとElfのねー-chanが脱ぐのか!?」
「ヒュー! こいつは眼福だぜぇ!」
「脱ぎませんが露出度は増えます! 行きますよ!」
「行かないでよ! 私まで巻き込まれてるじゃないのっ! 大人しく串焼きでも齧ってなさい!」
「落ち着けっ、後、脱がさねぇから口笛を止めろ!」
酔っぱらいの脱げコールに応えてTransformしようとするKanakoと、それを止めようとするMelissaとDoug。
「収拾がつかなくなったらお願いします」
乱れた髪とボロボロの衣服のまま、口紅だけ塗り直したMilesに声をかけるVandalieu。
「ええ、任せて。でも、滅多な事にはならないと思うわよ。今騒いでいる酔っ払いのmercenaryも、近づこうとはしてないし」
Vandalieu達の戦いはあまり人目には触れなかったが、Open PlazaにはFangやMaroll達もいるし、何よりDarciaやBasdiaがいる。mercenary達も、騒ぎ過ぎれば自分達が畳まれる事を忘れる程酔ってはいないらしい。
なお、SimonはAdventurer’s GuildのMasterであるBellardの娘でalchemistのJessieと会っており、Nataniaは慣れない四足走行で腰を痛めたらしく、家で休んでいる。
「ところで、こんな時までFood Stallを出さなくても良いんじゃないの、ボス?」
「nightはDungeonで皆に晩御飯を振る舞う予定ですからね。昼の内に出しておかないといけません」
「……普通、町を救ったHeroって、paradeの先頭を歩いたり、領主の演説でintroductionされたりするものじゃないの?」
「paradeは町の人達が落ち着くのを待って行われるそうです。今のconditionだと、興奮した観客が通りに飛び出してくるかもしれないから、危ないと。演説もその時行われるそうです。……詳しい事情の説明も、後日ですね」
ちなみに、Vandalieu達が倒したmonstersやHajime Fitun達の装備品は、山分けではなく、彼等の戦利品と言う扱いになっている。
正門とは異なる場所で、独自に倒したmonstersと、Vandalieu達を狙ったものだからだ。Thunder Dragonの内臓も、その一部である。
尚、Mountain Giantの肉と内臓は下処理を念入りにしないと硬くて食べられないので、後回しにされている。
「ああ、そのparadeにはMilesも参加して欲しいと領主の使いのKnightが言っていました」
「遠慮していいかしら。私、立場的には日陰者だし」
「ボスである俺も参加して欲しいと思っています。Hungry Wolf警備がカタギだと表す為にも」
「……OK、ボス」
Reincarnator四名消滅。
消滅済みReincarnator合計六名。
残りreincarnation済みReincarnator、十二名。
Familiar Spirit化Reincarnator、三名。
reincarnation前Reincarnator、『Origin』に七十九名。
―――――――――――――――――――――――――――――
・Name: Darcia
・Race: Chaos Elf Source
・Age: 0
・Title: 【Witch】 【Holy Mother】 【Monster’s Parent】 【Vida’s Incarnation】 【Empress Dowager】 【Saintess】
・Job: Saintess
・Level: 0
・Job History: Magical Girl、Life-Emperor Mage、Magical Idol、Magic Staff Transformation、Transforming Warrior
・Passive skills
Dark Vision
Magic Resistance:10Lv
Physical Resistance:10Lv
Abnormal Condition Resistance:10Lv
Monstrous Strength:7Lv(UP!)
Super Rapid Regeneration:5Lv
Vitality Enlargement:9Lv
Mana Enlargement:8Lv(UP!)
Automatic Mana Recovery:7Lv
Mana Recovery Rate Increase:8Lv(UP!)
Self Super Enhanced (1):Vandalieu:4Lv(UP!)
Self-Enhancement: Guidance:10Lv
Strengthened Attribute Values: Creator:6Lv(UP!)
Strengthened Attribute Values: Ruling:4Lv(UP!)
Allure:8Lv
Strengthened Attack Power while equipped with a bow: Medium
Strengthened Defense Power while equipped with non-metal armor: Medium
Strengthen Follower:1Lv
Enhanced Attribute Values: Transformation:6Lv(UP!)
Enhanced Magic and Attack Power when Equipped with : Medium(NEW!)
・Active skills
Cooking:5Lv
Housework:5Lv
Hunting God Archery:3Lv(UP!)
Hearth-Style Dagger Technique:2Lv
Unlimited Arm Transformation Works:2Lv(UP!)
No-Attribute Magic:5Lv
Precise Mana Control:2Lv(UP!)
Life Emperor Magic:4Lv(UP!)
Water-Attribute Magic:10Lv
Wind-Attribute Magic:10Lv
Spirit Magic:7Lv(UP!)
Dismantling:2Lv
Spirit Form:3Lv(UP!)
-Surpass Limits-:5Lv(UP!)
Chant Revocation:6Lv
Coordination:8Lv(UP!)
Goddess Advent:3Lv
Clergyman:4Lv(UP!)
Dancing:3Lv
Singing:3Lv
Surpass Limits Magic Staff:4Lv(UP!)
Staff Technique:5Lv(UP!)
・Unique skill
Vida’s Incarnation
Life Attribute Gods’ Divine Protection (Those allied with Vida)
Chaos Elf's Ancestor
Vandalieu’s Divine Protection
Divine Metal Skeleton
Magic Eye of Regeneration:5Lv
Chaos
・Name: Zadiris
・Age: 300age(Youth Transformation済み)
・Title: 【Magical Girl】
・Rank: 12
・Race: Ghoul Moon Wizard Princess
・Level: 0
・Job: Magical Princess
・Job Level: 0
・Job History: Apprentice Mage、Mage、Light-Attribute Mage、Wind-Attribute Mage、Sage、Great Sage、Great Mage、Wizard Princess、Magical Girl、Magic Staff Transformation
・Passive skills
Dark Vision
Pain Resistance:5Lv(UP!)
Mysterious Strength:4Lv(UP!)
Paralyzing Venom Secretion (Claws):2Lv
Super Mana Recovery Rate Increase:2Lv(UP!)
Mana Enlargement:8Lv(UP!)
Automatic Mana Recovery:7Lv(UP!)
Strengthened Magic Power when Equipped with: Staff(Strengthened Magic Power with a Staff awakened into&UP!)
Enhanced Attribute Values: Transformation:7Lv(UP!)
Self-Enhancement: Guidance:6Lv(UP!)
Magic Resistance:4Lv(UP!)
Enhance Abilities: Moonlight:1Lv(NEW!)
・Active skills
Light Princess Magic:2Lv(UP!)
Wind-Attribute Magic:10Lv
No-Attribute Magic:7Lv
Precise Mana Control:1Lv(Mana Control awakened into!)
Alchemy:7Lv
Chant Revocation:9Lv
Multi-Cast:9Lv(UP!)
-Surpass Limits-:8Lv
Housework:2Lv
High-speed Thought Processing:7Lv
Staff Technique:3Lv(UP!
Familiar Spirit Demonic Advent:2Lv(UP!)
Singing:4Lv(UP!)
Dancing:4Lv(UP!)
・Unique skill
Zozogante’s Divine Protection
Garess’s Divine Protection
Vandalieu’s Divine Protection
Diana’s Divine Protection
・Name: Basdia
・Age: appearance age27age(35)
・Rank: 12
・Race: Ghoul Amazoness Midnight Queen
・Level: 0
・Job: Transformation Demon Queen
・Job Level: 0
・Job History: Apprentice Warrior、Warrior、Apprentice Mage、Mage、Magic Warrior、Wind-Attribute Mage、Magic Axe Warrior、Demon Axe Blade、Demon Queen
・Passive skills
Dark Vision
Monstrous Strength:3Lv(UP!)
Pain Resistance:7Lv
Paralyzing Venom Secretion (Claws):6Lv
Magic Resistance:8Lv(UP!)
Intuition:6Lv
Enhanced Attack Power when Equipped with Axe
Mental Resistance:5Lv
Mana Enlargement:3Lv(UP!)
Strengthened Attribute Values: Guidance:6Lv(UP!)
Strengthen Follower:6Lv(UP!)
Allure:4Lv(UP!)
Enhance Abilities: Moonlight:5Lv(UP!)
・Active skills
Demon Queen Axe Cutting Technique:1Lv(Axe Technique awakened into!)
Shield Technique:9Lv
Archery:8Lv
Throwing Technique:8Lv(UP!)
Silent Steps:4Lv(UP!)
Coordination:10Lv
No-Attribute Magic:4Lv
Wind-Attribute Magic:8Lv(UP!)
Water-Attribute Magic:7Lv
Mana Control:7Lv(UP!)
Cooking:3Lv
Surpass Limits – Magic Axe:10Lv(UP!)
Armor Technique:6Lv(UP!)
Magic Fighting Technique:5Lv(UP!)
Dismantling:2Lv(UP!)
Commanding:3Lv(UP!)
-Surpass Limits-:3Lv(UP!)
Unarmed Fighting Technique:4Lv(UP!)
Singing:2Lv(UP!)
Dancing:2Lv(UP!)
Familiar Spirit Demonic Advent:1Lv(NEW!)
・Unique skill
Zozogante’s Divine Protection
Garess’s Divine Protection
Vandalieu’s Divine Protection
Diana’s Divine Protection
●Skill explanation::○○Enhanced (1)、○○Augmented (2)、○○Enlarged (3)
特定、若しくは全てのAbility Valuesに補正を与えるskill。Enhanced Muscular StrengthやAgility Augmented (2)等、対象のAbility Valuesごとに名称が異なる。
基本は○○Enhanced (1)からであり、この段階では得られる補正は僅かだが、Superior SkillのAugmented (2)にAwakeningすると補正が大きくなり、更にEnlarged (3)にまでAwakeningしlevelを最大までincreaseさせる事に成功すると、Ability Valuesは元の倍程になる。
このskill単体ではあまり意味が無く、所有者のAbility Valuesが高ければ高い程効果を発揮するskill。そのため、このskillのlevelを誇るadventurerやKnightは殆ど居ない。
尚、似た効果のskillに特定の種類の装備を身に着けている時、効果を発揮するskill○○装equipped, then○○Enhanced (1)・Augmented (2)・Enlarged (3)と言うskillも存在する。
こちらも所有者の武術skillやAbility Values、そしてWeapon Equipmentその物の性能が低いと意味が無く、高いと効果も高くなるskillである。