「がぁ!? な、何だっ、これは!?」
草原にばらまかれたVandalieuのbloodと、切断した彼の肉片、そしてHajime Fitunの体中に付着した返りbloodが、紅い霧に変化した。
その瞬間、whole bodyに激痛が走り、彼は思わずscreechをあげた。
「ぐあああああぁ!?」
そしてIntuitionする。これは【Karma Curse】の痛みと違う。彼が今までVandalieuから受けていた【Divine Enemy】や【God Devourer】、【Soul Devour】skillの効果の乗った攻撃による痛みと同じだと。
今迄、Hajime FitunはVandalieuからの攻撃が当たっても、「自分が死ぬ一秒前までにVandalieuを殺せれば、勝ちだ」と彼は被害を無視してきた。肉が抉れ、boneにひびが入り、内臓が多少潰れても、戦い続けられるなら構わないと捨て置いた。
それはFitunがblessingsを与え鍛え、そして【God form】をActivateさせたHajimeのBodyとFitunの魂のポテンシャルが高かった事と、彼の戦闘におけるpatience力が常識外れに高かったからだ。
(だがこれはヤバイ! このままだと……やられる!)
【Blood Infection】によるDamageはそう彼に確信させた。
「情報にあった【Blood Infection】か! 風向きから使わないだろうと思っていればこれだ! Misaっ、お前なら防げるな!?」
MurakamiがHajimeから飛び退きながらそう声を荒げ、Misaに指示を出す。彼等は【Blood Infection】について知っていた。だからこそ屋外で、しかも風がKanako達の戦っている方向へ向かって流れている間は使わないだろうと予想していたのだ。
それを情報に無いspace attributeのGhostの【Dead Spirit Magic】で、屋外を強引に閉鎖spaceにして使用するとは思わなかったのだ。
『だと思うけど、magicでBarrierを張るのはダメなの?』
既に【Sylphid】でBodyを全て気体にしていたMisaが、MurakamiとAkiraの周りから紅い霧のような【Blood Infection】を遠ざける。
貪欲な肉食性微生物も、空気は喰えない。そのため、このconditionのMisaは【Blood Infection】に対しては無敵だ。
しかし、気体と化したbody partで【Blood Infection】からMurakami達を守り続けるのは、激しいwhole body運動を続けるのと一緒なので、Fatigueが激しい。magicで代用する事を提案するが、Akiraは青い顔で首を横に振った。
「ダメだ、Vandalieuがすぐ【Magic Absorption Barrier】で解除する」
彼の数秒後の未来をaccurateに予知する【Odin】は、Akiraが数秒後に見る事になる光景を見るというAbilityだ。そのため視界外で起こる事は見えないが、対象を視界に納めている限り、数秒後に対象が何をして何が起こるのかほぼ確実に予知する事が出来る。
「ど、【Blood Infection】だ、と?」
Murakami達と違い、Hajime FitunはVandalieuと殺し合いをするために、Alda's Factionから距離を置いていた。そのため、VandalieuがAldaの『Trial's Dungeon』で使った【Blood Infection】について何も知らなかった。
(あいつは、この【Blood Infection】とやらを使う前に、風下にいる連中を巻き込まないよう状況を整えている。なら、【Abnormal Condition Resistance】skillやpotionで対応できるvirus程度で済むはずがねぇ!)
しかし、それがとてつもなく危険な術だという事は見抜けた。
(説明させている時間はねぇ! まずあのspaceの壁をどうにか切り裂いて脱出を……)
「無駄だ! お前の試みは失敗する! Murakami、あんたもだ! あのspaceの壁は、その程度じゃ破れない!」
数秒先の未来を見たAkira Hazamadaが矢継ぎ早に指示を飛ばした。
彼の目には、Hajime FitunとMurakamiがそれぞれspaceの壁を破って脱出しようと試み、そして失敗する光景が映っていた。
彼の【Odin】のFuture Sight AbilityのaccurateさをFitunは知らないが、同じReincarnatorであるHajimeとMurakamiは知っている。それぞれMartial Artsやmagicでspace attributeのGhostや、spaceに出来た半透明な壁を攻撃しようとしたのを中止する。
「なら、どうすればいい!?」
「俺が教えて欲しいぐらいだ!」
ただ、【Odin】は数秒先の未来を見るだけで、正しい答えをくれる訳ではない。失敗した未来が見えたとしても、どうすれば成功するのかは自力で考えるしかないのだ。
「あれは肉食の微生物だ、触れたら喰われる!」
「微生物? ……ああ、Hajimeの知識にあるな。なら、こうするのが良さそうだ!」
そう言うとHajime Fitunはwhole bodyを貪られながら、驚異的な集中力で唱えたmagicをActivateさせた。
「【大雷爆球】!」
爆発する火炎の玉の電撃バージョン。それを自分の足下に叩きつける。当然、その瞬間電撃が四方八方へと飛び散った。MurakamiはAkiraが咄嗟に出していたハンドsignに従って身構えたが、彼等に向かいつつあった【Blood Infection】は無防備なまま電撃を受けた。
微生物は、電撃にweak。Hajimeの知識からそれを読み取ったFitunは、これで【Blood Infection】を無力化したと思った。
実際、荒れ狂う電撃が消えた後、紅い霧は晴れその向こうのVandalieuが見えた。電撃に晒されたHajime Fitun自身のBodyからも、痛みは消えている。
「フっ……がぁぁ!? き、消えてねェだと!?」
だが、不敵に笑おうとした瞬間、再びwhole bodyに【Blood Infection】に肉を、そして魂を削り喰われる激痛が襲う。さらに、地面から再度紅い霧が立ち昇り、Vandalieuとの間を遮った。
「だから無駄だって言っただろうが!」
『こ、このidiot神ィ!』
「……この【Blood Infection】は、俺の一部を肉食性の微生物に変化させる術です。ですが、変化したとしても、俺である事は変わりません。
【Magic Resistance】skillを持つ俺の一部達が、その程度の攻撃magicで全滅するとでも?」
そう、Vandalieuが制御できない肉食性の微生物に変化したとしても、【Blood Infection】は彼の一部、極小のDemon King Familiarのような存在である事に変わりは無い。そのため、Vandalieuが持つ【Magic Resistance】skillの効果の範囲内となる。
そして生き残った僅かな【Blood Infection】は分裂し、増殖する。既に大量に飛び散っているVandalieuのbloodや肉片、Hajime Fitunを喰った栄養を使って。
彼の無駄な足掻きなど、【Magic Absorption Barrier】を使ってmagicのActivateを止めるまでも無い。
「ぐ、おぉぉっ! 【再生の春風】! テメェ等っ、どうにかしろ! さもなきゃ、今度こそ僕の力でfilthy裏切り者の貴-sama等ごとSterilizationしてやる!」
堪らず回復magicをかけて、Hajime FitunがMurakami達にbloodthirstを向ける。いきなり実行せずに警告するだけまだreasonが残っているのかもしれないが、その目はblood走りdesperateているのが分かる。
「クソっ、俺達を脅してどうする!」
そのHajime FitunにMurakamiはそう返しながらも、打開策を探る。
実際、このまま何もしなければHajime Fitunよりは後になるだろうが、【Blood Infection】でboneも残さず食い殺されて終わりだ。
(いっそ諦めてsuicideするか? 俺だけなら奴らの力でどうにかなるが……いや、このtacticsで行けるか?)
思いついたtacticsの成否をAkiraに目で訊ね、彼が頷き返したのを見たMurakamiは意を決し、走り出した。
「【Super Instant Response】、【-Surpass Limits-】……Vandalieu! 勝負だ!」
Martial Artsを使い、skillをActivateさせたMurakamiは、Vandalieuに向かって叫び、注意を引きつける。そして目前に迫っていた紅い霧状の【Blood Infection】に突っ込んだ。
Murakamiが自暴自棄になったのかと思ったVandalieuだが、急速に高まる死のsignと、【Blood Infection】がMurakamiを喰っていない事に気がついて動き出す。
「【Whip Tongue】、【Screw Projectile】、【Death Bullet】」
tongueを鞭のように伸ばし、手の中に生やしたknife状の【Demon King's Horn】を投げ、【Death Bullet】を放つ。
だが、紅い霧の中を突っ切って来るMurakamiを捉えたと思われたtongueの鞭と【Demon King's Horn】は、何と、彼のbody partをすり抜けてしまった。
「magicか!」
そして【Death Bullet】も同じように、Murakamiのbody partを音も無く透過してしまった。
Vandalieuはそれを見て思い至る事があった。
「【Gungnir】!」
かつて自分が魂を砕いたReincarnator、Kaidou Kanataの選んだ対象を透過するAbility、【Gungnir】だ。MurakamiはVandalieuに向かって叫び、思わず声を出しているように装っているが、【Gungnir】で透過する対象を、「Vandalieu」と「magic」に指定しているのだ。
「っ!? 刺さるぞ!」
「【Continuous Shooting】」
何故、Murakamiが【Gungnir】を使う事が出来るのか。それを考える暇は無いと、Vandalieuは再び【Demon King's Horn】と……【Golem Creation】skillで、鉄製の投げknifeを無から創りだし、それに紛れ込ませて投げつける。
その一瞬前にAkiraが警告を叫ぶが、Murakamiはそれを活かす事が出来なかった。
「ぐっ!」
【Demon King】であるVandalieuは、【Demon King Fragment】も既に彼自身の一部である。だから、Vandalieuを対象に指定する事で、tongueと同-samaに【Demon King Fragment】を【Gungnir】で透過する事が出来る。
しかし、紛れ込ませた鉄のknifeはそうはいかない。狙い違わずMurakamiの腹に刺さったが……急拵えの鈍くらだからか、傷が内臓まで達しなかったのか、彼は足を止めずに突っ込んでくる。
(やり辛い)
距離を置いて戦おうとしたKanataと違い、Murakamiは接近戦を挑んできた。Vandalieuとmagicを透過する対象に指定しているので、彼は主なWeapon Equipmentとしているmagicや【Unarmed Fighting Technique】や【Demon King Fragment】を使って迎撃する事が出来ない。
MurakamiもこのままではVandalieuにDamageを与えられないので、timingを見て解除するつもりだろう。
(Weapon Equipmentかmagicを透過させたtimingでAbilityを解除して、俺の体内から破壊する……それで俺に大Damageを負わせて【Blood Infection】か、spaceの隔離のどちらかが解除されるのを期待している訳ですか)
【Super High-speed Thought Processing】skillでそんな事を考えながら、Vandalieuは背中に保持していたGyubarzoの杖を掴んだ。そして間合いに入ったMurakamiに向かって、大きく振るう。
その動きは素早く、込められた力はgiantの一撃にも匹敵する。
「止まれ!」
だが、MurakamiはGyubarzoの杖の一撃を、やはり過去にVandalieuに魂を砕かれたKonoe Miyajiの【Death Scythe】のAbilityで彼の腕の動きごと止めてしまう。
「っ!?」
Murakamiが【Gungnir】を持っていた以上【Death Scythe】も持っている可能性はVandalieuも気がついていた。しかし、Vandalieuは【Death Scythe】でheartやlungの動きを止められた事はあったが、【Death Scythe】が名称とは違い、幅広い物体の運動を停止させるAbilityだと気がついていなかった。
Kanako達は知ってはいたが、既に魂を砕かれて消滅したReincarnatorの力についてVandalieuは詳しく聞き出そうとしなかったし、Kanako達も説明しようと思わなかったのだ。
だから杖を振り上げたまま、降ろせなくなり、驚くVandalieuに向かってMurakamiが口の片端を釣り上げるのも無理はなかっただろう。
「かかったにゃ、が!?」
だが、突然地面に膝を突いた。
「かかったのは、お前です」
「ど、毒っ? 何故、とうきゃ、れき……!?」
立ち上がろうとしても、body partに力が入らない。そんなMurakamiに、Vandalieuは告げた。
「tongueから分泌したDeadly Poisonを、息に乗せて吹きかけました」
【Deadly Poison Secretion】skillで生態として分泌した、生半可な【Poison Resistance】skillでは効果の無い超Deadly Poison。それなら汗や涙と同じで、「Vandalieuが分泌した物」であって、「Vandalieu自身」ではない。
そしてVandalieuの横に、暗い色の水で出来た異形のlower bodyを持つ美女。
『そういう事、さ!』
現れたWater-AttributeのGhost、Orbiaのlower bodyのtentacleが、身動きが出来ないMurakamiを薙ぎ払う。【Dead Spirit Magic】では無く、Orbiaがただ【Materialization】して殴っただけなので、やはり【Gungnir】の対象であるmagicにはあたらない。
certainly、どちらも【Chronos】でActivateを遅らせる事も出来ない。
彼女の姿は物見の塔からも見えているだろうが……質問されたら適当にでっち上げて、誤魔化そうとVandalieuは思った。
「見えなかった。クソっ、もう俺のAbilityを見抜いて、肉眼で見えにくい手で攻撃を!」
「あれはWater-Attributeの……温存していたのか!」
それぞれ驚きの声をあげるAkiraとHajime Fitun。
Vandalieuはその反応から、Akiraが見たのはMurakamiが笑うところまでだったようだと、【Odin】で見る事が出来る未来の範囲にも見当をつける。
そしてOrbiaに殴り飛ばされたMurakamiは、壊れた人形のように【Blood Infection】の範囲内に墜落する。意識かManaが途切れたのか、制限時間のようなものがあるのか、【Gungnir】と【Death Scythe】が途切れた。
このままならMurakamiは毒で動く事も出来ないまま、【Blood Infection】で食い殺されてしまうだろう。再び【Gungnir】を使えば、それを防げるが……不可能だ。
『チッ、仕方ない! Akira、暫く自力でどうにかして!』
それを知っているMisaが、気体と化したbody partで風を作り、Murakamiに襲い掛かろうとしていた【Blood Infection】を巻き込んで、一か所に纏めてしまう。
『God of Reincarnation』Rodcorteは、KanataやKonoe Miyajiの砕かれた魂から自身が与えた【Gungnir】や【Death Scythe】のAbilityを回収した。しかし、魂に付与する形で与えたそれらのAbilityもVandalieuによって砕かれていた。
Rodcorteは砕かれた破片を繋ぎ合わせて、再びAbilityとして使えるようにして、最もVandalieuを殺す事に意欲的なReincarnator、Murakamiに新たなblessingsの一部として与えた。
それによってMurakamiは【Chronos】以外にも【Gungnir】と【Death Scythe】、三つのAbilityを持つReincarnatorとなった。
しかし、所詮は破片をツギハギして修復したAbilityだ。元通りとはいかない。【Gungnir】と【Death Scythe】には本来なかった、一度Abilityを解くと同じ対象を暫くの間指定できないと言う弱点が出来てしまった。
「【Sylphid】……あの時の臭いは、お前か」
以前嗅いだ臭いの正体は、やはり【Sylphid】を使ったMisaだったのかと思いながら、Vandalieuは【Blood Infection】を自身のbloodで増やしながら呟く。
『臭い? 臭いはmagicで消しているはずだけれど……』
「ええ、無臭でしたよ。ですが、町や自然の中での『無臭』は逆に変に感じますので」
街中や自然の中など、臭いは幾らでもある。それが全くしない空気を感じたら、逆に印象に残る。VandalieuがMisaに気がついたのは、そうした理由だ。
『なるほどね……参考にさせてもらうわ。でも、この【Blood Infection】を幾ら増やしても無駄よ。私には効かない。
Akira、今のうちにこいつを――』
「Misaっ、suicideしろ!」
『なっ!?』
唐突にsuicideしろとAkiraに言われたMisaが驚く。彼女達三人は、Vandalieuに殺され魂を喰われないよう、いざと言う時はすぐsuicideできるよう、Rodcorteに自分の意志だけで死ぬ事ができる仕掛けを施されていた。
それを指しているのだと理解したMisaは、慌ててその仕掛けを起動しようとする。……だが、Rodcorteも、そしてMisaにとっても誤算だったが、生物であるHumanは即座に死ぬ意志を固められるようには出来ていないし、彼女は死ぬ事に対するInstinct的な抵抗を克服できていなかった。
「【Death Flame Prison】」
『―っ!!!!』
「ぎゃぁぁあああ!?」
だから、彼女がsuicideする前にVandalieuがmagicをActivateさせた。有機物、Vandalieuの肉片から発生した【Blood Infection】を燃料にして、炎が一気に爆発し、Misaのscreechを掻き消して燃え盛る。
……爆炎で炙られたのか、巻き添えでbody partに付いた【Blood Infection】が爆発したのか、Hajime Fitunのscreechも聞こえた気がしたが、
因果な事に、【Sylphid】のMisaは前世と同じ炎で死ぬ事となった。
「クソっ、Misaが喰われた! senseiよっ、毒はもう抜けたはずだ! 早く起きろっ」
【Death Flame Prison】の煙の向こうから、Akiraの声が聞こえる。どうやらMurakamiは戦線に復帰するようだ。
「【Blood Infection】には、【Sylphid】の場所を特定する狙いもありましたからね。さて……もう一度【Blood Infection】を唱えるのは……悪手か」
Hajime Fitunは何か対抗手段があるらしい。
MurakamiとAkiraがそれに巻き込まれて倒れるのは……またreincarnationして来そうだから面倒だが、それは最悪諦めても構わない。
危険なのは、Fitunの対抗手段が、神としての全力による周囲への被害を無視した無差別攻撃だった場合。spaceの壁を破って近くに居るKanako達や森の中に居るMiles、そしてMoksiの町まで巻き込む可能性がある。
【Sylphid】をもう喰った以上、その危険を冒すのは躊躇われる。
ただ、このままHajime Fitunの時間切れを待っていても、奴の性格を考えると自滅する前に何かしでかしそうで危険だ。どうにかしなければならないのだが――。
(そう言えば、【Sylphid】を喰ったのに、魂のsignの数が変わっていない。美味そうな魂が一つと、そうでもない魂が三つ。そして薄いのが二つ。薄い二つはMurakamiと【Odin】にAdventしているFamiliar Spiritだとして……)
Vandalieuは、ある可能性を思いついた。それが正しければ、Hajime Fitunを倒す事が出来る。
そして、Hajime FitunがIsisとKanakoを見た時traumaを抑えこもうとしていたのを思い出すと、その可能性は小さくは無さそうだ。
しかし、その為にはまだHajime FitunのMental力を削る手段が必要になる。
『Bocchan、その前にdeliveryをお届けに参りましたぞ』
その手段を探すVandalieuの元に、deliveryが届いた。
「助かりました。では、それまでの時間を稼ぐために分かれましょう。じゃあ、行ってきます」
『行ってらっしゃい』
二人に分かれたVandalieuは、一人はdeliveryを受け取るために残り、もう一人は煙の向こうに居るHajime Fitun達に向かって駆け出した。