Moksiの城壁に沿って建てられている物見の塔からは、念のために残されたSoldier達がVandalieu達とHajime Fitun達の戦いを注目していた。
「遠くてよく分からないが、もしかして凄い戦いなんじゃないか?」
彼らは比較的eyesightが良いだけのSoldierだったため、Weapon Equipmentを振るう速度があまりに早いと目が追いつけない。更に、magicに関する知識は深くない。
Vandalieuが放っている【Hollow Bullet】は小さいために、また伸ばしたtongueも縄状の物としか判別できず、確認できなかった。そして額の【Demon King's Eyeballs】も彼が物見の塔に対して背を向けて戦っているため、視界に入っていない。
そのため、遠目に眺めるVandalieuとHajime Fitunの戦いの異-samaな点には気がつかず、「何となく凄そう」という、いい加減な事しか分からなかった。
「そうだな。Thunder Dragonが乱入しても、賊は逃げないし……あの賊達は、もしかしてBClass adventurer以上の実力があるのか」
「び、BClass adventurer以上の実力のある賊ってなんだよ!? そんな実力があって、何で賊なんてやっているんだ!?」
相方の言葉に、思わず大声で聞き返すSoldier。常識的には、BClass adventurer相当の実力を持つ賊はあり得ないとされている。それほどの力があるなら、簡単に討伐できる程度のmonstersを狩っていれば十分luxuryな暮らしが出来るからだ。
しかし、BClass adventurer相当の実力を持つ者が、mountain banditのような行為をしない訳ではない。
「あいつ等、他のDuchyの……いや、もしかして、Alcrem Dukeの秘密部隊なんじゃ?」
「ば、idiot bastard! 憶測で言って良い事じゃないぞ!」
「いや、だって、噂だと――」
「Shut Up!」
行方不明になったとされる末のImoutoそっくりのTamed Monsterを所有し、Vidaへの布教を広めAlda templeへは非友好的な態度を取るDarciaとVandalieu。現Alcrem Dukeが二人を快く思っていないのではないかと言う噂が、一部の者達の間で流れていた。
そのため、Soldierの一人はその噂が真実だったのではないかと思ったが、彼の同僚が慌ててそのconjectureを遮った。
「Reconciliation Factionを認めない過激なAlda believerや、Evil God (M)を崇拝するVampireの刺客かもしれないだろ! それに、今俺達が無駄に頭を使ったって意味が無い! 俺達の役目は、見張りだ! 分かったら口を――」
「あっ、あそこを見ろ!?」
「だから口を閉じ……何だ、あれは!?」
同僚が指差した方向に視線を向けたSoldierは、VandalieuとHajime Fitunが戦っている草原の向こうにある森のDevil Nestsの一部で、謎のFlashが閃き、木々が倒れ大量の土煙が上がっているのを見て目を見開いた。
更にmonstersが、Kanako達の方に投げつけたMountain Giantが、息を吹き返したのか立ち上がる。
「ま、monstersの同士討ち? DragonやGIANTならfrom hereでも見えるはずなのに……と、とりあえず森の中で何者かが交戦中だと報告だ!」
「立ち上がったGIANTの方はどうする!?」
「それも報告だ!」
こうしてSoldier達の注意は、Vandalieu達以外の戦いにも向けられるようになり、分散するのだった。
その頃、森の中で戦うMilesと『Gale Demon Slash』のKizelbainは、攻撃の余波で空に向かって光を閃かせたり、木々を何本も倒したりしながら戦いを続けていた。
「【スターダストブロウ】!」
KizelbainがLight Attributeの付与magicを施した短剣のHigh-Speed連続thrust……あまりの速さに腕が見えず、night空に星屑が降り注いでいるようだと謳われたKizelbainのMartial Artsが放たれる。
「ぐうぅぅぅぅ!」
戦いが長引いているため、既に【Familiar Spirit Demonic Advent】の効果が切れているMilesは伸ばしたclawsでそれを防御しようとするが、Kizelbainの短剣を防ぎきれずwhole bodyからblood飛沫が迸る。
そして数歩、よろけるように後ずさり、膝を突いた。
「がはっ……流石だわ。正直、ここまでの強敵だとは思わなかった。どうやら、あんたを舐めていたようね」
【Beast Transformation】skillをActivateさせ、半ば獣と化しているMilesは、bloodと一緒に深い溜め息を吐きながら、Kizelbainの実力を称えた。
剥き出しのfangsに伸ばしたclawsと、一目でHumanではない事がばれてしまう姿にならなければ戦えない程、Milesは彼を相手に追い詰められた。
【Familiar Spirit Demonic Advent】だけではなく、【-Transcend Limits-】の効果も切れている。whole bodyに深い傷を負い、【Rapid Regeneration】skillも追いつかなくなりつつあった。
さっきまでは。
「と言う訳で、第三ラウンド目にいきましょうか」
しかし、空になっていた陶器製の瓶を懐に戻したMilesは、心なしか艶々した顔つきでKizelbainにそう言い放った。
「……不死身か、貴-samaは」
自身が振るうOrichalcumを表面にコーティングした短剣でつけたはずの深い傷が、見る見るうちに癒えていくのを見て、Kizelbainは顔を引き攣らせて訊ねた。そして、瓶に入った三Class potionを飲み干し、空瓶を投げ捨てる。
彼の額には汗で湿った前髪が張り付いており、body partには幾つか浅くない傷を負っている。距離を取ったMilesをすぐに追いかけ、止めを刺す事が出来ない程whole bodyにFatigueが溜まっていた。
彼もMiles同-sama、回復の為の時間が必要だったのだ。
Kizelbainは、Milesが倒したPure-breed Vampire Birkyneの腹心の一人、Mortorを上回る実力者だった。しかも、生前KijinやMajin RaceだけではなくVampire退治を行った経験があり、Light-Attribute Magicの使い手でもあった。
その力量を活かして、既にMilesを二度追い詰めているのだが……彼はその度に何かを飲んで負った傷や失ったStaminaを回復させてしまい、振出しに戻っていた。
そのためKizelbainだけがDamageとFatigueを蓄積させていた。
「Demon Kingは貴-samaに何本の上Classのpotionを与えた? 何匹ものVampireを葬って来た俺の必殺技を受けながらも、生き延び、尚且つ回復して戦い続けるとは。まるでUndeadだ!」
「potion? ボスがくれたのはそんな物より、ずっと良いものよ」
Milesが繰り返し飲んでいる物。それはBlood potionの主な原材料……Vandalieuのblood液である。
ただのblood液ではない、Demi-Godと化したDemon King's Blood液だ。ここまで極まったblood液ならVampire、特にAbyss種のVampireにはBlood potionに加工するよりも高い回復効果がある。
【Bloodwork】skillの効果によりAbility Valuesが上がり、【Rapid Regeneration】skillが活性化。さらにwhole bodyに溜まっていたFatigueが嘘のように消えていく。
「【Familiar Spirit Demonic Advent】! 三度目の正直で死になさい、Vampire Hunter!」
『短期間に繰り返すのは、勧められないんですけどね』
完全回復し三度黒い輝きを纏ったMilesが、Fatigueを隠せない-sama子のKizelbainに襲い掛かった。
monstersの群れが迫っていた町の正門の反対側の門。その内側に集められた避難民は、脱出開始の指示を待ち続けていた。町から出るtimingが早過ぎると、monstersが大量のHumanのsignに気がつき、正門では無く避難民を直接襲うため町を迂回する可能性があるからだ。
特にThunder Dragon等空を飛ぶmonstersが多数確認されているため、正門での戦いが本格的になってから脱出する手筈になっている。
Moksi Earlや家臣たちが余程のidiotでない限り、そうした対応を取る事は想像に難くなかった。
だから、Hajime Fitunは『Storm Mage』Matildaや、Chestun達に、避難民を襲うように指示していた。短時間で大勢の死傷者を出す事が可能で、Vandalieuを動揺させる事が出来るだろうと考えたからだ。
しかし逃げ遅れた者達を助けた、妙に声が大きい老婆と同じようにあちこちに配置されていたLegion達によって、MatildaやChestunを含めた殆どのHeroic spirit達はDungeonに引きずり込まれていった。
しかし、何人かはLegionのbody partを張ったTrapをすり抜け、町にまで到達した。だが、Hajime Fitunのtacticsを達成する事は出来なかった。
『ヂュオ゛ォォォォ!』
「ギャアアアア!?」
野良Skeletonの演技をしたBone Manが振るうDemon King Fragment製のMagic Swordによって、あるHeroic spiritは【Heroic Spirit form】する前にslaughterされ、後に逃げ遅れてSkeletonに殺された犠牲者としてrecordされた。
『死ぬまで喰らうがいいよぉぉ……』
「く、クソ、きりが無いっ! この女、どうやったら死ぬんだ!? 胸を突こうが、頭に穴を空けようがすぐに再生して……まさか急所が無いのか!?」
林を突っ切ろうとしたHeroic spiritは、そこがSkogsrå・ハイEmpressにRank upしたEisenが背中に生えた枝から作り出した餌場だと気がついた時には抜け出せない状況に追い込まれていた。
そして見た目は亜人型だが、実際には植物型であり【Rapid Regeneration】の更にSuperior Skill、【Super Rapid Regeneration】skillを持つEisenを倒しきれず、そのままBodyがDecayするまで彼女と不毛な戦いを続ける事になった。
だが、そうした障害を越えて、城壁の前まで到達したHeroic spiritも存在した。
「まさか、辿りついたのは俺達だけか!?」
ほぼ同時期に城壁の前に辿りついた、自分も含めて四名を見回してそのHeroic spiritは思わず驚愕した。
「そんなBAKANA……我々は二十人以上いたんだぞ。だと言うのに、半分以上辿りつく事も出来ないなんて」
生前mercenary団のDelegation LeaderをしていたFitunのHeroic spirit達は、そのmercenary団の出身者が大半を占めていた。同時期に同じ神のHeroic spiritになった者達の数としては規格外に多い。
その分後世のbelieverでHeroic spiritに加わった者は少ないが、それでもFitunが抱えるHeroic spiritの数は、他のGodsと比べても多い。
今回のtacticsではそのHeroic spiritの大半が【Marionette】によって受肉し、参加している。しかし、その数は大きく減っていた。
「おい、このまま儂等だけでtacticsを実行して、意味があるのか? いっそ、隊長と合流した方が良いんじゃ……?」「BAKANA事言わないで! from here無事に辿りつける訳ないでしょ、更に数を減らすつもり!?」
「だ、だがChestunやMatilda、他の連中がDivine Realmに戻った-sama子は無い。まだ無事なはずだ。奴等と合流できれば……」
「Divine Realmに戻っていないからって、無事とは限らないのよ! 何処か遠くに【Teleportation】させられたか……既に倒されてsealedされたか、喰われているかもしれない。私達が相手にしているのは、Demon Kingなのよ!?」
「む、むぅっ」
Bear-species Beast raceの盾職に、HumanのMageとDwarfの斧使い、そしてHalf-ElfのBow Userがやっとたどり着いた城壁を前にして、迷いを露わにする。
当初のtacticsではMartial Artsやmagicを使って派手に城壁を破壊して町に侵入し、人質として有効な数が生き残る程度に町のHumanを殺す。そしてVandalieuの仲間が来てから、【Heroic Spirit form】を使用するはずだった。
だが、明らかにtacticsを立てた時に想定していた状況では無い。
「クソ! やるぞっ、このまま逃げても、途中で他の連中と同じように成るだけだ!」
「全員、別々に城壁に穴を空け、そこから中に侵入するぞ! 同じ場所から入るより、Trapにかかる可能性が低くなる!」
「いやなら今すぐsuicideして、Divine Realmに戻って居残り組に殴られるんだね!」
「ぬぅぅ……仕方がないのぅ!」
それぞれHeroic Spirit formした四人は、そのまま散開して別々の場所から城壁を壊して町の中に入ろうとする。彼らから最も近い物見の塔のSoldierが事態に気がついて、地上の同僚達に警告しようとするが間に合わない。
盾から放った衝撃波や、斧のSingle Flash、付与magicによって着弾と同時に爆発する矢が城壁に放たれ、それぞれ轟音を立てて穴が空く。
「ひ、ひぃっ!?」
『キャアアアアア!』
穴の向こうには駆けつけたらしいGuard達が狼狽し、その後ろには逃げ遅れたらしい太った商人風の男や身なりが良い髭を生やした男がhorrorに硬直している。彼等の護衛らしい女adventurerも、城壁の破片で負傷したか、それとも怯えているのかWeapon Equipmentを構える-sama子が無い。
そして、何処からともなく女のscreechが幾つもあがった。
「手始めに貴-sama等から殺してやろう! 【雷撃連弾】!」
まずMageが雷の弾丸を放ち、Guard達を一掃する。
「まずは奴等からだ!」
Dwarfの斧使いとBow Userの女が、それぞれ空けた穴に飛び込む。それにBear-species Beast raceの盾職も続こうとしたが……ふと違和感を覚えた。
(何だ、おかしい……そうだ、あのGuard共、全員顔が似すぎていなかったか?)
Mageにscreechをあげる暇も無く倒された五人のGuardの顔が、あまりに似ている事に気がついたBeast raceの盾職の意識に、警戒警報が鳴り響く。彼の勘は、これはTrapだと叫んでいた。
だが、DwarfとBow Userの女は既に町の中に侵入していた。
「だ、大丈夫なのだろうね!?」
「私の後ろに! ……来いっ!」
身なりの良い男を背後に庇いながら、女Swordsmanが気丈にも剣を構える。
「ひょほほほ! お望み通り、相手をしてやるわい!」
女Swordsmanの緊張で赤くなった頬や、horrorを押し殺しているように見える瞳にsadistic desiresを刺激されたのか、Dwarfが斧を構えて彼女に近づく。
「ま、待ってくれっ! 金ならやるっ、だから殺さないでくれ!」
Bow Userの女は、そう泣き叫ぶ商人風の男に向かって弓を引き絞った。
「金? そんなもんは要らないよ。欲しいのはあんたの命さ!」
そして矢を放った。
「待てっ、これはTrapだ! 今すぐ外に――がっ!?」
その瞬間、Beast raceの盾職の男が仲間に警告するが、言い終わる前に彼のbody partに極細の糸が絡みつき、鎧の隙間に食い込んだ。
『ぶぐるぅぅぅぅっ!』
slaughterされたはずのGuard達は液体が泡立つような声で鳴きながら、bloodのように紅い半流動体……分裂してCamouflageしていたKühl本来の姿に戻る。
「……!? ふ、【風神獣推参】!」
仲間の警告に気がついたMageが、咄嗟に唱え終えたmagicをActivateさせる。Giantな狼に似たWind-Attributeの獣が咆哮をあげる。
「っ!? い、【Single Flash】!」
Dwarfは仲間達の異変に気がつき、はっと我に返ったが既に女Swordsmanの間合いに入った後だった。反射的に初歩的なMartial ArtsをActivateさせて斧を振るうが、【Heroic Spirit form】した彼の手にかかれば並の相手ならこれだけでも始末できるはずだった。
だがDwarfの斧は女Swordsmanを構えた剣ごとBisectionする事は出来なかった。
「大kaa-san直伝、誘い受けの技にかかったようだな!」
その瞬間、美しいがただのHumanだったはずの女Swordsmanは、頭に二本の角を持ち、背中にepidermisの翼を生やした青い肌のObscene-Majinに姿を変える。
斧を受け止めた剣も、一目で業物と分かる禍々しいsignを放つ魔のHoly Swordへと姿を変えていた。
『見事……成功してしまったか。ああ、Irisが遂に男を誘うようになってしまった』
「George -dono、心中察するがね、私としては一安心だよ。【命恐獣推参】!」
Nemesis・Georgeが普通の剣に見えるよう、magicをかけていた身なりの良い男……Lucilianoは更に唱えていたmagicをActivateさせ、肉食の恐竜に似た獣を創りだす。
「金は要らない? それは助かる!」
商人風の男は、何処からか取り出した剣で矢を叩き落とした。
『丁度、持ち合わせが無かったのよ』
そして、商人風の男だったはずの人物は、どろりと濁った紅い瞳に、fangsの生えた口で獰猛な笑みを浮かべる三十代程の美女のVampire Zombie……既にTransform済みのIslaの姿を露わにした。
「『Terneciaの猟犬』!? クソっ、【Shape-Shift】で化けていたのか!」
「Holy Sword Nemesis Bellに似たMagic Swordに……変わり果てているがその顔は、『Liberating Princess Knight』か! まさか、Succubusになって生きていたとは!」
「GuardはSlimeだ! 一匹のMimicry SlimeがGuard共に化けていた!」
「ぐあああっ!」
驚愕する四人に続いて、糸で縛られたBeast raceの盾職が町の中に引っ張り込まれる。
「ようこそおいで下さいました、お客-sama方。早速ですが、何か言い残したい言葉はございますか?」
Bellmondがそう告げる。その横には剣を下げたEleonoraが、建物の角からは女のscreechの主……九本の首に大蛇の頭部の代わりにそれぞれraceの異なる美女の上半身を縫いつけた、改造Hydra ZombieのYamataが、PauvinaやRapiéçageと共に現れた。
『……何故我まで。かなり無-samaなconditionのHeroic spiritと言えど、今の我に相手が出来るはずがあるまいに!』
「同感ではあるね。確かに興味深い存在だが……死体を持って帰ってくれるだけで、私としては大満足なのだが」
建物のshadowに隠れたままのLuvezfolと、Irisのshadowに隠れているLucilianoがそれぞれ顔を顰めていた。
「Luvez、そんなだからRank upできないんだよ」
「あなたはEmperor陛下の一番pupilsにして、BClass Dungeonの攻略者だろうに」
それぞれに声をかけて注意し、溜め息をつくPauvinaとIris。それを見て、Heroic spirit達は自分達が完全に嵌められた事を理解した。
彼等は咄嗟に自分達が城壁に空けた穴を見るが……其処は既に塞がっていた。
Vandalieuは、以前からMoksiの町を守る城壁の一部をGolemにしたり、CamouflageしたDemon King Familiarを仕込んだりしていた。それがHeroic spirit達の接近を知らせ、Gufadgarnが城壁を飛び越えるか、穴を空けたらDungeonへの【Teleportation Gate】になるよう仕組んだのだ。
そしてHeroic spirit達がDungeonの中に入るよう、【Long-distance Control】skillで五人のGuardに化けたKühlや、magicでHumanの女SwordsmanにIris Bearheartが、【Shape-Shift】で太った商人風の男にIslaが変装して誘い出した。
特にObscene-Majin Succubusに変化したIrisは、『Vida’s Resting Ground』から目覚めたMajin King Godwin 's ancestor母から教わったSuccubusの技を駆使して、Dwarfを魅了して誘い込んだ。
相手を魅了して自分から近づくように仕組み、それを倒すというその名も『誘い受け』。由来はZakkartの知識からだとも、Hillwillowが持っていたKunoichiの知識からだとも言われている。
「まんまとTrapにはまったか。だが……【短距離Teleportation】!」
Mageが自身の創った神獣がLucilianoの恐獣とぶつかり合っている間に、Bear-species Beast raceの盾職を僅かな距離だがteleportさせ、彼を縛っている金属糸から解放する。
「助かった! 態勢を立て直すぞ! こうなったら町を襲うのは間に合わないが、Demon Kingの手下を引きつけると言う、本来の目的は果たした! 後は死ぬまで戦うだけだ!」
Bear-species Beast raceの盾職の言葉に、戦闘modeに入ったDwarfと女が「応!」と応える。彼らも生前は腕利きのmercenaryだ。数の不利を、質で覆した経験が幾度もあるのだろう。
それを見抜いたEleonoraが、口の両端を釣り上げて言った。
「確かにあなた達の質は高いようだけど……思っているほど差は無いわよ」
彼女が構えたMagic Swordには、僅かだがbloodが付着していた。
町の正門での戦いは、一方的に激化していた。避難民が逃げるまでの時間を稼ぐためにと、Earlが決死の覚悟で将兵を正門の内側ではなく、外側に配置したためGufadgarnがmonstersを【Teleportation】させる事が出来なかった。そのため、彼等の前に姿を現したmonstersは、そのまま町を目指して突っ込んで来たからだ。
「こ、こんな戦いは初めてだ! よ、予想外にも程がある」
元BClass adventurerのRodriguezは、戦きながらそう口走った。
「【轟鬼Single Flash】!」
「ウゴアアアアア!?」
「【光円刃乱舞】!」
「ギャウウウウウウン!」
戦況は一方的だった。僅かな抵抗も許さず、断末魔のscreechをあげて、monstersが倒れて行く。
skirt状の装飾が付いた水着と鎧を組み合わせたような格好のBasdiaが振るう斧のSingle Flashで、Trollを率いていたTroll Tyrantが脳天から一刀Bisectionされる。
ミニskirtにFrillsやRibbon等の装飾が付いた格好のZadirisがActivateさせた、七枚の輝く円盤状の刃が踊るように空を舞い、Venom Wyvernの首を切り落としていく。
Troll TyrantはRank8の強敵で、倒すには複数のBClass adventurerが必要だ。Venom WyvernはRank6だが、Flight Abilityが高く倒すのが難しい上にfangsや爪、槍の穂先ほどもあるtailのneedleにDeadly Poisonを持つ嫌な相手だ。
それが、あっさりと始末されていく。
(Darcia -donoが俺より強い事は分かっていた。分かっていたが……あの二人のGhoulも俺より、圧倒的に強いとは思わなかった!)
monstersとの戦いが始まった時、Darciaが【Familiar Spirit Advent】を使用すると同時に、BasdiaとZadirisは「Transform!」と叫んでそれぞれの得物を掲げた。
一体なんなのだと思っていたら、なんと杖と斧の装飾の一部が分離して、彼女達のbody partに纏わりつき、Defense Equipmentに変形した。
その効果は絶大なようで、彼女達は次々に強力なmonstersを倒していく。
だが、Rodriguezの目は、彼女達はTransformして強くなっただけではない事を見抜いていた。彼女達は、Transformする前から強かったのだ。
あの「Transform」もAbility ValuesのEnhanced (1)やmagicの補助、Defense Powerのincreaseなどで彼女達の力を補正しているのは間違いない。だが、地力の時点でRodriguezを上回っているのも疑いようが無い。
Rodriguezの雇い主である商人は以前、女Ghoulを表向きはSacred Prostituteとして働かせる偽temple娼館を考えていたのだが、それを止められて本当に良かった。
普通のGhoulならともかく、あれほどの実力があるGhoulを働かせるなんて出来るはずがない。もし露見すれば、違法な娼館を経営した事ではなく、町の中に大戦力を連れ込み、Coup d'étatを起こそうと企んでいたのではないかと、陰謀を疑われかねない。
恐らく、今頃Adventurer’s GuildのMasterであるBellardやMage guildのMaster、そしてMoksi Earlも白目を剥きそうになっている事だろう。
Tamer guildのMaster、Bachemは、Huge Wyvernを駆ってmidair戦を繰り広げている事から大丈夫なようだが。
ちなみに、DarciaもKnightやadventurer達の先頭で戦っている。【Familiar Spirit Advent】を使用した後、初歩的なものだが戦場の全員に付与magicをかけた後、Forefrontで戦い続けているのだ。
彼女達三人の姿に興奮したMinotaurを薙ぎ倒し、強敵と見たOgre Mage達のmagicの集中攻撃を防ぎ、今は一人でMountain Giant Chiefとphysical battleを演じている。
そう、身長十meterを超える、Rank9のMountain Giant Chiefと。
「GUOooooooo!」
magicで空を飛んでいるDarciaに向かって、Mountain Giant Chiefが半ばscreechのような雄叫びをあげながら石斧で殴り掛かる。
「Muscular Strength Super Enhanced (1)!」
その一撃を、Darciaは両手で構えたTransform杖で受けきった。大きさの違いから、普通なら杖が折れるのではないかと心配になるが……逆に、石斧の方にヒビが入る。
ちなみに、Muscular Strength Super Enhanced (1)と叫んでいるが、magicを使った訳ではない。magicを使ってMuscular StrengthをEnhanced (1)し、それでgiantの一撃を受けきったのだと、周囲に偽るためにただ叫んでいるだけだ。
ただ、Mountain Giant ChiefにはそれがInstinct的に分かったらしい。明らかにhorrorに戦いている。
しかし Darciaはそれ以上反撃しようとせず、Rodriguezに声をかけた。
「さあっ、Rodriguez -san! 私がMountain Giantを押さえている間に攻撃を!」
「えっ? はっ、はいっ!」
慌ててRodriguezはgiantの脚に向かって切りかかっていく。
「今の内だ! Rodriguez -sanに続け!」
「Saintess -samaにばかり無理をさせるな!」
Moksi EarlのKnight達やadventurer達もそれに続き、Guard達は矢を射かける。
「Kestっ、随分paceが速いが、大丈夫か!?」
「問題ありません、senpai!」
速いpaceで、しかも力強く弓を引きmonstersに矢を射かけるKestに、途中でバテないかとGuard隊の隊長が声をかける。
「戦況はこっちが押している。死ぬ前に矢を全て使おうなんて考えなくても良いんだぞ!」
「大丈夫です! 何故か分かりませんが、力がどんどん湧いてきて全く疲れません!」
「Saintess -sanの付与magicと、特別相性が良かったのか? いや、そもそも相性で付与magicの効果って変わるのか? ……まあいい! お前等、このままだとGuard隊の手柄はKestに全部持ってかれるぞ! 賞与が欲しい奴は怠けず、そしてよく狙って矢を放て!」
戦う前は自分達の死に場所はここだと覚悟を決めていた者達が、Darcia達の活躍で勝利を目指して奮戦している。
だが、certainly injure人は出ている。攻撃magicの直撃を受けたadventurerが火傷を負い、Ogreの棍棒で薙ぎ払われたKnightが盾ごと腕のboneを砕かれる。
しかし、すぐさまDarciaやZadiris、そうでなければrearguardに控えているPaula Priest達の回復magicが飛び、致命傷には至らない。
「油断するな! 空いた穴を塞げ、monstersを内側に近づけるな!」
「最低でも三人一組で戦うのじゃ! 前衛が持ち堪えている間にrearguardが援護して隙を作り、そこを突け。このように、じゃ!」
BasdiaとZadirisが矢継ぎ早に将兵へ指示を飛ばし、手本を見せる。
何故自分だけでmonstersの相手をせず、将兵やadventurer達を動かすのかと言うと……自分達で相手をするとあっさり倒してしまうからだった。
三人とも、程々の実力に見えるよう演技しながら戦える程器用ではない。特に、Rodriguezという実力を見抜く目を持つ者もいるので、下手な演技は出来ない。
「何を恐れている! お前達はそれでも精強で知られるMoksiのKnightか!? 日頃の訓練は今日、この日の為にあったのではないのか!?」
Basdiaの叱咤に、「いや、うちの将兵が精強だなんて誰も言ってないのだが。戦地から遠い交易都市のKnight団だから、寧ろ弱兵気味で……」と思わずMoksi Earlが口の中でもごもご呟いている。
「さあ、稼ぎ時じゃぞ、adventurer! Thunder DragonにMountain Giant、OgreやTrollの上位種! 素材にMagic Stoneの取り放題じゃっ! その腕っぷしを儂に見せてみよ!」
Zadirisが踊るような仕草でmonstersの群れを杖で指し示す。Bellardは「確かに、全員で山分けしてもかなりの大金になると思うが……一番倒しているのはあんた達なんだけど」と苦笑いを浮かべる。
「今こそKnightの誇りを見せる時! ご夫人のskirtに隠れる腰抜けは我がKnight団には居ないと示すのだ!」
「あの御嬢-sanの言う通りだ! がっぽり稼いで良いところを見せてやれ!」
しかし、決死の覚悟から勝ち戦に逆転して高揚しているKnightとadventurer達の士気は、最高潮だ。DungeonのrunawayによってmonstersのInstinctが刺激され、thrust動かされているmonsters達が思わず後ずさる程の気迫である。
それによって逆に隙が出来る事もあるだろうが、将兵やadventurerより先に前線に飛び出すのはFang達である。
「ワオオオオオオオオン!」
【Dark Aura】を纏いながら、【-Surpass Limits-】skillをActivateさせたFangがHill Giant……Mountain Giantの半分程の大きさのgiantの脚に噛みつく。
「チュゥゥゥ!」
「ヂュヂュゥ!」
screechをあげて転倒したHill Giantに、それぞれ炎とcoldを纏ったMarollとUrumiが飛びかかっていく。同族を助けようと、他のHill Giantが彼女達に殴り掛かるが。
「ヂュ!」
「ア゛ァアアアア!?」
拳の前にSurugaが飛びこんだため、Hill Giantは金属質なfurを殴ってしまい、拳にneedleのような毛が何本も刺さってscreechをあげるはめになる。
しかもよろけた隙に、tailを鞭のように振るって攻撃して来るので、体勢を立て直す隙を与えない。
「【Flowing Cut】!」
「【岩裂】!」
そのHill Giantの脇腹を左右から薙いだのは、Simonの剣やNataniaの爪である。
「ほ、本当に斬れた! GIANTに俺の剣が通じるなんて、流石師Artisan!」
「怖いぐらい切れるよ、これ!」
Hill Giantが口と傷からbloodが迸るのを見て、SimonとNataniaが歓声をあげた。二人はそれぞれVandalieuから受け取った義肢を装着し、Transformしている。
Simonの義手は頭部を守る兜や、鎧を部分的に補強するpartsに形状を変え、更に手には義肢の一部から生え、変化した剣が握られている。
Nataniaの四肢も胴体を守る鎧と、clawsを生じさせている。しかし、二人ともZadirisやBasdiaよりも装飾部分が少なく、色もシックに黒を基調にしており、比べると別の物のように見えた。
Zadiris達がMagical Girlなら、SimonとNataniaは特撮物の怪人か、悪の幹部だろうか。
しかし、その性能は高く、液体金属で作られた刃の切れ味は鉄どころか、MythrilやAdamantiteを超える。もしこれが鉄製の剣や爪だったら、二人が如何にVandalieu’s Divine ProtectionやGuidanceを受けていてもRank6のHill Giantに致命傷を与える事は、難しかっただろう。
「GAuuuu!」
「ウ゛ゴォォォ! ホオオオオ!」
それをきっかけにした訳ではないだろうが、monsters達が威嚇の咆哮では無く、screechのような叫びをあげ始めた。
DungeonのrunawayによってInstinctが刺激され凶暴になっていたmonsters達だが、一方的に数を減らされた事で忘れていたhorrorを思い出したのだ。
「ウゴオオオオン!」
最後の一匹になっていたMountain Giantがscreechをあげながら身を翻したのを合図に、monsters達が町に背を向けて逃げ出していく。
負傷した同族を見捨て、我先にと森に向かって逃走する-sama子は、正に負け犬と評するしかない。
「逃げて行くぞ!」
「勝った……俺達は勝ったんだ!」
歓声をあげるKnightやadventurer達は、それを追わずにお互いの勝利を称える。monstersの背に矢や攻撃magicを撃ちはするが、深追いして想定外の被害を出すのを恐れているのだ。
「ふぅ……これで一安心だ」
Moksi Earlも、追撃を命じるつもりはなかった。Knight団もadventurer達も疲れているだろうし、森の中での戦いでは思うように陣形を維持できず、monstersが有利になるからだ。
runawayから目を覚ましたmonstersは、通常のmonstersと同じようにDevil Nestsから出て来る事は殆ど無くなるので、町が存亡の危機に陥る事は無くなるはずだ。
今回の場合は、今まで存在しなかったはずの高RankのmonstersがDevil Nestsに棲みつく事になるため、weak monstersが外に弾き出されて混乱が暫く続くだろうが……それもAdventurer’s Guildに依頼してBClass以上の上位のadventurerを雇って退治していけば、解決できるだろう。
解決するまでDevil Nestsを封鎖し、adventurerの狩場が減る事でmonstersの素材やDevil Nestsの産物が減る事になるのは頭の痛い問題だ。しかし、今すぐに無理をしてまで解決する事は無い。
そうEarlは思った。BellardやBachemも、同じ考えだっただろう。
「ど、どうしましょう。まだ大丈夫かと思ったのに……お、追いかけて行って良いのかしら!?」
しかし、Darciaには違う事情があった。……このままでは、VandalieuがReincarnatorを倒す前に戦いが終わってしまうと言う事情が。
「Gufadgarn -sanも忙しいみたいだし、私、Knightでもadventurerでもないし、離れても平気よね!?」
「落ち着くんだ、Darcia。私達だけmonstersを追っても、意味はあまり無いと思う。Van達は、町からほど近い草原で戦っているのだろう?」
「monstersを退治し終えたのじゃから、坊や達と謎の賊がまだ戦っていれば、誰かが応援に行くのが普通じゃろうな。町から見える範囲で戦っておるのじゃし。特に、今はKnightやadventurerが完全武装しておる……injureとFatigueが少ない者が、馬を走らせればすぐじゃ」
そしてVandalieuとHajime Fitunの戦いに巻き込まれるのである。並の強さでは余波を受けただけで即死しかねず、Vandalieuにとっては援軍では無く足手まといでしかない。
Kanako達の方に向かったとしても、似たようなものだろう。
森の中で戦っているはずのMilesの方に向かうよう頼んだとしても、やはり同じである。いや、Milesの方がVandalieuより余裕が無いはずなので、より凄惨な結果になりかねない。
それを防ぐにはどうすればいいのか。迷うDarcia達に、Nataniaが「だったらさ」と声をかけた。
「Darcia -sanが応援に行けばいいんじゃないかな? 実の親子だから誰も止めないだろうし、ピューって行って、師Artisanが戦っている相手を二人がかりで叩きのめせば、他の誰かが来る前に終わりそうだし」
「そうっすねぇ。大injureをしている奴もいないし、問題無いと思いますぜ。……師Artisanが賊と戦っている事を領主-sama達が思い出さない内に、行って来たらどうです?」
Simonも勝利に安堵し、ほっとしているお偉方の-sama子を見て、Nataniaの意見に同意した。
「それもそうだわ! じゃあ、早速――あら?」
Darciaも瞳を輝かせて二人の意見を採用しようとしたが、その時逃げたはずのmonstersが再度背を翻し、こちらに向かって来るのが見えた。
monsters達の目はblood走り、runawayしていた時よりも更に攻撃的になっているのが分かる。
「Fitun -samaが心配した通りだったな! monsters共! その他大勢はともかくあのDark ElfとGhoul共は町に釘づけにしておくんだ!」
「まさか我々が出なければならないとは……隊長は何を手こずっているのだ?」
そのmonsters達の後ろには、Tamerらしい鞭を持った女とMageらしい青年がいた。彼等はFitunがVandalieuとの決着が着く前にmonstersのrunawayが鎮圧される事のないように、念のために配置されていたHeroic spiritである。
彼女達はmonstersの群れのずっと後方を、magicで空を飛んで進んだためLegionのTrapにかからなかったのだ。
戻ってきたmonstersの群れに慌てて陣形を立て直すKnightやadventurer達。
Darcia達もWeapon Equipmentを構え直し、monsters達の後ろに居る二人のHeroic spiritを見据えて言った。
「あの二人は、もっと本気で相手をしないと駄目ね」
そして、杖を掲げた。
「Transform!」
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・Name: Iris Bearheart
・Race: Obscene-Majin Succubus Princess Knight(Human)
・Age: 21age (appearance age19age)
・Title: 【Liberating Princess Knight】 【Majin Princess】
・Rank: 11
・Level: 61
・Job: Lewd Magic Sword Princess
・Level: 80
・Job History: Apprentice Knight、Lesser Knight、Warrior、Swordsman、Cursed Spirit Swordsman、Apprentice Mage、Mage、Tamer、Majin Knight、Demon Tamer、Demon Rider、Fire-Attribute Mage、Magic Swordsman
・Passive skills
Sword weapon equipped, then Attack Power Augmented (2) : Medium(Sword weapon equipped, then Attack Power Enhanced (1) awakened into!)
Strengthened Attribute Values: Loyalty:10Lv(UP!)
Agility Augmented (2):1Lv(Enhanced Agility awakened into!)
Strengthen Subordinates:8Lv(UP!)
呪霊Strengthened Attack Power while equipped with a sword: (Large)(Cursed Sword weapon equipped, then Attack Power Enhanced (1) awakened into!)
Dark Vision
Allure:7Lv(UP!)
Peerless Vigor:5Lv(UP!)
Mana Enlargement:4Lv(UP!)
Vitality Enlargement:7Lv(UP!)
Mental Resistance:8Lv(UP!)
Self-Enhancement: Guidance:6Lv(UP!)
Self-Enhancement: Mount:4Lv(NEW!)
Rapid Regeneration:3Lv(NEW!)
Magic Resistance:5Lv(NEW!)
・Active skills
Magic Battle Sword Technique:1Lv(Sword Technique awakened into!)
Shield Technique:8Lv(UP!)
Armor Technique:10Lv(UP!)
Archery:7Lv(UP!)
Mount:5Lv(UP!)
Housework:3Lv
Silent Steps:5Lv(UP!)
Coordination:10Lv(UP!)
-Transcend Limits-:1Lv(-Surpass Limits- awakened into!)
Surpass Limits – Cursed Spirit Sword:8Lv(UP!)
Commanding:5Lv(UP!)
Illusory Transformation:7Lv(UP!)
Drain Vitality:7Lv(UP!)
Etiquette:2Lv(UP!)
High-Speed Flight:4Lv(UP!)
No-Attribute Magic:3Lv(UP!)
Fire-Attribute Magic:7Lv(UP!)
Water-Attribute Magic:4Lv(UP!)
Mana Control:3Lv(NEW!)
Unarmed Fighting Technique:4Lv(NEW!)
Cooking:1Lv(NEW!)
Familiar Spirit Demonic Advent:1Lv(NEW!)
・Unique skill
Xerx’s Divine Protection
Vandalieu’s Divine Protection
生まれつき姫(身分が高い親のchild)だった者を除けば、元祖姫。ここ約一年はGodwinだけではなく『Vida’s Resting Ground』からPure-breed Vampireと共に目覚めたGodwin 's ancestor母からも指導を受けている。お蔭で【Allure】と【Illusory Transformation】skillのlevelが急increaseしている。また、【Cooking】skillとChampion達の知識にもあった「誘い受けの技」を教えたのも彼女。
ただし、【Seduction】等は教わっていない。Godwin 's ancestor母曰く、「もう経験者が周りにいるし、中途半端に技術を身に付けるよりも初心さをWeapon Equipmentにするべきだ」との事である。
誰の周りに何の経験者がいるのかは、敢えて語るまい。
・Name: Nemesis・George
・Rank: 9
・Race: Sacred Curse Demonic Sword
・Level: 80
・Passive skills
Special Five Senses
Mental Corruption:4Lv
Physical Resistance:10Lv
Magic Resistance:10Lv
Strengthened Attribute Values: Iris:10Lv
Self-Enhancement: Subordinate:10Lv
Strengthened Attribute Values: Guidance:10Lv
Murder Healing:5Lv
・Active skills
Sword Technique:9Lv
Armor Technique:7Lv
Shield Technique:4Lv
Mount:4Lv
Archery:4Lv
Unarmed Fighting Technique:3Lv
Etiquette:3Lv
Coordination:6Lv
Commanding:4Lv
Spirit Form:10Lv
Materialization:3Lv
Familiar Spirit Demonic Advent:1Lv
・Unique skill
Vandalieu’s Divine Protection
Holy Sword Nemesis Bellに器を変えた、George・Bearheart。分類としてはCursed Weapons、Weapon Equipmentに悪霊が憑りついたTypeのUndeadになる。
既に生前のskillを幾つも思い出しており、また【Spirit Form】や【Materialization】skillを使って仮初めのBodyを作り出し、戦う事も出来る。
ただ本人はIrisの剣である事に存在意義を見出しているので、滅多にやらない。そして実際、彼自身が戦うよりもIrisが剣を振るって戦った方が強い。