【Soul Breaking Arts】をActivateし、【Realization】した魂を纏って異形の姿となったVandalieuの言葉に、Birkyneは叫び返した。
「自分のfragmentとお喋りとは……もう勝ったつもりか。このクソチビがああああ! 私を下に見るなあぁぁ!!」
なんと彼は拘束されていた四肢を自ら切断したのだ。
No-Attribute Magicの【Physical Ability Enhancement】を、意図的にunbalanceに施してboneとmuscleを断裂させ、無理矢理引き千切って拘束から脱出したのである。
通常の生物ならただの自殺行為だが、BirkyneはPure-breed Vampireだ。胴体だけになった彼がFlightして建物から離れた時には、新しい手足が再生しつつある。
Birkyneを追おうとしたVandalieuだったが、彼が引き千切った両手足がやはり拘束を抜け出し、矢のように飛んでくるのに気がついて脚を止めた。
『【Long-distance Control】skillか』
Vandalieuは特に動揺せず、Birkyneの四肢を迎撃した。【Death Bullet】や【Throwing Technique】で手を、背中から伸ばした【Demon King's Jointed legs】で足を打ち砕く。
そして再びBirkyneを追おうとしたが、その瞬間body partが動かなくなった。それを見てmidairのBirkyneは胸中で喝采をあげる。
(idiotめ! 拳の中に【Demon Kingのshadow】を仕込んでおいたのさ!)
Birkyneも【Long-distance Control】skillで【Demon King Fragment】を操る事が可能だった。magicや【Demon King Fragment】で肉とboneのfragmentにされようと、shadowは消えない。
拳の中にendureんだshadowが、形を変えて再びVandalieuを拘束したのだ。Birkyneはこの隙にVandalieuから少しでも距離を取ろうとする。
だが青白く光るVandalieuのSpirit Formが眼前に現れた事で、前言を撤回する事になった。
『さっき気がついたのですが、お前が拘束できるのは物理的な存在……shadowが出来る物だけのようですね』
「えっべがあぁっ!?」
念のために、【Out-of-body Experience】していたVandalieuの蹴りを顔面に受けたBirkyneが、再びmidairを華麗に舞う。攻撃が当たる瞬間だけ【Realization】したVandalieuの蹴りはshadowでも止められず、Birkyneの貴公子然とした美貌が一瞬で全損してしまった。
(だ、だが距離は取れた!)
Vandalieuのbody partは、まだshadowによって拘束されている。Birkyneは蹴り飛ばされた勢いを利用して空を飛び、【High-Speed Flight】skillまでActivateさせ、その場から離脱する事に成功した。
そしてVandalieuの姿が見えなくなってから、再生した新しい手で懐のitemボックスから、瓶に入れておいた処女の生きbloodを取り出し強引に飲み下す。
途端にchinだけでは無く頬boneまで陥没していた顔が再生し、折れていた首もコキリと音を立てて正常な角度に戻った。
Vitalityが高い……『Earth』のgame風に言うなら、HPが桁外れに多いPure-breed Vampireには、potionよりもbloodを飲んだ方が回復には効果的だ。
「回復は出来たが、やはり戦うのは拙い……しかし、これは……!」
本来ならBirkyneはVandalieuと戦うつもりはなかった。少なくとも、雌雄を決しようなんて考えはfragmentも無かった。
だがVandalieuと実際に相対すると、特にBirkyneの思惑に逆らい自分を窮地に追い込む彼に対して怒りが、苛立ちと悔しさが沸き起こって来るのだ。
その激情がBirkyneに降伏するという選択を取らせない。状況は最悪で、勝ち目は無く、逃亡すら蜘蛛の糸で綱渡りをするような真似をしなければならないと言うのに。
Vandalieuの靴を舐めてでも命乞いをし、それが叶わず殺された後Undeadと成り果てたとしても、魂を砕かれ永遠に消滅するよりはマシではないかとすら考えている。
だがそれは絶対に出来ないと、Vandalieuを前にしたBirkyneは激情に支配されるのだ。何時もの癇癪とは違う。Vandalieuに屈する事に、fundamentalなdespairと忌避感を覚え、怒りにthrust動かされてしまう。
「そうだ、奴に屈する事は無い。私は【Demon King Fragment】を使いこなしながらegoを完全に保っているのだ! 出来る、私にも奴と同じ事が!」
そう口に出せば激情は薄れ、己に対する自信が湧いてくる。その自信にthrust動かされるように、Birkyneは【Demon Kingのshadow】をActivateして自分自身のbody partに纏わせた。
「……出来たっ! 出来たぞっ! 奴と同じ事がっ! 最早奴には負けん!」
【Demon Kingのshadow】で自分自身のBodyを支配し、Body的な力を【Demon Kingのshadow】の支配力で増幅する。黒い衣をwhole bodyに纏ったような姿になったBirkyneは、whole bodyを支配する万能感に高笑いをあげた。
もう逃げる必要も、戦いを避ける必要も無い。今すぐ戻って、Vandalieuを今度こそ殺し、奴が持っているfragmentも手に入れてやる!
「勘違いもここまで来ると笑えるわね、Guduranis」
だが、聞き覚えのある声にBirkyneはmidairで立ち止まった。
『おや、誰かと思えばEleonoraじゃないか。-kunもこの町に来ていたとは……Vandalieuは随分と-kunを躾けたようだ。
それに私がDemon Kingだと? 随分と褒めてくれるじゃないか、この【Demon Kingのshadow】を纏ったこの姿を』
今の自分の力量を見抜いたらしいかつてのmasterに、Eleonoraは冷たい笑みを向けた。
そんな彼女に続いて、BellmondとIslaも姿を現す。
『これはこれは、残りの『Five Dogs』も揃ったか。どうやら、VandalieuはTamerとしての素質は私やTerneciaよりも上だったようだ。本当に良く飼い慣らされている』
そう侮蔑を向けるBirkyneに、Eleonora達は思わず顔を見合わせる。
「……こいつ、急にVan -samaの事を褒め始めたわ」
『ええ、しかも誰もが認める当たり前の事を態々……』
「やはり正気では無いようですね」
皮肉を放ったはずのBirkyneだが、Eleonora達にとってはそうとしか聞こえなかったようだ。
これまでBirkyneを裏切った者達の内、Eleonoraのようなpatternの者は「私達はもうお前の家畜では無い!」と言い返し、少なからず冷静さを失って来たのだが。
『き、貴-sama等ぁ!』
だが今回冷静さを失ったのは、Birkyneの方だった。激高し、そのまま【Demon Kingのshadow】を纏わせた黒いclawsでEleonoraに向かって襲い掛かる。
そのSpeedは【Demon Kingのshadow】を纏ったimpactでこれまでよりも早く、激高しているとは思えない程無駄の無い動きだった。やはり、そうは見えないが【Unarmed Fighting Technique】の達人ということだろう。
それに対してEleonoraは剣を鞘ごと構えるのでやっとだ。
(待て、鞘ごとだと?)
Eleonoraの挙動がおかしい事に気がついたBirkyneだが、彼が何かする前に彼女のlipsが言葉を紡いだ。
「Transform!」
その瞬間装飾過多に見えた剣の鞘が生き物のように蠢き出し、Eleonoraのbody partに装着される。その変化に危機感を持ったBirkyneが、彼女の首に向かってclawsを振るう。
「やっぱり、昔のように恐ろしくは無いわね」
だが、そのclawsは、Eleonoraの剣によって弾かれていた。硬さと柔軟さを両立させた、液体金属であるHell Copperの鎧をwhole bodyに纏った彼女は、驚愕するBirkyneに対して攻勢に出る。
「【Super Acceleration】!」
Time-Attribute Magicで自分の時間をAccelerationさせ、Birkyneに次々にMartial Artsを繰り出す。Birkyneはそれを殆ど防ぎ、一見すると互角の戦いが繰り広げられる。
(BAKANA!? いくら奴に仕込まれたからと言って、見慣れないmagic itemを与えられたからと言って、Noble-born VampireのEleonoraが……僕のbloodを与えた『娘』が何故僕と、更なる進化に成功した僕と互角に渡り合える!?)
Birkyneは【Demon Kingのshadow】を纏う事で力も早さも格段にincreaseしている。だと言うのに、Eleonoraと互角なのだ。Vampireになってまだ百年と経っていない小娘と。
いくらVandalieuのGuidanceでEnhanced (1)されているとしても、異常過ぎる。
一方のEleonoraは奇妙な気分だった。昔はBirkyneが恐ろしかった。彼の機嫌さえ取っていれば、この世に恐れる者は何も無いと思える程だ。
実際、以前のEleonoraの力量から考えればBirkyneはdimensionが違う相手だ。戦いにもならず、また逃げる事も難しい。
だが、今はどうだろうか? 互角に剣を交える事が出来ているではないか。しかも、腹心達は彼から引き離され各個撃破されている。孤立無援で、その上袋のmouseだ。
油断している訳でも、侮っている訳でも無い。だけれども、絶対的なhorrorには程遠い。
彼女がVandalieuから感じる、body partの芯が痺れるような感覚と比べれば些末なemotionsでしかない。
「やはりっ、お前はVan -samaの足元にも及ばないわ!」
そう断言してEleonoraが振るった剣は、受け止めようとしたBirkyneのclawsを切断し彼の胸を深く切り裂いた。
『があぁ! よくも……! 優れた道具を与えられて調子に乗りやがって!』
Birkyneは斬られた胸を抱えるように俯き、Eleonoraは彼の無防備な後頭部に向かって更に剣を振り下ろそうとした。
しかし、Birkyneのbody partに纏わりついていた【Demon Kingのshadow】が、tentacleのように伸びて彼女に絡みつこうとしたのでclicking tongueを残して一旦後ろに下がる。
「知っているぞっ! それはanother worldの技術だろう!? HillwillowやSolderが話していたっ、another worldの、特殊な姿にTransformするWarrior! ライ――」
『Shut Up、外道!』
「それ以上は言わせない!」
何か叫ぼうとしたBirkyneだったが、それを遮ってIslaが投じた鎖が彼のbody partに巻きついて締めあげ、Bellmondの糸が四肢や胴体を輪切りにする。
「ちょっ!? まずは私が煽る手はずだったでしょう!?」
突然乱入した二人にEleonoraが慌てて抗議するが、彼女達は悪びれる-sama子も無く言い返した。
「追い詰められていると言っても奴は、まだHuman社会の闇にReignする大物です。そんな奴にMagical Girlと呼ばれるのは避けねばなりませんでした」
『その通りよ。だけど、Vandalieu -samaと違うworldから召喚されたはずのChampion達もMagical Girlについて知っていたなんて…Magical Girlはworldを超えて存在すると言うの?』
Magical Girl関連のsecondary nameを獲得してしまう事や、Jobが出現するような事は避けなければならなかったと主張するBellmondに、another worldにおけるMagical Girlの存在に戦慄を覚えるIsla。Birkyneは、Magical Girlでは無く別の特撮heroのnameを出そうとしたようだが……timingが悪く気がつかなかったらしい。
そんな彼女達も、既にVandalieuとTareaの合作であるTransformation EquipmentをActivateさせていた。Bellmondは、ボディSuitの上にいわゆるButler服らしい装飾を加えたシックな、Islaは枝分かれした鎖に締め付けられているようなボンテージのような服と鎧が混在しているような衣服に変化している。
以前Vandalieuが言ったように、Eleonoraも含めてその姿はMagical Girlらしくないかもしれない。ただ、『Earth』の特撮作品のheroや、悪役側の女幹部を連想させるかもしれない。
「き、きさ……ふざ……け!」
【Demon Kingのshadow】で切断されたbody partを無理矢理繋ぎ止めているBirkyneが、三人を睨みつける。しかし【Demon Kingのshadow】で反撃しようにも、Islaの鎖もBellmondの糸も既に彼から離れておりshadowを伝う事は出来ない。
(どう言う事だ!? 傷が……再生が鈍い!)
Birkyneは、中々つながらない胴体や四肢に苛立ちを覚えた。先程は自ら切断した四肢を、瞬く間に再生する事が出来たと言うのに、今はやっとboneがくっつき始めようとしているところだ。
通常なら、数秒で切断された手足や胴体の接合が始まるだけでも尋常ではない再生Abilityだと言えるのだろう。だが、普段のBirkyneからは考えられない事だ。
「私の……body partに……私に何をした!?」
これもお前達の仕業だろうと、決めつけて来るかつてのmasterにしてVampireとしての『親』に、Eleonora達は視線を戻して言った。
「Magical Girlはともかく……そろそろ限界のようね。わざと隙を見せても、攻撃どころか逃げもしないし」
『そうね。Vandalieu -samaの買い被りだったか、Guduranis』
Eleonora達はBirkyneの再生Abilityを妨害するような何かは、何もしていなかった。ただEquipmentを使用してTransformし、Power upして攻撃しただけなのだ。
「なんだと!? そんな、この僕が、ボクが、私が、限界だと!? これまでとでも、言いたいのか!? そんな、BAKANA事が――」
『その通り、貴-samaは終わりだ、Birkyne。いや、自らをBirkyneだと思い込んでいる存在よ!』
その瞬間、BirkyneのMentalに『Evil God of Joyful Life』Hihiryushukakaの声が響いた。途端に彼の感覚はBodyから離れ、時間が引き伸ばされる。
(Hihiryushukaka -sama!? お、お待ちくださいっ、これには訳が……私は貴方-samaの忠実な僕! 御身を裏切るつもりなど微塵もありません!)
自らが奉じて来たVoice of Godに、Birkyneは咄嗟に心をx2構造にする。表面ではHihiryushukakaにへりくだりつつ、底では何とかEvil God (M)の怒りを買わないよう誤魔化し、その力をうまく利用して切り抜けられないかと思案する。
HihiryushukakaはVandalieuの抹殺をBirkyne達に命じており、彼がVandalieuと不可侵の約束を結ぶことを目論んでいた事を知られれば、Divine Punishmentを受けかねない。だから最近はHihiryushukakaに何を考えているのか覗かれないようにしていた。
Mortor達配下の思考から、Hihiryushukakaに自分の企みがばれる事は考えなかった。何故ならEvil God (M)のMental構造はHumanと異なり過ぎ、Mortor達Humanの枠に留まっている存在の思考を読み解く事が難しい事を知っていたからだ。
Hihiryushukakaが思考を読み取れる相手は、Humanの枠を越え神の領域に近い存在、龍やTrue giantと同じDemi-GodであるPure-breed Vampire達が殆どだった。だからばれていないとBirkyneは考えていたのだが……。
『貴-samaの小賢しさは、我にとって好ましいぞ。ただただ忠実な者を眺めてもつまらぬ。tongueの上で転がすには、あれやこれやと企む者の方が面白い』
しかし、実際には見抜かれていたようだ。
『今回の策も中々惜しかったな。特に奴の脳を操ろうした時は惜しかった。成功していれば、我が干渉して奴の脳を内側から掻き回してやったものを……』
Hihiryushukakaは全てを知った上で、Birkyneの企みを利用するために今まで-sama子を見ていた。礼拝堂で彼がVandalieuをshadowで拘束する、ずっと前から。
(な、ならば私にどうか御助力を! このままでは私は奴らに討ち取られ、御身の僕でVandalieuに対抗できる者はいなくなってしまいます!)
まだEvil God (M)派のVampireは数多く存在する。しかしその多くはSubordinate-bornや、Baron未満のNoble-bornでしかない。そうした有象無象を百人集めたところで、Vandalieuの相手にはならないだろう。
TerneciaとGubamonも無く、めぼしいNoble-born Vampireもいないのなら、Vandalieuを殺すためにもBirkyneを失う訳には行かないはずだ。
(私はまだ終わってはいない! 御身の力添えがあれば、この戦況を打破してご覧に入れます!)
そう訴えるBirkyneだったが、Hihiryushukakaは愉快そうに笑いながら彼の言葉を否定した。
『いいや、貴-samaは終わりだと言っただろう。まだ気がついていないのか? 貴-samaのManaと、そして特にBodyは限界に達しているのだ。
Vandalieuの猿真似、【Demon Kingのshadow】を自身のBodyに装着し、Bodyの機能の限界をMentalで強引に超えさせたのが悪かったようだな』
Hihiryushukakaがそう指摘した通り、BirkyneのManaは残り三割を切っていた。【Soul Breaking Arts】は【Demon King Fragment】もそうだが、何よりもVandalieuの莫大なManaが必要不可欠。その真似を練習もnoneにいきなり実戦で行ったのだ。
Manaの加減も分からず浪費してしまうのは当然だった。
(ですから、それも御身の力があれば――)
『無理だと言っているだろう。我は万能無限の神ではないのだ、ククク! 特に貴-samaのBody……貴-samaのMentalに耐えられずVitalityが摩耗しきったBodyを強引にrevivalさせたところで、すぐ崩れ始めるぞ! そのBirkyneのBodyは諦めるのだな、Guduranis!』
(な、何を言っているのです!? 私はGuduranisではない、Pure-breed Vampireが一人、Birkyneです!)
『ハハハハハハ、おかしなことを言う! では聞くが、貴-samaの【Demon King Encroachment】のlevelは10! 限界までDemon King Guduranisのsoul fragmentに侵食された貴-samaの魂は、一体何者なのだ!?』
高笑いと共に投げかけられた問いに、Birkyneは頭を殴られたような衝撃を覚えた。それはVandalieuの回し蹴りや、Eleonoraの斬撃よりも大きく彼を揺るがした。
『自分はegoを保っていると思い込んでいたか? 貴-samaのヒステリーは、何時から起きるようになった? それはDemon KingのMentalとPure-breed VampireのBodyが起こす拒絶反応によるものだと気がつかなかったか、Guduranis。
いや、貴-samaは【Demon Kingのshadow】……Demon King Guduranisの虚像! shadowでしかないのだったな』
Birkyneの正体、それはDemon King Guduranisの人格のshadowだった。Humanの心理学に当てはめれば、ペルソナと呼ばれるものである。
ただ当然Demon KingのMental構造とHumanのそれは大きく異なる。その上、【Demon Kingのshadow】はGuduranisとしてのMemoryも知識も、emotionsすらも無い空虚な存在だ。
Birkyneを侵食して乗っ取ったが、そのままでは自分を保つ事が出来ないので、自分をBirkyneだと思い込んで活動していた。それが彼だ。
だから彼は、Vandalieuに対して怒りや苛立ちを覚えたのである。本来なら自分の一部であるべきfragmentを奪いAbsorptionする存在に対して、fundamentalな拒否反応が出たのだろう。
「私がっ、この僕が、Demon King Guduranisのshadowだっただと!?」
BirkyneのMentalが現実に帰還し、時が通常の長さで流れはじめる。
「……やはり気がついてなかったのね。Van -samaから言われたけど、そんな-sama子は無かったから半信半疑だったけれど」
Eleonoraには、HihiryushukakaとBirkyneのMentalでのやり取りは聞こえていない。だが、Birkyneの叫びから大体の事情を察する事が出来た。
Vandalieuは、彼が「【Demon King Encroachment】が上限までlevelが上がっているが、egoを保っている」と自慢げに宣言した時から、BirkyneのMentalはDemon Kingに乗っ取られているのではないかと考えていた。
そこでTelepathyでDemon Kingと直接面識のあるGufadgarnに、Guduranisの言動を聞き、それを利用してこのDungeonに誘い込んだのである。
『Demon King Guduranisは冷静で策士としての面がありました。同時に自分の力に絶大な自信を持っており、自身に逆らう者、思い通りにならない存在に対して激しい怒りを覚える短気な面も持ち合わせていました。ですから部下の前で恥をかかせ、人質を掻っ攫えば必ず追って来るでしょう』
そして彼はGufadgarnが語った通りに行動した。
「嘘だっ、そんなBAKANA事がっ、私はPure-breed Vampire Birkyne! 十万年以上前からEvil God (M)派のVampireを纏めて来た三人の中の一人だっ! そうだろう!? そうだと言えぇっ!」
瞳孔の開いた目を見開き、辛うじて繋がっていた四肢や胴体の切断面がずれるのも構わず喚き散らす。
Eleonora達から見ればただ正体が明らかになっただけだが、彼にとってはpsychological柱を一瞬で全て圧し折られた衝撃の真実であり、Selfの完全否定だ。
しかも彼のMentalは歪みきっており、MentalのDecayに耐えるだけの強さを持たなかった。
『だからこそ、容易く乗っ取れると言うものだ』
ぼめ゛ぎりぃ。前触れも無くBirkyneのBodyが歪んだ。
「あああああああっ!?」
『ハハハッ! ハーッハハハハハ! この十万年心地良かったぞ! かつてこの我をDependentさせたDemon King Guduranis、その魂の一部を仕えさせ、弄ぶのは!』
Birkyneの口から絶叫とHihiryushukakaの哄笑が同時にあがる。
それを見たEleonora達は、かつて『Evil god of release』Ravovifardがしたように、HihiryushukakaがBirkyneのBodyを寄り代に受肉しようとしているのだと気がつき、動いた。
「【遅滞】!」
「今です、旦那-sama!」
変貌しつつあるBirkyneのBodyの時間をEleonoraがTime-Attribute Magicで遅らせ、Bellmondが更に糸で締め付ける。
「ファイエル」
そこを、ずっと-sama子を伺っていたVandalieuが【Demon King Artillery Technique】で狙い撃つ。
Hihiryushukakaが受肉しようとする事までは見抜いていなかったが、BirkyneがDemon King Guduranisとしての力を隠している可能性があった。
それを引きずり出す為Birkyneのnerveを刺激するのに適役のEleonoraが、BellmondとIslaの三人でProvocationし、その間Vandalieuは狙撃する準備を整えていたのだ。
左右の腕から生やした、凝固させた【Demon King's Blood】製の銃口から、【Demon King's Horn】の弾丸が放たれる。それは身動きが取れないでいるBirkyneの頭部と胸の中心を的確に撃ち抜いた。
Birkyneの額と胸に小さな穴が空き、後頭部と背中からboneや脳漿、flesh and bloodが飛び散る。
『ハハハハハハ! 姿を見せないのはそういうことだろうと分かっていたぞ! ヒヒヒヒヒ!』
だが、Hihiryushukakaの哄笑は止まらない。どうやらBirkyneのBodyの中に、スペアの脳とheartを既に作り出していたようだ。
受肉したEvil God (M)は、Bodyのimpactを受ける。Mental生命体だった頃には無かった、脳とheartという急所を獲得してしまう。それを狙われる事をHihiryushukakaは警戒していたのだ。
しかし、不意打ちが不発に終わってもEleonoraとBellmondは拘束を解かない。
「では、三の矢を撃ちましょう」
そうVandalieuが言うと、彼が隠れていた建物の真横の建物の壁が左右に開き、中から大きなgun barrelが顔を出す。
『大砲型Demon King Familiar、狙いよーし』
『砲弾型Demon King Familiar、装填よーし』
『っ!?』
Birkyne達のMemoryから見ていた情報に無い大きさのgun barrelに驚愕したHihiryushukakaが、動揺し慌てて逃げようとする。
だがまだ変貌を完了していない上にmagicと糸で拘束されている彼は、身動きが取れない。
「ファイエル」
轟音を立てて大砲型Demon King Familiarから【Demon Kingのbump】をベースにした砲弾型Demon King Familiarが、撃ち出される。
同時に、IslaがEleonoraとBellmondを抱えて【High-Speed Flight】skillを使用し、Hihiryushukakaから距離を取る。
『うおおおおおおおおおおっ!?』
ManaとMuscular Strengthの力押しで自由を取り戻したHihiryushukakaが、screechをあげながら地面に降り立って逃げようとするが、砲弾型Demon King Familiarはそれを追尾し、衝突する。
『【Death Flame Prison】』
衝撃波だけで、街を模した広いDungeonの階層全体が震えるほどの爆発。【Demon Kingのbump】の中に詰められた、火薬代わりの【Demon King's Blubber】が燃える事で発生する獄炎が、火柱をあげる。
『Vandalieu -sama……これ、本物の町の中で使っていたら町が半壊するわよ』
EleonoraとBellmondを左右のわきに抱えたIslaが戻ってきて、そう言った。
ここは町を模しただけのDungeonであるため、建物は爆発に巻き込まれて炎に飲み込まれても、ススと埃で汚れるだけだが、本物の建造物なら被害は甚大になっただろう。
Islaに短く礼を言って離れたEleonoraは、燃え盛る火柱を見て頬を引き攣らせた。
「それより、MilesやSalire達は巻き込まれていない? Birkyneの腹心達を追って始末しているはずだけど」
『ご心配なく、Eleonora。我々が光になって確認しましたが、私とChipuras、Bellquert以外偽孤児院の方に戻っている』
「そして偽孤児院への衝撃波は、Melissaの【Aegis】で防ぐ手筈でしたね」
姿を隠したままのReincarnatorでChaos ElfのMelissaは、Dungeonの壁で創った建物の中で【Aegis】を使うのが役目だった。
本来なら彼女も戦いに参加する予定だったのだが……Birkyneが孤児院の人々を人質にとったため、Gufadgarnと一緒に彼女達の保護の為に待機する事になっていた。
「彼女には損な役回りをさせてしまいましたから、次は前線で戦えるようにしないといけませんね」
「Van -sama、Melissaだったら逆に喜んでいると思うわよ。彼女、戦いはそんなに好きじゃないみたいだから」
「そうでしたか。……まだみたいですね」
燃え盛る炎の中から、人型のshadowが飛び出してきた。
『ク、クハハハハ……終わるかと思ったがな。Guduranisを弄ぶと言う点では、汝の方が得意なようだ』
うじゅるうじゅると得体の知れないmucusを滴らせながら、Birkyneだった物が言葉を紡ぐ。
バラバラになったPure-breed VampireのBodyを、shadowと-sama々な大きさの黒いtentacleが繋ぎ止めている。とても正常な生命体には見えない。
「……【Demon Kingのtentacle】をMerrebeveilから奪ったのはお前でしたか」
『奪った? 負担を肩代わりしてやったのだよ』
爆発で砕かれたのか、鼻から下しか残っていないBirkyneの顔でHihiryushukakaがそう言い返す。確かに【Demon King Fragment】はWeapon Equipmentであると同時に危険物でもあるが……『Evil God of Slime and Tentacles』であるMerrebeveilに最も相性の良いfragmentを奪っている時点で、彼の言い分は通用しない。
「では、今度は俺が肩代わりします」
『断言したな。……貴-samaが今までどれ程の相手を倒して来たのか、全ては知らん。だが、我をそれと同じだと思うなよ!』
Hihiryushukakaがそう叫ぶと同時に、彼から放たれるbloodthirstがEnlarged (3)する。同じ受肉した邪悪な神でも、『Evil god of release』Ravovifardとは、比べ物にならない。
HihiryushukakaとRavovifard。神としてはほぼ同格だが、寄り代に使ったBodyの質が異なる。RavovifardはBugitasを短い期間で調整したが、HihiryushukakaはBirkyne達Pure-breed Vampireをいざという時の寄り代として使うため、十万年以上当人達にも気がつかれないまま密かに調整し続けてきたのだ。
魂を完全にBugitasに降ろせなかったRavovifardに対して、Hihiryushukakaは自身の魂を完全にBirkyneのBodyに降ろしている。
それだけでも大きな差だが、何より取り込んでいるDemon King Fragmentが違う。
『虚像とは言えDemon King Guduranisのsoul fragmentと、Bodyのfragmentが揃っている! 新たなDemon Kingと名乗っても過言ではない!』
そのwhole bodyから放たれる禍々しさは、確かに尋常ではない。今の彼なら、『Five-colored blades』全員を正面から相手にする事も、Vandalieuと互角以上の戦いを繰り広げる事も不可能ではないだろう。
しかし、Vandalieuはcertainly Eleonora達にも動揺は見られない。
何故なら彼女がいるからである。
「では、Age of Gods Eraの戦いの再現と行きましょうか、Hihiryushukaka」
Hihiryushukakaは新たに現れた、LeotardにskirtやRibbon状の装飾が付いた奇妙な衣服を着た女Dark Elfに見える存在……Darciaに気がついて硬直した。
『貴-sama……Vidaか! 忌々しきGoddessよ! 良かろう、貴-samaが化身としているVandalieuの母を奴の見ている前で弄び、我が贄としてくれる!』
既に【Goddess Advent】をActivateさせているDarciaをVida’s Incarnationだと見抜いたHihiryushukakaに動揺が走る。
「とは言っても、直接戦った事は無かったけれど。……【body part Ability極限Enhanced (1)】、【Divine Life Beast Conjuring】!」
Darciaが杖を掲げて自身のbody part Abilityを極限まで高めると同時に、生命energyで出来たGodsしい獣を創りだす。
『っ! お、おおおおおお! 【Super Instant Response】! 【Steel Body】! 【Spiral抜き手】!』
それに対してHihiryushukakaは、寄り代にしたBirkyneのMemoryから【Armor Technique】のMartial ArtsをActivateさせた後、tentacleを指に見立てて束にし、それで抜き手を放つ。
「【回し受け】、【微塵切り】!」
だがDarciaは回転するtentacleの束を逸らして回避すると同時に、【Chaos】skillで腕を変化させて生やした短剣状のboneの刃……Orichalcumの刃で【Hearth-Style Dagger Technique】のMartial ArtsをActivate。magicで創り上げた命神獣とCoordinationしてHihiryushukakaのtentacleを一瞬で切り裂いた。
『BAKANAっ!? Life-Attribute Magicはまだしも、何故貴-samaが武術を!?』
驚愕しながらも、Hihiryushukakaはtentacleにendureばせていた【Demon Kingのshadow】を使って彼女のshadowを縛ろうとする。
「【邪輝】」
だが、Vandalieuが唱えたLight AttributeのDead Spirit Magicによって【Demon Kingのshadow】が蹴散らされてしまう。
そして神獣のfangsと爪でbody partを切り裂かれ、更にDarciaが背中に背負っていた短弓から放った矢に胸を打ち抜かれる。
『BAKANAっ!? AdventしただけのVidaよりも、寄り代を乗っ取り受肉した我の方が地上で発揮できる力は上の筈だ! だと言うのに、なぜ我が圧倒される!?』
混乱したHihiryushukakaが叫ぶ通り、本来なら受肉して神としての力を完全に振るう事が出来る彼の方が、Goddessの一部をbody partに降ろしているだけのDarciaよりも強いはずなのだ。
しかも Hihiryushukakaはこの十万年の間に力を蓄え、Demon Kingの配下だった頃よりも強くなっている。当時は存在しなかった【Demon King Fragment】というWeapon Equipmentもある。
『Goddess of Life and Love』であり、戦いとは無縁の筈のVida’s Incarnationに対して、劣勢に立たされるはずがないのだ。
『何故だ、Vidaァァァ!?』
「それはね……私の方のnameを一度も呼ばないあなたには、理解できない理由よ!」
Pure-breed VampireのMemoryを読み、BirkyneのMemoryを乗っ取っているHihiryushukakaはDarciaのnameを知っているはずだ。なのに、それを呼ばないHihiryushukakaに対して、Darciaは両腕を翼に変化させて飛びかかり、grip talonに変化した足で蹴りを放った。
「【飛翔脚】! 【竜尾Single Flash】!」
やはりOrichalcumのbone格を利用して作られたgrip talonに切り裂かれ、更に一瞬で生やしたscaleに覆われたtailにスイングされてしまう。
Vidaの一部をbody partに降ろしてGoddessの化身と化しているDarciaの主体は、当然Darciaだ。彼女はVidaの支援を受けながら自身の経験、自身のskillを活用して戦う事が出来る。本来Vidaが苦手なはずのphysical battleもこなす事が出来るし、変化させたbody partをWeapon Equipmentにする事に何の問題も無い。
『ぐほぉがっ!?』
一方、地面に叩きつけられたHihiryushukakaは、BirkyneのBodyに受肉している。だからBirkyneのMemoryを乗っ取って、本来彼が使えないはずのMartial Artsも使う事が可能だ。
だが、その主体はあくまでも『Evil God of Joyful Life』Hihiryushukakaである。他者の命を嬲り、弄ぶEvil God (M)の在り方に、地道なTrainingや武術を習得し戦闘Abilityを向上させると言う発想は存在しない。
これがHihiryushukakaの想定していなかった差となって表れていた。特に、彼は【Demon King Fragment】をActivateする事によって強力なWeapon Equipmentを手に入れたが、同時に【No-Attribute Magic】以外のattribute magicの行使を封じられてしまっている。
そのため、差は更に顕著なものとなっている。
(だが、今【Demon King Fragment】のActivateを止めれば、限界を超えて損傷したBirkyneのBodyはバラバラになってしまう! ここは一旦距離を取り、我が力でBodyの再生を――)
『暢気に寝ている暇は無いわよ!』
『何ぃっ!?』
地面に横たわったHihiryushukakaが立ち上がる前に、Islaの鎖が素早く巻きつき、彼を再びmidairに投げ飛ばす。
「最早どこが急所だか分かりませんが――」
「再生しなくなるまで切り刻めばいいだけの事よ!」
宙を舞うHihiryushukakaを、Bellmondの糸とEleonoraの剣が切り刻む。【Demon Kingのtentacle】もBirkyneの一部も切断される。
「っ! そう、これよっ! これこそよ!」
残ったBirkyneの頭部を破壊したEleonoraは、何かを掴んだか目覚めたかしたらしい。目の色を変えて手にした剣の刃を見つめて叫んでいる。
『オノレェエエエ! 元ハ我ヲ奉ジテイタ身デ、節操ナクGoddessト小僧ニ乗リ換エタ、尻軽共ガアアアア!』
Birkyneの頭部が破壊された事で、発声が不自由になったらしいHihiryushukakaが喚き立てる。まるでBirkyneのヒステリーのようだった。だが、それは自身が発するものよりも更に重く、濃い禍々しいsignと声によって途切れた。
「第二砲台から第四砲台まで、砲弾型Demon King Familiar装填、良し」
Vandalieuの声に気がついて我に返ったHihiryushukakaが、midairから周囲を見回すと、先程自分を爆砕しかけた砲塔が三つ、別々の建物の中から新たに出現していた。
『っ!? ま、待てっ! 降参だっ、我はお前に服従する! だから――』
「kaa-sanを弄ぼうとし、俺の仲間を尻軽呼ばわりするEvil God (M)は信用に足りえない。……【邪輝砲弾】、ファイエル」
【Dead Spirit Magic】によってChipuras達が付与された砲弾型Demon King Familiarが、轟音と共にProjectile Fireされる。
『ヒャハッハハハハハハ! 蜂の巣にしてやるぅぅぅ!』
『おお、主のManaを注がれた今、我が輝きは、神を討つに至ったか!』
『Evil God of Joyful Lifeよ、かつての僕の成れの果てに焼かれるが良い!』
太陽が出現したかのような激しいFlashに呑まれて、Hihiryushukakaの姿は掻き消えた。
・Name: Chipuras
・Rank: 6
・Race: Evil Bright Ghost
・Level: 0
・Title: 【Distinguished Dog of the Eclipse Emperor】
・Passive skills
Spirit Form:5Lv
Mental Corruption:5Lv
Light-Attribute Nullity
Light Operation:5Lv
Mana Enlargement:1Lv
Self-enhancement: Subordination:10Lv
Strengthened Attribute Values: Guidance:3Lv
Strengthened Attribute Values: Demon Kingの光:3Lv
Materialization:3Lv
Strengthened Attribute Values: Creator:5Lv
・Active skills
No-Attribute Magic:3Lv
Water-Attribute Magic:10Lv
Mana Control:10Lv
Unarmed Fighting Technique:7Lv
High-Speed Flight:6Lv
-Surpass Limits-:10Lv
Projectile Fire:4Lv
Light-Attribute Magic:1Lv
Long-distance Control:4Lv
・Unique skill
Vandalieu’s Divine Protection
・Name: Darock
・Rank: 6
・Race: Evil Bright Ghost
・Level: 0
・Title: 【Fighting dog】
・Passive skills
Spirit Form:5Lv
Mental Corruption:8Lv
Light-Attribute Nullity
Light Operation:3Lv
Mana Enlargement:1Lv
Self-enhancement: Subordination:10Lv
Strengthened Attribute Values: Guidance:4Lv
Strengthened Attribute Values: Demon Kingの光:3Lv
Materialization:3Lv
Strengthened Attribute Values: Creator:5Lv
・Active skills
Butchering Sword-Technique:1Lv
Unarmed Fighting Technique:10Lv
Archery:3Lv
-Transcend Limits-:1Lv
Fire-Attribute Magic:7Lv
No-Attribute Magic:1Lv
Mana Control:5Lv
Projectile Fire:4Lv
Light-Attribute Magic:3Lv
・Unique skill
Vandalieu’s Divine Protection
・Name: Bellquert
・Rank: 6
・Race: Evil Bright Ghost
・Level: 0
・Title: 【Lunatic Dog】
・Passive skills
Spirit Form:5Lv
Mental Corruption:10Lv
Light-Attribute Nullity
Light Operation:7Lv
Mana Enlargement:2Lv
Murder Healing:10Lv
Self-enhancement: Subordination:10Lv
Strengthened Attribute Values: Guidance:4Lv
Strengthened Attribute Values: Demon Kingの光:3Lv
Materialization:1Lv
Strengthened Attribute Values: Creator:5Lv
・Active skills
High-Speed Flight:7Lv
Projectile Fire:6Lv
-Surpass Limits-:10Lv
Light-Attribute Magic:1Lv
Mana Control:1Lv
Long-distance Control:7Lv
・Unique skill
Vandalieu’s Divine Protection
Monster explanation::Evil Bright Ghost Luciliano著
読んで字の如く、邪な輝きの霊。師ArtisanがChipuras達をWispからRank upさせ、Ghost→ライトGhost→シャインGhostになり、Birkyneの腹心を倒した事でBright GhostにRank up。その後、Hihiryushukakaとの戦いを経て至ったmonsters。
当然だが、ライトGhostの辺りから新種のmonstersである。
Chipurasは大体生前の人格とMemoryを取り戻しているが、DarockはMemoryと知識の欠損が酷く、Bellquertはほぼ別人conditionらしい。
そのためChipurasはWater-Attribute Magicを達人並に唱え、DarockはSword TechniqueのSuperior Skillを持つなど高いskillを持つが、Bellquertにはそれが無い。
しかし代わりに発狂しているせいか、自身のSpirit Formを操作するのが得意で、自分の一部を撃ちだす【Projectile Fire】、その後操作する【Long-distance Control】skillを高levelで取得している。