《【Multi-Cast】、【Armor Technique】、【Shield Technique】、【Unarmed Fighting Technique】、【Group Binding Technique】、【Surpass Limits: Fragments】skillのlevelが上がりました!》
最近、Vandalieuはとても嫌な夢を見る事が続いていた。人生の目標の一つ、母Darciaのrevivalを成し遂げたばかりで、【Spirit Warrior】にJob changeもして人生は順調だと言うのに、とてつもなく嫌な夢を見る。
それは誰かの夢に入って何か(blessings)を渡すような夢でも無ければ、Demon King Familiarに宿らせたCloneのfive sensesが紛れ込んだ訳でも無い。
あの憎き『Blue-flame Sword』のHeinz率いる『Five-colored blades』と殺し合う夢である。ただ、それだけなら別に嫌な夢では無いのだが……気に入らない点が幾つかあって、そのせいでVandalieuにとって不快な夢と化していた。
まずbody partが自由に動かない。視線や、口でさえもVandalieuの意思が反映されない。彼が何をどう思っても、body partは誰かが勝手に動かしている。
まあ夢なのだから、それは仕方がないのかもしれない。だが、他の気に入らない点は『夢だから』と言う理由では納得しがたいものだった。
『何故-kunがここに出現したのか、私には分からない……何故Demon King Fragmentを宿しているのかも』
夢に現れたHeinz達は約四年前、Niarkiの町で遭遇した時やTerneciaと戦っていた時よりも若干老けていて、蒼い炎を出すMagic Swordはそのままだが、他の装備はより良いものに変わっているようだ。
その為か、Lemure越しに見ていた当時の彼等よりも夢に出て来るHeinz達は明らかに強かった。
当時は一対五でTerneciaを追い詰めるが逃亡を許す程度だったが、夢に出てきたHeinz達の実力なら逃がす余地を与えず確実に彼女を討ち取る事が可能だろう。
(その点も別に気に入らない訳じゃ無い。四年前よりも奴らが強くなっているのは、リアリティがあって寧ろ好感が持てる。
だけどまず納得がいかないのは……俺がこいつ等の仲間みたいな扱いを受けている事だ)
『……ククク』
『キヒヒヒッ』
Vandalieuがいうこいつ等とは、そのPure-breed Vampire TerneciaとGubamonだった。激しく納得がいかない。
この二人を仲間と認識した事はcertainly、共闘した事さえ一度も無いのに。
『だが、今日こそ倒させてもらう!』
覚悟を決めた顔つきのHeinzと彼の仲間達が向かってくる。それに対して夢の中のVandalieuは、彼自身の意思とは裏腹にTerneciaとGubamonの二人とCoordinationしながら迎え撃った。
確かにBellmondやEleonoraに、TerneciaのLife-deadからpartsを移植した。Darciaの新しいBodyには、Gubamonから回収した【Magic Eye of Destruction】を素材の一つとして使った。
しかし、何故魂を砕いた敵共と夢の中とはいえ共闘しなければならないのか。
更に納得がいかないのは、夢の中の自分が現実の自分よりずっとweakと言う事だ。
(【Demon King Fragment】で主に使うのはbloodと角だけ。時々ink sacsとsuction cupsがそこに加わる程度で、eyeballやantennaは使わない。【Dead Spirit Magic】は使えるけれど、Princess LeviaやOrbia自身は出せないし、【Group Binding Technique】でPete達を呼べない。【Death Cannon】や【Hollow Cannon】、【Hell King Magic】や【Hollow King Magic】も使えない。
何より、他のskillやAbility Valuesがずっと低い!)
夢の中でStatusを見た訳ではないが、夢の中の自分の動きは明らかに遅く、弱々しく、繰り出す技も拙い。
今なら使う事が出来る【Unarmed Fighting Technique】の上Class Martial Artsも使わない。
それにどう言う訳か、【Soul Devour】が使えなくなっているようだった。HeinzやDelizah、Jenniferに攻撃を当てた時も、ManaにDamageが入っている-sama子が無い。奴らがActivateさせた【Heroic Spirit Advent】を、攻撃で妨害する事は出来るようだが、何かが砕けた音がするだけで実際にHeroic spiritの魂を砕いた手応えはないし、味も感じない。
一方、HeinzはVandalieuが観察していたTerneciaとの戦いの頃よりも、明らかに技量を増していた。Ability Valuesが高くなっているのはcertainly、Vandalieuが知らないMartial ArtsまでActivateして襲い掛かってくる。
しかも……この夢をVandalieuが見るのは初めてでは無い。同じシチュエーションの夢を、何度も見ている。その度にVandalieu達はHeinz達を殺し、全滅させていた。
だが、夢を見る度にHeinz達『Five-colored blades』の面々は強くなって行った。accurateには、力量その物が大きく上がった訳では無いのだろう。最初は攻撃してくるのを躊躇う素振りがあったのに、それが夢を見る度に無くなっていった。
そして昨日までの経験を活かして対策を練ったり、itemを用意して来たり……今見ている夢では、昨日は通用したはずの、【Body Stretching:tongue】skillの効果を活かしたtongueを使った【Unarmed Fighting Technique】のMartial Arts【tongue鋒】の不意打ちが通じなくなっている。
【Demon King's Ink Sacs】の墨で創った人形を使ったフェイントも、あっさり見抜かれた。
明らかに奴らは経験から学習している。
Vandalieuに対してだけでは無く、TerneciaやGubamonに対しても学習しているのか、Magic Eyeやmagicによる攻撃、【Demon King Fragment】を使用したMartial Artsの一撃にも対応できるようになっていた。
それなのにTerneciaとGubamon、そして夢の中のVandalieu自身は前日までの夢から何の学習もしていない。前の夢で見抜かれた隙を、tonightの夢でもそのままにして以前と同じように突かれて手傷を負っている。
(まるで、誰かにprogramされた思考ルーチン通りにしか動けないgameの敵にでもなったような気分だ。そしてHeinz達はplayer側。
所詮は夢なのだから不条理で当たり前なのかもしれないけれど……夢の中でシミュレーションするにしても、仇側に有利過ぎませんか?)
【Demon King's Carapace】を砕かれ【Magic Eye of Destruction】を潰されたGubamonが倒されるのを横目に見ながら、Vandalieuはそう愚痴を呟く。しかし、夢の中のHeinzにはVandalieuの言葉は届かないようだ。
別に、夢の中でHeinzやその仲間と会話したい訳では無い。JenniferとDaianaに『Five-colored blades』から抜けるよう一応声をかけるか、あのDhampirのShoujo Selenとはどんな関係なのか聞き出したいが、夢の中でやっても意味の無い事だ。
だが――
『現実の-kunも【Demon King Fragment】を宿しているのだとしたら……-kunにどんな事情があっても、本当に私が殺させてしまった彼女のchildだとしても、私達は-kunを倒さなければならない。【Demon King Fragment】を……放っておく訳にはいかないんだ!』
そう言って迷いを振り切ったようにSlashかかって来るHeinzに対して、言われっぱなしだと言うのは激しく不愉快だ。
特に、【Demon King's Blood】で創った壁と【Impact-Negating Barrier】を切り裂き、悪足掻きで放った【Unarmed Fighting Technique】のMartial Artsを軽く弾いたHeinzのMagic Swordがbody partに減り込んだ今は、そう感じる。
だがMagic Swordの刃がそのままVandalieuの胴体を袈裟懸けに切り裂く。がっくりと膝から……whole bodyから力が抜けるのを感じる。視界の隅には、ばらばらになったTerneciaのfragmentが転がっていた。再生する-sama子は無い。
どうやら、tonightの夢で遂にHeinz達は勝利を収めたようだ。
『……これが、ただの幻で現実とは違う事を心から祈っている』
そう言ってHeinzはVandalieuから顔を逸らして、瞼を閉じた。そうだ、現実とは異なる。今負けた夢の中の自分より、現実の自分はもっと強くなっている。幾つものDemon King FragmentをAbsorptionし、Ability Valuesとskill levelを上げている。Gyubarzoの杖だってあるし、本物の仲間だっている。
こんな都合の良い展開には、絶対にさせない。
(必ず、殺してやる)
『必ず、殺してやる』
最期になって、ようやく口を動かせた気がしたけれど、Vandalieuの意識はそこで途絶えた。
《【Rapid Regeneration】、【Enhanced Agility】、【-Transcend Limits-】、【Materialization】、【Abyss】skillのlevelが上がりました!》
《【Spirit Form】が【Soul Form】にAwakeningしました!》
《【Artillery Technique】が【Demon King Artillery Technique】にAwakeningしました!》
「っ!?」
Heinzが驚いてVandalieuに視線を戻した時には、彼は既に塵になって消える途中だった。
「Heinz、大丈夫か?」
「あ、ああ、何でも無い」
声をかけて来たEdgarにそう答えるが、呆然とした-sama子でとても何でもないようには見えなかった。
五十階層に到達したHeinz達は、出現したVandalieuと二匹のPure-breed Vampireに対して十回の敗北を繰り返した。
Terneciaと戦った時から約四年が経ち、あれからHeinzは【Guider】にAwakeningし、全員がJob changeを重ね、blessingsを得て、【Heroic Spirit Advent】すら習得したと言うのに十回も負けたのだ。
それは現実ならあり得ないVandalieuと二匹のPure-breed Vampireが高度なCoordinationを発揮し、それが出来るのにHeinz達を倒す為なら仲間を切り捨てる事を一瞬も躊躇せず、また切り捨てられる事を当然とする非情さを発揮した事。
現実でTerneciaにあった油断やヒステリーが一切無くなり、Gubamon共々始終冷静で怒りやhorrorから判断missを犯さなかった事。【Demon King Fragment】をActivateした後ですら、始終reasonを保っていた事。
そして何よりもVandalieuの異-samaさが原因だった。見た目は幼い少年なのに、countlessのCloneを創り出し、今まで見た事も聞いた事も無いmagicを駆使し、【Demon King Fragment】を使いながらattribute magic(accurateにはDead Spirit Magicだが)を駆使し、Deadly Poisonの唾液つきのtongueを、何meterも伸ばして攻撃してくる。
その上地面や壁、天井をGolemにしてくるのだ。今のHeinz達にとってGolem自体はWeapon Equipmentを軽く一振りするだけで倒せるザコにすぎないが、突然足元が動き出したらどうしても体勢が崩される。
だが、HeinzがVandalieu達に十回も負け続けた最も大きな理由は、やはりpsychological問題だった。
かつて自分達がAdventurer’s Guildの依頼で捕まえ、AldaのHigh Priestに引き渡したWitch……Dhampirを産んだDark Elfのfemale。その息子かもしれない少年を前にした事でHeinzの四肢は震え、剣筋は鈍った。
その隙を突かれてきたのだ。昨日までは。
「本当に大丈夫ですか、Heinz? 何度も言いましたし、あなた自身も分かっていると思いますが、あれはNiarkiのAdventurer’s Guildで出会った少年ではありません。ただの幻です。
そしてもし本物の彼も【Demon King Fragment】を、それも複数身に宿していたのなら……今と同じように倒さなければなりません。それは、正しい事です。そして、あなたの贖罪にもなるでしょう」
【Demon King Fragment】にInfestされた者は、誰であっても最終的には正気を失い他のfragmentを求めてrunawayする。特に複数のfragmentにInfestされた者はより早くrunawayに至り、その際の脅威も大きくなる。
他者が出来るのは、Infestされた者達を少しでも早く殺してやる事だけだ。……それがHuman社会の常識だった。
「……分かっては、いる。だから、現実とは違う事を祈っていたんだ」
Daianaの言葉に、Heinzは何とかそう声を絞り出した。そんな-sama子の彼に、JenniferとDelizahがわざとらしくならない程度に明るく声をかけた。
「Daianaはそうは言うけど、あたしにはあれが本物とはとても思えないよ。だってそうだろう? 何処のworldにあたし達でも知らないmagicや妙なattribute magicを使って、countlessのCloneを作ってtongueが蛙みたいに伸びるDhampirがいるのさ。しかも、あれは全部Demon King Fragmentとは別の力らしいじゃないか。
絶対ないって」
「偶然【Demon King's Blood】のfragmentを見つけてInfestされたって可能性は、零じゃないと思う。でも他は幾らなんでもあり得ないと思うよ。
他にもfragmentを持っていた事もだけど……どんなにaptitudeがあっても、あのageであれほどのmagicを【Chant Revocation】で使いこなすなんて……周囲の壁や柱を自在にGolemにするなんて、legendに残るようなGreat Mageだって無理よ」
二人には、どうしてもあのVandalieuが現実にも存在するとは考えられないようだった。少なくとも、Heinzが考えているWitch、Dark Elfの息子がNiarkiの町で出会ったDhampir。
「よし、一休みしたら次の階層に……うぐっ!」
ようやく意識をVandalieuから切り替えたHeinzが指示を出しながら歩き出したが、すぐに苦しげに呻きよろめいた。
「どうしたのです、Heinz!?」
「そ、それが……どうやら、彼は致命傷を受けた時、自分のbloodを毒に変化させていたらしい……」
「あのガキっ! 幻の癖になんて手を使いやがるんだ!」
「Daianaっ、解毒! ここでHeinzが死に戻りしたら、また明日もfrom hereスタートかもしれない!」
Vandalieuの置き土産で瀕死になったHeinzを何とか解毒して、次の階層の入り口まで向かう【Five-colored blades】一行。
それを見守りながら、『God of Records』Curatosは試みが上手くいっていない事を残念に思っていた。
彼はまだ生存していると言う理由で、Pure-breed Vampire Birkyneを再現しなかった。だがVandalieuは生存し、こうしている間にも変貌し、変異し続けている可能性があるのに再現した。それは『Five-colored blades』に認識させるためだった。VandalieuがPure-breed Vampire同-sama、いやそれ以上の悪である事を。
Heinz達が保護しているDhampirのShoujo Selenとは違い、命を弄び死者の尊厳を汚し、worldを危うくする存在であると教えるためだった。
故に一回目の戦いでは【Demon King Fragment】を最初にActivateさせた。Vandalieuがfragmentを身に宿している事を印象付け、彼等が一度は逃したTerneciaから角のfragmentを奪った張本人であると気がつかせるために。
だが、Heinz達の認識を完全に改めさせるには至らなかったようだ。
『六十五階層の試練もある故に、焦る必要は無い。もしそれでも迷いを持つようなら、Mirg Shield Nationの遠征軍とTalosheimの戦いを再現し、それを見せると言う手もある。そして最後は……』
Curatosはrecordを司る神だ。recordされたVandalieuの邪悪さをHeinz達に見せる事は、造作も無い。
それがHeinz達五人にとって心地良いものでないのは、理解している。だが必要な事なのだ。
『彼等は我が主Aldaでも足を踏み入れる事が出来ない『罪の迷宮』、そこでsleeps Bellwoodを目覚めさせなければならないのだから。
だが……あれはただの偶然か?』
Curatosは若干訝しく思っていた。消滅した後も残るTrapを仕掛けるような戦法を、自分は再現したVandalieuにprogramしただろうかと。
だが、自分のbloodをmagicでDeadly Poisonに変化させる事自体はそれまでも行っていたので、今回はそれが偶然消滅する寸前に実行されたのだろうと考え直し、Heinz達を更に鍛えるための五十一階層以降の試練の構成について思案する事に集中するのだった。
「それは嫌なというか、怖い夢ですね」
DarciaによってChaos Elfに変化したKanakoは、起きたばかりのVandalieuから彼がここ最近見ている夢について聞きだし、そう感想を口にした。
「……怖いとは感じませんでしたけど?」
『いや、私達も聞いた時は怖いと思ったぞ!』
『うん、瞳-chanも怖いと思ったって言ってたよ』
「でしょう、怖いですよね」
Vandalieuは数度瞬きをした後に怖いとは感じなかったと否定したが、複数の同意を得たKanakoは腰に手を当ててまくしたてた。
「だって、最初は弱かった相手が夢を見る度にだんだん強くなって、最後は自分を殺す夢ですよ。悪夢じゃないですか! もう怪談の類ですよ!」
「なるほど。そう考えると、確かに怖い夢ですね」
「……想像して分かっただけで、理解して納得はしていない-sama子ですね、お兄-chan?」
「ええ、まあ。所詮夢ですから」
半眼になったKanakoの発言を一部無視しつつ、Vandalieuはそう頷いた。
自分が傷つき最後には死ぬ夢。それがどんなに生々しくリアリティ溢れる夢だったとしても、Vandalieuはhorrorを感じない。何故なら、彼が常時Activateしている【Danger Sense: Death】に反応が無いからだ。
あらゆる死の危険を感知するmagicに反応が無いのなら、どんなに凄惨な死を夢で経験しても、本当に死ぬわけでは無い。それを確信しているため、Vandalieuは不愉快に感じてもhorrorは覚え無かったのだ。
「これがkaa-sanや皆がHeinzに殺される夢だったら、【Danger Sense: Death】に反応が無くても冷静ではいられなかったでしょうけれど」
それに夢の中で死ぬのが自分と、仲間どころか敵や仇だったTerneciaやGubamonだけなのも大きかった。二人が夢の中でどんなに無残な死を遂げようと、Vandalieuは何も感じない。
これがDarciaやEleonora、Zadiris、Borkus等だったら今のように平然とはしていなかっただろうけれど。
「……お兄-chan、その皆の中にあたしは入ってます?」
Vandalieuの言葉を聞き、やや躊躇った後Kanakoはそう尋ねた。彼女の発言の一部を無視して、彼は即答する。
「入っていない訳が無いでしょう。Kanako、あなたは俺の仲間でこのTalosheimの国民です」
「あ、ありがとうございます、お兄ちゃ~んっ!」
Kanakoは感激した-sama子でLegionに抱きつくと、彼女達の中に埋もれて顔だけ出ているVandalieuに頬ずりを始める。
『Vandalieu、私達はどうなの?』
『グルルルルル?』
『あたし等はどうなんだい?』
しかし、Kanakoに触発されたのかIsisやBerserk、Baba Yaga達が動きだし、Kanakoの上半身もLegion達の中に埋もれてしまうのだった。
一分後、lower bodyだけで激しいdanceを踊っている事に気がついたLegionに解放されたKanakoは、肩を上下させながら口を開いた。
「それでお兄-chan、こうしてあたしが寝起きのお兄-chanを起こしに来るImoutoと言うあざといeventをしに来たのは、訳があります」
「……そんなeventでしたっけ?」
そうVandalieuに聞き返されたKanakoは、すっと視線を逸らした。
『私達とVandalieuが一緒に寝ていたら、Kanakoが入って来たのよね』
『私達を見て、ヒャアっとscreechを上げていたのは誰だ!?』
「仕方ないじゃないですか! 誰でもお兄-chanが首までLegionに埋まっているのを見たら驚きますよ!」
そう堪らず叫んだKanakoが言うように、最近嫌な夢ばかり見ていたVandalieuはLegionと一緒に寝ていたのである。……首から上以外彼女達に埋まって。
因みに昨日はPatchwork Hydra ZombieのYamataと、一昨日はGehenna Beeの巣で幼虫達と一緒に眠っている。逆抱き枕といった感じである。
「ああ、夢の事はkaa-sanには内緒ですよ。つまらない事でkaa-sanを心配させたくありませんから」
「はいはい。それで用件ですが、そのDarcia Mamaにも専用のTransform杖を作ってもらえないかな~っと、お兄-chanにお願いするためのご機嫌取りに来ました」
『……Vandalieuは、寝起きに少し媚びを売られたぐらいじゃ平常運転だと思うけど』
『Shadeの言う通りだね。特に、-kunの媚びは何時でも売っているから』
「うぅっ、安い女になってしまいました……!」
「ところで、そろそろスルーするのが難しくなってきたので聞きますが、何故俺をお兄-chanと呼ぶのです?」
ShadeとEnmaに言われて項垂れているKanakoに聞くと、その途端元気になった彼女は解説を始めた。
「それはですね、あたしはDarcia -sanにChaos Elf化して貰ったじゃないですか。bone格がOrichalcumに変わる事はありませんでしたけど、お蔭で【Night Vision】が【Dark Vision】に変わったり、【Rapid Regeneration】skillを獲得したり、【Chaos】でbody partの一部を変形や変色させられるようになったり……それで、Vida's New Races化を行った相手と変化した人は親子のような関係になるって前言っていたでしょう?
だからDarcia Mamaで、あなたはお兄-chanです」
「……無理しなくても良いんですよ? 元classmateのKanako -san」
「いや、そこまで無理をしているつもりは無いんですけど。あ、もしかして兄-sanとか兄-kunとかの方が良いですか?」
「良くないです」
Vandalieuは即座に首を横に振った。
「そうですか? でもアニキとか兄上だとあたしのCharacter性的に……」
「nameで呼んでください」
「う~ん、そうですか。Vandalieuも第二次成長期に入ってそろそろ思春期ですから、これから女の人が2x Augment Multiplierしそうなので、少しでも存在感をappealしておこうと思ったんですが」
どうやら、Kanakoが心配しているのはRyuujin nationの四老竜達と似たような事だったらしい。
「流石に2x Augment Multiplierは無いと思います。Ryuujin nationの人達も先延ばしにしてくれましたし」
『でもVandalieu、SchneiderやDalton達がAmid Empire側のVida's New Racesの隠れ里を回っているから、その関係で増えるんじゃない?』
そう言うVandalieuだが、Plutoの言葉も尤もだった。流石に隠れ里毎に一人立Candidate者が選出されるような事は無いだろうけれど。
「……それでkaa-san専用のTransform杖でしたね。何故作ってkaa-sanに渡して欲しいのかは、大体予想がつくので聞きませんが」
「ですよね」
強引に話を戻したVandalieuに、Kanakoは悪びれもせずnod。『Vida’s Incarnation』としてrevived Darciaは今、Boundary Mountain Range内部の国々で熱狂的な人気を獲得していた。
各国のtempleではVidaのIdol Statueの横にDarciaの像を建立する動きが在り、まだrevivedばかりという事で遠慮されているが、暫く経ったら是非講演会なりお祭りなりなんなりに来て欲しいという申し出が幾つも来ている。
DarciaのrevivalをGoblin通信機で知ったSchneiderも、「どうしても俺達で説得しきれない隠れ里には、VandalieuとDarciaの二人かどちらかに足を運んでもらう事になるかもしれねぇ」と言っていた。
それぐらいGoddessの化身がもたらすimpactは大きい。そのDarciaがTransform杖を持つようになれば、Magical Girlの人気はchildや一部のfanだけではなく、Boundary Mountain Range内部の全ての人々に……もしかしたら外部のVida's New Races、更にはHuman社会のVida believer全体に波及する可能性まである。
これをKanakoが見逃す筈は無かった。
「と言う事は、やっぱりダメですか。まあ、仕方ありませんよね」
「ええ、まだkaa-sanがrevivalしてから時間が経っていないので、完成まで後暫くかかります」
「そうですよね。幾らTransform杖が高性能でも、見世物にするような真似は許さ……許すんですか!?」
実はダメでoriginallyと言う気持ちで頼みに来たKanakoは、Vandalieuが既にDarcia用Transform杖の製造に着手していると聞いて、ギョッとした-sama子で聞き返した。
「Kanako、俺がEmperorである時点で、revived kaa-sanが注目を浴びるのは分りきった事じゃないですか。それにTransform杖は液体金属で出来た衣服型の鎧兼magicの補助具、『Origin』で言う媒体です。いかがわしいものではありません」
VandalieuのTransform杖に関する認識は、その通りだった。確かに変形後の衣服の形状は、『Earth』の基準から見るとやや露出度が高いかもしれない。
しかし、ZadirisやZandiaの服はoriginally露出度が高かった。Darciaも、Dark Elfだった頃の格好はbody partの線が服の上から分かる格好だった。
なので、Vandalieuもあまり気にしてなかった。……あまり布の面積を大きくすると、液体金属なのでその分重くなるし、繊維の結合を維持するのが難しくなるという技術的な問題もあったが。
だからDarciaにTransform杖を渡す事は特に抵抗は覚えていなかった。寧ろ、kaa-sanの一張羅を新調しようという感覚で作っている。
「じゃあ、良いんですか? Darcia Mamaが【Magical Girl】になっても?」
「そのJobを選ぶかどうかはkaa-sanの自由ですし、Transform杖も使うかどうかはkaa-san次第です。
度の強いマザコンである俺としては、kaa-sanにより良い装備を揃えようとするのは当然でしょう」
『自覚があるからって、態々口に出さなくても良いのに……』
「じゃあ、Transform杖が出来たら頑張ってStageに誘いますね!」
DarciaのMagical Girl化と、Stage debutの可能性が発生したようだ。
「ところでMelissaはどうしたんですか?」
「そんな! あたしよりMelissaが良いんですか!?」
「いいえ、そう言う訳じゃありません。ただ、一緒に居ないのが珍しいなと思って聞いただけですよ」
『今日のMelissaは、Dougと一緒に買い物だよ。肌の色が変わったから、新しい服を買いたいんだって。後、DougがVandalieuのbloodを飲んでもHumanのままだった事を慰める食事会だって。Jackは、ただのデートだと思うけど』
『そうね、Jack。MelissaとDougはデートに出かけたのよ』
どうやら、二人は二人で忙しいらしい。そう言えば、KanakoはIdol活動にMelissaを誘ってはいなかったと、Vandalieuは気がついた。
成り行きで組んで思ったよりもウマがあった仲間でも、privateは分けているのかもしれない。
因みに、DougはLucilianoと一緒にVandalieuのbloodを飲んでHumanから新たなraceに変異しないか挑戦したのだが、失敗に終わっていた。
Pure-breed VampireがHumanをNoble-born Vampireにする時の儀式を再現したのだが、moonlightを浴びながらVandalieuのbloodを飲んでも二人のraceが変化する事は無かったのだ。
Vandalieuから言わせると、当たり前の事なのだが。寧ろ、何故変化すると思ったのかと聞きたい。
「DougとMelissaのデートはin any case、Darcia Mamaは何処ですか? 早速Unitに誘おうと思うんですけど」
「朝方までDungeonでlevellingして新しいbody partの具合を確かめ、今はlevelが百になったのでExplorers’ GuildのJob change roomの中に居ますね。ちょっと、Job選びで迷っているようです」
その頃、Demon King Familiarをroomの外に待たせているDarciaは、Vandalieuの予想通りJob選びで迷っていた。
「困ったわね……こんなに沢山出るなんて、どうしましょう?」
revived事でJob HistoryがリセットされたDarciaが水晶に触れると、脳内にJob change可能なJobが数え切れない程表示され、その数は彼女の想定を遥かに上回っていた。
各種Apprentice Jobに、Mage系Job、Warrior系Job、それにProduction related Jobまで何種類もある。流石にVandalieuが出現させた特異なJobや、【Guider】等特殊なJobは出ていないが、Darciaの知識に無いJobも多い。
これはDarciaのAbility Valuesやskill等が高く、最初のJob changeをする前の段階で、複数のJobのJob change可能になる条件を満たしていた事、そして何よりVandalieuと違い【Cannot learn existing jobs】のCurseを受けていない事が関係していた。
「【Spirit Warrior】もあるのね。VandalieuはもうこのJobにJob changeしたから大丈夫……他にVandalieuが未だ就いていないJobは、無さそうね」
【Cannot learn existing jobs】のCurseが、どの時点で既存のJobと見なすのかは不明だが、実際に誰かがJobに就いたら確実にVandalieuはそのJobに就けなくなる。それを心配したDarciaは、Vandalieuから彼が現時点で就く事が可能なJobの一覧を聞き出していた。
「この前【Spirit Warrior】にJob changeする時に増えた【Aramitama】とか【Hell Battery Cannoneer】も無いわね。
じゃあ、後はfrom here私のJobを選ぶだけだけど……どうしましょう? やっぱり手堅く【Mage】から? それともSuperior Skillのlevelを伸ばせるようなJobを選ぶべき? まだSuperior SkillにAwakeningしていないWater-AttributeやWind-Attributeを伸ばすのも……私、【Armor Technique】や【Shield Technique】はまだ覚えていないし、それとも【Magic Eye of Regeneration】の扱いに習熟するためにも、【Demon Eye User】かしら」
以前は得意だった【Spirit Magic】skillは、VidaのDivine Realmでも本物のAnimaはいなかったので再現されたPseudo- Animaでしか訓練できなかったため2levelしかない。水とWind-Attributeのmagic skillは10levelだが、まだSuperior SkillにAwakeningしていない。そうした長所を伸ばすべきだろうか?
それとも接近戦でも戦えるようSuperior SkillのAwakeningを目指して武術系のJobに就くか、【Divine Metal Skeleton】の耐久力を活かす為にGuardian Warriorに就いて【Armor Technique】や【Shield Technique】の獲得……短所を補うべきか。
また第三の選択肢として、【Demon Eye User】も良いかもしれない。
Gubamonから移植した【Magic Eye of Destruction】はDarciaのBodyが再構成される際に【Magic Eye of Regeneration】という正反対の性質のMagic Eyeに変化していた。原因は分からないが、『The root of life』にVandalieuの-sama々な素材を混ぜたせいか、それともDarciaのMentalが『Goddess of Life and Love』VidaのDivine Realmに行っていたためか、それらすべてが関係した結果だろう。
そのMagic Eyeの扱いに習熟するのはどうだろうかと、Darciaは思った。見つめた物を再生する事が出来るこのMagic Eyeは他者の治療だけでは無く、-sama々なものに使う事が可能だからだ。
暫く見つめるだけで割れた花瓶や破れた絵、折れた剣等は元通りになるし、ある程度なら破片が足りなくても再生できる。……流石にOrichalcumの破片から残りのOrichalcumを再生して、素材を無限に手に入れるような事は出来ないが。
しかしそれも【Magic Eye of Regeneration】の扱いに習熟すれば、多少は可能になるかもしれない。
「でもやっぱり…う~ん」
あれもこれもと目移りして、なかなか決まらない。Dark Elfだった頃は、これ程沢山のJobが出た事は無かったので迷う事は無かったのだが……。
「でもJob change可能なJobが出るだけ幸せよね。Adventurer’s GuildではJobが出なくてJob change出来ない人が苦労しているって話も聞いたし……でもmagic系と武術系、両方のskillに補正がかかりそうなJobは無いかしら?
VandalieuがElective Kingdomに行く時には、私も力になりたいし」
近々……とは言っても、恐らく来年になってからだろうがVandalieuはOrbaum Elective Kingdomに行く。
その目的はこれまで幾度か失敗しているElective Kingdomでのally作り、そして商業guild等に登録する事での身分を手に入れ社会的立場を確保し、諜報活動の拠点作り……そして彼を狙っているらしいMurakami達Reincarnatorの始末。Pure-breed Vampire Birkyneも、出来れば消しておきたい。
後、『Vida's Miko』としてElective KingdomのVida believerを纏められるなら、纏めておきたいとVandalieuはDarciaに説明していた。尤も、あまり期待していない-sama子だったが。
「私とVandalieuのbody partがstabilityして、『Vida’s Resting Ground』で眠っていたPure-breed Vampireの皆から【Demon King Fragment】を受け取ってからだから……やっぱり来年の頭かしら。その時には、Vandalieuと一緒に戦えるようになっておきたいのよね。機会があるかは、分からないけど」
VandalieuがTalosheimに居ない間、もしかしたらSchneider達『Storm of Tyranny』からVida's New Races達を説得するための協力要請が来るかもしれない。
Darciaの生まれ故郷である里を含めたDark Elfの隠れ里、それを総括するElder衆の説得に難儀しているからだ。
実はDarciaは、そのElder衆の一人とbloodが繋がっている。向こうからすれば何十何百といる子孫の一人でしかなく、物心がつく前に一度会った事がある程度の仲だが繋がりは繋がりである。
まあ、SchneiderやDaltonが期待しているのは『Vida’s Incarnation』としての力の方だと思うが。
「出来ればその時にはVandalieuも連れて、父-sanやkaa-san達に会わせたいけれど。あ、いけない。今はそれよりJobを選ばないと」
都合の良いJobは無いだろうかと、再び探し始めるDarcia。だが中々そんなJobは見つからない。
やはり幅広く補正がかかるJobを何度か経験するか、それとも一度Job changeするのを止めてVandalieu達に相談しようか。
そう思った彼女だったが、一つのJobに目が留まった。
「……【Magical Girl】。Zadiris -sanやKanako -chanが就いているJobで、確かmagic系skillだけじゃなくて、武術系skillにも補正がかかるらしいJobよね。それに、周囲の皆からの人気も集めやすいみたいだし……女Kami-samaの化身としてのお仕事の役にも立つかしら?
問題は私がShoujoじゃない事だけど……良いわよね。新しいbody partになってから、まだ零ageなんだし」
そしてDarciaは【Magical Girl】JobにJob changeしたのだった。
遠く『Vida’s Resting Ground』で、『ちょっと待って! Magical GirlのGoddessとかそんなのにされそうなんだけれど~っ!?』とVidaが声を上げていたかもしれないが、Darciaの耳には届かないのだった。
・Name: Vandalieu Zakkart
・Race: Dhampir(Mother: Goddess)
・Age: 11age
・Title: 【Ghoul Emperor】 【Eclipse Emperor】 【Guardian of the Cultivation Villages】 【Vida's Miko】 【Scaled Emperor】 【Tentacle Emperor】 【Champion】 【Demon King】 【Oni Emperor】 【Trial Conqueror】 【Transgressor】
・Job: Spirit Warrior
・Level: 7
・Job History: Death-Attribute Mage、Golem Transmuter、Undead Tamer、Soul Breaker、Venom Fist User、Insect User、Tree Caster、Demon Guider、Archenemy、Zombie Maker、Golem Creator、Corpse Demon Commander、Demon King User、Nether Guider、Labyrinth Creator、Creation Guider、Hell Healer、Disease Demon、Magic Cannoneer
・Ability Values
Vitality: 96,431 (71,901UP!)
Mana: 4,129,403,625+(2,064,701,812) (合計 414,975,175UP)
Strength: 11,975 (9,641UP!)
Agility :8,440 (6,333UP!)
Endurance :12,725 (9,716UP!)
Intelligence :14,446 (8,865UP!)
・Passive skills
Mysterious Strength:10Lv(UP!)
Rapid Regeneration:8L(UP!)
Hell King Magic:4Lv
Status Effect Immunity(Abnormal Condition Resistance awakened into!)
Magic Resistance:9Lv(UP!)
Dark Vision
Hell Demon Creator Path Enticement:6Lv(UP!)
Chant Revocation:7Lv
Guidance: Dark Demon Creator Path:7Lv(UP!)
Automatic Mana Recovery:10Lv
Strengthen Subordinates:10Lv(UP!)
Venom Secretion (Claws, Fangs, Tongue):10Lv(UP!)
Enhanced Agility:7Lv(UP!)
Body Expansion (Tongue):8Lv(UP!)
Strengthened Attack Power while Unarmed: Large
Enhanced Body Part (Hair, Claws, Tongue, Fangs):9Lv(UP!)
Thread Refining:6Lv
Mana Enlargement:5Lv
Mana Recovery Rate Increase:5Lv
Strengthened Attack Power while activating a Magic Cannon : Medium(UP!)
・Active skills
Bloodwork:5Lv(UP!)
-Transcend Limits-:5Lv(UP!)
Golem Creation:5Lv(UP!)
Hollow King Magic:2Lv
Mana Control:8Lv
Cooking:7Lv
Alchemy:10Lv
Unarmed Fighting Technique:10Lv(UP!)
Multi-Cast:10Lv(UP!)
Surgery:8Lv
Materialization:10Lv(UP!)
Coordination:9Lv(UP!)
Super High-speed Thought Processing:1Lv(High-speed Thought Processing awakened into!)
Commanding:9Lv
Thread-reeling:6Lv
Throwing Technique:7Lv
Scream:6Lv(UP!)
Dead Spirit Magic:8Lv
Demon King Artillery Technique:1Lv(Artillery Technique awakened into!)
Armor Technique:5Lv(UP!)
Shield Technique:5Lv(UP!)
Group Binding Technique:5Lv(UP!)
Surpass Limits: Fragments:5Lv(UP!)
・Unique skill
God Devourer:5Lv(UP!)
Deformed Soul
Mind Encroachment:8Lv
Labyrinth Creation:2Lv(UP!)
Demon King:2Lv(UP!)
Abyss:6Lv(UP!)
Divine Enemy
Soul Devour:5Lv(UP!)
Vida’s Divine Protection
Earth’s Hell Gods’ Divine Protection
Group Thought Processing:3Lv(UP!)
Zantark’s Divine Protection(NEW!)
Group Manipulation:3Lv(Long-distance Control awakened into&UP!)
Soul Form:1Lv(Spirit Form awakened into!)
・Demon King Fragment
blood、角、suction cups、ink sacs、carapace、scent gland、Luminescent organs、blubber、chin(lips integrated)、eyeball(lens、retina integrated!)、proboscis、fur、exoskeleton、Arthropod Legs、antenna、claws、compound eyes(NEW!)、gills(NEW!)、auxiliary brain(NEW!)、bump(NEW!)、blood vessel(NEW!)、tongue(NEW!)、lung(NEW!)
・Curse
Experience gained in previous life not carried over
Cannot learn existing jobs
Unable to gain experience independently
・Job解説 Magic Cannoneer Luciliano著
主に【Demon King Fragment】でgun barrelや弾を作り、magicや他のfragmentの力で撃ち出す事に補正がかかるJobのようだ。恐らく、火薬を動力に使ったArtillery Techniqueを主に使う場合は、他のJobが出現するものと思われる。【Gunman】とか、【Cannoneer】とか。
Ability ValuesではEnduranceや力が上がり易く、Agilityは上がり難いJobのようだ。
このJobからJob changeする際に現れた【Hell Battery Cannoneer】は名称的にこのJobの上位Jobと思われるが……他にも混ざっていそうである。