自身のDivine Realmで、Rodcorteは約三年前に下した自分の判断を後悔していた。
その判断とは、【Perseus】のSamejima YuriをLegston Earl 家の元にreincarnationさせた事だ。
当時は【Gungnir】のKaidou KanataがVandalieuに魂を砕かれた直後。Rodcorteの中で一層Vandalieuに対する警戒心が高まった頃だ。しかし【Perseus】を含めた三人のReincarnatorは、Vandalieuに対して関わりたくないと戦う事を拒否した。
だから当人の意思に関わらず、将来Vandalieuと相対しなければ成らなくなるだろう境遇に彼等をreincarnationさせたのだ。
『当時の判断としては、間違ってはいないはずだった』
当時のVandalieuは【Dead Spirit Magic】skillを習得はしていたが、まだ【Guider】Jobに就いておらず、【Demon King Fragment】も体内に【blood】を宿しているだけでActivateさせていなかった。……少なくともRodcorteは知らなかった。
それに当時のVandalieuはMirg Shield Nationとその宗主国であるAmid Empireを脅威と認識していた為、警戒はしていても自ら潜入するような事はしていなかった。
だからVandalieuと相対するまでに、【Perseus】達がある程度成長するまでの時間が……成人するまで、最低でも十ageを何年か過ぎる頃ぐらいの時間があると想定したのだ。
RodcorteがReincarnatorのMentalを保護するために、reincarnation後五ageから六ageに成るまでMemoryと人格は戻らないようにしていた。Vandalieuが異常に力を付けた要因の一つに、その保護が何故か外れていた事で生まれた直後からMemoryと人格を取り戻し、生き残るための力を蓄え始めた事が考えられる。
僅か七ageで【Gungnir】を倒しその魂を砕く事が出来たのも、そのアドバンテージが在ったためだとconjectureしていた。同時に、その成長は長くは続かないともconjectureしていた。
何故なら、EarthやOriginの人類と比べてbody part Abilityや戦闘Abilityではずっと優れているLambdaの人類だが、成長の過程で必ず壁にぶつかるからだ。
それはVida's New Races、Dhampirに生まれついたVandalieuも例外では無い筈だった。
『しかし、それから三年と経たない間に『Lambda』のHumanでも上から数えた方が速い実力者、『Fifteen Evil-Breaking Swords』を次々に撃破する程成長したと。あー、ElfやHalf-Elfもいたっけ?』
『あのworldではElfやDwarfも、Humanの内よ。それよりどうするの? Samejima……Salluaの事を。このままだと、もうすぐTalosheimに連れて行かれるわよ』
Familiar SpiritとなったReincarnator、Machida AranとShimada Izumiが口々に尋ねるが、Rodcorteは沈黙したまま答えない。
まさかVandalieuの成長が止まらず……それどころかAccelerationするとはRodcorteの想定を超えていた。こうなると、【Perseus】をVandalieuと縁のあるLegston Earl 家にreincarnationさせたのは失敗だったと言うほかない。
当時はMirg Shield Nationが遠征軍をTalosheimに差し向けた時のMarshallの家にreincarnationさせれば、遠征失敗で弟を失い家も落ちぶれた父親の元に産まれれば、成長した【Perseus】はVandalieuと戦う気になるのではないか。
『そうconjectureしての事だろうけれど……生きているHumanが抱えている事情をもっと考えてからするべきだったと思うよ』
Aranと泉に続いてFamiliar Spiritに加わった、【Oracle】のEndou Kouyaが溜め息交じりにそう言った。
Kouyaが指摘したように、セシル・Legstonを始めとしたLegston Earl 家の面々がVandalieuに対して持つ恨みは、Rodcorteが当時予想していたよりもずっと小さなものだった。
恨みが全く無い訳ではなかったが、Earl 家がその殆どを向けたのは遠征を決定した遠征軍のCommanderであり、Pure-breed Vampireと繋がっていたfilthy国賊であるMauvid Earl。そしてその国賊を止められなかった、Amid Empire政府だった。
当時Vandalieuについての情報は現在以上に限られており、Legston Earl 家は彼の存在を「Boundary Mountain Rangeの向こうに巣食う恐ろしい何か」としか知らなかった。それもあって、普段から不満を覚えていた宗主国と存在がはっきりしているMauvid Earlへ負のemotionsが向けられたのだ。
それはVandalieuが接触を図った後、実際に顔を合わせても同じだった。
死んだと思われていたChezareがUndead Transformationして、実質的なPrime Ministerとして重用されている事。そして三男のKurtも生きていて重臣の一人になっていた事に、複雑なemotionsを抱いている。
Aranがrecordを見て分析したら、Legston Earl 家のVandalieuへのemotionsは「感謝したいけど、していいのか分からない」といった物だった。
Legston Earl 家の面々の……広く世間的な常識では身内の死体をUndeadにした者には怒りの声を上げ、安らかなはずの死後の眠りを妨げられた犠牲者の事を想って涙するのが普通だ。
Rodcorteもそうなるだろうと予想していた。
しかし Undead TransformationしたChezareは、顔色が悪い事と瞳が死んでいる事以外は生前と同じappearanceをしている。生前のMemoryや知識もほぼ持っていて、しかも生きていた頃よりも充実している-sama子で父と兄の前に姿を現した。
この時点でLegston Earl 家の面々は持っていたUndeadに関する常識に対して、大きな疑問を覚えたらしい。
その後何回かの会談の結果、秘密裏にTalosheimへ亡命する事がほぼ決まってしまった。当然、Salluaを連れて。
『捉え方によってはVandalieuを殺す為には大きなchanceではある。Samejima……Salluaは無事Talosheimの内部に潜入する事に成功、しかも立場は重臣の親類。警戒もされていない。これからは情報収集もスムーズに行える。
……なんて事を考えてないでしょうね?』
泉が半眼でRodcorteを見ながらそう問いかけ、答えが返って来る前に続けた。『それ、無理だから』と。
『Aranの【Calculation】やKouyaの【Oracle】で想定するまでも無いわ。私達『Bravers』ってね、中長期の潜入捜査の経験やKnowkowは無いのよ。Murakami達を別にするとね』
『Origin』で活躍していた『Bravers』は、originallyは災害や事故のrescue活動を行っていたorganizationだ。ある軍事国家の秘密研究所で発生したUndead……Vandalieuを退治した事件をきっかけに、terroristや武装集団とも戦うようになったが、地道な犯罪捜査などは各国の治安organizationが行っていた。
そのため何年も潜入してspy活動を行う-samaなskillをSalluaは持っていない。与えられたAbilityも、直接的には役に立たないだろう。
『今は前世のMemoryと人格を忘れたようだから、普通の赤-chanだけど……また取り戻したらすぐに感づかれるわ』
何せTalosheimでは、Vandalieuが自分の素性を公にしている。あまりに-sama子がおかしければ、「もしかしたら?」と疑われるのは確実だ。
『一応聞くけれどどうにかできないのか、あなたは神だろう?』
Kouyaの問いに、Rodcorteはやっと口を開いた。
『不可能だ。私が蓄えた力を全て使い果たす覚悟でLambda worldにAdventし、Mirg Shield Nationの都市を踏み潰しながら【Perseus】のBodyから魂を解放して再び取り戻す等の、極端で取り返しのつかない手を使わない限りは』
『……それじゃあ神では無くspace (UCHUU)怪獣だ。しかも、解放とは言っているが実際には殺すだけでは?』
『少なくとも、魂を砕かれはしないから次はある。尤も、私が消滅しなければの話だが。神だからこそ、出来る事は限られている』
時折各worldの、特にEarthやOrigin等神の実在がはっきりとしていないworldでHuman達は「神が存在するなら、こんな不条理がまかり通るものか」と言って嘆き、神の存在を否定する。
それは逆だ。神が存在して尚、不条理が存在する。それだけの話である。
『Legionとの接触とVandalieuの名を聞いた事で一時的に前世以前のMemoryと人格、力を取り戻したが今は再び忘れている。Ability Valuesも赤子相当に戻っている。故に、こちらから何の助けも差し伸べられない。
本来なら五age以上に成らなければBodyが耐えられないのだから、障害も残らず元に戻っただけならFortuneだ』
どうやらreincarnationを繰り返す事で、仕掛けが緩んでいるらしい。それをRodcorteは今回の事で知った。そして次からは気をつけようと考えながら続けた。
『Vandalieuは魂を私のsystemからVidaのsystemにGuiding事が出来る。【Perseus】のegoが戻っていないただの赤子なら確実に導かれてしまうだろう』
そしてegoが戻ったら、遠からずReincarnatorである事がばれてしまう。
そして考えるまでも無く、他のReincarnator達に救出させるのは不可能だ。
Perseusと同時期にreincarnationした二名のReincarnatorも、彼と同じくまだ赤子と言っていいageでOracleの形でmessageを送る事も出来ない。
Asagi達はOrbaum Elective Kingdom側にreincarnationしているので、物理的に間に合いそうにない。……間に合ったところで、密入国した挙句Earl 家の嫡男を誘拐する訳にはいかないだろう。
Legston Earl 家にとってAsagi達はVandalieu以上に正体不明で、しかも敵国人でしかない。説得どころか、会話してもらえるかも怪しい。
【Noah】のMaoに至っては、既に Bahn Gaia continentから出る準備を整えて船の出航を待っているconditionだ。
Murakami達とKanako達の二groupに至っては、それぞれ理由は異なるが検討するまでも無い。
『故に、どうしようもない』
そう結論を下して、Rodcorteは【Perseus】の事を基本的には諦めた。
一応、可能性は僅かだが残されている。【Perseus】が前世のMemoryと力を取り戻す頃まで導かれない、若しくは導かれる前に何らかの不運な事故で死亡する等した場合だ。
その場合は、何らかの手段で彼が助かるように手を差し伸べられるだろう。
そうでない限り、【Perseus】は貴重なSampleとして扱う以外に無い。
Legionの人格の一つとなっているMinuma Hitomiとは違い、Lambdaの神が介入していないReincarnatorの彼は導かれるのか否か。
導かれたとして、Vida式Circle of Reincarnation systemに属すことになった【Perseus】はRodcorteが与えたCheat Abilityをそのまま扱えるのか。
そうした事を調べるための実験台だ。
RodcorteはCircle of Reincarnationを司り、円滑なsystemの維持と運営を至上とする神だ。だからこそ、Kouyaが言ったようにHuman達のemotionsや事情を斟酌しない。
彼にとってHumanとは、魂となってCircle of Reincarnation systemというbeltコンベアーの上を流れる資源でしかないからだ。
そうした在り方をEarthで最初の生命が誕生するずっと以前から続けてきたRodcorteは、無自覚なまま自然とHumanや、そして自分以外の神の心情を斟酌しない事を常とするDivinityとなっていた。
今もAran達Familiar Spiritが自分の決定に不満を持っている事を認識していても、その思いを汲む事は無かった。
今Aran達に出来るのは、仲間の魂が砕かれないようにと祈る事だけだった。
Vandalieuはmapを片手に、nightのMirg Shield Nationの王都の上空を【Flight】で飛んでいた。
念のために黒い布をすっぽり被っているが、極限まで自身のsignを殺す【Hell King Magic】、【Blind Spot】をActivateしているので気がつかれる事は無いだろう。
……王都に入る度に王都中の霊がVandalieuに集まるので、もし都に【Spiritualist】が居たら異変に気がついていると思うが。
まあ、それは隠しようがないので仕方ないだろう。
(万が一邪魔されたらその場から逃げて、目的だけ達成したら帰れば良いだけですしね)
警備の兵に囲まれたら、adventurerに道を阻まれたら、逃げればいい。それが出来るだけの力を持っているVandalieuは、都の町並みを見下ろしながらそう開き直っていた。
実際、Vandalieuの【Danger Sense: Death】のmagicに反応する存在は無かった。
(まあ、慢心は良くないので今まで手を尽くしてきましたけど)
Legston Earl 家やその縁者の住居の周りに監視用のGolemやUndeadを配置して、怪しい動きが無いか監視していた。霊達にも聞いて、『Fifteen Evil-Breaking Swords』の-samaな強力な敵戦力の有無も調べてある。
そしてLegston Earl 家とその関係者の亡命は、既に完了させてある。
彼等はSamのcarriageに乗り込み、そのSamをVandalieuが【Group Binding Technique】で装備、その後Legionの【Teleportation】でTalosheimに既に着いている。
その後Vandalieuは再びLegionの【Teleportation】でここに戻って来たのだ。
ChezareとKurtが心配したような事は起こらなかった。
今頃Legston Earl 家の面々は、安堵した二人からTalosheimの詳しい説明を聞かされている事だろう。
(……そう言えば、何故かSallua -kunが俺を凝視したまま硬直していたけれど、俺ってそんなに怖いのかな?)
Vandalieuは初めて会ったChezareとKurtの幼い甥っ子の-sama子を思い浮かべて、自分の顔を手で軽く叩いた。
そのSalluaの奇行は、再び前世のMemoryと人格を取り戻した瞬間目の前で自分を見つめるVandalieuに気がつき動けなくなってしまったのが原因だった。しかし、Vandalieuは未だSalluaがReincarnatorであるとは気がついていない。そもそも、予想してすら無い。
何故なら、「幾らRodcorteでもそこまでidiotでは無いだろう」と思っていたからである。
Rodcorte側の事情を知らず、更に自分自身が非常識な速さで力を付けている事をあまり自覚していないVandalieuから考えると、そうなるのだ。
Mirg Shield Nationの、それも軍関係のNobleの家にreincarnationさせるなんて、物心つく前に殺されてもおかしくないだろうにと。
だからVandalieuも、そしてLegionの中のMinuma HitomiもSalluaを怪しんではいなかった。
(さて、Palpapek Earlのmansionは……)
セシル・Legstonに描いてもらったmapを見ながら、道順を辿る。彼等からの情報に寄れば、Thomas Palpapekはfamilyを療養名目で別邸にやり、今はmansionに少数のServantと警備の者だけで生活しているはずだ。
(familyがmansionに居ないのは、とても助かる。kaa-sanの蘇生が見えてきたからこそ、奴を排除しなくてはならない)
もう二度とkaa-sanを殺そうと企てない-samaに、可能性を零にしなくてはならない。だから殺せる仇は今の内に殺しておかなければ。
そう考えながら近づいたmansionを前にして、Vandalieuは妙な事に気がついた。
霊達が危険だと騒いでいる。そしてVandalieu自身も、mansionの中から只ならぬsignを感じる。
しかし、【Danger Sense: Death】の反応が鈍い。
(一体何故? 凄く強い、だけど俺の知らない敵では無い存在がいるのか?)
そう訝しく思いながらも、彼は【Golem Creation】skillでmansionの壁を変形させて内部に侵入した。
Thomas Palpapekが荷物と共にその命を託した時、彼は深い悲しみを堪えるような表情をした。
「そんな顔をするな、爺。万が一の時の為だ」
そうThomasが言っても、彼が幼少の頃には既にPalpapek Earl 家に仕えていた家令の老人の表情は変わらなかった。
「……Bocchan、今すぐEarl 家に仕えるKnightを……Adventurer’s Guildから集められるだけの手勢を集めては如何でしょう? いえ、それよりもRoyal Palaceに逃げ込むべきではないでしょうか?」
「爺、それは出来ない」
Thomasに拒否されても、老人は口を閉じなかった。
「今やBocchanはこのMirg Shield Nationに無くてはならないお方、Bocchanがこの爺にも話して下さらない事情が何であっても、国王陛下は無下にはしない筈。必ずやBocchanを助けるために手を尽くしてくださる筈です」
老人の言う事は、概ね正しい。Thomasは盾国の軍を立て直す為に必要な人材で、軍系の他のEarl 家の者達と比べて最も有能な男だった。
その彼を守るためなら、Mirg Shield Nation王は大抵の事はやるはずだ。仮に、Thomasが多少どころでは無い犯罪行為に手を染めていても、揉み消すだろうと言う確信が老人にはあった。
そしてThomasの抱えている事情が、国にとって必要な男であっても国王が見捨てる程の事……大規模なorganization犯罪の中心人物だったとか、宗主国であるEmpireの重要人物暗殺等だった場合は、どれだけ隠していても家令である老人が気づくはずだ。
そうでないと言う事は、Royal Palaceの国王陛下に縋れば何とかなる。
「確かに大きな借りを王家に作る事にはなり、今後は色々とやり難くなるかもしれません。それもBocchanが生きていればこそではありませんか」
しかし、Thomasの答えも変わらなかった。
「爺、それは出来ない。……国王陛下、そしてRoyal Palaceを危険に晒す事になる」
その答えに老人は愕然とした。そしてIntuitionしてしまう。自分が仕えてきたmasterが、自分の気がつかぬ間に、越えてはならない一線を越え、しかもそこで踏んではいけない存在の尾を踏みつけてしまったのだと。
「何と……何と言う……Bocchan……爺は無念でございます」
「それ以上は何も言うな、爺。明日、もし私が生きている事が確認できなければこの遺言状に書いてある内容に従い、妻とchild達を頼む。
私が明日も生きていれば、その遺言状を焼き捨てて昨日までと同じように仕えてくれ」
「……畏まりました」
老人はThomasが認めた遺言状を受け取ると、そのままroomから退出した。
その足音が聞こえなくなった頃に、声が響いた。
「まるで今生の別れじゃないか、Earlさまよ。俺達はそんなに信用出来ねってのか?」
とてもEarlであるThomasに向けられたとは思えない、粗野な物言い。普通ならその場で叱責するところだ。
「信用しているとも」
しかし、Thomasは声を荒げる事も無く声の主にそう答えた。
「信用しているからこそ、-kun達に大金を払って護衛を任せたのだ。Adventurer’s Guildも通さず、爺や妻達にも-kun達の存在を隠したまま」
Spirit Magicを解いてThomasの前に姿を現した声の主は、十日ほど前彼にletterを出した者達の一人だった。letterには大金と、自分達の存在を内密にする事を条件に、Vandalieuから彼を守ると書かれており、彼はそれに藁にも縋る思いで飛び付いたのだ。
「それに、今日『何かが来る』と言ったのは-kun達だ。それまでに、ServantやKnight達をmansionの外に出せとも」
「別に忘れちゃいねぇさ。今日はまだ素面なんでね。
Servantや邪魔な雑魚を遠ざけるのは、当然の配慮だろう? 幾ら俺達でもあんた以外の奴を守りながら勝てるとは思えない相手なんでな。ただ……流石に全員帰らせるわけにはいかないか?」
mansionの中には既にServantは一人も残っていない。しかし Palpapek Earl 家に仕えるKnight達が十人程残っていた。
何人かは家令の護衛としてmansionから出したが、彼等はThomasの命令でも頑としてmansionから離れなかったのだ。
「それこそ-kun達を信頼していない訳ではないが、彼等もKnightである以上from here離れる訳にはいかないのだ」
仮に死ぬかもしれないとThomasが説明しても、Knight達にとっては命惜しさに主-kunを一人にする方が大問題なのだ。
「命あっての物種だとは思うが、adventurer稼業とKnightは違うか」
KnightにとってHonoraryこそが自分、そしてfamilyが食む禄と社会的地位を保証するものだ。故に、軍を統括する現Marshallに仕えるKnightである彼等は、何が何でもThomasの元から離れる訳にはいかない。
「それよりも……やはり奴は来るのか?」
ほんの少し前、Thomasの執務室に男が現れて警告を発した。「何かは分からねぇ。だが、それが確実にこっちに近づいている。maybe、旦那が恐れているDhampirだ」と。
「ああ、勘って程不確かな訳じゃ無いぜ。Animaが委縮してやがる。俺程のSpirit Userじゃ無ければ気がつかないだろうが……あんた、とんでもない奴の恨み買っちまったらしいな」
そう男に説明されたThomasは、苦笑いを浮かべた。確かに、とんでもない存在だ。
もし十年前にそれが分かっていれば、Pure-breed Vampireを切って彼を抱え込もうとしていただろう。
そうしていれば、Mirg Shield Nationの独立程度取るに足らない問題だったかも知れない。
考えてみれば、そうしなかった事が今の事態を招いた最大の間違いなのかもしれない。
「おっと、mansionに入って来たぜ。今、あんたの忠実なKnight達を上手に寝かしつけながらここに向かって来てる」
男の言葉に、Thomasは今となってはあり得ない妄想を振り払うと椅子から立ち上がった。緊張で汗ばんだ手は、無意識に腰の剣の柄を握りしめていた。
剣は軍を束ねるEarl 家の当主が帯びるのに相応しい、上Classのmagic itemだ。現在Humanが作る事が出来るlegend Class未満のMagic Swordの中なら、top classに入る業物である。だが、そのMagic Swordと振るうThomasの武威を合わせても、気休めにもならない相手が近づいている。
「-kun以外の、四人は何処にいる?」
「一人は隠れてあんたの護衛に専念。他の三人は奴を倒す為に立てたtactics上、少し離れてる。そして残った俺が奴の注意を引くために、こうして姿を現して待ち構えている」
男の言葉の方が余程Thomasを安心させた。そうだ、この Bahn Gaia continentでも最強の五人が自分にはついているのだ。
「落ち着いたところで、来たぜ」
そう男の声が終わる前に、前触れも無くドアが開いた。そして、音も無く白い少年のDhampirが入って来る。
男の言葉以外に何の前振りも無く、普通にドアを開けて現れた事にThomasの思考が一瞬止まる。
その間Dhampirの少年……Vandalieuは困惑してThomasと男を見比べていた。
「一応聞きますがそっちの軍人Nobleっぽい人と、良いBodyをしたmohawkの人、どっちがThomas Palpapek Earlですか?」
「ちょっと待て、俺みたいなNobleがいる訳無いだろうが。あと良いBodyってなんだ!?」
反射的にツッコミを入れた男……mohawkに刺々しい攻撃的な装飾が施されたleather fashionの、褐色の肌をした男の姿をマジマジと見つめる。
「……あり得なくはないかと」
そしてこう返した。自分のようなEmperorが居るのだ、世紀末のチンピラっぽいfashionを好む、良いbody partのNobleが居てもおかしくないと思ったのだ。
「いや、あり得ないから。どんなidiot Nobleや駄目Nobleでも、俺と同じ髪型の奴は見た事が無ぇからな」
「Dalton -kun……戯れるのも程々にしてくれ。-kun程に成れば、敵と軽口を叩き合うのは挨拶のようなものだろうが」
再起動したThomasはSClass adventurer party『Storm of Tyranny』のmember、Spirit UserのDaltonの言葉を遮ると、改めてVandalieuを見た。
特徴は約七年前にadventurerから聞いた証言と一致する。ageの割に小柄で、肌の白さと相まって見るからにひ弱そうだ。
しかし、瞬きでもすればその間に消えてしまいそうな存在感の薄さや人形めいた無表情を無視すると、その立ち振る舞いには異常なほど隙が無い。
明らかに武術系のskillを高いlevelで習得している。
「私がMirg Shield Nation Marshall、Thomas Palpapek Earlだ。お前が、『Ghoul King』のVandalieuか」
「はい。今は『Ghoul Emperor』ですけどね」
そう言いながら唾を飲み込み、VandalieuもThomasを見上げた。
まあ、見た目は容姿がやや整っている事以外は普通の軍人Nobleに見える。腕はそこそこで、【Demon King Fragment】どころかmagicを使わなくても、軽く撲殺出来る程度の-samaだ。
【Danger Sense: Death】の反応も、かなり鈍い。
初めて遭遇した二人のお互いに対する印象には、これほどの差が在った。
「それで、Dalton -sanは何故ここに? 他の『Storm of Tyranny』の人達もいるのですか?」
「私の護衛に決まって――」
「このおっ-sanの護衛って偽ってたのさ。因みに、この国には今俺一人しかいないぜ」
ギョッとした-sama子でThomasがDaltonを見る。それに構わず彼は話を続けた。
「ああ、因みに俺は褐色の肌をしたHumanじゃなくて、Dark Elfだ。ほれ」
変装用のmagic itemを外したDaltonの耳が、細長くピンっと伸びる。驚いたThomasが後ろに下がって物音を立てるが、彼もVandalieuもそちらを見向きもしなかった。
「おー、やっぱりDark Elfだったのですね。ところで、その髪型とfashionも変装の為ですか?」
「ん? いや、単なる俺の趣味だが……やっぱ古いか? 隠れ里のElder衆にも、自分達の親世代のfashionだって散々言われたのだが」
Daltonの言葉に、思わず当時mohawkだらけだっただろうDark Elfの隠れ里の光景を思い描くVandalieu。
「……kaa-sanがimpactされなくて良かった。
それはin any case、何故そんな事をしていたのですか? やっぱり俺と接触するためとか?」
Vandalieuと接触するために、彼の母親の仇の一人であるThomas Palpapekを利用する。Amid EmpireのEmperor Mashkzarや、Pure-breed VampireのBirkyneも当然考えた策だ。
しかし、どちらも実行には移さなかった。
その理由は、今の状況ではThomas Palpapekが餌としての有効性に疑問符がついた事もある。しかし最大の理由は両者の目的が、大まかに言うとVandalieuとの敵対関係を解消する事にあるからだ。
Thomasを殺しに来たVandalieuと接触すると、それだけで敵だと認識される恐れがあった。Thomas自身に手出しをする事も、「復讐の邪魔をした」と取られたら逆効果になる。
そしてMashkzarは『Fifteen Evil-Breaking Swords』ですら確実な手にならない以上、もっと確実な手を打つ事を選んだ。
Birkyneは自分自身以外の者を派遣しても、それこそTerneciaの『Five Dogs』に相当する側近を派遣してもVandalieuにただ屠られるだけに終わる可能性が大きいと判断し、彼を懐柔し利用するには不適格な策だと考えた。
唯一策を実行に移したのが、『Storm of Tyranny』だった。ただ、Vandalieuに会うためと言うには微妙なtactics内容だったが。
「いや、そう言う訳でも無くてな。実はBoundary Mountain Rangeを越えてお前-sanに会いに行くために、今色々やってるんだが、その為にguildの預金とか俺達のpropertyを動かし過ぎると面倒な奴らに勘付かれる恐れがある。
それで、このEarlからguildを通さない依頼を秘密裏に出させて、それで金を調達しようとしていたら、お前-sanがtonight現れた訳だ」
Dalton達はそれなりの伝手はあるが、流石に諜報organizationを抱えてはいない。そのため、Farmoun Goldのような神を通さないconditionでは、Mashkzarよりも情報収集力は数段劣っている。
ただ、Vandalieuの母親Darciaが殺された件にThomasが深く関わっている事は分かっていた。Evil God (M)派のPure-breed Vampireと関わっている事も、動かぬ証拠こそ掴めなかったが確信している。
そのため今回の詐欺を仕掛けたのだ。letterにVandalieuの存在を臭わせて、事情を知っていると思わせて。
「まあ、ここ暫く辺りのAnimaの動きが妙だった事が在ったし、SchneiderとLissanaが夢で見たらしいし、何か起こるだろうなとは思っていたが……tonight逢えたのは殆ど偶然だな。色々動いていた結果の、必然とも言えるかもだが。
ところで、最近女Kami-sama関連で何かあったか? 今まで獲得できなかった【Familiar Spirit Advent】skillを何の前触れも無く獲得したんだが」
「ま、待て! 貴-sama、何を言っている!?」
最初は困惑から、次に何かのtacticsかと思って-sama子を窺っていたThomasが、流石にDaltonを大声で制止した。
それに対して、Daltonは顔を顰めて答えた。
「簡単に言うとな、俺達はVida believerで俺はあんたが殺させたこいつの母親と同じDark Elfで、あんたを騙していた訳だ。これでMEIDOの土産は十分だよな? Emperorとその側近含め一部しか知らないtopシークレットを話してやったんだからよ」
「なぁっ!? き、貴-samaぁぁぁ! 私を騙していたのか!?」
「まぁな」
激高して剣を抜くThomasに、Daltonは軽く相槌を打っただけで身構えもしない。
「それで、どうする? 俺は邪魔するつもりは無ぇけど、何なら代わりに始末しようか?」
Daltonは、そう復讐をしに来た割に先程からbloodthirstや怒気のfragmentも発していないVandalieuに問いかけた。
その途端、Thomasの顔が怒りでは無くhorrorに強張った。
鞘から抜いて握っているMagic Swordと自分の力量では、気休めにもならないだろう存在を思い出したのだ。
「お気持ちだけ有りがたく頂いておきます」
そして、Vandalieuの虚無を湛えた瞳が自分を見つめる。
その瞬間Thomasの中に存在したはずの、死に対する覚悟は脆くも砕け散った。
最強のallyだと期待していた『Storm of Tyranny』がVida believerとVida's New Racesの集まりで、最初から自分を騙していたと知った衝撃があまりに大きかった。
そして期待が消えた事で、ThomasのMentalは自身の最期と向き合う支えを失ってしまったのだ。
「ま、待て、確かに私は-kunの母親が死ぬ原因の一つになった男だ。それは認めよう!」
底なし沼のような瞳の向こうで、何かが自分を見ている。そんなhorrorに、剣を持つ手が震える。
「だが、この国では……Amid Empireとその全ての属国ではVampireと子を成す事は死罪と定められている! Empireが建国した時からずっと、何百年も前からだ! -kunの母親もそれを知っていたはずだぞ!」
「でしょうね。確認した訳ではありませんが、kaa-sanも知っていたと思いますよ」
Thomasの喚き声を聞きながら、Vandalieuは彼の装飾品を見繕っていた。beltのBackル? カフスボタン? いや、あの紋章のついた指輪にしよう。
「つまり、俺の父と母はこの国では犯罪者という事になりますね。この国から見れば、kaa-sanが火刑に処されたのはただの刑罰の執行。俺の恨みはただの逆恨みという事になるでしょう。建国当時から定められている法律を自分の意思で破った両親の復讐なのですから」
「そ、そうだ、だから……」
「それで、Evil God (M)派のVampireと取引しているPalpapek Earl、誰に訴えますか? このDhampirは逆恨みをしているから止めてくれと」
一瞬緩んだThomasの顔が、再び引き攣る。
「世の中の何が白で何が黒なのか、結局決めるのは力でしょう。国王やNobleの権威、人々の民意、それらを蹂躙する暴力。正当だろうと逆恨みだろうと、それに反対する者を排除し強行出来る力が在れば、それで十分。
それならあなた達がDhampirやVida's New Racesにしている迫害のように、俺の逆恨みも通る事でしょう。
ところで、反対する者を呼ばないのですか?」
「っ!」
一歩一歩嬲るように近づいてくるVandalieuの言葉に、Thomasは深いdespairを覚えた。彼を止められる者が、存在しない事を知っているからだ。
自身の力では言うまでも無く、残っていたKnight達は全員生死不明……思わずDaltonを見るが、返って来たのは失笑だ。
「Dark Elfに何か用でもあるのかい、Earlの旦那。って言うかよ、そもそもあんただってEvil God (M)派のVampireと裏取引している国賊じゃねぇか。これも法律によれば斬首や火刑、縛り首に値する重罪だぜ」
「わ、私は国の為を、この国の為には私が泥を飲み、それでも立たなければならなかったのだ!」
「……いや、極論を言うとこの国がどうなっても、俺は別に構わない訳ですけどね」
はっとして視線を正面に戻した時には、Vandalieuからcountlessの蟲や、植物の枝が姿を現すところだった。
「本音を言うとお前が何故あんな事をしたのか、動機に俺は興味が無い。それが何であれ、この恨みとhorrorが薄れる事は無いから」
ギチギギと蟲のchinが立てる音や、背中から枝を生やした女の姿に、Thomasはもう何を言っても終わりなのだと理解した。
ただ理解はしても、口は言葉を紡ぐのをやめない。
「……お前の母親を殺した一件に関わっていたのは、私だけだ。familyも、Servantも、Knightも無関係だ。何も知らない、だから――」
「そんな事より、その剣は使わないのですか? 使うのなら、待ってあげても良いですよ」
Vandalieuがそう指摘すると、Thomasはまだ剣を握っていた事を思い出した。
「くっ! 【Instant Response】! 【瞬閃】!」
そして抑えがたい衝動にthrust動かされるままに、ThomasはMartial ArtsをActivateさせてVandalieuにSlashかかっていた。その踏み込みは鋭く、剣筋は彼の人生でも最も速いように思えた。
Rank12のArk Demon LordのPierceに比べれば、酷く遅くて鈍い挙動だったが。
VandalieuはThomasのMagic Swordをclawsで簡単に弾き飛ばした。Thomasの瞳に、虚無感が広がる。
「では、右手以外は食べてください」
そしてPete達蟲のmonstersや、Eisenの枝がThomasに殺到する。彼の断末魔のscreechは、すぐ咀嚼音に掻き消された。
そして出てきたThomasの魂を、そのまま握り砕いて喰らう。
「あなたのfamilyや家臣が、たとえどうなろうが俺の知った事じゃない」
魂を喰った事で口内を満たす美味と、復讐をまた一つ達成した爽快感に短い陶酔を覚える。
Thomas PalpapekはEarlだったが、ただのHumanである。しかし Familiar Spiritを食べた時よりも美味く感じるのは、やはりVandalieuのpsychological要因のせいだろう。味覚はその時のMental conditionによって変わると言うし。
(しかし、そうなると俺は仇を喰い殺したいと思っていた事になるような? うーん、危険思考かもしれない。次からは気を付けよう。
あ、丁度levelも上がった)
そうThomasの魂の余韻を味わいながら考えるVandalieuに、Peteが咥えたThomasの右手首を差し出す。
「ギシャァ」
「ん、ありがとう」
「あー。ちょっといいか? 良ければこれからの事を話し合いたいんだが」
その時、Thomasが死ぬまでは平静を装っていたが、内心はVandalieuのchildらしくない挙動や、殺しの手口などにやや動揺を覚えていたDaltonが話しかけた。
現在彼等が半sealed conditionにした『Raging Evil Dragon God』Luvezfolや、Heroic God Farmoun Goldからある程度話は聞いていた。しかし Luvezfolは大Marshlandsを奪われた一戦だけで、FarmounもVandalieuがどんな事が出来るのか、詳しく知っている訳ではなかった。
だがそれら一つ一つの疑問をぶつけるよりも、色々と話さなければならない事や決めておきたい事がある。
「流石にここでする訳にはいかないから、ちょっと場所を変えたい」
「分かりました。でもこれからもう二仕事しなければならないので、それをしながらで良いですか?」
Pete達を回収しながら発したVandalieuの返答に、Daltonはやや眉を顰めた。
「気持ちは分からんでもないが……『雛鳥の憩い』亭やラキラに行くなら、勧めないぜ」
前者の宿屋は家令の老人を含めたServantが避難したsecurityのしっかりした高Class宿であり、後者はThomasが避難させた妻子が避難しているPalpapek Earl 家の別邸が在る町だ。
Daltonはこの国のNobleに良いemotionsを持っていないし、復讐の虚しさを説く事が出来る人生を生きてはいない。だが女childが喰い殺される光景は、見ていて気持ちの良いものでは無い。それを行うのが、Goddessに愛されているだろう人物なら、尚更だ。
出来れば思いとどまって欲しいと言う願いを込めて、Daltonはそう言った。
「いえ、これから向かうのはアーlifeァミリーって犯罪者のhideoutですけど」
見当違いだったらしい。
「そ、そうかっ? なら良いんだ。ところで、何でアーlifeァミリーなんてmafiaのnameが出て来るんだ?」
「道すがら説明します。ところで、お腹が減っているなら何か食べますか? 干物で良ければすぐ出せますけど」
「いや、宿屋のnameを出したのはそういう意味じゃねぇ!」
「最近干物や乾物が妙に美味しくできるようになりまして。自信作ですよ? それとも果物の方が好みですか」
そう言いながら、Thomasの右手を持ったVandalieuとDaltonはPalpapek Earl邸を後にした。
後に残ったのは刃毀れしたMagic Swordと、大量のbloodの跡だけだった。
・Name: Gizania
・Age: 36age
・Title: none
・Rank: 8
・Race: Ushioni Samurai Master(Arachne Large-build)
・Level: 17
・Job: Onimusha
・Job Level: 7
・Job History: Apprentice Warrior、Warrior、Swordsman、Samurai、Magic Sword User、Samurai Master
・Passive skills
Night Vision
Mysterious Strength:9Lv(UP!)
Enhanced Agility:6Lv
Strengthened Attack Power when equipped with a katana: Large(UP!)
Enhanced Body Part (Carapace, compound eyes, body fur):7Lv(UP!)
Strengthened Attribute Values: Loyalty:5Lv(UP!)
Strengthened Attribute Values: Guidance:2Lv(UP!)
Thread Refining:2Lv(UP!)
Rapid Healing:5Lv(NEW!)
Venom Secretion:1Lv(NEW!)
・Active skills
Katana Technique:8Lv(UP!)
Armor Technique:6Lv(UP!)
Unarmed Fighting Technique:6Lv(UP!)
High-Speed Running:3Lv
-Surpass Limits-:8Lv(UP!)
Coordination:4Lv(UP!)
Surpass Limits: Magic Katana:4Lv(UP!)
Parallel Thought Processing:1Lv(NEW!)
Familiar Spirit Advent:1Lv(NEW!)
・Unique skill
Zanalpadna’s Divine Blessing
Garess’s Divine Protection(NEW!)
・race解説:Ushioni Samurai Master
VandalieuからGuidanceを受けたGizaniaが、Arachne Samurai MasterからRank upして誕生したrace。
側頭部から牛を連想させる角が生え、whole bodyのMuscular Strengthが格段にincreaseしている。又、再生Abilityや毒の分泌Abilityが備わっている。
胸の大きさが一回り程大きくなったが、Dungeon内で突然成長したため本人としてはやや困っていた。Defense Equipment的な問題で。
・Skill explanation::Divine Enemy
HostilityがAwakeningしたSuperior Skill。Hostilityの効果に加え、神やそのHeroic spiritやFamiliar Spirit等のFollowersや、神's Divine Protectionを得た存在に与えるDamageが更にincreaseする。
この効果は【Familiar Spirit Advent】やそのSuperior SkillをActivateしている対象にも及ぶ。