Hihiryushukakaを奉じるPure-breed Vampireの一人Terneciaが、adventurerに討ち取られた。
そのBig newsはworldを震撼させるに足るものだった。
だが、最も大きいimpactを与えたのは表の社会ではなく、裏社会と評する事すら躊躇われる闇の中を蠢く者達の社会だった。
そして動き出したのが、『Evil God of Foreign Writings』Barurushapehを奉じるVampire達だ。
太古の時代、leaderだったPure-breed VampireをTernecia達の手によって倒された彼らは、 Bahn Gaia continentから離れ、隠れ潜む事でこれまで生き残って来た。
しかし、長く時間をかけて力を蓄えてきた彼らは、Nemesisが一人消えた事を好機と判断し、Terneciaが死んだ事を、復権の好機と見た。
特に、Terneciaが居なくなった事で勢力の空白地帯が産まれたOrbaum Elective KingdomのHartner Duchy、そしてAmid Empireの一部に橋頭堡を築くのは都合が良い。
だがOrbaum Elective Kingdomには、Terneciaを倒した新たなSClass adventurer Heinz率いる『Five-colored blades』が活動している。
ならばと、Vampire達はAmid Empireの南の属国、Sea Nation Kallahadに進出した。
だがそこにはContinent西部唯一のSClass adventurer、Schneider率いるparty、『Storm of Tyranny』が活動していた。だが最近は大きな活躍を聞かない。それにSClass adventurerとは言っても、金と酒、何より女に目が無い堕落した男が率いるpartyだ。各個撃破すれば勝てると、Vampire達は考えた。
そして『Storm of Tyranny』の中にZod……Pure-breed Vampireの一人、Zorcodrioが居る事を知って確信した。勝てると。
何故なら、Vampire達のleaderであるGuonはZorcodrioについて、太古の時代に倒されたとmasterから聞いていたからだ。
曰く、Pure-breed Vampireの中でmagicの才と武術の才が、最も乏しかった男。
曰く、AldaとVidaの戦いでも、最初に戦線から脱落した男。
Pure-breed Vampireは百人程居たという。百人も居れば、当然何名かが落ち零れる。Zorcodrioはその落ち零れ、最もweak Pure-breed Vampireだ。
かつての主の言葉を思い出したGuonは、そう判断した。
そして、 Bahn Gaia continentの闇を支配する手始めに、落ち零れではあってもPure-breed VampireであるZorcodrioをblood祭りにあげ、自分達の力を示そうと。
あっけない程『Storm of Tyranny』はGuon達の策に乗り、バラバラになった。そしてGuon自身も含めた精鋭でZorcodrioを包囲し、襲撃した。
「何と脆弱な……」
まるで嵐か竜巻でも荒れ狂ったような有-samaになった平原に、何人ものVampire達が屍を晒していた。
「ば、BAKANA。この俺が育て上げた精鋭が、い、一瞬で……最低でもEarl以上の、Rank10以上の者ばかりだぞ!?」
Guonは平原の真ん中に佇む、muscleのmonsterを前にただ戦慄した。
ほんの一分前までそこには、紳士然とした痩身の中年と壮年の間くらいの男が立っていた。
だが今はwhole bodyが鋼の-samaなmuscleで覆われた、monsterが立っている。
「ふむ、若いのに目が耄碌したか? 貴-samaが育て上げた者達を、私が数秒で圧し折ったのだが。さて、次は貴-samaの番だ」
別人どころか別の生命体に変化したように見えるZodがGuonに答えるが、彼はまだ現実を直視できないようだった。
「た、戯けるなっ! 貴-sama如きにこの『Evil God of Foreign Writings』に仕えるこのGuon -samaが負けるはずがないぃっ!」
Vampire Emperorにまで己を高めたGuonは、【Chant Revocation】skillを使用して火、風、土の三attributeの攻撃magicを連続で放つ。
それをZodは圧倒的なMuscular Strengthで全て打ち払った。素早く振った腕で炎を掻き消し、胸筋と腹筋でVacuumの刃と鉱物の槍を弾き飛ばした。
「戯けているのは貴-samaだ、この腐れた若造がぁ!!」
大地を踏み砕くようにしてZodはGuonとの間合いを一瞬で詰めた。
Guonは、反射的に張った防御magicが砕かれたその刹那の間にかつてのmasterであるPure-breed Vampireの言葉の、accurateな意味を思い出した。
Pure-breed Vampireの中でmagicの才と武術の才が最も乏しかったが、それを圧倒的なMuscular Strengthで持って覆した男。
AldaとVidaの戦いでも、そのMuscular Strengthで誰よりも前で誰よりも激しく戦い、誰よりも多くの攻撃に耐えた末に、最初に戦線から脱落した男。
「受けよっ! 【暴振爆雷】!」
そしてZodの姿がぶれて見えるほどHigh-Speedで振動したかと思うと、激しい稲妻が迸った。
達人の放つmagicでも耐えきるはずのMythrilの鎧はその稲妻に貫かれ、heartを焼かれたGuonは自身の野望と共に崩れ落ちたのだった。
鼻にツンと来るイオン臭を漂わせたZodは、Guonが倒れたまま動かないのを確認して息を吐いた。
「ふしゅるるぅ……EARTHに生息するManaを用いず稲妻をその身に宿す電気ウナギと言う生物と同じく、我がmuscleの振動のみで稲妻を放つ【Muscle Technique】の技。
これぞ『Goddess of Water and Knowledge』Peria -samaに選ばれしChampion Solder -donoが伝えし、科学の力。MEIDOの土産話にするが良い」
「いや、それ絶対科学じゃないから。Solderがそれ聞いたら泣いて嫌がるから、あの子macho苦手だったし」
「ふぉっ!? Lissana -dono、これは失礼をっ」
何時の間にかいたLissanaに声をかけられたZodは、慌てて身だしなみを整える。何時でも本来のmuscleに戻っても良いように、彼の衣服はManaを通すとどんなに破れても再生するmagic itemに成っているのだ。
「それでSchneider -dono達の方は?」
「もう終わって帰るところよ。あなたみたいに殴って解決って訳にはいかなかったから、面倒だったけど」
SchneiderはShoujo Slaveを使った泣き落とし、Dark Elfである事を隠しているmohawk Spiritual MageのDaltonと女DwarfのDancer Meldinは、それぞれ飲み比べとdanceで決闘を申し込まれ、Lissanaはoriginally Adventurer’s GuildでGuild Masterと次の仕事で打ち合わせをしていた。
どうもGuon達はZod以外には只管戦闘以外の手段を使ったらしい。意外と賢明である。
「そうですか。しかし、今回は皆-sanにご迷惑をかけてしまいましたな」
「別にZodが悪い訳じゃないじゃない」
「ですが、道を踏み外したとは言えbrothersの子がしでかした事ですからな」
そう言いながらZodは、屍を晒しているGuon達を集めると埋葬して行く。
現在の社会ではGuon達は邪悪な神を奉じるmonsterだが、Zodは彼等の親であるPure-breed VampireがVidaのbelieverだった頃を知っている。共にDemon Kingと戦った戦友であり、Goddessの志に共感しVampireに成ったbrothersだ。
改心する兆しも無い以上見逃す訳にはいかなかったが、最後の情けとして埋葬ぐらいはしてやりたかった。
「それを言うなら、私にとっても昔の仲間の子でもあるのよね」
『Evil God of Degeneration and Intoxication』ヂュリザーナピぺのReincarnated BodyであるLissanaは、sealedされる前のZodやGuon達のmasterと共に、Vida陣営でAldaと戦った。
十万年前に敗れてZodは最近までsealedされ、LissanaはDemon King式Circle of Reincarnation systemを利用してreincarnationした。
一方、敗れはしたが逃げ延びたTerneciaやGuonのmasterは、堕ちて邪悪なGodsの走狗と成り果ててしまった。
「まあ、あの人達にはあの人達の苦労があったんでしょうね」
「我々も、一歩間違えればどうなっていたか分かりませんからな」
何処かやるせない気分に成った二人は、墓碑銘も刻まれていない墓を完成させると、踵を返して町に戻ろうとした。
「痛ァ!」
だが、突然Lissanaがscreechを上げて手で頭を抑えた。
「ど、どうされたLissana -dono!」
すわ敵襲か!? 再びwhole bodyのmuscleをpump upさせようとするZodだったが、Lissanaは「違う、敵じゃないわ」と顔を顰めつつも応える。
「これは、Oracleよ。Ricklentの奴、何て無茶しやがんのよ。お酒も飲んでないのに二日酔いみたいな気分にされるなんて、最悪なのにっ」
自慢のcollectionを一先ずTerneciaが知らないhideoutに運び終えたGubamonは、Fatigueの籠った重い溜め息を吐いた。
「全く、あのHalf-Vampireの小僧……何処までも祟ってくれるっ」
あの後――VandalieuがTerneciaの隠れ家からDungeonに消えた後、GubamonはBirkyneと共に彼を殺すべく、Dungeonに入った。
しかし、Dungeonはたった一階層だけでroomの数も少なく、その何処にもVandalieuの姿は無かった。
極稀に下の階層へ続く階段が巧妙に隠されている場合があるので、それかと暫くBirkyneと調べてみたが、そんな仕掛けも特に無かった。
恐らく、Dungeonの中でSpace-Attribute Magicかmagic itemでTeleportationして逃げたのだろう。そう判断した二人はその場を後にするしかなかった。
そして大急ぎでそれぞれの拠点を替えた。Terneciaは死んだが、Vandalieuが【Spiritualist】らしい事をGubamon達は知っている。Terneciaの霊がVandalieuに自分達を売らないと言う保証が無い。
……Terneciaとは十万年以上の付き合いだが、そのAge of Gods Eraからの仲間を先に裏切ろうとしたのは自分達なのだから、義理立てしてくれるとは考えられない。
「ええい、これからどうすれば良いのじゃっ! Birkyneと協力するにしても……はっ! 待て。奴は……奴は信用できるのか?」
同じEvil God (M)を奉じる、十万年来の盟友。だが、そのBirkyneは同じ盟友のTerneciaを傀儡に落とそうとGubamonに持ちかけていたではないか。
それに失敗した今、同じ事を自分にしないと何故言い切れるのか。
「Birkyneは自分と儂が協力すれば、あの小僧を殺せると言いおった。協力……もしや、奴め、今度は儂を傀儡に落とすつもりでは?」
自分達がしようとした事を、次は自分がされる番かもしれない。
こうして『Evil God of Joyful Life』Hihiryushukakaを奉じるPure-breed Vampireの協力体制は急速に崩れていく。
日々-sama々な政務を熟すAmid Empire Emperor、Mashkzar Von Bellwood Amidはその報告を聞いた時、Half-Elfらしい美貌を崩す事は無かったがとても驚いた。
六千人からなる遠征軍がUndeadに成って戻って来たという報告を聞いた時よりも、その驚きは大きかったかもしれない。
「それは比喩表現ではないのだな?」
「はい。Spyによりますと、Hartner Duchyの城が物理的に傾いたそうです」
「そうか……」
Sauron Duchyを占領している今、新たに国境を接する事に成ったDuchyの一つであるHartner Duchyの動向は、Empireにとって重要である。
そのため、以前から草の者を増やしているのだが、城が物理的に傾いたという報告は俄かには信じ難かった。
これがDevil Nestsと接する砦ならまだ分からなくもないのだが、最も安全なはずの都の城が傾くとは前代未聞である。
少なくとも、歴史的な珍事だ。
「後、どうやらNineland Mage guildのGuild Masterが、Pure-breed Vampireのシンパだったようです」
「それは興味深い話だが、何故分かった? 草の者達だけで調べられる物でもないと思うが」
「それが、どう言う訳か部下共々他のDuchyの領事館に自ら証拠と共に出頭し、洗いざらい自白したそうです」
「……ますます持って信じ難い」
そう額を抑えるMashkzarだが、それらの情報は複数のルートで確認された物で偽情報やデマではなさそうだ。
「そのGuild Master達が自白した情報を早急に手に入れろ、前回に続いて膿を捻り出すchanceだ。
城が傾いた件については……今は伏せよ。功名乞食共が煩くなる前に、手を打たせる」
Sauron Duchyを占領し、Sauron Dukeを討ち取ったAmid Empire軍だったが、全く消耗していない訳ではない。
それに占領した以上は、Sauron領を統治しなければならない。まさか現地の住民を残さず皆殺しにするなんて真似が出来る訳もないのだから、それぞれの町や村にGeneral Officerを送るか村長を替える等して責任者を刷新し、抑えながら統治しなければならない。
しかし長くEmpire Forefrontで戦ってきたDuchyの住人は、簡単にtailを振らない。まだまだ時間をかけてしつけなければならない。既に逃げ延びたKnightやSoldierがResistance化しているとの報告があるため、油断すると足元をすくわれる。
そんなconditionでHartner Duchyに攻め込もうものなら、伸びた補給線や手薄に成った内地の軍事拠点などをResistanceの前に晒す事に成る。
しかも、もしHartner Duchyを攻め落として占領出来ても、残りのOrbaum Elective KingdomのDuchyと接している面積が広がりすぎる。
防戦に秀でたMirg Shield Nationの将兵を配置したとしても、いきなり堅牢な砦や長城の-samaな城壁が生える訳でもないので守りきれない。
つまりこれぞ好機と急いでHartner Duchyに攻め込んだ瞬間、どう転んでもAmid Empireは負けるのだ。
多少の戦略眼がある者ならそれぐらい気がついているのだが、先の戦争で手柄を上げ損ねたNobleの中には、名を上げて新しい領地を手に入れ昇爵した者を羨むあまり、目が曇っている者もいる。……最初から目が節穴である者もいるが。
「ご心労、お察しいたします」
「構うな。人は常に玉石混交。傑物の十倍愚物が混じるのが常だ」
そしてそれを上手く使うのが、上に立つ者の務めだ。Mashkzarは諜報機関の長を下がらせると、早速Marshallや総務卿、Finance Lordを次々に呼び出しては報告を聞き、指示を出した。
その後、Hartner Duchyで起きた幾つかの事件についての報告が上がったが、Mashkzarは興味を覚えても驚きはしなかった。
町の近くにDungeonが発生しmonstersの大runawayが起きた事も、農村部で妙なVidaの信仰が広がりつつあると聞いてもだ。
Dungeonは突然発生する災害の-samaな物だし、Amid EmpireとのForefrontに成った以上、反抗する-samaにVidaの信仰が広がる事は妙な事だとも思わない。
それらは貴重な情報であると同時に、忙しいMashkzarの娯楽でもあった。Earthで週刊誌を読むような感覚だ。
しかし、その娯楽の一部で終わるだろう情報を諜報機関の幹部が報告した時、Mashkzarは眉を上げた。
「それは真か?」
聞いた報告は、Hartner Duchyに存在するDevil NestsでGhoulが獲れなくなったという内容だった。まさか聞き返されるとは思わなかったその幹部は、驚きながらもnod。すると、Mashkzarはしてやられたと顔を顰めた。
「まさかこれほど早く、しかもあちら側から出るとは……草の者達に伝えよ。Vandalieuという名のDhampirについて調べろと。どんな些細な事でも構わん」
その一月ほど後、草の者達によってHartner DuchyのSlave鉱山 Decayと、その調査の折に訪れたcultivation villageでVandalieuという名のDhampirの少年が聖人扱いされている事、Niarkiの町のAdventurer’s Guildに現れた事等が報告される。
MashkzarもVandalieuの意図や行動の動機を完全には読み切れなかったが、Hartner Duchyで起きた事件には彼が関わっていると確信した。
そしてBoundary Mountain Rangeに接する全ての場所に潜む草の者に、Vandalieuの名と容姿を伝え、見張らせるよう指示を出した。……その指示が届く頃には、cultivation villageは謎の失踪を遂げ、Lucas公子によるRed Wolf Knight団がmonstersと相打ちに成ったとの発表がされたのだが。
因みに後日、HeinzがPure-breed Vampire Terneciaを討伐しSClass adventurerに昇ClassしHonorary Noble位を授かったと聞いた時は盛大に溜め息を吐いたという。
「残った胴体がどれ程跳ねるかも知らず、気軽に頭を踏み潰してくれる。しかも頭はまだ二つ残っているだろうに。しかも Honorary Nobleとは言え、Earlか。Vandalieu共々厄介な奴め」
Dryingした薬草を揉み、小さな山にした物を背中の何か所にも置き、それに火を付けて煙を立たせたままうつ伏せに寝ているSchneiderは、帰ってきたLissanaの言葉に片眉を上げた。
「RicklentからのOracle? お前、時attributeの神だったか?」
普通Oracleは神が自身のbelieverか、Followersに下すものだ。これは単に上下関係に由来するものではなく、psychological繋がりを利用する必要があるためだと、以前Lissana本人がSchneiderに説明した事だ。
「違うわよ。Demon King側に居た時はSlightly違うけど、今は生命attribute。だからRicklentとあたしは何の繋がりも無いんだけど……受肉してるけど一応あたしも神だから、無理をすればOracleって形で連絡できるのよね」
本当に無理をしたので、Ricklentはboneを抉り取るような痛みを負い、Oracleを受けたLissanaも常人ならshockでfaintedするような激しい頭痛を味わったが。
「ひょれじぇ、ひゃいひょうは?」
「『それで、内容は?』って言ってるけど」
飲み比べの結果べろんべろんに酔っ払って呂律が回らなくなったDaltonの言葉をMeldinが訳して伝えると、LissanaはOracleの内容を伝えた。
「Zantarkに伝言を頼むって」
「ざ、Zantark? ザンター-sanでもザザタックのオッチャンでもなくてZantark -sama? それって神じゃない!?」
「Meldin? なんでそんなに驚いてるの? 目の前にいるこのLissana -chanもKami-samaなんだよ~?」
「酔いどれElfにそんな事言われても。実際、私達Dwarf 's ancestor神の片割れのZantark -samaとじゃ格が違うじゃないの」
「いや、そーだけどさー。実際Bellwood達と真面にやり合えたの、あのWar Godぐらいだけど」
「私は防戦一方でしたからな」
かつてのVidaとAldaの戦いに、Evil God (M)やEvil God (P)とFusionしてしまったZantarkは加わっていた。自身が選んだChampion、Farmoun Goldと相対するVidaの側で。
しかしそれはHuman社会のlegendにもMythにも残っていない。Schneider達も、LissanaやZodから初めて聞いた歴史の真実である。
「だが、あの後何処に行ったのか分からねぇんだろ? どうやって伝言を届けりゃあ良い?」
「それが……私の目が届かない所に居るって」
「にゃんだひょら」
「何だそりゃ、だって」
一同が考え込む中、Schneiderはその言葉の意味をIntuition的に理解した。
「つまり、Ricklentが祭られているMage guildが無い町……国……Continent。
よし、Demon continentに行くか」
『Storm of Tyranny』の次のAdventureが始まった。
「ところで、あんた何やってるの?」
「おう、これはお灸って言ってな。古文書に乗っていた健康法で――」
「いや、それは知ってる。知ってるけど、あんたが何でそんな事やってるのって聞いてるのよ」
「いや、最近疲れやすくなったような気がするからよ。ちょっと試しにと思ってだな」
「あんたねぇ……【All-Attribute Resistance】skill持ちの癖に、お灸の何が効くってのよ」