<- Previous | TOC | Next ->
Special thanks to MBA and the Users from the LBN #spoilers Discord. Without them this would not be possible.

Chapter 307: 入学とChampionに備えよ

 どんなに不安でも、勇気を持って踏み出さなければならない。

 そう覚悟した彼女達の決断は速く、それを受けた者達の行動は彼女達の予想を超えて速かった。


「……行きます!」

「くぅっ」

 彼女は普段は穏やかな美貌を、青ざめさせ悲壮な表情で、見るからに恐ろしいmonstersと対峙していた。横では、彼女と同じ境遇の親友も悔しげに呻いている。


「行きますからっ、それだけは勘弁してください!」

「このGreat Demon Kingっ! muscle maniaっ! 後、その手先め!」

 涙目になって懇願する彼女と、罵倒になっているか微妙な言葉を並べる彼女の親友。そんな二人と対峙するmonsters……老人に似た頭部と虎の胴体、そしてscorpiontailを持つManticoreは油断なく、口の中で密かに呪文を唱えつつ、間合いを計っていた。


 Manticoreは、Rank6。 Bahn Gaia continentAdventurer’s Guildでは、BClass adventurerでなければ倒せない強力なmonstersとされているが、このContinentでの立場は食物連鎖の最下層だ。mouseどころか、その餌のwormのような存在である。

 相手が強そうに見えなくても、油断する事はない。


「ふっ!」

 事実、穏やかそうな女の踏込みは鋭く、Manticoreは慌てて前足を振り上げて迎撃しなければならなかった。

「だああ!」

 だが、Manticoreの脇腹に釣り目の女の蹴りがthrust刺さった。


「グアアアアアア!?」

 釣り目の女、Bestraはつま先に生えたclawsManticoreの臓腑を抉り取り、絶叫をあげさせる。

「呪文は途切れさせた! Celis!」

「うんっ!」


 CelisManticoreの前足を力任せに跳ね除けると、bloodと叫び声を吐いている老人に似た額に拳を叩きつけた。

「ギィ!?」

 自分以上のMysterious Strengthによって放たれた拳により、Manticoreの頭蓋が軋み、意識が途切れる。しかし、それでも人類の天敵として生み出されたmonstersの端くれ。Instinctだけで蠍のtailを繰り出し、"poisonous needle"Celisを刺し殺そうとする。


『危ないぃ!』

 しかし、槍の穂先より鋭いはずの"poisonous needle"は、Celisの背に刺さる前に、閃いた光線によって焼き切られた。

 そしてManticoreの悪足掻きは、そこまでだった。続けて放たれたCelisの拳が頭蓋boneを割り、Bestraの蹴りが首を切り裂いた。


 断末魔の叫びをあげる間もなく、Manticoreは崩れ落ちた。

「……か、勝った……の?」

「ああ、maybe……」

「色々、危ない点もありましたけど、あなた達の勝ちです」


 CelisBestraに、Vandalieuはそう声をかけた。


 Moksiの孤児院のNunであり、Pure-breed Vampire Birkyneによって創りだされた、【Sunlight Resistanceskillを持つSubordinate VampireであるCelisBestraは、以前から打診されていたSurgeryを受ける事を、そしてある程度強くなるための訓練を受ける事を決めた。


 originallyHumanだった頃に負った火傷の痕を消すためにSurgeryを受けるだけの話だった。

 しかしMoksiに過激な思想を持ったAlda believerや、中にはAlda Reconciliation Factionに友好的なVida believerまでもがやって来て、DarciaVandalieuと縁のあるorganizationや施設を狙うようになった。

 共同templeや懇意にしているTamer guildFood Stallを出している歓楽街のVida Street、無謀極まりないがHungry Wolf警備の事務所に、Kanako達が借りているlesson場。


 そして、Vandalieuが寄付を行い、孤児達にTamerの技を教えたという事になっている、Celis達がいる孤児院が標的になった。


 全て、事前に防がれ犯人も捕まっているため、具体的な被害は何も起きていない。Celis達も、後になって狙われていた事を知ったぐらいだ。

 しかし、自分達が守られている事を知った二人は、このままではいけないと強くなる事を決めたのである。


「……でも、Surgeryの後、一週間しか訓練をしていないのにManticoreと戦わせるのは、どうかと思います。凄く感謝していますけど」

「まったくだ。しかも、戦わないと私達の姿をchild達に上映すると脅すなんて……大恩人でなければ文句を言うところだ」


「そう言わないでください。Demon KingContinentDungeonManticoreのようなmonstersが出るのは、結構レアなんですよ。それに、今の二人なら、寝込みを襲われでもしない限り勝てる相手です」


 ここは、Demon KingContinentのあるDungeonだった。ここで訓練をさせられているCelisBestraは、汎用Transformation Equipmentの液体金属のBodysuitを纏い、その上にLiving ArmorSalireRitaを着ている。


 その姿は、肌が露出しているのは首から上だけだが、肌にピッタリと吸い付くBodysuitによってbody partのラインが露わになったconditionで、その上からBikiniHigh-leg型の鎧を着ているという、ある意味で裸よりも刺激的なものだった。


 Celisの十代後半で成長が止まっているとは信じ難い豊満な、Bestraのスレンダーな、二人のstyleがよく分かる。

 この姿だけを見たら、誰もが二人がNunだとは思わないだろう。certainly、『Great Demon KingVandalieuも二人のこの姿を本当にchild達に上映するつもりはない。二人の背中を押すための、嘘だ。


『そうですよ。二人とも、originally Rank3で、Mysterious Strength skillもありますし、一週間で【Unarmed Fighting Techniqueskillも獲得したじゃないですか』

『それでこの装備ですから、Manticorefangsも爪も、"poisonous needle"だって刺さりませんよ。刺さったところで、すぐ治るでしょうし』


 二人に着られているSalireRitaが、口々にそう言う通り、CelisBestraは彼女達自身が思っている程弱くない。

 二人はたしかに孤児院のNunで、adventurerでもmercenaryでもなく、少し前まで戦闘に関する技術はまるで覚えていなかった。しかし、洗脳されていたため自覚はないが、appearanceよりもずっと長い年月Subordinate Vampireとして生きて、そして去年Vandalieubloodを飲み、Abyss Subordinate-bornへ変化したVampireだ。


 Ability ValuesProduction related Jobにだけついていた一般人とは、比べものにならない程高い。【Dark Vision】はもちろん、【Mysterious Strength】や【Abnormal Condition Resistance】、それに【Rapid Regenerationskillまで持っている。それに、Weapon Equipmentとして使える上に出し入れ自由なclawsまである。

 適当に手足を振り回せば、そこらのチンピラぐらいなら一方的に蹴散らす事が出来る。


 そして、短い期間でも訓練を受け戦うための技術を獲得すれば、DClass adventurer以上の力を手に入れる事が出来る。


『あと、俺は手先ではないぃっ! 狗だ……Demon Kingの狗だぁ! 『狗め』と呼び直せぇ!』

 そして、Light AttributeGhostである『Lunatic Dog』のBellquertが、手先呼ばわりされた事に不満そうに喚きたてる。demandされたBestraは、嫌そうな顔をするが、Manticore"poisonous needle"から親友を助けてもらった手前、断るのも心苦しかったらしい。


「い、イヌめ?」

『そう、そうだぁ! 次からは-chanと、俺を狗と呼――』

「はいはい、それぐらいにしましょうね」

 言い直してもらったのが嬉しかったのか、さらに叫ぼうとしたBellquertを、Vandalieuがしまう。Bestraがほっと安堵し、Celisが話題をやや強引に変える。


「そうは言いますけど、Manticoreはやり過ぎです。凶悪なmonstersとして、地味に有名なんですから」

「そうなのですか?」

 『Earth』ではgameやライトノベル等でそれなりに有名なMonsterだったが、このworldでも一般人にまで知られた存在だったとは知らなかった。Vandalieuがそう聞き返すと、Celisの代わりにBestraが答えてくれた。


Dragon等の竜種程ではないけれど、ChimeraLesser Demon、そうした腕利きのadventurerでも倒すのが難しいmonstersとして有名……というか、知られている。

 maybeBardが主役のHeroと戦う敵役として、よく使うからだと思う」


『なるほど。似たような強さでも、何匹も出てくるTrollMinotaurよりも、単独で出てくる事が多いManticoreChimeraの方が、ボスっぽいですよね』

Lesser Demonはそうでもないですが、やっぱりimageでしょうか?』


「なるほど、次からはもっと段階を……いや、別にいいか。次はBagnio達だから」

 Bestraの答えと、それを自分達のconjectureで補足するRitaSalireの言葉に納得したVandalieuだが、それを活かす機会は当分先になりそうだ。


 次にこのDungeonの攻略を任されるのは、元Birkyne派のSubordinate Vampire達。彼等は既に一定以上の戦闘技術を持っており、段階を踏む必要はない。


「あの人達が此処で……このDungeon、そんなに過酷なんですか?」

「いえ、別に捕虜に過酷な刑罰を科すためではありません。Bagnio達には、Demon King FamiliarGartlandWarrior達と一緒にDemon KingContinentDungeonmonstersの間引きを行ってもらう予定なのです」


 敵の陣営から命惜しさに寝返ってから、まだ約一年しかたっていないBagnio達は、いわゆる禊ぎの最中だ。これからしてもらう予定のDemon KingContinentでのDungeon攻略も、その一環である。

 Vidal Magic Empireから離れての勤務で、彼等自身に反省を促し、加害者だった頃に被害を被ったchild達の処罰emotionsを納得させつつ、GartlandWarrior達と交流する事で社会性を獲得してもらうためだ。


 何故Dungeonでと思うかもしれないが……Demon KingContinentmiasma汚染は重篤で、重力まで歪んでいるDevil Nestsまで存在している。当然、気候も出鱈目だ。

 そのため、環境が一定である事が多いDungeonの内部の方が安全である場合が多いのだ。……Dungeonの難易度によっては、そうでもないが。


 当然、何らかの不埒な行為を行おうとした場合は、監督しているDemon King Familiar……つまり、Vandalieuにお仕置きされる。


「そうですか……」

 それを聞いたCelisは、複雑な顔をしてnodBagnio達には、孤児院から巣立った……Birkyne派のVampireの元に渡ったchild達が酷い扱いをされた。しかしCelis自身も自覚はなかったとはいえBagnio達と同類であるため、それを無視して責める事は出来ない。


 Vandalieuも、Celisがそう考えているのは知っているので、彼女がBagnio達と仲良くなれれば良いとは考えていない。ある程度時間を置いて、『納得』出来たら、適度な距離を置いて共存できればそれでいい。

 お互いに寿命の限りはないのだから。


「では、次はこの階層の奥に巣食うManticoreの上位種、Elder Manticoreや、Flame Manticoreと戦って、訓練を終えましょうか」


 Vandalieuから、先程倒したManticoreの上位種と戦うと聞かされて、CelisBestraの顔が緊張に引き攣る。

「「は、はいっ!」」

 しかしscreechをあげずにそう返事をするあたり、二人も自分達の力を自覚しつつあるのだろう。


 この分なら、期日までにRitaSalireを着ないでもManticore程度なら倒せる実力がつくだろう。Vandalieuは満足気に頷いた。




 Celis達の訓練が終わったその足で、VandalieuSamcarriageに設置されているJob change roomに向かった。

『あれから今日で四回目ですな。もうすぐ学校へ通う予定ですし、今回は普通に思えるかもしれないJobを選ぶのですか?』


「それが、ちょっと悩んでいるのですよ」

 Bellwoodrevivedらしいという情報が入ってから、Vandalieuは今回で四回目のJob changeになる。

 Vandalieuのように既に三十回以上Job changeを経験している者が、DungeonDevil Nestsmonstersを間引いていただけにしては、異例のハイpaceだ。


 しかし、新たに授かったBotinPeria’s Divine Protectionの効果。そして、Demon KingContinentにはRank13や14以上のDemi-Godや神に匹敵するmonstersが多数存在する事。そして、それらを間引くために別々のteamに分かれて戦う仲間達に、Demon King Familiarをつける事で短期間に大量のExperience Pointを獲得する事に成功した事で、可能になった。


 そして、どんな搦め手も力技で突破してきたChampion BellwoodAdventさせた、Heinzとの戦いを想定して、Jobを選んできたVandalieu自身も、monstersとの戦いを重ねてきた。


 一度目は、【Hollow King Mage】。VandalieuWeapon Equipmentである【Hell World God Magic】と並んで強力な、【Hollow King Magic】の向上と、Manaの更なる増加を狙って選んだ。

 二度目は、【Divine Spirit Mage】。強力な【Divine Spirit Magicskillの向上を狙ったものだ。

 三度目は、【Dungeon Master】。AClassやBClassの高難易度Dungeoncountlessに存在するDemon KingContinentでも数が少ない、SClass Dungeonを創りだし、自分と仲間のEnhanced (1)を図るために選んだ。


 その甲斐あって、【Hollow King Magic】はAwakeningして【Hollow Boundary God Magic】になり、【Divine Spirit Magicskillや、他のskilllevelも上がった。

 Mana以外のAbility Valuesの伸びはイマイチだったが、そもそもVandalieuMageであり、その本領はphysical battleではなくmagic戦にある事を考えれば、十分だろう。


 それに、以前Heinzと戦った時は五対一でも圧倒出来ていた。あれからHeinz達が成長していたとしても、Vandalieuも成長しているし、【Soul Breaking Arts】や【-Transcend Limits-】、そしてSelf Enhanced (1)Ability Values Enhanced (1)系のskillでのEnhanced (1)や、【Demon King Fragment】を使用すれば戦えるはずだ。


 GuiderJobも考えたが、選んだ結果【Destruction Guider】のようにAbility Valuesがまったく成長しないなんて事になったら困る。そのため、分かり易いJobをこれまでは選んでいた。


 Dungeonの方も、SClass Dungeonを創る事が出来た。……力を入れ過ぎたせいで、Borkus達も『難易度がBugってる』と評しているため、成功とは言い難いが。

 Vandalieu製のDungeonに出現するmonstersは本来魂を持たない人形のようなconditionで、Creation者である彼の簡単な命令に従って行動する事しか出来ないのだが……Dungeonに集まるmiasmaが強すぎるのか、彼の命令を受け付けない。


 侵入者を抹殺するためなら、我が身も顧みない殺人機械conditionであるため、CelisBestraに行ったような訓練では、間違っても使えない代物と化してしまった。

 念のためにと、創ったのがDemon KingContinentで本当に良かったと、安堵したものである。


「次は【Magic Wand Creator】か、【Artisan: Transformation Equipment】かと考えているのですが……DianaGartlandの面々、CelisBestra等、まだまだTransformation Equipmentの数は足りませんからね」

『……Diana -samaは、かなり嫌がっていたような気がしますが?』

Talosに頼まれたので、作るだけ作っておこうと思います。Talosには日頃からお世話になっていますし」


 Vidal Magic Empireと国名を改めるまで、Talosheimの『Eclipse Emperor』だったVandalieuは、Talosを他のGreat Godと同じように信仰している。そのため、頼まれればTrue giantTransformation Equipmentなんて無茶苦茶なものでも、作ろうとしてしまうのだった。


「でも、『Origin』の方も気になるので……【Qliphoth】にしましょうか」

『宜しいのですか?』

「大丈夫でしょう。もしStatusを見せる事になっても、このworldの人に【Qliphoth】の意味は分からないでしょうから。

 それに、そろそろEarthMythlegendに出てくる存在のJobにも、就いておきたいですし」


 そうしてJob change roomに入り、Job changeを済ませる。




《【Body Worldskillを獲得しました!》




Name: Vandalieu Ark Hillwillow Solder Zakkart

Race: Dhampir(Mother: Goddess)

Age: 12age

Title: Ghoul Emperor】 【Eclipse Emperor】 【Guardian of the Cultivation Villages】 【Vida's Miko】 【Scaled Emperor】 【Tentacle Emperor】 【Champion】 【Great Demon King】 【Oni Emperor】 【Trial Conqueror】 【Transgressor】 【Black Blood Emperor】 【Dragon God Emperor】 【King of the Stalls】 【Genius Tamer】 【True Ruler of the Red-Light District】 【Patron Saint of Transforming Equipment】 【Goddess Liberator】 

Job: Qliphoth

Level:

Job History: Death-Attribute Mage Golem Transmuter Undead Tamer Soul Breaker Venom Fist User Insect User Tree Caster Demon Guider Archenemy Zombie Maker Golem Creator Corpse Demon Commander Demon King User Nether Guider Labyrinth Creator Creation Guider Hell Healer Disease Demon Magic Cannoneer Spirit Warrior Fragment Bestower Dream Guider Demon King Demiurge Whip Tongue Calamity Divine Enemy Dead Spirit Mage String User Great Demon King Vengeful Berserker Destruction Guider Hell King Mage Pale Rider  Chaos Guider Divine Guider God Destroyer Hollow King Mage Divine Spirit Mage Dungeon Master



Ability Values

Vitality: 860,946+(51,657) (69,668UP)

Mana: 15,778,736,081+(15,778,736,081) (3,513,135,020UP!)

Strength: 84,418+(844)

Agility :78,260+(782)

Endurance :88,868+(888) 

Intelligence :114,878+(1,148) 




Passive skills

Super Strength:1Lv(Monstrous Strength awakened into!)

Super Rapid Regeneration:8Lv(UP!)

Hell World God Magic:5Lv(UP!)

Status Effect Immunity

Magic Resistance:10Lv

Dark Vision

Manas-Vijnana Enticement

Chant Revocation:10Lv

GuidanceManas-Vijnana

Constant Mana Recovery:8Lv(UP!)

Mass Strengthen Adherents:8Lv(UP!)

Deadly Venom Secretion:(Fangs, Claws, Tongue):9Lv(UP!)

Infinite Body Expansion and Contractiontongue

Strengthened Attack Power Unarmed : Large(UP!)

Body Part Enhanced (1)(Hair, Claws, Tongue, Fangs):1Lv(Enhanced Body Part awakened into!)

Magic Thread Refining:2Lv(UP!)

Mana Enlargement:10Lv

Mana Recovery Rate Increase:10Lv

Strengthened Attack Power while Firing Magic Cannon : Large(UP!)

Augmented Vitality:6Lv(UP!)

Strengthened Attribute Values: Ruling:10Lv(UP!)

Strengthened Attribute Values: Target of Faith:9Lv(UP!)

Strengthened Attribute Values: Vidal Empire:5Lv(UP!)

Self-Regeneration: Cannibalism:4Lv

Augmented Attribute Values: Cannibalism:4Lv

Increased Attack Power Materialized Soul : Small(Strengthened Attack Power Materialized Soul awakened into!)

Murder Healing:7Lv(UP!)

Self-Reinforcement: Murder:7Lv(UP!)

Increased Magical Power while equipped with a staff: Large(UP!)

Strengthened Attribute Values: 極大



Active skills

Bloodrule:4Lv(UP!)

-Transcend Limits-:10Lv(UP!)

Golem Creation:9Lv(UP!)

Hollow Boundary God Magic:1Lv(Hollow King Magic awakened into!)

Precise Mana Control:5Lv(UP!)

Therapy:1Lv(Cooking awakened into!)

God Alchemy:3Lv(UP!)

Soul Breaking Arts:8Lv(UP!)

Simultaneous Multi-cast:8Lv(UP!)

Surgery:9Lv(UP!)

Realization:6Lv(UP!)

Group Coordination:4Lv(UP!)

Super High-speed Thought Processing:7Lv

General Commanding:3Lv

Thread-reeling:9Lv(UP!)

Grudge Throw Arts:2Lv(UP!)

Scream:9Lv(UP!)

Divine Spirit Magic:6Lv(UP!)

Demon King Artillery Technique:8Lv

Group Shadow Binding Technique:8Lv

Fragment Trascend Limits:4Lv(UP!)

Spirit Tuning:2Lv

Whip Technique:4Lv(UP!)

Spirit Form Transformation: Thunder

Staff Technique:4Lv(UP!)

High-Speed Flight:3Lv

Musical Instrument Performance:4Lv

Dancing:2Lv

Muscle Technique:4Lv

Magic Fighting Technique:3Lv(UP!)


Unique skill

God Devourer:10Lv

Soul of Multiple Different Appearances

Mind Encroachment:9Lv

Labyrinth Creation:7Lv(UP!)

Great Demon King

Root

Divine Enemy

Soul Devour:10Lv

Vida’s Divine Protection

Gods of Earth's Divine Protection

Group Thought Processing:9Lv

Zantark’s Divine Protection

Group Manipulation:9Lv

Soul Form:5Lv

Demon King's Demon Eye

God of Origin’s Divine Protection

Ricklent’s Divine Protection

Zuruwarn’s Divine Protection

Perfect Recording

Surpass Limits Soul:5Lv(UP!)

Mutagenesis

Demon King's Body

Demi-God

Botin’s Divine Protection

Peria’s Divine Protection

Body World(NEW!)


Curse

 Experience gained in previous life not carried over

 Cannot learn existing jobs

 Unable to gain experience independently




 選んだ結果、よく分からないskillを獲得してしまった。

「……【Body World】? 【Group Shadow Binding Technique】とは違うのか?」

 体内、もしくは、shadowの中に仲間を収納し、装備する事が出来る【Group Shadow Binding Techniqueskill。それと何か関係があるのかと考えたが……結論は出なかった。


EisenPrivel達を装備して、これまでと比べて何か変わった点がないか、後で聞いてみましょう」

 Vandalieuはそう決めて、Job change roomを後にした。




 三月も中旬になった春、MoksiAdventurer’s Guild branchでは、branch長のBellardが冷や汗をかいていた。

「ええっと、つまりAdventurer's School校の入学試験についてですが……」

 説明を始めたBellardの前に、VandalieuPauvina、そしてDarciaが授業を受ける生徒のように並んでいる。


(何で、Adventurer's School校の入学試験について知りたがるんだ? たいした事でもないんだが……。いやまあ、勝手に俺がしゃしゃり出ただけといえば、それだけなんだが)

 DarciaからAdventurer’s Guildに、「Adventurer's School校の試験について知りたい」という問い合わせがあった。


 DarciaVandalieuAdventurer's School校での試験がどんなものか知りたかっただけだったのだが、Bellardが、「CenterAdventurer's School校について、何かあるのではないか」と深読みして、出張ったために受付嬢でも出来る仕事をbranch長がする事になってしまった。


 もっとも、Honorary NobleとはいえNobleからの要望なので、受付嬢が気軽に説明するのはhurdleが高いかもしれない。顔なじみ、と呼べるほどDarcia達はAdventurer’s Guildに立ち寄っていないし。


「入学試験と呼んではいますが、入学希望者を篩に掛けるのが目的ではなく、適性と実力を確かめるのが目的です。余程の虚弱体質でない限り、Adventurer's School校は誰でも入学する事が可能なので」

 Adventurer's School校は、新人adventurerの死亡率を下げるために、基礎的な戦闘訓練を受ける事ができ、動物やmonstersDismantlingの方法、野営の仕方、ついでに簡単な読み書きや計算等の技術や知識を、元adventurerの教官から学ぶための施設だ。


 そのため、基本的には誰でも入学できる。屋外で薬草を摘む事も出来ない、極度の虚弱体質でもなければ。

 入学試験も、本人の実力を把握してAbility別に分け、partyを組む時の目安にするためのものだ。

 武術系のskillを既に身に付けているが、monstersDismantlingや薬草の知識を学びたい人や、逆に知識と技術はあっても戦闘技術に不安がある人が同じcurriculumclassに在籍していては、無駄が多い。それを防ぐためだ。


しかし、例外がCenterElected King都のAdventurer's School校です。Nobleの四男坊以下や、上位のadventureryoung child、本当にaptitudeの有る新人が学ぶ学校で、通称Hero Preparatory School。……まあ、言う程大勢のHeroが育っているって訳じゃないが、生徒はCClass adventurer以上に育つ奴が多い。

 だからこの学校だけは、試験の結果によっては入学できず、通常のAdventurer's School校に落とされる訳ですが……あの、本当に説明する必要ってあります?」


 思わず訊ねたBellardだが、それも無理はないだろう。

「はい。大変興味深いです」

 Orthros(Fang)や新発見のmonsters(Maroll達)をTamerしている、規格外のDhampirの少年、Vandalieu

「うんっ!あたしも知りたい!」

 金色の髪に青い瞳の可愛らしい、三meterShoujoPauvina。見かけからして、ただ者ではない感がビシバシ発せられている。


「私は、合否については大丈夫だと思うんだけど……」

「ですよね。私もそう思います。ご子息とお嬢-sanなら、合格は間違いありません」

 Darciaの答えに、全力で同意するBellard


「でも、試験で目立ち過ぎたら困るかもって。私も、そこは心配なのよね」

 だが、彼女達とBellardが考えている方向は、まるで違っていた事が判明した。Darcia達は、不合格になる事を恐れているのではなく、優秀な結果を出し過ぎて目立つ事を不安に思っているだけだったのだ。


「そ、そうですか……えー、試験はだいたい、何処の学校も同じでして、まずは簡単なEndurance検査と、武術の経験がある者は、教官相手の模擬戦。magicが使える場合は、その試験も追加されます。後、獲物のDismantlingや足跡のPursuitなどの戦闘以外の技術に関しては、試験は行わない場合が多いです。

 それで、まずEndurance検査の内容は――」


 Bellardの説明は、暫く続いたのだった。


<- Previous | TOC | Next ->
Special thanks to MBA and the Users from the LBN #spoilers Discord. Without them this would not be possible.